節約、節約…
新婚時代は過ぎ、我が家も夫婦2人の生活に随分慣れてきました。
そこで、最近意識し出したのが節約です!
食費って節約生活の大きなポイントになりそうですよね!?私もスーパーの特売日を狙ったり、安い食材での食事メニューを考えたりしているんです。でも、自分では節約しているつもりでも、実際のところ、ちゃんと節約出来ているのでしょうか?
一般的な夫婦二人の食費って、いくら位なのかしら?
我が家の食費が周りと比べて高いのか、外食を皆はどうしてるのか知りたい!!
というわけで今回は、夫婦二人暮らしの食費と食費の節約のためにするべきことを調べてみました!
目次
夫婦二人の食費の平均はこの位です!その内容とは?
夫婦2人の食費の平均
総務省統計局の家計調査によると、
夫婦二人世帯の食費は、月平均6万程度になるそうです!
夫婦二人といっても、結婚したばかりの20代夫婦もいれば、年金生活のご夫婦もいます。
世帯主の年代別に月平均額を見てみると、
25~29歳 | 4.6万円 |
30~34歳 | 6万円 |
35~39歳 | 7.2万円 |
40~44歳 | 7.8万円 |
となっています。
こちらの食費には「外食」も含まれています。
私の周りでは、4~5万円以内に抑えている、または抑えたいという声が多かったです。
4万円以内に抑えられている人は、f極力外食を減らしているようです。これがポイント!
夫婦二人とも外食が多いご家庭は、月7万、8万……となる場合も。これ、厳しいお小遣い制の旦那さんからしてみれば「そんなのアリ!?」って思っちゃうんじゃないでしょうか。
となると、外食の頻度を見直すだけで、食費がぐんと減らせそうですね。金銭面だけでなく、健康面からも「外食」の見直しをしてみませんか?
節約夫婦の食費の平均は2万円台!!
月6万円かかっているご家庭もある中、その3分の1なんてすごい!
でも、平均2万円代を達成しているご家庭は、何か特別な理由があるようなんです。たとえば、夫婦そろって「小食」とか。これは体質なのでどうしようもないですが、やはり、次のようなことをやっているようです。
- きちんとチラシをチェックして安いスーパーに行く。ときにはスーパーのはしごも。
- その時に安い食材で作れるメニューを考える。メニューを考えてから食材を買わない。
- 月の1週目に買い物をして、2週目は買い物をしない。
- もらいものを活用。「もらえるサイト」などから送られてきたものを活用したり、中には実家からお米を中心に食材を送ってもらったり。
共働きで忙しい人にはちょっと無理かな……とも思います。
私の友達夫婦は、実家に帰った時に、買ってもらった食材をたっぷり持ち帰っていますよ。ケース入りの水なんかも車に積んで運んでいるので、「そこまでするのね~!」とびっくりですが。
しかし!ネット上を調べると、上には上がいるものです!!
少数派ですが、月に1万円というツワモノも!どんだけ質素にしたんだろう?と栄養バランスなど心配になってしまいます。
節約はしたいけど、我慢が多いツライ食生活では続きませんよね。
食費は月収の○パーセントがベスト!
なんとなく食費の平均値が分かってきましたね。
自分に当てはめて考えるとしたら、我が家のベストな食費は月にいくらぐらいになるのかしら?
一般的な食費の割合は月収の15~20パーセント。
月収25万 | 5万円 |
月収15万 | 3万円 |
月収30万 | 6万円 |
つまり食費が月に2万円という夫婦は、月収の10%程度に抑えてるってことですよね。ふむふむ、最終目標が定まってきたぞ。
でも月収が上がる頃には、家族も増えて出費も色々増えてきそう…。
そうなってきたらパーセンテージだけではなく、子どもの養育費なども考えて決めていきたいですね。
節約マインドを身につけよう!
筆者が共働きで忙しい中、新婚で慣れない家計管理をするためにしたことは、まず月々の出費の内容を知ることでした。そして次に出費を減らすためにしたのが、節約マインドに切り替えることです。主婦向けの雑誌を読み漁り、家計簿もつけ、いろいろチャレンジしてきた経験から「食費を減らす考え方」をご紹介いたします!
