マカロニサラダを作るとき、マカロニを大量に茹ですぎてしまうのは私だけでしょうか?
これまでは「サラダ」と名のついた料理は冷凍できないと思っていたので、何日も無心で食べ続けていました。
ですが先日、友人とマカロニサラダの話になり「冷凍保存すればいいじゃない」と言われ「えっ、冷凍できるの?」と目からうろこ状態に!
早速マカロニサラダの冷凍について詳しく調査したので、同じお悩みを持つ方と情報を共有できればと思います。
- 冷凍してもおいしいマカロニサラダを作るためのチェックポイント
- 正しい冷凍方法と保存方法別の日持ちを紹介
- マカロニサラダの解凍方法
- 冷凍したマカロニサラダを使った簡単なアレンジレシピ
マカロニサラダは、時間がたつと味が落ちますよね。ですから、一度に食べきれない分は、正直「美味しい」とは思わずに食べていました。
こんな食べ方では捨てるわけではないものの、なんだかもったいない感じがします。ですが、冷凍して保存期間が伸ばせるなら、「食べたい」と思ったときに美味しく食べられますよね。
今回は、マカロニサラダの美味しさを保ったまま冷凍&解凍する方法だけではなく、アレンジレシピもご紹介します。
マカロニサラダを最後まで楽しみながら食べられるように、早速ご一緒に確認していきましょう!
目次
マカロニサラダは冷凍保存できるの?冷凍可能な具材はコレ!
マカロニサラダを、作り置きおかずとしてたくさんストックしておけば、副菜・おつまみ・お弁当に活躍してくれますよね。
実体験から情報を集めるために、口コミやレシピサイトなどを調査してみると、「冷凍できるけど注意点もある」という声が多数でした。
きゅうりなどが具材のオーソドックスなマカロニサラダは、そのまま冷凍するのには向かないようです。
冷凍できるマカロニサラダ<4つのチェックポイント>
マカロニサラダを冷凍するためには、以下のように作る段階でご注意いただきたいことがあります。
冷凍できるマカロニサラダの作り方
- マカロニ、冷凍できる具材、できればカロリーオフマヨネーズを用意する
- マカロニを冷凍できるように工夫して茹でる
- マカロニを茹でている間に、他の具材をカットして水分を切る
- マカロニが完全に冷めたら、他の具材と混ぜて味付けをする
上記のレシピには4つのチェックポイントがあるので、詳しくお話ししていきます。
- マカロニの茹で方を工夫する
- マカロニを含む具材の水分をしっかり切る
- 冷凍できる具材だけを選ぶ
- マヨネーズを混ぜるタイミングとマヨネーズの選び方がポイント
ポイント1:マカロニの茹で方を工夫する
パスタを冷凍した経験がある方ならイメージしやすいと思うのですが、冷凍したマカロニは食感が悪くなってしまいますよね。
そのため、冷凍しても食感が落ちないようにするために、下記のことを試してみてください!
工夫するポイント | 理由 |
マカロニを1~2分長めに茹でる | 解凍時に水分が染み出て固い食感になるのを防ぐため |
湯上げたマカロニはすぐに冷水に入れる | 冷水でマカロニを締めるため |
冷水の中でぬめりを取る | 解凍後にマカロニ同士がくっつくのを防ぐため |
オリーブオイルにからめる | 解凍時に水分が染み出るのを防ぐため |
上記の方法でマカロニを茹でて、味付けをせずにそのまま冷凍しておくという手もあります!
そして、食べるときにお好きな具材と混ぜて味付けをすれば、時短でマカロニサラダが作れて便利です。
ポイント2:マカロニを含む具材の水分をしっかり切るのが大切
水分をしっかり切らないと、解凍時に具材から水分が染み出して、マヨネーズが分離するうえに味のバランスも崩れます。
また、「きゅうりは入れずに、緑色の彩りは枝豆で代用する」など、水分が多い野菜は入れないこともおすすめです。
ポイント3:冷凍できる具材だけを選ぶのが大切
マカロニサラダのように、具材を細かくカットして全体を混ぜる料理は、後から特定の具材を取り除くのが難しいですよね。
下記の具材は冷凍するとまずいので、作る段階で入れないようにしましょう!
