日常生活でどうしても出てしまう生ゴミを、ついそのまま放置してしまうことはないでしょうか。
気が付いたら生ゴミ臭がして、小さな虫が湧くこともありますよね。
我が家でも旅行などで留守にした際、ゴミ箱に放置した生ゴミに虫が湧いていたという経験があります…。
冬ならともかく、夏の時期に1週間ほど放置すると、もう確認するのもヒヤヒヤものですよね。
そこで今回は、生ゴミに発生する虫や臭いの対処法などを詳しく調べてみることにしました。
- 生ゴミを放置したらどんな危険があるのか?
- 生ゴミに虫が湧く理由や発生するまでの期間はどれくらい?
- 虫や臭いが出てしまった場合の対処法
- 生ゴミに虫が発生しないようにする予防法
- 自宅で簡単に処理して堆肥化する方法
夏なら1週間どころか1日放置しただけでもコバエが出てくることもありますよね。
どのくらいの期間放置していたら危険なのか、虫が湧いてしまった場合の対処法、予防の対策まで詳しく解説します。
生ゴミに発生する虫と不快な臭いは本当に憂鬱な問題ですよね。これを読んでぜひ快適な生活を目指してみて下さい!
目次
生ゴミの放置がダメな理由は?小さい虫が湧くまでの期間も解説!
旅行や帰省などで長期間家を空ける場合など、ゴミの出し忘れは結構よくある問題ですよね。
単身赴任で一人暮らししている夫は、慌てて家を出て生ゴミを捨て忘れてしまうこともしょっちゅうあるそうです。
そうして生ごみを放置して困るのが、どこからともなく発生する虫や臭いですね。
まずは生ゴミを放置するとなぜよくないのか、簡単にまとめてみました。
- 不快な臭いが発生する
- コバエやゴキブリなどの虫が発生する
- カビが生える
- 食中毒などの原因になることもある
生ゴミを放置すると、なんとも言えない腐敗臭が漂う原因は雑菌です。
雑菌の繁殖には水分や栄養素・温度が必要で、それらを全て満たしている生ゴミはとても腐りやすいというわけです。
生ゴミが腐敗してカビが生えてしまうと、それが食中毒などの原因になることもあり、大変危険です。
そして、何より虫が湧くというのも大きな問題ですね。
白い虫やコバエ、はてはゴキブリまでおびき寄せてしまう可能性があります。
では一体あの小さい虫はどこからきて、どれくらいの期間生ゴミを放置すると発生するのか、詳しく調べてみました。
生ゴミはどれくらい放置すると危険?虫が湧くのはどうして?
先ほど生ゴミはとても腐敗しやすい状態だということを説明しました。
生ゴミに発生する雑菌は酸素がなくても繁殖しやすく、例え密閉しても腐敗して虫が発生してしまいます。
高温になる夏などは、生ゴミを1~2日放置するだけでも臭いや虫が湧くこともあります。
1週間ぶりにこちらのお家に帰ってきたら、生ゴミ捨てれてなくて虫沸いてた。号泣しながら母に電話したけどどうしようもないものね、(笑)号泣して虫にキレながら退治しましたあぁ怖かった地獄だったぁぁぁぁぁ😢😢😢😢
— せ り こ (@maho_seri) September 14, 2015
4西の生ゴミ、2週間前虫がいるって聞いてたからハエでも集ってるのかと思ってたが、そんな生ぬるいもんじゃなかった。戦時中を彷彿とさせるグロ映像。俺の中の米津玄師が夢ならばどれほど良かったでしょうと嘆いていた。
— 若年のしゃる (@attotekey_OSMI) August 4, 2019
このように、夏や梅雨の時期に1~2週間も放置するとまずアウトですね。
冬でも室内は高温になるので、1週間も生ゴミを放置すると、コバエ発生率はかなり高くなります。
でもこのコバエはなぜ、一体どこから発生するのか気になりませんか?
そもそもコバエというのは正式な名前ではなく、主に「ショウジョウバエ」などの小さな虫の種類を総称してコバエと呼ばれているようです。
そしてこれらのコバエは生ゴミの臭いにつられて、ほんの数ミリ程度の隙間を見つけて網戸の隙間や玄関などから侵入してくるのです。
しかも放置されたゴミ箱などに小さな卵を産み付けてしまうため、短期間で大量発生してしまうこともあります。
野菜の生ゴミなどにもともと卵が産み付けられていて、大量に増える可能性もあるのです。
何日くらいで虫が発生するかというと、卵は1日で孵化し、10日ほどで成虫になってしまいます。
白い虫はコバエの幼虫であるウジ虫なので、1日でも白い虫が湧く場合があるというわけです。
続いては、虫や臭いが発生した場合はどうしたらいいのか、対処法をご紹介します。
生ゴミに沸いた虫への対処法は?駆除方法や臭いの取り方などを紹介!