自分で管理できる量を持とう!
調味料ってついつい買っちゃう。ストックがないと不安。
わかります!でもそれ、全部使っていますか?
まずはあなたが「ムダな買い物をして食費が増えていく人かどうか」をチェック!!冷蔵庫や食品庫を実際に開けて探ってみてください。何が出てきましたか?
- マヨネーズのストックが2本以上出てきた
- 賞味期限が切れている調味料が発見された
- ドレッシングが5本以上見つかった
- 賞味期限が切れた乾物が見つかった
- ここ半年以上使った覚えのない粉末のダシが見つかった
読んだだけでギクっ!とした人、これらにチェックが1つでも入る人は要注意です!!
これは筆者独自のチェック項目で経験以外に根拠はないですが、実家の母を筆頭として、こういう状態に陥っている人はムダな買い物が多いと思うんです。実家の母は未開封のまま賞味期限が1年以上前に切れた調味料を保管していたツワモノで、もちろん食費はかさむ一方のザル家計でございます。
これを冷静に見つめた筆者は考えました。
「買わない=ガマン」ということではなくて、自分の判断基準があるから買う必要がない物がわかるようになっていきます。
すると予算を減らしても心に余裕が生まれ、ガマンしないで節約できるようになるんです。
もちろん我が家のスタメン調味料の他に、新製品や使ってみたい調味料を試すのもガマンしなくていいと思います。
楽しいですもんね!最近は便利な調味料も増えてますし。私も新製品を見掛けると、とにかく試したくなります!
ただ新しく何かを試したら、それが自分に必要かどうか、使いやすい素材なのかを吟味することと、使い切ってから次を買うというのが鉄則です。どんどん買っていると使わずに溜まっていき、調味料代が食費を圧迫している…なんていうことになっちゃいますよ!
予算を決めて、満足度の高いお金の使い方をする
お金を支払う時に「あ~またお金つかっちゃった…」という罪悪感はありませんか?
これは貯まらない人が陥りがちな思考なんだそうです。事前に計画して予算を用意している人は、お金を自分でコントロールしているため、お金を支払う時に達成感や満足感があるんだそうです。その場の勢いで何となく買うのではなく、今、必要なこれを手に入れる!と決めて買うのが上手く節約する人の買い方ですよ。
どうしてその金額になったかを考える
家計簿をつける時、「予算を守ったらOK!赤字が出たらNG!」と採点するだけでなく、どうしてそうなったかを考えましょう。
「これが原因で出費が増えたのね!」と原因がわかれば対策も立てやすくなります。例えば、大幅黒字の理由が「いただき物がたっぷりあった」などの偶然の産物であった場合、持続できない成功例にすぎませんよね。
意外!?定番!?こんな節約術があるって知ってた?
まとめ買いで一括管理
経済アナリストの森永卓郎さんは、一週間の食費を1,000円に抑えるため、一週間の食材を朝の特売時間帯にまとめ買いしておくのだそうです。
筆者は1,000円を実行できるかどうか、正直自信がありませんが、「まとめ買い」は節約には大事ですね!
確かに「決めた予算内でまとめ買いをして、あとは買い物に行きません!」を貫けば、確実に予算を守っていけます。
では、まとめ買いのコツを見ていきましょう!
