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生活のQ&A

エアコン室外機の水漏れ!冷房と暖房時の原因と対策

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突然ですが、以前筆者が不動産屋で働いていた時の事。
管理しているアパートの入居者の方から、連絡がありました。

エアコンの室外機からかなりの水が出ていて
 下の階の人から苦情を言われたので、何とかしてくれませんか?
(エアコンは元々備え付けてあったため、アパートの家主さん負担で修理するんです)

ハイ、分かりました!すぐに業者を手配します!

とは言ったものの、業者さんの都合で、現場に行くのは数日後になってしまうそうで・・・

その旨伝えると、

と、とりあえず慌てて機械も全く分からない私と、もう一人の事務員さんで現場に向かったことがありました。
(←何にもできませんでしたが・・苦笑)

結局、数時間後別の業者さんが見に行ってくれて、事なきを得ましたが、実際そういうことが自分の家でも起こったら、どうしたら良いのでしょうか・・?

すぐに直らなかった場合、夏は暑い中、冬は寒い中、
エアコン付けずに我慢しなきゃいけないの~~~???(イヤだ~~~!!!)

・・・と思い、本記事では、

エアコン室外機の水漏れについて、調べてみることにしました!

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エアコン室外機の水漏れ!これって故障?それとも正常?

そもそも、室外機から水が出るのは、故障によるものなのでしょうか?
前項のアパートのケースでは、結局故障ではなかったそうなのですが、
では、どういった事由により、水が出てしまったのでしょうか?

夏場は配管が冷却されて水が出る

夏場は冷房機能を使うと、室内機が冷えて結露水が出ます。
それが、室内機から出ているドレンホースから排出されるのです。

 

冬場は除霜機能が働いて水が出る

冬場は室外機が冷えて霜が付くと、暖房能力が低下するため、霜取り運転を行います。
そのため、溶けた霜が排出され、室外機本体から水が出るのです。

と、夏は室内機から、冬は室外機からという違いはありますが、どちらも結露水が排出されているものなので、こうした水漏れの大半は、異常ではありません

 

今すぐできる水漏れ対策3つ!

そっか~、故障じゃなかったんだ!
良かった良かった。ホッ・・・

・・・って、いやいや、故障じゃなくても困るんですよ!
水たまりになっちゃったら、見た目も悪いし、虫とか湧きそうで、衛生的にも悪いし。

という事で、どうしたら良いのでしょうか。

 

まずは、排水している箇所にホースを取り付ける

夏は、室内機から出ているドレンホースから排水されるので、そこにホースを、冬は、室外機から排水されているので、室外機の底のドレン穴にホースを、それぞれ繋いで排水させると良いでしょう。

 

ホース取り付け後は・・

1.排水溝に流す

基本はこれです。

等の工夫もできますが、高低差に気を付けないと水が逆流することもあるので、気を付けましょう。

 

2. ペットボトルなどの容器に受ける

ドレンホースを繋いで水をペットボトルに受け、その水をトイレに使ったり、お花の水やりに使ったりすることもできます。

この方法は、筆者が不動産屋時代に管理しているアパートで実際にやっている方も何人かいらしたのですが・・
(主に排水設備のあまり整っていない、古めのアパートの方が多かったです)

この場合ドレンホースが容器に溜まっている水に浸かった状態でいると、排水が逆流して、室内機から水漏れしてしまうこともあり、あまりおすすめできないと言っていた業者さんもいたので、くれぐれも気を付けてくださいね!

 

3. 室外のドレンホースの詰まりを解消する

室外機に接続されているドレンホースが詰まった場合、室内機と室外機両方から水漏れすることがあります。

その場合は家庭用の掃除機や、ホームセンターなどで売っているドレンホース用のクリーナー等を利用して、ごみを吸い出します。

ホースつまりは、室内機からも水が漏れてくる原因にもなるので、早めに対処しておきましょう。

それでも上手く直せない!修理業者に伝えるべきポイント

では、前記のように自分で対処できなかった場合は、やはり業者に修理を依頼することになると思うのですが、その際、どのように伝えれば良いのでしょうか。

まずは取り付け業者に連絡

通常マンション等では、室外機から出る排水作業もエアコン取付けの標準工事内容であることが多いそうですが、これを手抜きをする業者は多く、マンションのべランダや共用廊下に排水の染みができていることも多いのだそうです。

そのような場合には、取付をした業者へ連絡をして、染み等ができないように、きちんと排水工事をしてもらった方が良いと思います。

その際は、どの箇所から、どのように排水しているのかを伝えれば良いでしょう。

では、水漏れがこういった結露水の排水ではなく、ガス漏れ等によるものであった場合は、どうしたら良いのでしょうか。

これまでに書いてきたように、室外機からの水漏れの大半は、結露水の排水によるものなのですが、まれにエアコンに入っている空気を冷やすための冷媒ガスが漏れて、 水漏れしてしまうこともあるのだそうです。

ガス漏れしている場合は、室外機から出ている細いほうのパイプに白い霜が付くので、その旨を伝えると、わかりやすいでしょう。

修理と買い替えどっちが安い?

