「会社帰りに手紙を投函したいけど、切手が無い」
ということって、ありますよね。
ちょっと残業なんかしていると、すぐに遅い時間なってしまう。郵便局はとっくに閉まっているし、切手の買い置きなんて持ち歩いてないし…
となれば今の時代、困ったらとりあえずコンビニに行ってみるという方が多いと思います。
そこで気になるのが、近くのコンビニで切手を取り扱っているかどうか?ですよね‥。
「今日中に定形外郵便を出したいんだけど、コンビニでどんな種類の切手が買えるのか確かめたい」という方もいらっしゃることでしょう。
かく言う私も「コンビニって80円切手以外も売ってるの??」と不安になり、結局いつもの郵便局まで車を運転していきます。
コンビニだったら歩いていけるところにあるのになぁ…って思ったんですよ。
そこで「うちの近くのコンビニは、郵便局の代わりになるのか?」を確かめるために
- コンビニでの切手の買い方は?
- どんな種類の切手が買えるのか?
- コンビニで買える切手の種類を実店舗調査!
という内容で調べてみました!実際にコンビニへ出向いて販売している切手の種類を聞いてましたので、ぜひ参考にしてください。
また切手には色々な種類があって、どういう決まりで料金が違っているのかって分かりにくいですよね。
そのあたりも含めて郵便物に関してまとめていきますので、これを読んで、今以上にコンビニを上手に使いこなしちゃいましょう!
目次
コンビニでの切手の買い方は?
コンビニは外から見ただけでも利用できるサービスがわかるように、ウィンドウ部分にいろいろとステッカーが貼ってあったり、看板が出してあったりしますよね。そんなステッカーや看板を見ていけば、そのコンビニで切手も取り扱っていることは分かります。
切手の販売の他に各種料金の支払いやチケット購入、宅配便の取扱やATMが利用できるかどうかなど、棚に並べられた商品の購入以外にも受けられるサービスがたくさんあります。
様々な外部サービスと提携しているため、私なんぞはステッカーがありすぎて逆に何が利用できるかパッと見ただけじゃ分かりづらいです(笑)
もし外から見ていて分からなくても、大抵のコンビニでは取り扱っています。
とりあえずレジで店員さんに聞いてみてください。取り扱っている場合はその場で切手を出してくれることでしょう。
そうなんです。
切手って、レジカウンターで店員さんが出してくれるんですよ!
切手は商品棚に並んでいるわけではない
大抵の商品は棚に陳列していますが、切手がお客さんが直接触れるようなところに並ぶことはありません。
切手は「換金されやすい商品」なので、店員さんしか取り出せない場所に置いてあります。とってもとっても小さい商品なので、陳列もしにくそうですよね(笑)
そういうわけなので、レジにいる店員さんに「82円切手を3枚ください」というように声をかければ切手を出してくれて、そのままレジにて会計となります。
ただしコンビニは切手などの郵便物を専門に取り扱っているわけではないので、種類が少なかったり、運が悪いと「品切れです」ということも…。
こう言ってしまうと、ちょっとだけ不便を感じますね。
でも、私たちが普段使うのって82円か92円、あるいは62円の切手ぐらいで、100円だの140円だのっていう「お見掛けする機会の少ない切手」を自分も利用することって少ないですよね。個人的には、置いてなくても困ることはないんだろうな~って思います。
1枚だけでも買えるの?
1枚からのバラ売りもOKですし、欲しい切手が在庫切れだった場合は、別の金額の切手を組み合わせて使うことで必要金額分の切手を用意することもできます。
と、こんなところで「買い方」についてはご理解いただけましたか?
「買い方は分かったけど、そもそもどれを買っていいかが分かんないんだよ~」という切手初心者さんのために、次は買う内容の話をしますね。
コンビニで売っている切手の種類、どの店でも一緒?
1. 切手を買うときって消費税を取られるの?
郵便切手自体に消費税が含まれているので、例えば82円切手を購入したときに「82円+消費税」とはなりません。コンビニが切手の料金からプラスして消費税を取ると「二重取り」になってしまうので、切手の代金以上にレジで支払うことはないですよ。
そしてもちろん、コンビニで買うからといって「手数料」などの余分な代金が発生するわけでもありません。
それじゃぁ、コンビニは切手を売っても儲けがないのではないのか?