生ゴミを放置した時に困る二大要素、虫と臭いの対処方について解説していきます。
生ゴミに小さい虫が発生した場合は、以下のような方法を試してみて下さい。
虫の駆除方法
- 殺虫剤スプレーを散布する
- お酢を水を混ぜたスプレーを吹きかける
- 平たい容器にビールやめんつゆなどを入れてトラップを作る
(水とビールまたはめんつゆを同量くらい混ぜ、台所洗剤を3~4滴混ぜる)
<ウジ虫の場合>
- 熱湯をかける
- 漂白剤や食器用洗剤をかける
簡単なのは殺虫剤ですね。
私は小さい虫が出た時は、いつもこれでだいたい対処しています。
部屋の中で殺虫剤を使うのが不安な場合は、お酢や熱湯を利用してみて下さい。
あまりウジ虫を発見したことはないのですが、ウジ虫駆除には熱湯が簡単で効果的なようです。
ビールやめんつゆのトラップを作った場合は、長期間放置すると逆に新たな虫の発生につながるので、1週間程度で片づけるようにしましょう。
また、コバエやウジ虫だけでなく、ゴキブリまで大量発生している場合は、業者に頼んで駆除してもらうのが確実かもしれません。
生ゴミの臭いを取るには?
虫まで発生していなくても、生ゴミ臭はとても厄介ですよね。
来客などがある場合は、なおさら気になります。
そのような場合は、こんな方法を試してみて下さい。
生ゴミ臭を取る方法
- 換気をする
- 消臭剤を散布する
- アルコール除菌スプレーを利用する
- お酢(もしくは重曹)と水を混ぜたものを散布する
- コーヒー豆のカスを消臭剤に利用する
まずはオーソドックスに換気をしてから、消臭剤やアルコール除菌スプレーなどを使うとだいぶ気にならなくなります。
こちらの商品は消臭力が高いと人気がある消臭スプレーです。
自宅でコーヒーを入れる習慣がある場合は、コーヒー豆のカスも消臭剤になるのでおすすめですよ。
床に染み付いた生ゴミ臭を取るには
生ごみの汁が床にこぼれて臭いが取れない時は、このような方法を試してみて下さい。
- エタノール消毒剤やアルコール除菌剤で拭く
- 消臭剤を散布する
菌があると臭いが取れないので、まずは除菌してから消臭してくださいね。
このように虫や臭いが発生してしまう前に、なるべく生ゴミはためずに処分するのが一番です。
とは言え、すぐに処分できない場合もありますよね。そんな時はどのようにすればいいのか、予防法をお伝えします。
生ゴミに虫が湧かない方法は?誰でもできる予防対策法を教えます!
生ゴミの虫や臭いはとても不快なので、発生しないように予防しておくといいです。
どのように対策しておけばいいのか、虫が湧かない方法を解説していきます。
基本的な対策方法
- 水気を切る
- 三角コーナーはなるべく使わない
- 1日の終わりに必ず処理する
- シンク周りは塩素系漂白剤などで除菌しておく
雑菌が繁殖して臭いを発し虫が湧くので、雑菌を繁殖させないことが大切です。
そのためには繁殖する要素である水分をなるべく切ることが大切です。
三角コーナーに生ゴミを放置するとどうしても水分が溜まってしまうので、なるべく使わない方が良いでしょう。
使う場合は生ごみをためないで、すぐに処分することが大切です。
そしてシンク周りや三角コーナーはそのまま放置せず、簡単に掃除をして除菌しておくと、菌の繁殖を抑えられますよ。
ベランダに放置するのはNG!?
キッチンや部屋の中に生ゴミを置くと虫が湧くからと、ベランダなどの外に置く人も多いようです。
しかし、生ゴミをそのまま外に置くと、当然虫や臭いは発生しやすいですし、カラスなどに荒らされることもあります。
特にマンションなどでは近隣の迷惑になる事も考えられるので、できるだけ外には置かない方が良いでしょう。
どうしても置かざるを得ない場合は、容器に入れたりするなどきちんと対策をしてくださいね。
続いて、夏場や長期の不在など、もっと厳重に注意する場合の対策法を説明します。
長期間不在にする時などの予防方法とは
普段の対策はもちろんですが、夏場や長時間放置しなければならないときは、以下のような対策をしておく必要があります。
- 冷蔵庫や冷凍庫に入れておく
- 新聞紙で包んでビニール袋に入れておく
- 牛乳パックに入れて、蓋をしておく
- 市販の消臭袋に入れる
- コーヒー豆のカスを消臭剤にする
- アロマを数滴振りかけておく
特に冷凍庫に入れておくのは効果的です。
うちは臭いと虫対策に生ゴミを冷凍庫に入れてるんだけど燃えるゴミの日だから一気に捨てて冷凍庫すっきりだぜ!!