- ゆで卵の白身:水分が抜けてゴムのような食感になります
- じゃがいも:水分が抜けてカスカスになります
- きゅうり:解凍すると水分が染み出します(塩もみをして固く絞れば冷凍できますが、本来の美味しさではなくなります)
マカロニサラダに合う具材で、冷凍OKなものはこちらです!
- ゆで卵の黄身
- 炒り卵
- ツナ(シーチキン)
- カニカマ
ポイント4:マヨネーズを混ぜるタイミングとマヨネーズの選び方
マカロニが熱いうちにマヨネーズを混ぜると、マヨネーズが分離してしまいます。そのため、マカロニをしっかり冷ましてから混ぜるようにしましょう!
*マヨネーズを使わなくてもマカロニサラダが作れます!後ほど「マヨネーズを使わないマカロニサラダレシピ」でご紹介します。簡単に作れるので、ぜひチェックしてみてください。
【マヨネーズは冷凍しても大丈夫なの?】
各種マヨネーズを冷凍して変化を比較した実験が、ネット上で公開されていました。
するとカロリーオフのマヨネーズだけは分離しないという結果になったそうです。
分離しない理由は、油分が少ないながらもボリューム感のある味にするため、特殊技術を使って製造しているからとのことです。
カロリーオフのマヨネーズとは、下記のような商品のことです。味の好みは人それぞれですが、「濃厚過ぎないのでこちらのほうが好み」という方もいらっしゃいますよ!
*マヨネーズが分離するかは、解凍方法にも左右されます。後ほど「冷凍したマカロニサラダの解凍方法!電子レンジは使っても大丈夫?」でご紹介します!
冷凍できるサラダを紹介
サラダの具材と言えば生野菜が中心ですが、冷凍すると味や風味が落ちてしまいます。
ただし、マカロニサラダと同じように、作り方に注意をすれば冷凍できるサラダもあるのでご紹介します。
ポテトサラダ
じゃがいもは基本的に冷凍できない野菜ですが、茹でて形がなくなるまでつぶすと冷凍可能になります。
ですが、ポテトサラダの場合もマカロニサラダと同様に、水分が出る具材は使わないでくださいね。
ごぼうサラダ
ごぼうをマヨネーズでコーティングすることで、解凍したときに水分が染み出しにくくなって食感が守れます。
マカロニサラダ、ポテトサラダ、ごぼうサラダの3種類のサラダが入った冷凍食品もあるので、お弁当に少し入れたいときには便利ですね。
次に、マカロニサラダの詳しい保存方法と保存期間をチェックしましょう!
保存方法によって日持ちが変わるので、状況に合わせて”いつ冷凍したらいいのか”についてもご紹介します。
マカロニサラダの正しい冷凍方法!常温・冷蔵・冷凍による日持ちの違いは?
マカロニサラダを作ったら、一度に食べ切るのが一番美味しいですよね。でも作り過ぎたり、意外に家族の箸が進まなかったり…。
そんなときの保存方法と日持ちをご紹介します!
美味しく長持ち!冷凍方法
マカロニサラダを作って時間がたつと、マカロニがくっついてダマになったり、マヨネーズが分離したりしますよね。
ですが、先ほどご紹介した作り方を参考にしていただければ、以下のように仕上がるため、冷凍しても美味しいマカロニサラダができます!
- マカロニのもっちりした食感が続きやすい
- マカロニ同士がくっつかない
- 具材から水がでにくい
- マヨネーズが分離しにくい
冷凍方法はこちらです。
- 1回食べる分ずつ、ジップロックのような密閉できる保存袋に入れる(タッパーなど密閉できる容器でもOK)
- 空気を抜いて密閉し、平らにする
- 平らなまま冷凍する
また、お弁当に入れるために小さく分けたい場合は、下記のような方法があります。
- ラップを活用
- シリコンカップ・アルミカップ・紙のカップなど、お弁当に入れるカップを活用
- 氷を作る製氷皿を活用
個人的には、100円ショップでも買える製氷皿が、均等に分けられて取り出しやすいので便利でしたよ。
冷凍しておけば日持ちもしますし、お弁当に1品足したいときにも重宝しますよね。ですが、「冷凍したから大丈夫」とつい長期間放置してしまいそうです。
そこで次は、保存方法によるマカロニサラダの日持ちを確認しましょう!
保存方法別の日持ちはどれくらい?
