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食材・料理のQ&A

放置した人参から芽が出たけど食べられるの?見分け方や保存のコツ

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料理・食材
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買ってきてからしばらく放置していた人参のヘタから芽が出ていました。

今晩のおかずに使おうと思っていたのですが、芽が伸びてきた人参は食べられるのか不安になったので、以下の項目について調べてみました。

 

  • が出た人参は食べられる?毒はないのか徹底調査!
  • 食べられない人参の見分け方を覚えよう!
  • 長持ちする保存方法とは?冷凍のコツも紹介
  • 人参の芽を育てられる?おいしいレシピとは

 

芽が出た人参が食べられるかどうかに加えて腐った人参の特徴も調べましたので、これでどのような状態の人参でも、食べられるかどうかを見分けられますね!

また、友人が野菜のヘタを取っておいて葉を栽培していたのを思い出し、人参でも出来るのか、出来るなら育った葉はどのように食べるのかも調べてみました。

保存方法も詳しく解説しますので、芽が出ないように保存するか、逆に育てておいしくいただくか、ご自身のライフスタイルに合わせた方法を選んでくださいね!
 


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人参を放置してたら芽が出た!ひげも生えているけど食べられるの?

私が放置していた人参は、ヘタから芽が出ただけでなく、実は白いひげのようなものも生えていました。

芽とひげが生えてきた人参は食べられるのでしょうか?

芽が出た人参を不安に感じたのは、同じ根菜類のじゃがいもの芽には毒性成分のソラニンが含まれていて、食中毒を引き起こすリスクがあると聞いたので、ひょっとしたら人参も同じなのではないかと思ったからです。

調べた結論としては、人参にソラニンのような毒性成分は含まれていませんでした。

生えてきた芽やひげの部分も、毒がないので食べても問題はないわけですね!

 

人参の芽やひげが伸びる理由

芽は育てば葉になるのだろうと想像できるのですが、ひげのような部分は一体何なのでしょうか?

実はこのひげのようなものは「側根と言い、人参の「根」の一部で、普段私たちが食べているオレンジ色の部分は「主根です。

私たちが食べているのは人参の根の部分なのですね。

ちなみにヘタの近くは「胚軸(はいじく)」と呼ばれる部分で、胚軸からは側根は生えないようですよ。

食べる部分の主根から芽や白いひげが生えるのは、腐ったり傷んだりしているのではなく、主根の栄養素を元に人参が成長しているからです。

成長しているというと良いことのように感じますが、残念ながら芽が出たりひげが伸びている人参は、栄養素を使ってしまっているので味が落ちているのです!

芽やひげが成長し続けるとどんどん栄養素を吸い取ってしまうので、すが入ってスカスカになり美味しくないので、なるべく早く食べきるようにしましょうね!

根やひげが生えた人参は食べられることがわかりましたが、人参が食べられなくなるのはどのような状態の時でしょうか?

続いては人参が腐るとどうなるのかについて解説します。

いくら芽に毒が無くても腐っている人参を食べてはいけませんので、しっかり見分けられるようになってくださいね!
 

 

人参は腐るとどうなるの?傷んだ時の見分け方や目安がコレ!

芽が伸びてきた人参は、味は落ちていけど食べられないわけではないとわかりました。

それでは、人参が食べられるかどうかは何を基準に判断すればよいのでしょうか?

腐っている人参の特徴がわかれば、目安にできるので、以下のような特徴がないか確認してみましょう。

 

  • カビが生えている
  • 表面にぬめりがある
  • ドロドロに溶けている
  • 汁が出ている
  • はっきり腐っているとわかる臭いがする
  • 持ち上げた時に曲がってしまうほど柔らかい

 

腐っている人参は酸っぱい臭いがしたり、表面が溶けるほど柔らかくなっています。

買ってきた袋のまま冷蔵庫の中で保存していたら、溶けて謎の汁が袋の底に溜まっている…なんて状態になった人参も、残念ですが諦めましょう。

また、表面全体に白いカビや黒いカビが生えているものは食べないほうが良いですが、少しの白いカビはひげと見間違ってしまう事があります。

短くふわふわしたものがたくさん生えていて、触ると取れる場合はカビです。

ひげはしっかり生えていて少し触ったくらいでは抜けませんので、正しく見極めてくださいね。

カビが生えていてもほんの少しの場合、その部分を取り除けば食べられると言われる場合もありますが、カビは根を張ります。

表面のカビを取り除いても根が残っている可能性があるのです。

ほんの少しカビを食べたからと言ってすぐに健康に被害があるとは限りませんが、食べるかどうかはご自身の責任で判断し、食べるのなら周りを多めに取り除くなど、注意してくださいね。

 

判断が難しいけど食べられる例

次の画像のように人参の表面がシワシワで少しふにゃふにゃになっている場合があります。

 

これは乾燥した状態で、冷蔵庫での保存期間が長くなるとこのようになりやすいです。

腐っているわけではないため食べられますが、味や食感が落ちていますので、加熱調理することをおすすめします。

 

ふにゃふにゃの人参は水に浸けると復活します!詳しくはこちら
↓ ↓ ↓
人参が柔らかいのは大丈夫?腐るとどうなるのか見分け方も解説!

