ネット通販にオークション、フリマアプリなどネットを使って買い物をする機会が増えていますね。
「商品自体は安いのに、よ~く見ると配送料が高い!」というのもよくある話。特に本や雑貨類は、自分で実店舗に出向いて買えば無料で済むのにネットで買ったから送料の分だけ割高になってしまうかもしれないので、配送料はかなり気になるところです。
そして料金の他にもう一つ気になるのが、受け取り日の指定や時間指定。宅配だと荷物が届く時に在宅している必要がありますから、いつ頃届くのかも重要ですよね。料金も安価で受け取りはポストでOKという手軽さで最近利用することが増えているのが、
ヤマト運輸のネコポスです。
ネコポスって言葉からじゃぁ、サービス内容はちょっとイメージがしづらいですね(笑)ですがこのサービス、ちょこちょことネットで買い物をしている人にピッタリなサービスなんですよ。
そこで今回は、手軽で便利なネコポスについて詳しく調べてみました。
- ネコポスってポストに投函?どんなサービスなのか、料金など基本を教えて!
- ネコポスで届いた荷物が郵便受けに入らなかったら?
- 初めてでもカンタン!ネコポスで荷物を発送する方法
- 困った事態も慌てずに!荷物が紛失した時の対応やネコポスで送れないサイズにオススメの方法
という内容で、どんなサービスかという基本情報以外も色々とご紹介していきます。私が実際に体験した出来事も交えつつお話しますので、今後利用したいと考えている方は必読ですよ!
目次
ネコポスはポストに投函される?そもそもネコポスってどんなサービスなの?
ネコポスについて調べている方が特に気にしているのは「ポストに入るか否か」です。この”ポスト”というのは、家に設置している”郵便受け”のつもりで使っている言葉ですよね。
「ポストに投函する」というのは街中にある赤い郵便ポストに手紙を入れることを意味しています。ネコポスは「ポストに投函される」のではなく、「郵便受けに配達される」というのが正しい表現。まずはその点をきちんと理解しておきましょう。
そして本題ですが、まずはネコポスのサービス概要をご説明しましょう。
<ネコポスの特徴7つ>
- 郵便受け届くので、受け取り時に在宅の必要はない
- 日時指定はできない
- 荷物の数量などによって送料が決まる
- 基本的には全国翌日配送
- 荷物の追跡も可能
- 郵便ポストへの投函はできない
- 送れない荷物もある
ちなみに送れる荷物のサイズについては、次で詳しくご説明していますので割愛させてくださいね。
ネコポスは郵便受けに配達されるので、受け取りの際に自宅にいないくてもOKです。平日は仕事があるから荷物を受け取れないことが多いという人には嬉しいですよね。日時指定はできませんが、受け取りで在宅の必要もないから問題ないですしね。
料金は数量が基準ですが、全国一律の基準になっていて上限は378円、平均は200円代です。
また基本的に全国翌日配達なので、離島など基本的に日数のかかる地域を除けば、購入先から発送完了メールが届いた翌日か翌々日には手元に届きます。私の住んでいる地域でも、お昼頃に発送完了メールをもらった荷物が翌日に届いたりしていますよ。荷物の追跡も可能で、郵便受けに入れたら配達完了メールが送信されます。
ネコポスはヤマト運輸と契約した法人や個人事業主が利用でき、提携しているメルカリなどのフリマサイトやオークションサイト経由でも利用することができます。基本的にはドライバーによる集荷かヤマト運輸の営業所に持ち込んでの発送ですが、フリマやオークション経由での発送の場合はコンビニからも発送できるので便利なんですよ。
送れない荷物というのは、例えば現金やクレジットカード、刃物や花火のような危険物などがあります。詳しくはこちらをご覧ください。
~ポスト投函はできません!~
郵便受けに届くイメージから「ハガキのように郵便ポスト投函でいいのか?」という疑問をお持ちの方は多いようですが、
ネコポスで郵便ポストに投函することはできません。日本郵便にはゆうメールなどのサービスがあり、それとは別の会社がやっているサービスだと分けて考えてくださいね。
ところでこの記事に検索でたどり着いた方は、何と検索しましたか?「ポスト 投函不可」「ポスト 入らない」なんていうワードが多いかと思います。
郵便受けをポストと呼ぶ慣習から、家の郵便受けに荷物が届くことをポスト投函と表現することも多いようですね。ですが、その表現だと郵便ポストに入れるのか家の郵便受けに届くのか、わけがわからなくなってしまいませんか?
こちらの記事では”ポスト”と”郵便受け”で書き分けています。「ポスト=郵便ポスト」「郵便受け=家についている方のポストのこと」と思っておいてくださいね。
ネコポスが郵便受けに入らない!入らなかった荷物はどうなるの?
<ネコポスで送れるサイズ>
- 31.2cm×22.8cm以内で、厚さは2.5cm以内
- 縦11.5cm×横23cmより大きいもの
- 重さは1kg以内
「ポストが見当たらない、またはポストに入らない場合は持ち戻る」と公式サイトに記載があります。けれど実際は、在宅中ならチャイムを鳴らして届けてくれることが多いですよ。
我が家のポストは大き目サイズなので大抵の荷物は入るはずですが、私が専業主婦で在宅していることも多いのでネコポスも大きなサイズは玄関チャイムが鳴って対面で受け取ることが多いです。入れにくい荷物を無理矢理押し込むよりも手渡しの方がラクそうですよね。
もしもポストに入りきらず受け取り人も不在だったら、手渡しできないので不在票が入ります。再配達依頼をすることになるので大き目の荷物が届く時には少し注意しておいた方が良いですね。
初心者でも3分で完璧!ネコポスで荷物を発送する方法とは?
