「書き初め」というと…
小中学生の冬休み恒例のものというイメージが強いですね。
誰でも経験があるのではないでしょうか。
大人になったら、書き初めはしないものなの?
そんなことありません!
会社の新年恒例行事として、
社員が揃って書き初めをしている会社もあるようです。
また、
職員さん、おじいちゃんおばあちゃんが一緒に書き初めを楽しみ、
新年を祝うという高齢者施設もあるようです。
ほほえましい光景が目に浮かぶようですね。
そうです、動物園のぞうさんさえも鼻で立派な書き初めをするのです。
ぜひ、大人も1年に1度姿勢を正し、
新年の抱負を表明しようじゃありませんか。
こどもさんと一緒に書くのもいいですね。
書き初めに新年の抱負や願いを込めて!
でも、
何を書いたらよいのやら…
もしくは、
ふざけた言葉ならいくらでも浮かぶのに…
といったところでしょうか。
確かにそうかもしれません。
それなら、こういうのはいかがでしょう。
「縁起のいい漢字」
「おめでたい言葉」
そのむかし、宮中の儀式だった書き初め。
江戸時代に寺子屋教育が普及したことで、庶民に広がりました。
1月2日に縁起のよい言葉や文字を書き、
1月11日の左義長(いわゆるどんど焼き)まで、その年の恵方に貼る風習があったそうです。
その文化に戻ってみるのもいいかもしれません。
【出典:http://www.ac-illust.com/】
大人の書き初めにぴったり!おめでたい二文字言葉とその意味
では、おめでたい言葉にはどのようなものがあるのでしょう?
こどもの書き初めとはひと味ちがう、
あじわい深い二文字言葉がいろいろあることに気づかされますよ。
それではご紹介しましょう。
★おめでたい二文字言葉とその意味★
・万福 多くのしあわせ
・福寿 幸福で長命であること
・吉祥 幸先のよいこと
・祥雲 おめでたい雲のこと
・栄寿 長命であること
・福始 幸福のはじまり
・豊楽 豊かで楽しい暮らしのこと
・百福 幸せに満ちていること
・飛翔 空へはばたくこと
・楽天 悩まず、天が命ずるままに楽しみ暮らすこと
どれも、
「縁起のよい字の組み合わせ」
といった印象ですね。
【出典:http://www.photo-ac.com/】
大人の書き初めにぴったり!おすすめ四字熟語とその意味
会社の行事で書き初めをするかたはやはり、
「今年の抱負」や「商売繁盛」
をテーマに書くことが多いのではないでしょうか?!
そんなときに役立てたい四字熟語、
そして、
縁起のよい四字熟語をご紹介しましょう。
★ビジネス向け 四字熟語★
・千客万来(せんきゃくばんらい):客が絶えずやってくること
・一粒万倍(いちりゅうまんばい):一粒の種から万倍もの収穫を得ること
・一簣之功(いっきのこう) :仕事が完成する前の最後の努力のこと
・一刻千金(いっこくせんきん) :少しの時間が千金に値するほど貴重であるということ
・精励恪勤(せいれいかっきん) :力の限り熱心に励むこと
・一期一会(いちごいちえ) :一生に一度の出会いを大切に誠意を尽くす心構え
★縁起のよい四字熟語★
・長楽萬年(ちょうらくまんねん):いつまでも楽しさがつづくこと
・和気致祥(わけちしょう) :心をひとつにすれば幸せがくる
・慶雲昌光(けいうんしょうこう):おめでたい雲と明るい日のひかり
・春風致和(しゅんぷうちわ) :人々の心が温和で、世の中が平和な様子
ふだん、目にすることのないような熟語もありますが、
いざというときに使えるとかっこいいですね。
縁起のいい字 これが究極?!
みなさん、この字、見たことありますか?!
な、なに?!これ…
と思わず言ってしまいそうですよね。
よ~く見てみてください。気づくことはありませんか?
これは、縁起がいいとされている
「招」「財」「進」「寶(宝)」の字を組み立てた
「合字(ごうじ)」といわれるものです。
「宝を求め進めば、財を招く」という意味をもち、
中国で、商売繁盛を願った置物などによく書かれているようです。
「招財進寶」と表記し、
「ジューチョイジュンボウ」と読みます。
パッと見ただけでも迫力がありますね!
この字をさらっと書けたら、同僚から注目されそうです。
★小学生~中校生編が気になる方こちら↓
書き初めの言葉!小学生,中学生にぴったり二文字~四字熟語
さて、そろそろ、
文字のイメージが決まりましたか?
「恋愛成就」 や 「絶対減量」
これもたしかに四字ではありますが、
ここはひとつ、大人らしい言葉で新年を飾りましょう!
とはいえ、わたしも・・・
いちばんの目標は「朝型生活」。
(朝が苦手でなかなかエンジンがかかりません)
大人のみなさん!
何はともあれ、新しい1年、元気にまいりましょう。
ライター:紫陽花(あじさい)