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食材・料理のQ&A

だしの素・和風だしの代用品15選!ほんだしや白だしとの違いは?

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料理・食材
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【監修者:管理栄養士 中村明美】

市販のだしの素が手元になくても、原材料が同様の代用品はたくさんありますし、材料さえ揃っていれば自分で和風だしをとるのもおすすめです。

例えば、ほんだしの代わりに白だしを使いたい場合は、味を調整するだけで良いので簡単ですよ。

だしの素 代用

でも、だしの素の種類によって原材料が微妙に違うので、味の調整にちょっとしたコツが必要になります。

そこでこの記事では、だしの素の代用品を使いたい時に知っておきたいポイントを、以下の項目で紹介します。

鰹節や昆布から和風だしを作るのはちょっと面倒・・・というときに備えて、手軽に使える和風だしの素が手元にあると便利ですよね。

この記事を読むと、和風だしの代わりになる調味料の種類や特徴、注意点などがわかります。

代用品を知っておくと便利なので、ぜひ参考にしてくださいね!
 

記事監修者・管理栄養士・中村明美先生記事監修・中村明美先生
管理栄養士・栄養士
管理栄養士薬膳アドバイザー/ 大学卒業後、病院の管理栄養士として25年間勤務。病態栄養認定管理栄養士糖尿病療養指導士NST専門療法士の資格を取得。レシピ・献立作成をはじめ、多くの患者様に栄養指導や栄養サポートを実施。現在はフリーランスとして「美味しく食べて健康に」をモットーに、食に関する正しい情報を配信するために活動中。

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だしの素・和風だしの代用品15選!ほんだしや白だしなどとの違い

和風だしの素とは、鰹節や昆布など和風だしの成分を粉末や顆粒状にした調味料の総称で、代用できる調味料はたくさんあります

代用品を下記にまとめたのでご覧ください。

和風だしの代わりになるだしの素や調味料
和風 洋風 中華
顆粒・粉末 液体
ほんだし
あごだし
いりこだし
昆布だし・昆布茶
うどんスープの素
おでんの素
味の素
ハイミー
白だし
めんつゆ
昆布つゆ
コンソメ
ブイヨン
鶏がらスープの素
ダシダ

それぞれ特性が違い、量を調節したり、風味の違いを理解したうえで使うなどの工夫が必要です。

まずは、和風だしの素として有名な鰹節ベースの「ほんだし」について確認しておきましょう。

ほんだしなどの和風だしの素はメーカーで原材料が違う

和風だしを手軽に使えるように工夫された和風だしの素は、いろんなメーカーから販売されています。

和風だしの素 ほんだし

同じ和風だしの素なので代用は可能ですが、メーカーによって原材料となる中身が若干異なるので、味噌汁などに使うと風味が変わる場合もあります。

「ほんだし」は味の素から発売されている和風だしの素の名称で、かつおベースの商品が有名ですね。

味の素
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和風だしの素はメーカーによって名称が異なり、ヤマキやシマヤからは「だしの素」という商品名で販売されています。

それぞれの原材料を確認してみると、以下のように違いがあることがわかります。

味の素 ほんだし
(※1)
ヤマキ だしの素
(※2)
食塩(国内製造)
砂糖類(砂糖、乳糖)
風味原料(かつおぶし粉末、
かつおエキス
酵母エキス
酵母エキス発酵調味料
調味料(アミノ酸等)
食塩(国内製造)
ぶどう糖
風味原料(かつおぶし粉末、
そうだかつおぶし粉末
乾しいたけ粉末
たん白加水分解物(小麦を含む)
調味料(アミノ酸等)

いつもはほんだしを使っているけど、メーカーを変えてみたら少しだけ味が変わった気がする・・・?となる可能性があることを覚えておくといいですね!