 

食べてはいけない人参の特徴もわかりましたが、まず大切なのは正しく保存することですよね。

次の章では人参の保存方法をご紹介しますので、正しく保存して長くおいしく人参を楽しめるようになりましょう!
 

 

人参から芽が出ないようにする保存方法!冷蔵・冷凍するときの注意点は?

最初の章でも解説したように、芽が出た人参は栄養が吸い取られているので味が落ちています。

おいしさを保つためには、芽が出ないように保存することが大切ですね!

人参から芽が出ないようにするには、ヘタの部分を切り落としましょう。これで芽は出なくなります。

その他、人参を長持ちさせるためには、次のようなコツがあります。

 

人参を長持ちさせる保存方法
季節・人参の状態 保存方法
夏など気温の高い時 新聞紙かラップで包んで冷蔵庫の野菜室で保存
冬など気温の低い時 新聞紙に包んで風通しの良い場所で常温保存
カットした人参 切り口をしっかりラップし、冷蔵庫の野菜室で保存

 

人参に限らず野菜は乾燥を嫌うものが多いため、保存の際は温度や湿度に注意します。

新聞紙に包むと、乾燥を防ぐとともに余分な湿気を吸い取ってくれますので、長期間保存したい場合にはひと手間を惜しまないようにしましょう。

新聞紙の上からビニール袋やラップで包むとより効果的です♪

夏の暑い時は常温ではなく冷蔵庫保存が望ましいですが、冷蔵庫の中でも湿度が高めに設定されている野菜室がおすすめです。

カットした人参をラップで包むのも乾燥対策ですが、切り口に湿らせたキッチンペーパーを巻き付けるとさらに長期間の保存が見込めますよ。

カットしていない丸々の人参を正しい方法で保存すれば1ヶ月程の日持ちが見込めるので、特売の時にたくさん買い置きすることも可能です。

うまく活用しましょうね!

 

冷凍保存のコツと注意点

「夏で気温が高い」「カットした使いかけ」など、季節や人参の状態に左右されず長期間保存したい場合には冷凍もおすすめです。

あまりイメージが無いかもしれませんが、人参は冷凍保存が可能なのです!

ただ、一本丸々で冷凍してしまうと「いざ調理しよう!」と思った時にとても不便です。

使いたい形にカットしてから冷凍すると、調理の際の時短にもつながって一石二鳥ですよ♪

 

冷凍保存方法

  1. 人参を使いたい形にカットする(短冊、いちょう切り、小さめの乱切りなど)
  2. ジップロックなどの密閉袋に入れて冷凍する

 

生のままで冷凍保存もできますが、乱切りなど大きめのサイズで保存する時には固めに下茹でしてから保存するのも良いでしょう。

使う際には自然解凍すると、解凍の際に水分が流れ出てしまいものすごく食感が変わりますので、凍ったままで加熱調理してくださいね。

 

人参を土に埋めて保存する方法

人参を箱買いすることはあまりないかもしれませんが、家庭菜園がうまくいってたくさん収穫出来たり、畑をしている知り合いから頂いたりと、大量の人参を目の前に途方にくれる場面もあるかもしれません。

いくら野菜室で1ヶ月保存できるとはいえ、あまり多いと邪魔になりますよね。

そんな時は、土に埋めて保存することを検討してみてください。

土はプランターでも構いませんので、葉を根元から切り落として人参を埋めてください。

縦に埋めると成長しようと頑張ってしまいますので、横向きに寝かせて埋めるほうが良いでしょう。

軒など日陰になる場所でブルーシートやむしろをかけておくと、湿度も調整されますよ。

 

 

土に埋めて保存するのは土付き人参なら良いですが、洗い人参だと失敗してカビが発生する可能性もあるのでおすすめできません。

人参から芽が出ないような保存方法をご説明してきましたが、私の手元にある芽が出た人参の活用術を調べたので、最後に紹介します。
 

ヘタから芽が出たら葉になるまで育てよう!葉を使った絶品レシピも紹介

せっかくなのでヘタから出てきた芽を活用したいと思います。

うまく育てられると楽しそうですし、おいしいのなら食べたいのですが、おいしく食べる方法はあるのでしょうか。

人参の葉は、「葉にんじん」や「にんじん菜」などとも呼ばれ、ただ捨てるだけの部分ではなく食材の一つと考えても良いくらいの栄養があります。

特に抗がん作用や皮膚粘膜を維持する役割を持つβカロテンや、抗酸化作用があるビタミンEが多く含まれているので、積極的に食べたいくらいですよね!

