先日、食品棚に置いたままの缶コーヒーを飲もうとしたら、賞味期限切れのものを発見してしまいました!
もらいものや、買っても飲まなかった缶コーヒーをそのうちに…と思っていたら、賞味期限がとっくに切れてしまっていたようです。
3本の缶コーヒーのうち、2本は賞味期限切れが半年以内でした。
ですが、残りの1本が1年以上たっていて、さすがにもう無理かなと思い捨てることに…。
今回のことで気付いたのですが、缶コーヒーの賞味期限って、年月のみの表示なんですよね。
そうなると、同じ月でも月初と月末では1カ月近く違うわけです。
そう考えると、「缶コーヒーの賞味期限は、数カ月くらいなら過ぎても大丈夫なのでは…?」と思えてきました。
そこで今回は、缶コーヒーの賞味期限について、以下の内容でまとめてみました。
- 缶コーヒーの賞味期限切れはいつまで飲める?
- 缶コーヒーの賞味期限の見方と表示場所はどこ?
- 自販機のホット缶コーヒーの賞味期限には要注意!
- 缶コーヒーが体に悪いという噂は本当?
缶コーヒーにも、ブラックや微糖、ミルクたっぷりと、それぞれコーヒーに混ざっているものも違います。
それによっても、賞味期限切れがいつまでなのか違いそうですよね。
私は、コーヒーはブラック派なのですが、たまに甘めのコーヒーが飲みたくなります。
缶コーヒーだとブラックか微糖なのですが、1年以上賞味期限が切れていたものは”微糖”でした。
ブラックコーヒーだと腐らないイメージがあるので、缶コーヒーの賞味期限切れが2年でも飲めそうな気がします。
では実際、缶コーヒーの賞味期限切れはいつまで飲めるのか、一緒に確認していきましょう。
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目次
缶コーヒーの賞味期限切れはいつまで飲める?半年以上過ぎても大丈夫?
缶コーヒーの底を見ると、年月が表示されていますよね。
これは缶コーヒーの賞味期限で、この年月が過ぎているからといって、すぐに飲めなくなるわけではありません。
なぜかというと、缶コーヒーに表示されているのは賞味期限であって、消費期限ではないからです。
賞味期限と消費期限の違いとは
賞味期限…食品を美味しく食べられる期限のこと
消費期限…食品の品質が劣化せずに安全に食べられる期限のこと
賞味期限は、その食品を正しく保管した場合、いつまで美味しく食べられるかという期間になります。
つまり、缶コーヒーの賞味期限が過ぎたものは、コーヒーの風味が劣っている可能性があるものの、品質が劣化したわけではないということですね。
では、なぜ缶コーヒーに表示されているのは賞味期限なのでしょうか。
缶コーヒーの表示が賞味期限なのはなぜ?
食品によって、賞味期限と消費期限のどちらを表示するのかが決まっています。
その違いは次のとおりです。
- 消費期限…おにぎりやサンドイッチなどすぐに傷んでしまう食品
- 賞味期限…加工食品やペットボトルや缶の飲料など日持ちがする食品
缶コーヒーに表示されているのが賞味期限なのは、加工飲料ですぐに腐る食品ではないからというわけですね。
もちろん、賞味期限内に飲み切ってしまうのが一番安全です。
ただし、その日を境に腐るというものではないので、多少賞味期限を過ぎていても大丈夫ということです。
缶コーヒーの賞味期限切れが半年以上でも大丈夫?
缶コーヒーは、賞味期限が切れても未開封であれば、半年くらい過ぎたものでも飲むことができます。
缶コーヒーの賞味期限が、1年過ぎてても大丈夫だったという意見もあります。
気になる場合は、味やにおいがおかしくないか、確認してから飲むようにすると良いでしょう。
賞味期限切れの缶コーヒーを飲むときの注意点
- 未開封かどうか
- 缶を振ってみて異音がしないか(固まった固形物の音など)
- 缶を開けた時に異臭がしないか
- 味はおかしくないか
もし少しでも気になることがあったら、飲まないほうが無難です。
また、缶コーヒーは日持ちするものだからといっても、賞味期限切れが2年以上のものは飲まないほうが良いでしょう。
賞味期限は厳密に守らなくても、すぐに腐るものではありませんが、あまりに過ぎたものは品質が劣化して、安全性に問題がでてきます。
しかし、缶コーヒーは密封された飲み物だからと、賞味期限を気にしていない人もいるでしょう。
そこで次項では、缶コーヒーの賞味期限の見方や表示場所をご紹介していきます。
缶コーヒーの賞味期限の見方は?どこに表示されているの?