我が家ではマカロニサラダを作る際は多めに作りがちで、冷蔵保存して何回かに分けて食べることが多いです。
2日目になると味も落ちてきて、それだけならまだしも痛んでないかどうかも気になっていました。
そこで、保存方法別に日持ち期間を調べたので、以下でご紹介します。
保存方法 | 日持ち期間 |
常温保存 | 当日~1日 |
冷蔵保存 | 2~3日 |
冷凍保存 | 最長1ヶ月 |
マカロニサラダは常温では日持ちしませんが、その理由はこちらです!
- 空気中や湿気の中にも雑菌がいるから
- 常温では雑菌の増殖が速くなるから
- 直射日光や紫外線の影響でも食品は劣化するから など
また、食中毒の原因になる菌も気になりますよね。
一般的な菌は常温で活発に増殖し、冷蔵庫の中では活動が弱まります。冷凍すると活動が一旦停止するので、食べない分はなるべく早く冷やして保存するほど日持ちが長くなります。
冷凍するタイミング
2日ほどで食べ切れる分は冷蔵庫に保存し、食べきれないと分かっている分は作ってすぐに冷凍するのが安全です。
業務スーパーでは、キロ単位のマカロニサラダなどが売られていますが、そちらも「冷凍可能」という口コミがありました。
キロ単位で買っても、一度に食べきれないご家庭がほとんどだと思います。開封して食べきれない残りは、早めに冷凍しましょう!
冷凍して1ヶ月を過ぎたら腐るの?
実は、マカロニサラダを冷凍して1ヶ月を過ぎても、腐らないのが一般的です。
ただし、家庭用の冷凍庫は急速冷凍できるほど低温でもなく、開閉時の温度変化も食品の状態に影響します。
冷凍していても食品は劣化し、長期間保存すると”冷凍やけ”や”臭いうつり”の問題もあって、かなり風味が落ちます。
そのため、マカロニサラダに限らず、家庭用の冷凍庫で食品を冷凍する場合の保存期間は、1ヶ月を目安にしてください。
その際は、冷凍した日をメモしておいて、計画的に食べきるのがおすすめです!
ここまでで冷凍方法や日持ちを確認しましたが、気になるのは、やっぱり解凍方法ですよね!
次は冷凍したマカロニサラダを、美味しく食べられる解凍方法をご紹介します。
冷凍したマカロニサラダの解凍方法!電子レンジは使っても大丈夫?
マカロニサラダの解凍方法は、次の3つの方法があります。
- 冷蔵庫で自然解凍
- 電子レンジで解凍
- 凍ったままお弁当に入れて、自然解凍
それぞれ詳しくご紹介します。
冷蔵庫で自然解凍
食べる前に冷蔵庫にうつして、低温でゆっくり自然解凍するのが一番おすすめの解凍方法です!
冷蔵庫での解凍時間は、マカロニサラダの量に左右されますが、目安は次の通りです。
- タッパーごと解凍する場合:6~8時間くらい
- 小鉢くらいの量を解凍する場合:2~3時間くらい
「朝食べるなら前日の夜」、「夜食べるならその日の朝」など、余裕をもって冷蔵庫に移しておくのがおすすめです!
電子レンジで解凍
冷凍したマカロニサラダは電子レンジでも解凍できます。ただし、時間は短縮できますが「解凍ムラがある」「マヨネーズが分離する」など、味が落ちてしまう可能性が高いです。
そのため次の手順を参考に、短時間ずつ様子を見ながら解凍なさってください。
<冷凍したマカロニサラダの解凍方法>
- 30秒ほど温める(マカロニサラダの量によって調整)
- 触ってみて、解凍されている部分・されていない部分を確かめる
- 位置をかえながら、30秒ずつ温める
- 途中で完全に解凍された部分があれば取り出す
- (1)~(4)を繰り返す
*残りが少なくなってきたら、温め時間を短く調整してくださいね。
凍ったままお弁当に入れて、自然解凍
お弁当に入れるなら凍ったままでOK!ランチの時間には解凍されています。
先ほどご紹介したように、シリコンカップなどに入れたまま冷凍しておけば、そのままお弁当に入れられて便利ですね。
マヨネーズ味は他の味となじみがいいので、こんな役割もしてくれますよ♪
- お肉と野菜の仕切りに
- 水分が多いおかずの下敷きにして、マカロニに水分を吸ってもらう など
最後に、「マカロニサラダを冷凍したものの、そろそろ食べ切ってしまいたい」というときのために、マカロニサラダのアレンジレシピをご紹介します。
マカロニサラダに飽きちゃった!簡単にできる人気のアレンジレシピは?
