【執筆者:編集部 田口菜月】
なぜプラスチックの蓋は開かないの?
気圧の変化って関係あるの?
簡単に開ける方法も知りたい!
日常生活でよくある蓋が開かない状況は、食品では電子レンジで温めた後や長期間同じ容器を使用していると起こります。
この記事では、プラスチックの蓋が開かない理由を知り、家庭で簡単に実践できる開け方やテクニックをまとめました。
記事前半では、蓋が固くなるおもな原因について、後半では家庭でできる簡単な蓋の開け方と蓋が開かない問題を未然に防ぐ方法をまとめています。
たとえば、プラスチック容器の蓋が開かない理由のひとつに気圧の変化があげられますが、温めたり家庭にあるアイテムを使ったりすれば簡単に開けられるのです。
瓶の蓋が開かない場合も同じ方法が使えるので、ぜひ最後まで読んでみてください。
- 気圧変化が原因
- 温めると開けやすい
- 輪ゴムが滑り止めになる
- 斜め回しで開くコツ
- 予防策が重要
開け方や予防策を覚えておくと、プラスチック容器の蓋が開かなくても困りません。
蓋が開かなくて悩んでいるすべての人に試してほしい方法をまとめているので、ぜひ読んでみてください。
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目次
プラスチック容器の蓋が開かない理由
日常生活でよくある悩みに、プラスチック容器の回す蓋が固くて開かない現象があげられます。
21日目。梅酒の跡形。
すこーし残っていたのを飲みきり。梅もかじろうかとしたけど、開かない。蓋が開かない。
水につけて試すけど、プラスチック容器なのでこのまま捨てます。
蓋には「2011ウォッカ」と貼ってました。家でお酒あんまり飲まないからな…(2009と書いた瓶があとひとつ)#一日一捨 pic.twitter.com/JN6F7v8EhX— ぽい子@ステアカ (@poipoi_sutemasu) September 13, 2020
なぜ起こるのか、どのように解決すればよいのかなどの気になる悩みについて、原因と対処法をまとめました。
蓋が固くなる主な原因は気圧の変化
プラスチックの容器の蓋が開かなくなる原因のひとつに、気圧の変化があります。
空気による圧力のこと。温かいと空気は膨張し、冷めると縮む。
たとえば、暖かい部屋に置いていたものを、寒い部屋で開けようとすると気圧の変化が影響し、開かない場合があるのです。
温めたことで容器内の水分が蒸気となり、その蒸気が冷えて水に戻る過程で、容器内の気圧が外部よりも低くなるのです。
結果、外部の気圧が容器を強く押し、蓋が固く閉じられる状態になります。
ほかの原因|食べ物が挟まっている
食べ物の場合、蓋が開かない原因は他にもあります。
- ホカホカの食べ物を入れて蓋をした場合
- 蓋と容器の間に何かが挟まっている場合
温かい食べ物を入れて再度開けようとしたら開かなかった時は、先ほど紹介した気圧による変化が原因です。
食べ物が挟まっていて開かないのは、容器に食べ物を入れる際に、蓋の縁に食べ物がこぼれて、それが固まって蓋と本体を接着するのが原因とされます。
もし、蓋が開かなかったら、どうすれば良いのか固い蓋の開け方を見ていきましょう。
プラスチック容器の蓋が開かない時の対処法|電子レンジやお湯
プラスチックの蓋が開かない理由が気圧によるものなら、蓋や容器を温めると開く場合があります。
温めることで容器内の気圧が外部の気圧に近づき、蓋が開けやすくなるのです。
プラスチックの蓋だけでなく、瓶の蓋が開かない時にも使えるので、ぜひチェックしてください。
電子レンジを使った簡単な開け方
食品であれば、電子レンジを使って容器を温め直すと、容器内の気圧と外部の気圧が同等になり、蓋が開けやすくなります。
ほかにも、お湯を使う方法が有効とされます。
お湯をつかうと蓋が膨張して開けやすくなる
蓋の上から熱いお湯をかけると、蓋が膨張し※、蓋と本体の間にわずかな隙間ができます。
※参照元:熱膨張率とは?|産総研 計量標準総合センター https://unit.aist.go.jp/mcml/rg-tp/ja/kaisetsu/shokai_TE.html
この隙間から気圧が調整され、蓋が開けやすくなるのです。
また、容器をお湯に完全に浸すと、中身が水浸しになる可能性があるため、この方法を試す際は慎重におこなうのがポイントです。
プラスチック容器の蓋が開かないのは食品だけとは限りません。
食品以外のものや温められないもので、蓋が開かない場合は、次の章を参考にしてください。