ヘタからでた芽の育て方はとても簡単です。

 

  1. 人参のヘタを2cm前後残して切る
  2. お皿に置いて切り口を水に浸ける
  3. 水を毎日取り換えて清潔に保つ

 

これだけで芽が伸び、葉がすくすく育ちます♪一つ動画をご紹介しますね。

どんどん育てると花が咲いて種を取ることもできるそうですよ。

育てて葉を収穫できたら、おいしく食べたいですよね♪

おすすめの食べ方をいくつかご紹介します!

 

ふりかけ

人参の茎と葉を細かく刻み、炒めてふりかけにしてしまいましょう!

作り方もとても簡単ですよ。

 

  1. 細かく刻んだ人参の茎(2本分)を大さじ1~2のごま油で炒める
  2. じゃこ大さじ2~3加えて炒め、葉を加える
  3. 砂糖小さじ1、しょうゆ小さじ1を加えて炒める

 

いりごまを加えたり、じゃこを鰹節に変えるなどお好みでアレンジが可能ですよ!

 

かき揚げ

人参の葉や水菜などはかき揚げにするとパリパリさくさくで、本当においしいですよ!

人参の葉だけをかき揚げにしても良いですし、エビなどと混ぜてももちろんおいしいですが、私は5mmほどにスライスした玉ねぎ、ささがきごぼう、刻んだ豚バラ肉などと合わせて豪華かき揚げにすることが多いです。

是非お試しくださいね♪

 

葉の部分だけでサラダ

少し意外かもしれませんが、サラダにすることもできます。

サラダにするには茎の部分は少し固いので、葉の部分だけをちぎって使いましょう。

老若男女問わずに食べやすくおすすめなのは、やっぱりツナマヨです♪

 

  1. 人参2本分の葉をちぎり取る
  2. 耐熱皿に入れ、600wで約2分レンジでチンする
  3. 粗熱が取れたら葉を少ししぼり、ツナ1缶、マヨネーズ大さじ3、お好みでゴマを加えて良く和える

 

とても簡単なので人参の葉がたくさんあるときにはお試しください。

 

ジェノベーゼ風パスタ

通常はバジルをミキサーにかけて作るジェノベーゼソースもどきを、人参の葉で作ってみましょう!

サラダと同じく、茎は除いて葉の部分だけを使います。

 

  1. 人参1本分の葉をちぎり取り、良く洗って沸騰した湯で2~3分塩茹でする
  2. ざるにあげて水気をよく絞る
  3. 絞った葉を包丁でたたいて細かく刻む
  4. たたいた人参の葉、オリーブオイル大さじ1、チューブのにんにく少し、粉チーズ大さじ1を加えて良くまぜる
  5. 茹でたパスタと和える

 

ミキサーがあればより細かくできるので、お持ちの場合はぜひ使ってくださいね。

まとめ

ヘタから芽が出た人参について調べた結果をまとめます。

 

  • 人参のヘタから芽やひげが出たのは成長しているから
  • 芽やひげに毒は無いので食べても問題ない
  • ただし栄養が吸い取られているので味は落ちている
  • 表面にぬめりがあったり溶けてドロドロになった人参は食べられない
  • 芽が出ないようにするには買ってきてすぐにヘタを切り落とす
  • 保存する際は湿度と温度に注意する
  • 新聞で包み、夏場は野菜室・冬は常温で保存する
  • 冷凍保存する際はカットしてから密閉袋に入れる
  • 芽を伸ばして葉をおいしくいただく手もある

 

人参の芽には毒が無いとわかり、少し安心しました。

でも栄養を取られてしまうのなら、やはり芽が出ないようにするのが一番ですね。

今手元にある人参の芽は、せっかくなので栽培して子どもと一緒に成長を楽しもうと思います。

収穫した葉をふりかけにすれば、きっと子ども達も2度大喜びです!

人参は栄養価も高く長期保存が可能な野菜ですから、正しく保存して大切な栄養を余すことなくいただきましょうね♪

 

穴あき人参についてはこちらの記事で詳しく解説していますよ!
↓ ↓ ↓
人参の切り口に穴が空いてるのは食べられる?危険なケースも解説!
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