缶コーヒーには、プルトップ缶とボトル缶の2種類ありますよね。
賞味期限の表示場所は、メーカーや種類によっても違いますが、基本的には次のとおりです。
- プルトップ缶…缶の底面
- ボトル缶…キャップ部分
賞味期限は、年月日の数字で表示されていますが、その表示方法は主に3種類に分けられます。
缶コーヒーの賞味期限の表示の見方は?
缶コーヒーの賞味期限の表示には、年月日で記載されているものと、年月で記載されているものがあります。
【賞味期限の年月日の記載】
- 数字6桁表示…西暦の下2桁+月2桁+日2桁
- 数字8桁表示…西暦の4桁+月2桁+日2桁
【賞味期限の年月の記載】
西暦4桁+月2桁、または西暦下2桁+月2桁
最近では、数字だけでなく年月日の漢字を使うことで、日付がわかりやすい表示になっているものもあります。
年月日で記載されていると、缶コーヒーの賞味期限がいつ切れるのか具体的にわかりやすいですよね。
でも、最近の缶コーヒーの賞味期限の記載は、年月が多くなっています。
これは実は、賞味期限が3カ月を超える加工食品に対して、取り入れられている表示なんです。
缶コーヒーでも、近年多くのメーカーで取り入れられるようになりました。
ほかにも缶コーヒーには、賞味期限以外で記号や数字の記載があるものもあります。これは一体何なのでしょう?
賞味期限以外の表示は何の意味?
これもメーカーによって違いますが、製造工場やロットナンバー、製造時間が記載されていることがあります。
メーカーや販売店の管理上に必要な場合や、消費者が何か問合せをしたい時などに、いつどこで製造されたかがすぐに限定できるので、便宜上記載しているメーカーが多いのでしょう。
普段缶コーヒーを飲むには、賞味期限を気にしていれば問題ありません。
缶コーヒーの賞味期限が、年月でも大丈夫な理由は、比較的品質が劣化しにくいからです。
自分がまずいと感じたりお腹を壊したりしなければ、缶コーヒーの賞味期限が多少過ぎていても、大丈夫ということですね。
ただし、これは未開封で常温保存の場合に限ります。
では、ホットの缶コーヒーの場合はどうなのでしょうか。
自販機で売られているホットの缶コーヒーに注意!その驚くべき理由とは?
缶コーヒーの賞味期限は、製造からおよそ1年ですが、これは常温保存で未開封の場合です。
温められたホットの缶コーヒーは、未開封でも常温保存ではないので、
とかなり短いのです。
なぜ温めるだけで、それほど賞味期限が短くなるのでしょうか。
缶コーヒーを温めるとどうなるの?
コンビニの保温棚でも自販機でも、ホットの缶コーヒーはずっと温められたままですよね。
そうすると、次のような現象が起こるのです。
実際、加熱劣化したホットの缶コーヒーを飲んだ人が、腹痛や嘔吐を訴えるということが過去にありました。
自販機によっては、まめに補充されているところもあれば、そうでないところもありますよね。
補充する側もルールに基づいて行っているとは思いますが、とくに温かい缶コーヒーを買う場合は、購入する側も賞味期限を見るくせをつけておくとよいでしょう。
通常は、缶コーヒーの賞味期限が少し過ぎたからといって、すぐに健康上の問題がでるわけではありません。
ただし、温められた缶コーヒーの場合は、賞味期限が過ぎたものは飲まないほうが無難です。
私も最近、外出先でホットの缶コーヒーを買って飲んだのですが、賞味期限のことなど全然気にしていませんでした。
缶コーヒーが7種類くらい入っている自販機で、どれにしようか迷ったのですが…。
種類によっては回転が悪く、長く残ってしまっている缶コーヒーもあるでしょう。
また、春先になるとホットが売れにくくなって、冬より長く加熱される缶コーヒーも多くなります。
実際に「缶コーヒーの味が変わったのでは?」という問い合わせも、増えているようです。
ただしホットの缶コーヒーを、2週間で入れ替えるきまりはないですし、表示の賞味期限を過ぎていなければ、判断しづらいですよね。
神経質になり過ぎる必要はないですが、臭いをかいでみたり、一口目は少量を味見してから飲んでみたりするなど、気を付けて損はないでしょう。
ほかにも、缶コーヒーで気になることといえば、私の場合は糖分です。
缶コーヒーって微糖といっても割と甘く、砂糖がたくさん入っているイメージがあります。
普段、カロリーオーバーを気にしているので、家やコンビニで買う時は、ドリップコーヒーをブラックで飲み、缶コーヒーを飲むときは微糖にしています。
コーヒーは濃いほうが好きなので、缶コーヒーのブラックはちょっと物足りないんですよね。
ただ1日5杯はコーヒーを飲むので、5本も缶コーヒーを飲んだら、さすがに糖分の摂り過ぎのような気がします。
そうでなくても、缶コーヒーの飲み過ぎは良くないとも聞きますが、具体的に缶コーヒーの何が体に悪いと言われるのでしょうか。
缶コーヒーが体に悪いって本当なの?飲み過ぎるとどうなるの?