と、疑問になってきますよね。儲けがなかったら、お店はそのサービスをやめてしまうかもしれません。
そもそも消費税については、私たちに代わってお店側がまとめて税務署に納めているものなので、二重取りはしないということて解決ですね。
お店は手間だけで儲からないんじゃない?という疑問の方なんですが、調べてみると、まったく収益がないわけではないんですよ。
まずお店が郵便局から額面(切手の表示通りの代金=82円切手なら82円という金額)で切手を買い入れます。そうすると郵便局は販売店に対し、購入した切手の代金に応じて一定の手数料を支払います。郵便局に代わって切手の販売を代行してもらう手間賃という感じです。
つまり私たち消費者側ではなく、郵便局という販売を委託する側が手数料を支払っているので、コンビニも収益を得られるというわけなんです。
どんな仕組みにせよ、購入場所が色々あって、どこで購入しても切手代金のみの一定金額で済むなら私たちには嬉しいことですよね。
2. 置いてある切手の種類は?セブンイレブンと他のコンビニでは違うの?
大手3社が公式に出している取り扱う切手の種類ですが、
セブンイレブンとローソンは「詳細については各店舗に直接お問い合わせください」とのことです。ファミリーマートは以前は販売する切手の種類を公表していましたが、現在では種類までは公表されていません。
使用頻度の高い切手はひと通り揃えるようにしているそうなんですが、その他については店舗ごとにニーズに合わせて取り揃えるんでしょうね。
オフィス街のコンビニなんかは種類が多そうなイメージです。
ニーズに合わせて…とは言ったものの、正直なところ、実際はどこの店舗でも大体同じような内容を売っているじゃないか、と私は感じています。
他の地域も同じかな?って思ってネットで調べてみたら、多くの方がそういう感想のようで、「どこの店舗でも扱う種類はほぼ同じ」という意見・感想しか見かけませんでした。
そこで登場するのが、こちらの一覧。
コンビニで販売している切手の種類を実店舗で調査してきました!
セブンイレブン
岐阜県/店舗A (国道沿い) |
2円・10円・62円・82円・92円・120円 |
岐阜県/店舗B | 1円・2円・10円・50円・62円・82円・92円・100円・120円・140円 |
岐阜県/店舗C | 2円・10円・20円・62円・82円・92円・100円・120円・140円・205円 |
奈良県/店舗A | 62円・82円 |
滋賀県/店舗A (高速SA内) |
62円・82円 |
※岐阜県/店舗Aでは定期的に店長が郵便局まで仕入れに行くため臨機応変に対応可能とのことです。
ローソン
岐阜県/店舗A | 10円・62円・82円・92円・500円 |
岐阜県/店舗B | 2円・10円・62円・82円・120円・140円 |
岐阜県/店舗C (国道沿い) |
2円・10円・20円・62円・82円・92円・120円・140円 |
岐阜県/店舗D | 2円・10円・62円・82円・92円・100円・120円・140円・280円 |
岐阜県/店舗E | 1円・2円・10円・62円・82円・92円・100円・120円・140円・280円 |
※岐阜県・店舗Aでは500は在庫1枚限り
ファミリーマート
岐阜県/店舗A (国道沿い) |
2円・10円・62円・82円 |
岐阜県/店舗B | 2円・10円・62円・82円・120円・140円 |
岐阜県/店舗C | 2円・10円・62円・82円・100円・120円・140円 |
岐阜県/店舗D | 2円・10円・50円・52円・62円・82円・92円・100円・140円 |
三重県/店舗A | 2円・10円・62円・82円 |
どうしても郵便局ほど種類は多くならないのですが、例えば92円分の切手がほしい時には
「82円+10円」のように組み合わせて購入すれば、問題なし!です。
大手3社のみならず、ミニストップやセイコーマートなど他のコンビニでも、同様に使う頻度の高い種類は置いてあるそうです。
ただ個人経営の小さな店舗ですと、まれに取り扱いが無いこともあるようなので確認してみてくださいね。
