以前コストコに行った友人から、大袋で買ったアーモンドのおすそ分けをもらいました。
冷凍して忘れてしまい、はや数ヶ月・・・賞味期限はとっくに過ぎていると思われます。
このアーモンド、賞味期限はいつだったのでしょうか?食べても大丈夫でしょうか?
今回は、アーモンドの賞味期限と食べてはいけないアーモンドについて調べてみます!
- アーモンドの賞味期限はどれくらい?開封後のアーモンドについても詳しくご紹介
- 賞味期限切れのアーモンド、消費期限はいつ?未開封で賞味期限が切れたら腐ることはあるの?
- アーモンドに生えるカビ・アフラトキシンは危険です
- アーモンドは食べすぎ注意!その理由をご紹介
アーモンドは高級なので、輸入品の安いものを見つけると大量買いすることもあります。
ですが、実は輸入品についている可能性があるカビがとても危険という情報もわかりました。
詳しくご紹介しますので、ぜひ最後までチェックしてみて下さい!
目次
アーモンドの賞味期限はどれくらい?開封後はいつまで食べられるの?
まずは、アーモンドの一般的な賞味期限を確認してみます。
アーモンドの状態別に賞味期限をご紹介
アーモンドの状態別に調べると、賞味期限切れまでの期間がかなり長いことがわかりました。
アーモンドの状態 | 賞味期限 | 店名 |
生 | 150日 | 小島屋 |
素焼き(ロースト) | 100日 | 小島屋 |
はちみつ漬け | 1年 | マルシンフーズ |
キャラメリゼ | 80日 | 小島屋 |
アーモンド入りミックスナッツ | 100日 | 小島屋 |
アーモンドチョコレート | 5ヶ月 | ぐりこや |
ちなみに、全て未開封の場合の賞味期限ですので、注意が必要です。
- 賞味期限とは・・・未開封で保存方法を守ったときの、美味しく食べられる期限
- 消費期限とは・・・未開封で保存方法を守ったときの、安全に食べられる期限
開封後は、どれくらいの期間食べられるのかをご紹介します。
開封後のアーモンドが食べられる期間
通常はどの食品メーカーでも、「開封後はお早めにお召し上がり下さい」と案内しています。
開封後の日持ちについて明確な日数を決めることはできないのですが、通常は1週間ほどで食べきるのが目安です。
*絶対に食べてはいけないアーモンドについては、後ほどご紹介します。
Q.アーモンドの開封後はどのくらい日持ちしますか?
A.保存状態にもよりますが1週間位以内の間にお召し上がりいただくことをおすすめします。
開封後の日持ちについては、販売店などから特に保障されません。
下記の点にご注意下さい。
日持ちを左右するのは保存方法
- 開封したまま湿気の多い場所に置いておくと1日で食べられなくなる場合もある
- 保存方法に注意すれば、開封後1ヶ月ほど美味しく食べられる場合もある
食べられるかどうかの最終判断は自分
- 食に敏感な方であれば、開封したての風味や食感が変わったら”食べられない”と判断する場合もある
- 食感が少し落ちても、変な味がしなければ長期間食べても平気と感じる人もいる
開封後のアーモンドをなるべく日持ちさせる保存方法は、こちらです。
- ジップつきの保存袋に乾燥剤と一緒に入れて、空気を抜いてしっかり密閉
- 冷蔵庫に入れるor冷凍
- 大袋の場合は、食べきれる分ずつ小分けにして保存
- はちみつ漬けなど加工品の場合は、清潔なスプーンなどで取り分ける
開封後のアーモンドについて詳しくご紹介しました。
では、未開封なら実際はどれくらい日持ちするのでしょうか?
「賞味期限は美味しく食べられる期限」ですので、賞味期限切れでもすぐに腐らないことは予想がつきます。
アーモンドの賞味期限切れを食べても大丈夫?腐ることはあるの?
賞味期限切れアーモンドの実際の日持ちについては、【賞味期限×1.2】の期間が目安です。
賞味期限の設定方法に関する質問の回答
客観的な項目(指標)に基づいて得られた期限に対して、(中略)1未満の係数(安全係数)をかけて期間を設定することが基本です。
なお、安全係数は、個々の商品の品質のばらつきや商品の付帯環境など(中略)変動が少ないと考えられるものについては、
0.8以上を目安に設定することが望ましいと考えます。
先ほどご紹介した表の賞味期限を使って計算すると・・・
- 賞味期限が一番長いはちみつ漬け・・・【1年×1.2=1.24ヶ月】
- 賞味期限が一番短いキャラメリゼ・・・【80日×1.2=96日】
賞味期限切れでも10日~2ヶ月以上日持ちする可能性があるとわかりました。
ただし、食べられるかどうかの最終判断は自分でしますので、食べられない状態も知っておきましょう!
アーモンドが劣化するとこうなる!