かつおベースの出汁は味や香りがはっきりしているので、お吸い物でしっかり出汁をとりたい場合におすすめです。

また、ほんだしなどの和風だしの素は、かつおベース以外にもいろんな種類があり、代用する際にはコツが必要になります。

いりこだしは香りがしっかり出るのが特徴

いりことは煮干しのことで、原材料にはいわしが使われることが多いです。

だしの素 代用 いりこだし

かつおベースのだしの素との違いは煮干しいわしだけですが、代用する際には香りが出やすい点を覚えておくといいでしょう。

いりこだしはラーメンやうどんなどの出汁をとりたいときにおすすめです。

いりこだしと同様に魚を使った和風だしの素で有名なのが、あごだしです。

あごだしはさっぱりした味わいが特徴

あごだしは、原料にあご(とびうお)を使い上品ですっきりとした味わいで和食全般に使えて、あご以外は鰹節ベースの和風だしの素とあまり変わりません。

管理栄養士 中村明美
管理栄養士
中村明美
こちらの商品は粉末醤油が入っているのでそのまま料理に使えるタイプのだしの素です。調味料を加える場合は量を調整してくださいね。

鰹節ベースのだしの素の代用としてあごだしを使う時は、味噌汁や茶碗蒸し、煮物などシンプルな料理に使うといいですね。(あごだしを使った肉じゃがはこちら

素材の風味を邪魔しない出汁を使いたい時には、昆布だしや昆布茶を活用しましょう。

昆布だしや昆布茶ですっきりした味わいに

昆布だしは昆布の粉末が使われており、くせがないのが特徴です。(※3)

だし巻き卵のように、素材の味を活かしたい時におすすめです。

昆布茶は、あっさりとしただしが作れ、炊き込みご飯や和風パスタ、味噌汁など幅広い和食料理に使えます。(味噌汁のレシピはこちら

原料は食塩、砂糖、昆布などで、かつおよりまろやかでさっぱりとした味になります。(※4)

鰹節ベースのだしの素の代用として昆布だしや昆布茶を使ってみて風味が足りない場合は、鰹節でだしを作って加えると風味がアップしますよ。

鰹節ベースのだしの素と同様に、ストックしておくと便利なのはうどんスープの素です。

うどんスープの素はバリエーション豊富で使いやすい

うどんスープの素は、だしの風味が強い調味料なので、うどんや雑炊をはじめ、炒めものなどにも使えます。

食塩やかつお節、昆布粉末などが入っているので、近い味が出ますが、風味を強く感じる場合は量を少なめにするといいでしょう。(※5)

雑炊や炒めもの、鍋などにも合うという口コミが多くあったので、ぜひ試してみて下さい。

また、おでんの素も和風だしの素の代用品としておすすめです。

おでんの素は風味豊かな味わいに

おでんの素は、風味が豊かなだしが取れ煮物やスープなどにおすすめです。

こんぶエキスやかつおエキスが入っており、だしの素の代用としておでんの素は使えます。(※6)

みなさんおでんの素で煮物や肉じゃがなどを作っていて、調味料も好みに合わせて入れていましたよ!

うまみを簡単に出せる味の素も、和風だしの素の代わりとして活用できます!

味の素は手軽にうまみを引き出したい時に最適

味の素はうま味をプラスする調味料で、素材の味を引き立てる役割があり和食全般に使え、塩だけでも美味しく仕上がるのが特徴です。

昆布のグルタミン酸、かつおのイノシン酸、しいたけのグアニル酸などのうま味が配合されたもので、調味料は入っていないのが大きな違いになっています。(※7)

だしの素の代用として味の素を使う場合は、調味料の量を調節して、シンプルな味付けにすることで美味しく仕上がります。

また、ハイミーも同様に代用品としておすすめです。

ハイミーはさらにうまみ成分が多いのが特徴

ハイミーは、まろやかさとコクが加わるので味噌味や煮込み料理に合い、成分は味の素と変わりませんが、うま味成分がより多く入っているのが特徴です。(※8)

だしの素の代用でハイミーを使う場合は、濃いめの味付けの料理がおすすめです。

管理栄養士 中村明美
管理栄養士
中村明美
具材にじっくりうま味をしみこませたいときは、味の素やハイミーを調理のはじめに使うと効果的です。少量でもうま味が出るので入れすぎに注意しましょう。

和風だしの素に代用できるのは液状タイプの市販品でも可能です。

白だしをだしの素の代用に使うなら調味料の工夫が必要

白だしは液体タイプが多く、他の調味料を入れなくても味付けまでできるのが特徴です。

しょうゆや砂糖がすでに入っているので、薄める・調味料の量を調節するなどの工夫次第でだしの素の代用にできます。(※9)