これまでの対処法で、問題が解決できれば良いのですが、結局ガス漏れなど、本体の故障だった場合、修理をするか、買い替えた方が良いのかは、状況により判断する必要があります。

  • 接続ミス等によるガス漏れの場合
    接続し直し、ガスの入れ替えをすれば直ります。(費用は通常2万円程度)
  • 破損や磨耗等によるガス漏れの場合
    部品交換だけでは直らないことも多く、かなり修理費用がかかってしまいます。
  • ガス漏れしている箇所が特定できなかった場合
    ガスの補充だけしてもらい、とりあえず使うことはできますが、また少しずつ漏れてしまうため、度々補充しなければならなくなってしまいます。

この場合、2と3のケースでは、修理するより買い換えた方が良いことも多いです。

一般的にエアコンの寿命は約10年程度と言われているので、それを目安に、買い替えを検討してみても良いでしょう。
(まずは、業者さんに見積もりを出してもらってからですね!)

エアコンの室外機を水漏れさせない5つ

ここまで、エアコンの水漏れについて色々と書かせて頂きましたが・・・
では、出来るだけこのようなことが起こらないようにするためには、どのようなことに気を付けたら良いのでしょうか。

取付工事や移設工事の際は専門業者に依頼する

設置の際、排水もきちんとできるようにしてもらいましょう。
業者によっては、きちんとしてもらえない場合もあるので、後日再度お願いしてみても良いです。

それと、ガス漏れなどの原因も取付工事や移設工事の際がほどんどなので、やはりエアコンの取付等は専門業者に依頼することです。

 

設置している室外機を無理に動かしたりしない

ガスの配管は、経年変化で固くなるため、無理に動かすと、ガスが漏れることがあるので、やめましょう。

 

フィルター等、こまめに掃除する

フィルターを掃除し、時には本体の水受けの見える範囲や熱交換器の表面のほこりも掃除機で吸い取ったりすれば、ドレンホースの詰まりを防ぐことができ、水漏れ防止にも繋がります。

それと、ホースの口から虫が入り、詰まってしまうのを防止するための、ドレンキャップなどを使用するのも良いでしょう。

 

定期的にエアコンクリーニングをする

前記の通り、こまめな掃除も大切ですが、時には業者に依頼してクリーニングするのも良いでしょう。

自分ではガス漏れ等に気づかなかったけど、クリーニングを依頼した際に見つかり、早期に修理できたということもあるそうなので、おすすめです。

 

時には室外機の掃除も!

室外機は室外に置くものなので、雨や風・埃などに強く作られていますが、年に1、2回は掃除をすると良いでしょう。

その際は、内部のゴミを取り除き、室外機周辺もきれいにします。
底の水抜き穴やドレンホースの詰まり等もチェックしておくことで、エアコン自体の効率アップにも繋がります。

以上のことは、エアコンの効率アップだけでなく、エアコンの寿命を延ばすことにも繋がります。

通常、水漏れは故障でないことがほとんどですが、まれにそうでない場合もあるので、日ごろから気を付けて使用し、長く使用できたら良いですね。

ですが、場合によってはエアコン効率が悪くなってきてしまったり、メンテナンス等に費用がかかってしまうようなこともありますので、10年を過ぎて不具合が出てきた場合は、買い替えを検討してみても良いと思います。

(・・と言いつつ、ほんの数年前まで筆者の実家には何年ものかわからないようなエアコンが設置されていたのでしたが・・↓)

最近見ませんよね、この木目調・・・(見辛い写真ですみません)

おかげさまで、今は新しいエアコンに買い替え、電気代もかなり安くなり、効率も良くなったと喜んでおりました。

エアコンの無い生活なんて考えられない!という方も少なくないかと思います。(筆者もです)

メンテナンスして大事に長く使用し、買い替えも、最適な時期を見極めて使用していけたらいいですね!

まとめ

ちょっと、まって!エアコン室外機の水漏れ=故障とは限りません!

水漏れの原因は季節によって異なる
排水している箇所にホースを取り付け…

  • 夏場は配管が冷却されて水が出る
  • 冬場は除霜機能が働いて水が出る

今すぐできる水漏れ対策
排水している箇所にホースを取り付けて…

  • 排水溝に流す
    一番、一般的な方法。
  • ペットボトルなどの容器に受ける
    ドレンホースが容器に溜まっている水に浸かった状態でいると、排水が逆流して、室内機から水漏れの恐れがあるため注意。
  • 室外のドレンホースの詰まりを解消する
    家庭用ホームセンターなどで売っているドレンホース用のクリーナー等でごみを吸い出す。

★☆★ 上記で解消しない時には、速やかに修理業者に連絡する ★☆★

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