缶コーヒーに入っている砂糖の量は、角砂糖5個分です!
かなりの甘党なら別ですが、普通はコーヒーに角砂糖5個も入れたら甘すぎですよね。
微糖はそれより少ないとはいえ、それでも1回に摂取する糖分としては多いほうなので、缶コーヒーの飲み過ぎは確実にカロリーオーバーです。
では、ブラックならどれだけ飲んでも大丈夫かというと、そうでもないのです。
缶コーヒーの飲み過ぎが良くない理由とは?
缶の内側には錆びたりしないように、エポキシ樹脂が塗られています。
このエポキシ樹脂の原料は、ビスフェノールAという化学物質です。
化学物質であるビスフェノールAが、缶の中の液体に溶け出すことがあるんです。
このビスフェノールAは環境ホルモンの一種ですが、ごく微量なので、健康な大人であればとくに影響がない量とされています。
ただし、胎児や乳幼児はこの物質を無毒化する力が低いので、注意が必要とされています。
乳幼児に缶コーヒーを飲ませることはあまりないでしょうが、妊婦さんもコーヒー1杯だけならと、缶コーヒーを飲むのは控えたほうが良さそうですね。
また、缶コーヒーには乳化剤、香料、甘味料、乳化安定剤など、様々な添加物が入っています。
缶コーヒーの飲み過ぎは、こうした添加物の摂り過ぎにもなってしまうので、量を考えたほうがよいでしょう。
ほかにも、カフェインの取り過ぎで、カフェイン禁断頭痛を発症する事例もあります。
1日にコーヒー3杯以上飲む人に、生じやすい症状といわれています。
ですから、コーヒーばかりではなく水やお茶なども飲むようにして、コーヒーの1日の摂取量には気を付けたほうがいいですね。
かくいう私も、仕事中はかなりの量のコーヒーを飲みますが、合間合間に水も飲んでいます。
また、コーヒーを飲むことがだめというわけではないのですよね。
実際、1日数杯のコーヒーには、ガンの抑制効果や血糖値を正常に戻す作用があるといわれています。
缶コーヒーも飲み過ぎず、1日に1、2本を楽しむくらいがちょうどよさそうですね。
まとめ
最後にここまでの内容をまとめておきましょう。
- 缶コーヒーの賞味期限は製造からおよそ1年
- 賞味期限は缶底やキャップ部分に表示されている
- 飲むときに違和感がなければ賞味期限が半年くらい過ぎても飲める
- ホットの缶コーヒーは劣化が早いため賞味期限は2週間程度
- 缶コーヒーにはかなりたくさんの糖分や添加物が含まれている
- カフェインの摂り過ぎはカフェイン禁断頭痛を引き起こすことがある
- 缶の内側のエポキシ樹脂から微量のビスフェノールAが溶け出している
- ビスフェノールAは胎児や乳幼児、妊婦も飲まないほうがよい
- コーヒーは適量を飲めばガンの抑制などのメリットもある
缶コーヒーは、飲み物だし密閉されているので、日持ちがするものという感覚がありますよね。
実際、賞味期限は製造からおよそ1年と長いので、そのうち飲めばいいやという気持ちから、つい置きっぱなしにしがちです。
そして、気付いたら賞味期限が過ぎていた…なんてことも多いでしょう。
コーヒーが腐るなんてイメージできないですが、何でもいずれは劣化していくものです。
なので、あまりに賞味期限が過ぎたものは、気を付けたほうがいいですよね。
冷えた缶コーヒーが常温になったものは、しばらく経ってから飲むこともあります。
ただし、ホットの缶コーヒーが冷めて日にちがたったものは、中のミルク成分が劣化してそうで、さすがに飲む気がしないのが正直なところです。
とにかく、ちょっとでもおかしいなと思ったら、潔く捨てることも大事ですよ!