最初にしっかり計画しておく
予算を決める
月の食費が3万円なら「週に7千円×4週間+補てんの2千円」というように、予算を決めましょう。
買い物の頻度を決める
なんとなくスーパーやコンビニに寄ってみることはやめましょう。
作りたいものと必要な材料を書き出しておく
こちらは、献立を考えるのが苦手な人におすすめです。
慣れてくると、もう少しで使い切りそうな調味料な、必ず買ってくるものを買い物リストにし、それ以外を調整して買うようになってきます。
野菜や特売品を中心としたメニューを考える
「今週は洋風中心にしよう」「今週はこれが食べたい」など何を中心に買うのかが決まっていると、野菜を買いやすくなります。
例えば、大根1本とキャベツ1玉と白菜1玉を同時に買って、夫婦2人で1週間で食べ切るのは至難の業です。「今週はキャベツを買うから大根は諦めようかな」というふうに、旬の食材や特売品を上手く組み合わせてみましょう。
肉は切ってから小分けで冷凍>
冷凍しちゃうと切るのが大変!最初に自分が使いやすいと思う大きさに色々と切り分けて、1回分ずつ冷凍しておくと便利です。この時袋に冷凍した日付を入れると古い物から順番に使えるので、「いつから眠っているお肉だろう…?」という恐ろしいものを発見することも防げます。
筆者はスーパーの徳用パックはもちろん、コストコで肉の塊を買ったりもします。めっちゃ安いんです。
1.8kgとかの塊になりますが、様々なサイズに切り分け、何なら下味もつけて冷凍しちゃいます。
- カレーに使えそうなサイズ
- スティック状に切って片栗粉まぶしたもの
- チンジャオロースっぽい感じのもの
- しょうが焼き用下味つき
- 煮物用
といった具合にです。
お肉をサっ!と出して冷凍のまま鍋へ放り込む。ちょっと乱暴でしょうか…?筆者はよくやっちゃいますよ。
毎日のことですから、手軽が一番!もう一品作ろうと思った時、お肉を切った包丁とまな板をしっかり洗ってから…と思うだけで「めんどくさーい」と嫌になることも防げることができ、一石二鳥!
野菜を腐らせずに使い切る
まとめ買いしてきたぞ~!!さぁ、作るぞ~!!と一気に作り置きをしてしまうのも一つの手段です。
今日は特売の大根を生かす!と決め、初日のサラダ用の大根を切り、さらに漬物を作り、煮物をひとつ、などなど。
最近流行りの作り置きはレシピも豊富で、チャレンジしやすいかと思います。
調理してしまえば、傷みやすい野菜などは寿命が延びて使い切りやすくなりますね。
ただ、作ったおかずの保存期間の目安が全部「冷蔵庫で2~3日」では、1週間は乗り切れません。もう少し長い期間を乗り切るためには小分けに冷凍するのも有効です。
筆者がやっている野菜の冷凍を紹介しますね。
- 人参は、細切りにして小分け冷凍。
- 玉ねぎは、自分がよく使う切り方で小分け冷凍。
- 白ねぎなど、買ってきた束の全部を、小口切りまたはナナメ切りでジップロックにたっぷりと冷凍。
- 里芋は茹でて皮をむいて、大きいものは切った状態でジップロックで冷凍保存。
里芋は火を通すと皮がむきやすく、下茹で済みなので調理も時短です。
これらは味噌汁などの汁物を作る時に、冷凍のまま鍋に放り込まれます。
やはりここでも日付のラベリングがコツ!野菜の冷凍は水分が抜けていきますから、2週間~1ヶ月以内には使い切りましょう。
缶詰や惣菜を活用!!
ある程度調理済の缶詰や、もう完成している惣菜。1つずつの単価が高くて「贅沢じゃない?」と思われがちですが、調理をすると逆に材料や時間がかかってしまう事もあります!!
例えば「コロッケ」をすべて手作りするのと、惣菜で済ませるのではどちらが「お得」でしょう?
盛り付けや味付けにちょっとひと工夫するだけで「節約だけど豪華な食事」が出来ます!!
野菜を丸ごと買うよりも「カット野菜」の方が「お得」!!