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誰でもできるプラスチック容器の蓋が開かない時の裏ワザ
つぎに、食品でない場合にも役立つ、アイテムやテクニックを使った蓋の開け方を紹介します。
こちらも誰でも簡単に試せるので、要チェックです。
輪ゴムを使って滑り止めにする
輪ゴムを滑り止めとして使用すれば、蓋が開けやすくなります。
娘の腸の調子が悪い時用に常備してる、ニュートンが発見したオリゴ糖。
夫でも蓋が開かなくなってずっと困ってたんだけど「サザエさんが輪ゴム巻いて開けてた‼︎」って四女が言い出して、やってみたら小5の次女の力で開いた…!サザエさんすごい…‼︎サザエさんありがとう! pic.twitter.com/UdkULNEPG0— 美麗✌️✌️Z✌️✌️ (@mirei178) January 23, 2020
輪ゴムを蓋の周りに巻く事で、手が滑りにくくなり、より多くの力が蓋に伝わって開けられるのです。
この方法は、力の弱い方や、手が濡れている時にも役立つので覚えておきましょう。
濡れタオルやアイテムを使って開ける方法も
輪ゴムを使う以外にも、簡単に開く方法があります。
濡れタオルを使って蓋をひねったり、蓋を開けやすくするアイテムを使ったりするもおすすめです。
輪ゴムで開かない場合は、こちらも試してみてくださいね。
スクリューキャップの場合は斜めにして回す
スクリューキャップの蓋が開かない時には、蓋を斜めにして回す方法をおすすめします。
蓋と容器の間に微妙な隙間を作り出すことによって、気圧の差を利用して蓋が開きやすくなるのです。
①容器を少し傾けた状態で蓋をゆっくりと回す
②蓋がほんの少し持ち上がる
③持ち上がった隙間から空気が入り、蓋が開きやすくなる
いくつかの方法を紹介しましたが、プラスチック容器の蓋が開かないときは、ぜひ試してみてくださいね。
次の章では、蓋が開かないトラブルを未然に防ぐため、容器の扱い方について紹介します。
プラスチック容器の蓋が開かない問題を未然に防ぐ方法
適切な予防策と正しい使用方法を心がけると、プラスチックの蓋が開かない問題を未然に防げます。
以下では、プラスチック容器を扱う際の注意点と、蓋をする前の予防策について解説します。
プラスチック容器の正しい使用方法
プラスチックの容器の蓋が開かなくなる原因のひとつは、紹介した通り気圧の変化です。
これを避けるには、食品の場合は電子レンジでの使用時に、蓋を完全に取り外すか、少しズラして蒸気が逃げる隙間をつくると良いでしょう。
また、回さないタイプの蓋つき容器や、蓋をしたまま電子レンジで使用できるプラスチック容器もあるので、こちらの容器に温めたいものをいれて使用するのも良いですね。
容器の縁をふき取って予防する
もうひとつの原因は、蓋と本体の間に食べ物の残りかすや、液体が挟まることです。
容器に食べ物を入れた後、蓋をする前に縁をキレイに拭き取るのが重要とされます。
洗剤などの場合も、縁についた液体をふき取るようにしてください。
この一手間によって、蓋と本体がくっついてしまうのを防げるのです。
これらの予防策を意識すると、蓋が開かないというストレスフルな状況を大幅に減らせます。
日々の生活の中でこれらのポイントを意識し、プラスチック容器をより便利に、そして安全に使用しましょう。
プラスチック容器の蓋が開かないおもな原因は気圧|温めると解消
- 開かない原因に気圧の変化がある
- 電子レンジ使用後によく起こる
- 容器の縁に液体や食べ物がくっつくと起こりやすい
- 温めると蓋が開けやすくなる
- 蓋や容器をお湯に浸すと良い
- お湯を使う際は熱くなるので注意
- 輪ゴムを滑り止めとして使う
- スクリューキャップは斜めに回して開ける
- 予防策は電子レンジで温める際に蓋を少し開ける
- 蓋を完全に取り外すかズラして加熱する
- 容器の縁を清掃して蓋と本体のくっつきを防止
プラスチック容器の蓋が開かないのは、気圧の変化だったり、内容物が挟まったりするのが原因です。
温めたり、輪ゴムを使ったりすると簡単に開けられるようになるので、少しの工夫で解決できると覚えておきましょう。
この記事を読んで、蓋が開かない原因とその解決方法、さらには予防策まで学べたと思います。
瓶の蓋が開かない時も使えるワザもあったので、生活の知恵として覚えておくとよいですね。
蓋が開かなくても焦らず冷静に対処すれば、日々の生活をもっと便利に、ストレスフリーに過ごせること間違いないです。