ネコポスの発送方法は、法人や個人事業主が送る場合とフリマやオークションを経由して送る場合とで違います。
<法人や個人事業主が送る場合>
- ヤマト運輸の営業所で契約する
- 「送り状発行システムB2クラウド」で送り状を発行する
- 荷物の宛名ラベルを貼って、営業所に持ち込むか集荷に来てもらう
職場のパソコンで宛名ラベル(送り状)を発行する場合は、こちらをご覧下さいね。
<フリマやオークション経由で送る場合>
- 出品の際に配送方法としてネコポスを選択しておく
- 商品が落札されるとQRコードが発行される
- ヤマト運輸の営業所やファミリーマート、サークルK・サンクスに行く
- コンビニでは設置された機械でQRコードを読み取り、発行された券を持ってレジに行く
- ヤマト運輸の営業所では機械でQRコードを読み取り、発行された送り状を持って窓口に行く
ちなみに発送したい荷物のサイズが小さく、「ネコポスでも大きすぎるなぁ~」という時にオススメなのはクロネコDM便です。
- 荷物の3辺(縦・横・高さ)の合計が60cm以内
- 最長辺34cm以内
- 厚さ2cm以内
- 重量1kg以下
というサイズならば、上限164円で送ることができます。発送の目安が400km圏内は翌々日、400km圏以上は4日目(発送日を含む)なのでネコポスよりも少々時間がかかってしまいますが、安くなるので小さい荷物ならこちらもオススメですよ。
ネコポスで荷物が紛失!?届かない!緊急事態の対処法とは?
- ドライバーによって雑に郵便受けに押し込まれ、落ちた荷物が紛失してしまう
- 集荷や配達の段階で荷物が紛失してしまう
そんなことが絶対に起きないとは言い切れません。もしも荷物が届かなかったら、どうすればいいのでしょうか?
まずは自分が発送した側の場合。荷物の紛失や破損など、明らかにヤマト運輸に過失がある場合は引受限度額が3000円となっていますので、問い合わせをしましょう。
自分が受け取る側の場合、発送した側から問い合わせてもらうのが良いでしょう。フリマやオークション経由の場合は営業所へ持ち込むのを忘れていたなど出品者のミスということも考えられるので、まずはフリマやオークションサイトへ問い合わせてみましょう。
大きすぎてネコポスで送れない!そんな場合は宅配便コンパクトがオススメ
「ネコポスを利用したいけれど、サイズ的に無理!」という場合は、宅配便コンパクトがオススメです。
宅配便コンパクトは送料は648円で、専用BOXを購入して利用するサービスです。
- 24.8cm×34cmの薄型専用BOX
- 25cm×20cm×5cmの専用BOX
このどちらかを選び、ヤマト運輸の営業所に持ち込むか、コンビニで発送します。専用BOXはヤマト運輸の営業所や取り扱い店で65円で購入できますよ。
提携しているフリマサイトやオークションサイトでは送り状の発行が手軽にできますし、クロネコメンバー割やデジタル割、持込割などの割引サービスがお得です。
ただしネコポスと違い対面配達なので、小さくても郵便受けでの受け取りはできません。その代わりに日時指定はできます。詳しくはヤマト運輸のサイトをご覧くださいね。
まとめ
<ネコポスってどんなサービス?>
- 郵便受け届くので、受け取り時に在宅の必要はない
- 日時指定はできない
- 荷物の数量などによって送料が決まる
- 基本的には全国翌日配送
- 荷物の追跡も可能
- 郵便ポストへの投函はできない
- 送れない荷物もある
- 郵便受けに入らない場合は持ち戻るが、在宅中なら対面で配達してくれることも多い
- 持ち戻った荷物は不在票から再配達依頼をする
<ネコポスで送れるサイズ>
- 31.2cm×22.8cm以内で、厚さは2.5cm以内
- 縦11.5cm×横23cmより大きいもの
- 重さは1kg以内
<法人や個人事業主が送る場合>
- ヤマト運輸の営業所で契約する
- 「送り状発行システムB2クラウド」で送り状を発行する
- 荷物の宛名ラベルを貼って、営業所に持ち込むか集荷に来てもらう
<フリマやオークション経由で送る場合>
- 出品の際に配送方法としてネコポスを選択しておく
- 商品が落札されるとQRコードが発行される
- ヤマト運輸の営業所やファミリーマート、サークルK・サンクスに行く
- コンビニでは設置された機械でQRコードを読み取り、発行された券を持ってレジに行く
- ヤマト運輸の営業所では機械でQRコードを読み取り、発行された送り状を持って窓口に行く
<紛失やサイズオーバーの時はこうしよう!>
- 紛失が疑われる場合、自分が発送していたらヤマト運輸のサービスセンターに問い合わせる
- ヤマト運輸側に明らかな過失があれば、引受限度額は3000円で補償される
- 受け取り側の場合は発送元に問い合わせてみると良い
- サイズが大きくてネコポスが利用できない時は宅急便コンパクトがオススメ
通販やフリマ、オークションなどが気軽に利用できるようになり、最近は小さい荷物の配達が増えているそうです。またフリマ利用者の多くが、在宅の必要がなく手軽に受け取れるよう郵便受けへの配達を望んでいます。
そういった消費者の声に応えるためのサービスがネコポスです。よくわからないと興味を持たないままではもったいないですから、サービス内容をきちんと把握し、クロネコDM便や宅急便コンパクトと一緒に使い分けて、常に一番適したサービスを利用したいものです。
消費者のニーズが高まれば、それに合わせた商品が生まれます。利用する側も常にアンテナを張り巡らせ、便利でお得なサービスはどんどん利用していきたいですね。