燃えるゴミの日サイコー!!!
仕事いってきま— きんぐかぼちゃ (@lrslgrfofgpm) October 3, 2019
生ゴミを冷凍庫に入れるのに抵抗がある場合は、すぐに水気を切り、ビニールとジップロックで2重にしたり専用の容器や袋で冷凍すると良いでしょう。
身近にある新聞紙や牛乳パックでも簡単に対策できるので、ぜひ試してみて下さいね。
市販の消臭袋も便利ですが、個人的にはコーヒーカスやアロマで虫除けするのがお気に入りです。
レモングラスやシトロネラなどの精油を生ゴミに数滴かけておくと、虫除けしつつ香りも楽しめるのでおすすめです。
もっと本格的に生ゴミを処理するには、生ゴミ処理機などを使って堆肥にしてしまうという方法もあります。
具体的な方法を説明しますね。
生ゴミは放置せずにすぐ処理を!簡単に堆肥化する方法とは?
生ゴミをすぐに処理できる方法として、一番確実なのは「生ゴミ処理機」ではないでしょうか。
家庭用の生ゴミ処理機を使えば、シンクなどに生ゴミを放置して虫や臭いが発生することもありません。
生ゴミの量を減らすことができるのも嬉しいポイントです。
また、生ゴミ処理器には乾燥式とバイオ式があり、堆肥にすることができるものもあります。
堆肥にすることができれば、ガーデニングや家庭菜園をやっている人には一石二鳥ですね。
家庭用生ゴミ処理機について
安いもので2万~、高価なものだと5万円以上はするものの、生ゴミの処理に悩まないで済むのは魅力的です。
多いのは乾燥式で、比較的安価でコンパクトなので、キッチンなどにも設置しやすいです。
堆肥にするのが目的なら、バイオ式がおすすめです。
大型で屋外設置のものも多いですが、こちらのように室内に簡単に設置できるものもあります。
このように生ゴミを使って堆肥を作ることを生ゴミコンポスト(堆肥)と言います。
この生ゴミコンポストについてもう少し詳しく説明しますね。
生ゴミコンポストの方法や注意点
生ゴミ処理機を使って堆肥にする場合は、比較的手軽にできるのが魅力的ですが、初期投資が掛かるという問題点もあります。
もっと安価にコンポストする方法もあるので、簡単にご紹介します。
コンポストする方法
- 生ゴミ処理機を使う
- 土中式コンポスト
- 密閉式コンポスト
- 段ボール式コンポスト
庭に穴を掘ったり、密閉容器や段ボール使ってコンポストします。
他に、ビートモス(土壌開発剤)やもみ殻くん炭(もみ殻に熱を加えて炭化したもの)が必要になりますが、比較的安価に始められるのが特徴です。
ただし、生ゴミコンポストをする前に知っておきたい注意点もあるので、ご紹介しておきますね。
コンポストの注意点
- 手間がかかる
- 臭いが出る
- 虫が湧く
- 時間がかかる
- 場所が必要
生ゴミ処理機を使うならともかく、段ボールコンポストなどは堆肥になるまで数ヶ月かかることもあり、手間がかかります。
またその間、虫や臭いの問題が出てくることもありますので、注意してください。
生ゴミのコンポストにウジ虫がわいた・・・。
とりあえずゴミ袋にポイして日光にさらして全滅させる。— 秘沼へどろ(ひぬまへどろ) (@hinumahedoro) October 15, 2019
家庭菜園やガーデニングをやっている人にはおすすめですが、そうでない場合は面倒に感じることもあるかもしれません。
ですが、エコにもなるので興味がある方はぜひ挑戦してみて下さい!
まとめ
生ゴミを放置したらなぜ危険なのか、虫や臭いの対処法などのポイントをまとめます。
- 生ゴミを放置すると虫や臭い、カビなどが発生する
- 腐敗臭が発生するとコバエなどの虫を引き寄せる
- コバエの卵は1日で孵化し、10日で成虫になる
- 虫が出たら殺虫剤やお酢、熱湯などで対策する
- 腐敗臭にはコーヒー豆カスやアロマなども良い
- 水気を切りすぐに処理すると虫や臭いが出にくい
- 冷凍したり新聞紙や牛乳パックで処理するのも効果的
- 生ゴミ処理機や段ボールなどを使ってコンポストする方法もある
生ゴミの処理はきちんとしないと、本当に後が怖いですよね。
虫や臭いは発生させないことが大切なので、これからはなるべく早く処理しようと思います。
今後旅行に行く際には、厳重に密閉して冷凍しておくようにします!
皆さんもこれらを参考に、生ゴミの虫や臭いに悩まされることなく快適に過ごしてくださいね。