白だしと同様に、めんゆつや昆布つゆも代用品として活用できます。

めんつゆは調味料の風味が強めなのが特徴

めんつゆも白だしと同様に調味料が含まれており、炊き込みご飯やだし巻き卵など和風料理全般に使えます。

白だしと比べると、しょうゆの風味が強めで、塩分はやや少なめなのが特徴です。

だしの素の代用としてめんつゆを使う場合は、水を多めにしたり調味料を減らすなどの工夫が必要になります。(※10)

またメーカーごとに塩分や甘み、風味が違うので味を見ながら調節してくださいね。

昆布つゆは昆布だしが中心の味わい

昆布つゆは、めんつゆとあまり変わりませんが、昆布の風味が強くまろやかな味わいで、和食全般に使えます。

昆布エキス、かつお節エキスが入っているので、めんつゆ同様、だしの素の代用として昆布つゆは使えます。(※11)

肉や魚料理に使うとうま味がアップするのでおすすめですよ。

和風だしの素の代わりに使える調味料は「和風」に限らず、洋風調味料でもOKです。

コンソメをだしの素の代わりに使うと洋風になる

だしの素とコンソメの風味は違いますが、洋風に合う具材を使うことで味がまとまります。

チキンエキスや香辛料などが入っていて、スープとしてそのまま飲めるように作られているので、使う場合は少量ずつ使ってみてください。(※12)

キャベツや玉ねぎで味噌汁を作ったり、肉じゃがにバターを入れるなど、洋風に近づけることで美味しく仕上がるようですよ。

また、コンソメ同様にブイヨンもおすすめです。

ブイヨンでも和風料理と相性が良い

ブイヨンは、牛肉と香味野菜のうま味が凝縮された洋風だしの素のような調味料です。

コンソメよりも味が薄いので和風のレシピにも違和感なく使えますが、少量ずつ味を見て入れていくといいでしょう。(※13)

マギー ブイヨン 50個入
マギー

だしの素の代用としてブイヨンで煮浸しや煮物、茶碗蒸しなどに使っている方もいたので、ぜひ試してみて下さい。

だしの素の代用品としては意外かもしれませんが、中華風調味料でも活用できます。

鶏がらスープの素は和風の材料と相性が良い

鶏がらスープの素を代用してだしの素の風味を出すのは難しいですが、和風レシピの食材をそのまま利用できるので、アレンジして使うのがおすすめです。

チキンエキスや鶏油、食塩も入っており、味やコクが濃いため入れすぎには注意が必要です。(※14)

ほうれん草のおひたしをナムルに、肉じゃがなら塩味にしてごま油を加えるなど、工夫をして使うといいですね。

ダシダもだしの素に近い材料が使われている

ダシダは韓国料理のだしの素で、牛肉・あさり・いりこを主な原材料とした3種類の商品があります。

中でもいりこのダシダは、いわしやかつお、昆布などが入っており、だしの素に近く和風料理にも使えます。(ダシダを使ったおでんはこちら

ただ、にんにくも入っているので使う量は調節してくださいね。(※15)

管理栄養士 中村明美
管理栄養士
中村明美

味は薄味で好みの味に調節できるメリットがあるので、おでんや味噌汁などのだしとして使うといいでしょう。

和風だしの素に代用できるものはたくさんありますが、手元に無い場合や、より風味を近づけたいこともあるかと思います。

そこで、市販のだしの素に代用できる簡単な手作り出汁の作り方を紹介していきます。

だしの素に代用できる!鰹節や昆布の簡単手作り和風だし

和風だしの素は鰹節や昆布などが原材料なので、材料さえ家にあればすぐに和風の出汁を作れます

出汁 代用

和風だしの代表的な、かつおだし、昆布だし、かつおと昆布の合わせだしの3種類を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

かつおだしの取り方

だしの素の代用として鰹節で取った出汁を使えば、香りも引き立ち風味も豊かになり、より近い味わいになります。

注意点は、ぎゅっと絞ってしまうとエグみが出てしまうので、自然に落ちた出汁だけを使うのがポイントです。

また、かつおだしは水出しで作るとあっさりと仕上がり、水1リットルにかつお節を30g入れ8時間入れておくと完成です。(※16)