人数が少ないうちは「カット野菜」の方が使いきりで無駄が少なく、調理の時短も出来ます。冷凍カット野菜も便利ですね。
筆者がよく買うカット野菜は「刻み細ねぎ」です。カットしていないものと同じ値段で売っていることもあるんです。
これを即日ジップロックで冷凍し、彩りにパラパラ…これだけでちゃんと料理してる感が出ますよ。
それから「冷凍カットほうれん草」と「冷凍ささがきごぼう」も常備しています。バラバラに凍結されているから「玉子焼きに少しだけほうれん草を」「お味噌汁に少しだけごぼうを…」と野菜のちょい足しがしやすく、手間も省けます。
小さいお子さんがいる家庭によく常備されているのは「冷凍つぶコーン」とか「ミックスベジタブル」ですね。
とにかく野菜は「使い切れずに腐らせて捨ててしまった…」というのが、一番の無駄ですよね。
自分に使いやすいサイズ(量)を知って、賢く野菜を買いましょう。
安い食材のレシピを知っておく
安い食材のレシピをたくさん知っていれば、飽きずに色々と使い回せて献立を考えるのに煮詰まることも減るはずです。
レシピを探すときのポイントは「3ステップぐらいの簡単調理」がオススメ!手間のかかる料理って、続きませんよね。
例えば我が家で最近流行っているのは、
「小松菜をざくっと切って」
「さっと茹でて」
「調味料で和える」」
という3ステップで作れるナムルです。買ってきた小松菜を作り置きして副菜に。
葉もの野菜はシナシナ…とすぐに元気がなくなってしまうので、先に調理してしまう方が捨てずに食べ切れるんです。
今どきの節約は簡単・時短で楽して節約!!節約していても辛くはないのです。
- 外食を減らす
夫婦二人で食費5万円超えになるのは「外食」が原因であることが多いです。
「外食」を見直すと1万円位は節約出来そうです。
- まとめ買いで一括管理
肉、野菜をまとめ買いして、用途別に小分けにして冷凍です!
- 最初にしっかり計画しておく
予算、買い物の頻度をあらかじめ決めておきます。
1日でも1週間でもいいので、予算を決めましょう。金額を決めておくと目安になりますし、オーバーしたら次の日(週)に金額を調整できますよ。枠からはみ出さないのがコツなんです。
衝動買いは無駄のモトです。決めてあるものだけ「ササっ!」と買って悩まずスーパーを出てしまえば、「余計な物」も目につきません。
「食べたいもの」ではなく、「今ある食材」で作れる料理を探すと食材を買い足したり、逆に余ったりする無駄が省けます。
意識して買い物していれば、慣れるとスーパーのカゴに入っている食材の量で金額の予想がつくようになってきます。
大体同じぐらいのペース(頻度)で大体同じぐらいの金額の買い物を繰り返すのも、上手に予算を守るコツです。
※ネットショッピングも大量まとめ買いならお得な場合も!!
例えばお米などをチェックしてみては?買い物に行く手間や時間も節約出来そうです。
中には楽天スーパーセールでパスタを1年分まとめ買い!なんていう主婦もいらっしゃいますよ。某有名インテリア系ブロガーさんがオススメしていました。
子どもが出来た後はどうなる?食費はこのくらい増えます!
子どもが出来ると、当然ながら子どもの分の食費が加算されます。
赤ちゃんの時には親と同じものを食べることが出来ないので、親の食費からやりくりは出来ません。
そうなると月収の○パーセントではなく、家族の人数で食費を考えた方が良さそう。
一般的に1か月にかける食費は、大人で1万円、子ども・幼児で5000円が目安のようです。
- 3人家族だと、大人2人、子ども1人で2万5000円
- 4人家族だと、大人2人、子ども2人で3万円
この考え方だと、私の場合は結構食費がオーバーしているみたいです…。
我が家の子どもは男の子で運動部に入っているので、夕食はご飯を3杯は食べます。
もっと食べることもあります!!
女の子だって食べ盛り!お米の減りが私の予想を超えてしまっています!!
お米の分だけでも、今までの倍かかるようになりました。
小学生も高学年になってくると、大人の食費として考えなくてはいけないようです。
すると、同じ3人家族でも、3万円。4人家族なら4万円になりますね。
この頃になると食費だけでなく、学費や部活にも出費が増えてきます。
子どもが小さいうちに節約して家計のストックを…作っておけば良かった~!!とならないように、家族設計を長期的に見渡して「食費」を考えた方が安心です。
とはいっても、節約ばかりで「楽しみ」が減ってしまうのは寂しい…。
食費を減らすことに固執しすぎて嫌になってしまったり、予算に縛られ過ぎて栄養バランスが崩れて風邪をひいてしまったり…と続かない「ガマンの節約」は辛いだけです。風邪は医療費が増えちゃいますしね。
健康に、楽しい食事を続けるために、たまには「ゴチソウデー」なるものを作って、贅沢も適度に楽しみましょうね!