ちなみにビジネス街の店舗では比較的多くの種類の切手を取り扱う店舗がほとんどだと思いますが、郊外の店舗だと「定番の数種のみ」と品揃えが少ない場合があります。
また品揃えという話ならば、最近私が好んで使っている「シールタイプ」の切手は、コンビニで見かけたことがありません。キャラクターのデザインだったり慶弔用だったりというデザインの凝った切手は、郵便局で数ある中からじっくり選んで使いたいですね。
兎にも角にも、コンビニへ行けば、よく使う種類の切手が手に入ることがわかりました。
そこで次は、自分に必要な切手の金額がわからない方のために、料金についてまとめてみました。
3. どの切手を買えばいい?必要な金額がわからない時の一覧表
郵便物の料金は、サイズや重さによって違ってきます。
しかしコンビニでは、法律により計量や計測を行うことができません。
また「店員さんが郵便物を預かる」ということはできないので、店内設置のポストであっても、直接私たち自身が投函しなくてはならないんです。
計量が必要そうな場合は、
自分で確認するか、郵便局へ行って量ってもらうようにしましょう。
はがき
通常 | 62円 |
往復はがき | 124円(往復なので62円×2が必要) |
定形郵便物
25g以内 | 82円 |
50g以内 | 92円 |
定形外郵便物(規格内※)
50g以内 | 120円 |
100g以内 | 140円 |
150g以内 | 205円 |
250g以内 | 250円 |
※規格内:長辺34cm以内、短辺25cm以内、厚さ3cm以内および重量1kg以内
定形外郵便物(規格外)
50g以内 | 200円 |
100g以内 | 220円 |
150g以内 | 290円 |
250g以内 | 340円 |
はがきはいいとして、定形と定形外がわからない方はサイズを調べましょう。
購入した封筒のパッケージに定形とか書いていませんか?
分からない場合はサイズを測って、郵便局の「サイズ・重さについて」のページで確認してみてください。
コンビニで切手を購入。貼ったら即・投函!?
急いでいる時に、一番近くのコンビニで切手を購入し、その場で貼ってレジの辺りに設置された郵便ポスト投函!ふぅ、これでひと安心。
という場面でひとつ思い出してほしいことがあります。
コンビニでは大体1日に1度、郵便局員さんが集めにきます。「ゆうパックの集荷」を一緒に行うこともあり、夕方など遅い時間帯が多いようです。
あなたがコンビニ内のポストに投函するタイミングがその日の回収の後だったら…?
もし街角の郵便ポストに入れていたら、今日中に回収されて、明日には届いていたかもしれない。
というわけでお急ぎの方や利用頻度が高い方は、郵便物が何時に回収されるかをチェックしておくと役立ちそうです。
ちなみに筆者の住んでいる地方都市(いわゆる田舎~な地域)では、場所によっては郵便ポストも1日1回だったりします。それでも「11時に収集に来るポスト」と「16時に収集にくるコンビニ」という選択肢ぐらいはありますけどね。
ぜひ収集の時間をチェックして、賢く使い分けてみてください。
※ローソンの店内には、郵便ポストが設置されていますし、筆者の近所のファミマにはお店の入口前に郵便ポストがあるので便利です。但し、店舗の内外問わず、郵便ポストが設置されていないコンビニも多いですのでご注意ください。
4. コンビニと郵便局以外で切手を買うなら?
切手を置いているのはコンビニや郵便局ばかりではありません。
地方都市にあるような個人経営の薬局では当たり前のように切手が置いてあり、むしろ都心のコンビニよりも種類が豊富な場合が多いといいます。
それなのに、都心にあるような大規模出店型のいわゆるドラッグストアでは、なかなか切手類は置いていないから不思議です。こちらの方が商品の取り扱いも多いのに…。
これには「昔ながらの薬局は地域密着型の経営をしている」ということが深く関わっていそうです。
昔ながらの薬局は、一番近くにあるお店で必要な物が揃えられるようにと、地域のコンビニ代わりとしての役割を担っているのかもしれないですね。
コンビニすら遠い!という地域にお住まいの方は、近くの薬局を覗いてみると、案外豊富に取り揃えてくれているかもしれませんよ。
コンビニで売っているのは切手だけじゃない!
1. 切手以外には何が買える?