アーモンドは、脂質が豊富です。
アーモンドが食べられない状態になるのは、脂の劣化が大きく影響しています。
- 油臭い味になる
- 酸っぱいにおいがする
- 触るとベトベトする
- 食べると胸焼けする など
「実際にアーモンドの賞味期限を切らせてしまった」という口コミを調べると、
「いくらしっかり保存しても、賞味期限切れ後半年は日持ちしない」という声が多数ありました。
少しでも異変を感じたら、食べないのがおすすめです。
アーモンドの加工品の場合は、こんな変化にもご注意下さい。
- 賞味期限切れのチョコレートアーモンドの表面に砂糖が浮いている
- カビが生えている など
特にはちみつ漬けの場合は、はちみつが腐らない食品なので油断しがちです。
純度の高いはちみつは腐りませんが、はちみつ漬けの表面に浮き出たアーモンドにカビの菌がつくと、腐る可能性もあります。
食べる都度、異変が無いかを確認するのがおすすめです。
ここで、”買ったばかりで未開封”でも食べてはいけないアーモンドについてもご紹介します。
アーモンドのカビに注意!最強の発ガン性物質アフラトキシンとは?
アーモンドなどのナッツ類に生えるカビから出る毒で、アフラトキシンという人体に有害な物質があります。
アフリカなどの一部地域では中毒による死亡者が出た例もありますので、ご紹介します。
アフラトキシンを食べるとどうなる?
大量に長期摂取した場合ですが、肝障害から肝がんになる可能性があります。
そんな危険な物質なので、完全にシャットアウトすることはできないのかも調査しました。
完全シャットアウトは無理!
アフラトキシンが付着している可能性がある輸入食品については、税関で検査が行われています。
ただし、アーモンド1粒ずつを検査しているわけではなく、抽出検査です。
アフラトキシンが検査をかいくぐって、国内に入ってくる可能性があります。
実際に、養殖の魚用に輸入したピーナッツにアフラトキシンが付着していて、
魚に肝がんが発生して問題になった実例があります。
アフラトキシンを食べないためにどうしたらいい?
アフラトキシンを避けるために、下記のようなアーモンドは食べないようにしましょう。
- カビ
- 虫食い
- 苦味
通常よりも安すぎるアーモンドにも要注意です。
訳あり品などは割安で売っていることもありますが、理由がはっきりしないのに格安な商品については、
食べる前によく確認なさってみて下さい!
アフラトキシンは、ココアにも付着する可能性があります。
国内製造の粉末で売っている場合には心配はいらないと思いますが、どんな食品なのかをチェックしてみて下さい!
↓↓↓
ココア粉末の賞味期限切れはいつまで使えるの?開封後は要注意!
アーモンドが賞味期限間近!でも食べすぎてはいけない理由とは?
冒頭でお話した我が家のアーモンドですが、今回分かった一般的な賞味期限からすると、賞味期限切れ前かもしれません。
”賞味期限が切れたら嫌だな”という気持ちもあるので、見つけたからには早く食べきりたい!
積極的に食べようと思ったのですが、注意が必要なことがわかりました。
アーモンドを1日に摂取する最適な量は、20粒程度だそうです。
アーモンド1粒が約6kcalなので、【20粒で120kcal=ごはん茶碗軽く1杯分】ですね。
何となく口に運び続けて30粒…40粒となると、食事以外にかなりのカロリーを摂取することになります。
太ってしまう可能性があるので、ご注意下さい。
他にも知っておいて頂きたいことがあります。
- 食物繊維が豊富なので、食べすぎると便秘になる可能性アリ
- 脂分が多いので、胃腸に負担をかけて下痢になる可能性アリ
- ヘルペスのウィルスを増殖させる成分が多く含まれている
- 抗生物質や血圧の薬と相性が悪い
私も含めて、賞味期限間近のアーモンドに気づいて、焦って大量に食べるのはやめましょうね。
まとめ
アーモンドの賞味期限について、詳しく調べてきました。
ポイントをまとめてみます!
- アーモンドの賞味期限は数か月が一般的
- アーモンドを開封後は、1週間で食べきるのが目安。保存方法に注意して、食べられるかどうかをしっかり判断する
- 賞味期限切れでも未開封であれば、食べられる可能性がある
- 脂が酸化するので、状態の変化を見極めて食べる
- アーモンドには、肝がんを引き起こす可能性があるアフラトキシンが付着している可能性がある
- カビ、虫食い、苦味のあるアーモンドは食べないほうがいい
- アーモンドの最適摂取量は1日20粒ほど。食べすぎに注意する
美容食として評判のアーモンドですが、最適な摂取量を守ることが大切とわかりました。
脂の酸化についても、基本的には植物性の脂なので、劣化しなければ体に悪いものではありません。
脂質、ミネラル、ビタミンが豊富なアーモンドは、適量を食べれば肌の潤い、免疫力UP、老化防止に力を発揮してくれますよ♪
水分も一緒にとることで満腹感が出て消化も良くなるので、間食にピッタリです。
間食としてだけではなくサラダやスープなどにも加えて、劣化しないうちに美味しく楽しんでいきましょう!