「桜餅の葉っぱ」が食べられることはご存じでしょうか?
私自身は食べたことがありません。
「葉っぱ」には、
どんな秘密があるのでしょう?
以下、読んでみてください。
あなたも、葉っぱを「食べてみよう」って気持ちになるかも知れませんよ。
桜餅の葉っぱの種類は?
【出典:http://www.i-nekko.jp/gyoujishoku/haru/sakuramochi/index.html】
桜餅に使われている葉っぱは「大島桜」の若葉です。
【出典:http://www.weblio.jp/content/%E5%A4%A7%E5%B3%B6%E6%A1%9C】
大島桜は、関東地方、伊豆七島、名前の通り「大島」に多くみられます。
その若葉は柔らかくて、
「桜餅」や「甘鯛の桜蒸し」によく使われます。
「甘鯛の桜蒸し」も美味しそうですね。
【出典:http://www.jalan.net/yad337769/blog/entry0002341002.html】
大島桜の若葉が手に入らない時は、
八重桜の葉でも良いそうです。
もちろん、そのまま使用するのではなくて、
塩漬けにして使います。
桜の葉は、塩漬けにすると
芳香成分(クマルン)が出ます。
桜の花の塩漬けを使った「桜湯」がありますが、
桜の葉を使ったお茶も作られているそうです。
桜餅の葉っぱの役割・意味は?
桜餅の葉っぱには、
ちゃんと理由があるのです。
葉っぱで全体を包むことによって、
お餅の乾燥を防ぎます。
もちろん、葉っぱで包むことにより、
大島桜の香りも楽しむことが出来ます。
桜餅の餡(あん)の甘さと
葉っぱのしょっぱさがあいまって、
絶妙の味加減になるそうです。
【出典:http://shop.eirakuya.co.jp/ja/item/233/%E6%A1%9C%E9%A4%85/】
また、桜餅を食べる時に
餅が手につかないように
葉っぱがついているとも言われています。
思っていたより、たくさんの理由があるのですね。
桜餅の葉っぱは、食べる vs 食べない?
私の場合、食べず嫌いなので、
今回色々な事が分かって今度は挑戦して食べてみようかな?
という気になってきました。
食べる派、食べない派の意見は、
「餡(あん)の甘さと葉っぱの塩加減を堪能しないなんてもったいない。」
「葉っぱの香りを楽しんだら、後は丁寧に葉っぱをはがして食べます。」
「マナー」としては、どちらなのかな?と思い調べてみましたが、
どちらでも良いみたいです。
改まった席で桜餅が出された時は、
食べ方が見苦しくならないように
「葉っぱごと食べる」
と答えた方が多かったですが、
葉っぱを残してもマナー違反ではありません。
今でこそ、やわらかい塩漬けの葉になっていますが、
以前は堅かったので葉っぱを外して食べていたようです。
自分の食べたいように楽しみましょう!!
【出典:http://give-counsel.com/event/sakuramoti.html】
関東と関西で違う桜餅!長命寺と道明寺って、知ってた?
桜餅は、関東と関西で違うようです。
《関東の桜餅・長命寺餅》
【出典:http://www.i-nekko.jp/gyoujishoku/haru/sakuramochi/index.html】
小麦粉などを焼いた皮で餡をまいた
クレープのようなタイプ。
《関西の桜餅・道明寺餅》
【出典:http://www.ishitani-mochiya.jp/2012/01/post_16.html】
もち米を蒸して乾燥させ、
粗びきにした道明寺粉でくるんだタイプ。
長命寺と道明寺・・・
どちらも「お寺」が関係しているの?
「長命寺餅」は、
隅田川沿いの長命寺の和尚さんが
桜の落ち葉に困って、
桜餅に使ったのが始まりとか。
「道明寺餅」は
道明寺粉を使っているので、
道明寺餅といいます。
道明寺粉は大阪府藤井寺市の道明寺で作られたので、道明寺粉といいます。
★長命寺と道明寺、すべてを知りたい人はこちら↓
【桜餅】長命寺餅と道明寺餅の違い、レシピ・カロリーは?
関東と関西の桜餅、どちらもお寺が関係していましたね。
今年は食べ比べをしてみませんか?
ライター:なみたま