あっさりした出汁にしたい時には、昆布だしもおすすめです。

昆布だしの取り方

やさしいうま味のある出汁が取れるので、昆布はだしの素の代用としても使えますが、風味が足りなく感じる場合は調味料などで調節してみてください。

注意点は沸騰する前に昆布を取り出すことだけなので、簡単に作れそうですね。

また、水1リットルに対して10gの昆布を入れ、一晩置いておくだけでも昆布だしを作ることもできます。(※17)

管理栄養士 中村明美
管理栄養士
中村明美

煮出した場合は濃厚に、水出しの場合はさっぱりとした出汁になります。

かつおと昆布を組み合わせると、相乗効果でうまみがさらにアップします!

昆布と鰹節のだしの取り方

昆布とかつお節で取った出汁は、基本の和風だしでよりうま味の強い出汁を取ることができます。

ポイントは、昆布の取り出すタイミングと、灰汁を取ることになります。

鰹節や昆布だけで作るのに比べて手間はかかりますが、よりだしの素に近い味わいになるので、ぜひ挑戦してみて下さい。

このように出汁は簡単に作れ、だしの素の代用として使えますし、煮干しや干し椎茸などを加えると、好みに合わせて作れるのも手作りならではのメリットでしょう。

管理栄養士 中村明美
管理栄養士
中村明美
手作りの出汁はコクやうま味がしっかり感じられます。調味料を減らして素材の味を活かせるので、減塩にもつながりますよ。

では最後に、和風だしの素や手作り和風だしの材料も無いけど他の調味料なら手元にある・・・という場合の代用品を使ったレシピを紹介します。

だしの素・和風だしの代用品を使ったレシピ紹介

だしの素や和風だしが無い時に代用品を使ったレシピを知っておくと便利なので、ぜひ参考にしてみてください。

昆布茶で味噌汁

出汁を使うことの多い味噌汁ですが、だしの素の代用は昆布茶でも作れます。

だしの素などと比べて風味が弱いと感じる場合は、あさりやしじみ、きのこなど風味が強い食材を入れるといいですね。

また、味噌の味が濃いと昆布の風味が負けてしまうので、昆布茶を使う時は調節しながら作ってみて下さい。

昆布茶の使用量目安
  • 水・・・300ml
  • 昆布茶・・・小さじ1
  • 味噌・・・大さじ1

あごだしで肉じゃが

肉じゃがはだしで煮ることでさらに美味しくなりますが、あごだしで代用すると上品に仕上がります。

優しい風味になるので、調味料の量を少なめにしてだしの風味を活かすように作るのがおすすめです。

肉じゃがを作る時にだしの素が無い時に、代用として使ってみてはいかがでしょうか。

こちらでは粉末タイプを紹介しましたが、あごだしつゆという商品もあり、味付けが難しい肉じゃがも1本で味がきまるのでより便利に使えます。

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あごだしの使用量目安
  • 水・・・250ml
  • あごだしつゆ・・・大さじ2
  • 砂糖大・・・さじ2

ダシダでおでん

ダシダは、韓国おでんのだしとしても使われることが多いですが、めんつゆや調味料を加えて、和風のおでんを使っているレシピもありました。

こちらの方は、いりこのダシダを使われていて、つみれの味がするとのことなので、風味がかなり良くなるようです。

だしの素の風味をそのままにというわけにはいきませんが、牛のダシダと牛すじ、海鮮系にはあさりやいりこのダシダを使うなど、工夫をするとより美味しく仕上がりますね

ダシダの使用量目安
  • 水・・・1500ml
  • めんつゆ・・・100ml~150ml
  • ダシダ・・・小さじ2

結論|だしの素・和風だしがなくても代用品はたくさんある

だしの素や和風だしが無くても代用できる調味料を紹介してきましたが、味や風味に違いがあるので料理の種類に合わせて使うことが重要です。

和風の調味料をだしの素の代用品にする場合は、そのまま使えるものや、薄めるものなどさまざまな種類があるので、味見をしながら調節しましょう。

洋風や中華の調味料は、食材をそのまま使ってもアレンジして代用できるので、調理を工夫してみてはいかがでしょうか。

調味料の他、手作りでも和風の出汁は作れるので、家庭にあるものでぜひ代用してみてください。

 

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