冷凍したマカロニサラダを使い切りたいだけでなく、「冷凍したマカロニサラダが美味しくない」「解凍に失敗した」「味に飽きた」なんてこともあるかと思います。
実は、マカロニはパスタ、マヨネーズは酢と油です。どんな味にでもなじむので、アレンジは幅広いです!
SNSやレシピサイトで人気のリメイクレシピをご紹介しますので、そのまま食べるのは気が進まないときなどに、ぜひご活用ください。
マカロニサラダをアレンジ!リメイクレシピを紹介
確実に食が進むマカロニサラダのアレンジがこちらです!
グラタン
マカロニサラダにホワイトソースとチーズをかけて焼くだけで、簡単に作れます。
手作りのホワイトソースをかけても、もちろん美味しいのですが、こちらの商品が断然便利です!
また、お好みでカレー粉をふりかけて焼くと、味に変化が出ておすすめです。
「今日はがっつり食べたい!」という気分のときには、パンに乗せると食べ応えがある朝食になりますよ。
肉巻き
お好みの薄切り肉に、マカロニサラダを巻いて焼くだけです。味付けはお好みで、塩・こしょうだけでもOKですし、生姜焼きにしても美味しいです♪
マヨネーズがクリーミーで、おつまみにもよくあいますよ。
お好み焼き
小麦粉・だし汁でお好み焼き粉を作り、マカロニサラダを混ぜて焼きます。腹持ちがいいので、子どものおやつにしてもいいですね。
ポテトサラダも、同じようにアレンジ可能です!
マヨネーズを使わないマカロニサラダレシピ
「マカロニサラダのマヨネーズ味が苦手」という話をよく聞きます。また、離乳食や幼児食にしたいときには、マヨネーズにアレルギー成分が含まれていることも気になりますよね。
そこで、マヨネーズを使わずに作れて冷凍できる味付けを、5パターンご紹介します。
1.和風マカロニサラダ
- 顆粒だし(かつお風味、昆布風味など何でもOK)
- レモン汁
- しょうゆ
- 塩・こしょう
2.フレンチドレッシング
- オリーブオイル
- レモン汁
- 塩・こしょう
3.パスタ風
- オリーブオイル
- 粉チーズ
- 乾燥バジル
- 塩
4.ヨーグルト風味
- ヨーグルト
- 酢
- 砂糖
- 粒マスタード
- 塩・こしょう
5.ナムル風
- にんにく(ほんの少し)
- 鶏がらスープの素
- 塩・こしょう
「こんなにもバリエーションを広げられる」という発見とともに、家族の好みに合わせてオリジナルレシピも簡単に生み出せる気がしてきました!
早速試してみたくなりますね。
まとめ
冷凍しても美味しいマカロニサラダについて、最後にポイントをまとめてみます!
- 冷凍しても美味しいマカロニサラダは、”マカロニの茹で方“など作り方にポイントがある
- マカロニサラダは1回に食べる分ずつ分けて、密閉して冷凍する
- 常温では日持ちしないが、冷凍だと最長1ヶ月日持ちする
- 冷凍したマカロニサラダは、冷蔵庫にうつしてゆっくり自然解凍するのがおすすめ
- マカロニサラダに飽きたら、バリエーション豊富なリメイクレシピで美味しく食べ切れる
- マヨネーズを使わないマカロニサラダもある
マカロニサラダを作る段階で工夫をすると、冷凍しても美味しく食べられるとわかりました。
たくさん作った場合も、冷凍で日持ちを延ばすだけでなくリメイクレシピも活用することで、毎日の料理の手間が省けそうです。
また、冷凍したマカロニサラダを電子レンジで解凍する際には注意が必要でしたね。
「自然解凍のほうが風味を落とさずに食べられる」と考えると、なるべく小分けにして冷凍したほうが解凍時も扱いやすそうです。
今回調査した情報を参考にマカロニサラダを賢く保存して、無駄なく・美味しく食べ切っていきたいと思います!