顧客のニーズに合わせて絶えず進化をつづけるコンビニ業界。買えるのは切手だけではありません。「えっ、これも買えちゃうの?」と驚くような商品も、幅広く取り扱っています。
コンビニで買える郵便商品の例
- はがき
- 往復はがき
- 年賀はがき
- 収入印紙
- レターパック
もちろん切手が一番多く販売されているのですが、それ以外にも官製はがき、収入印紙、レターパックなどが売られている場合があります。特に収入印紙は、200円のものならば取り扱い店舗は多いかと思います。
郵便局発行の年賀はがきも種類が豊富で、時期になるとずらっと並べられているのを見かけますよね。
2. 切手以外の商品は、セブンイレブンと他のコンビニで違いがある
よく切手に関してセブンイレブンと他のコンビニとで違いはあるの?という疑問を見かけますが、それに関しては「ほぼ差はない」とわかりましたね。
この疑問が多いのは、セブンイレブンが全国で多く展開しているコンビニであるため「近所にあるコンビニ=セブンイレブン」という人が多く、そこに確実に置いてあるかどうか確かめたいのでは?というのが私の予想です。
では、実際にセブンイレブンと他のコンビニで差はないのか?というと、一つあるんです。
それはセブンイレブンが「ヤマト運輸」と提携しているということ。
ヤマト運輸には今までメール便というサービスがありました。こちらは2017年(平成29年)の3月31日をもって廃止となるサービスですが、廃止後も「ネコポス」やDM便などのサービスが続いていきます。
これらのサービスは「サイズ・送れる重さ・料金」という条件がレターパックと非常によく似ています。
このことから、セブンイレブンでは「レターパック」を取り扱わないことが多いというのが他のコンビニとの違いになります。
【コンビニ】どうしても切手を買わせたい店員!?
まとめ
それでは、ここまでのことをまとめて振り返ってみましょう。
- 切手はレジで店員さんに出してもらって購入する
- 切手の代金以上の金額を支払うことはない
- 大手でもそれ以外でも、コンビニではよく使う種類の切手は取り扱っている。
- ファミリーマートが公表している「1円/2円/10円/50円/62円/82円/280円」は大体ありそうで、他に人気なのは「92円/120円/140円」
- 郵便物はサイズや重さで料金が変わる
- コンビニの店員さんが重さを量ることはできないので、計量の必要がある時は自分で量るか郵便局へ持って行く
- 投函した郵便物が収集される時間を知っていると、より賢くコンビニと街角の郵便ポストを使い分けられる。
- 地方都市ではコンビニの代わりとして、個人経営の薬局で切手を取り扱っていることがある。
- コンビニでは切手以外にも官製はがきや収入印紙、レターパックなどの郵便商品が買える
- セブンイレブンはヤマト運輸のネコポスなどを扱っており、類似サービスのレターパックは取り扱いがないことが多い
コンビニの店舗によって取り扱う内容に差があるので、個人経営のところでは特に、よく使う切手なのに取り扱ってない場合もあります。
もしコンビニ勤務の店長さんがいたら、要望として伝えておきましょう。お店に「ご意見投書」の紙が置いてあったら、それもアリです。
「需要があるもの、売れるものは置く」というのがコンビニの基本スタンスです。今すぐというのは無理でも、お客の要望が多ければ取り扱うようになります。
こういった要望の積み重ねがあって、取り扱う商品やサービスの内容が、その街のニーズに合った物に代わっていきます。街のコンビニは、よく利用する人たちに育てられていると言ってもいいかもしれませんね。
なので要望を伝える時には「なんで置いてないんだ」といった個人のクレームではなく、「きっと他にも買いたい人がいると思うので、検討して貰えないでしょうか」というみんなのお願いを伝える形をとりたいものです。
店長さんだって商売人とはいえ、心を持つ人間です。「要望を叶えてあげたい」と思わせることが大事なんじゃないでしょうか。クレームで仕方なくよりも、みんなのために揃えよう!と思っている方が気持ちがいいですよね。
コンビニでは郵便ポストも設置されていて、切手を購入したその場で投函できるという便利さがあります。コンビニの品揃えが豊富になるほど、私たちは便利で更に利用したくなっていくことでしょう。
お気に入りのコンビニを利用者がカスタマイズして、より暮らしが便利になっていくというわけです。
これからも、コンビニを賢く利用して暮らし上手になっていきましょうね!