使わない洗剤はどのような捨て方をすればいいのか、特に液体洗剤の場合は迷いますよね。 排水口に流して捨てても大丈夫なのか、そのままゴミとして捨ても良いのだろうか・・・。 ゴミの捨て方は自治体のルールに従わなければいけませんが、使わない洗剤の捨て方についてはルールが明確にされていない自治体が多いと思います。 液体洗剤の処分方法がまったくわからなかったので、この機会にいろいろな洗剤の捨て方など、以下の項目について調べてみました。
- 使わない洗剤の捨て方とは?
- 洗剤を捨てた後の空容器の捨て方は?
- 古い洗剤は使っても大丈夫?
- 洗剤の用途以外の活用方法とは?
- 油は台所に捨てても大丈夫?
目次
捨てるのが怖い!使わない洗剤の捨て方を徹底解説!
使わない洗剤の捨て方は、粉末状の固形洗剤と液体洗剤で捨て方が違います。 固形洗剤はそのまま燃えるゴミに出せば大丈夫ですが、問題は液体洗剤ですよね。 液体はそのままゴミには出せないし、自治体での回収も基本的には実施していません。液体洗剤の捨て方は?
液体洗剤はその量や注意事項に従って捨て方を考えるとよいでしょう。- 排水口やトイレに流して捨てる
- 少量なら新聞紙やいらない布などに染み込ませて燃えるごみに出す
- 多量で一度に流して捨てるのが不安なら何日かに分けて捨てる
洗剤の種類による捨て方の違いとは
洗剤はアルカリ性、中性、酸性と、イオン濃度(ph値)の違いで分けることができます。 アルカリ性と酸性はイオン濃度が高い分、洗浄力が優れますが刺激も強いです。 多量を流して捨てると素材を傷つける可能性があるので、大量の水で薄めて捨てるのがよいでしょう。 中性洗剤は日常的に使う種類に多いタイプで、マイルドで刺激が弱いのでそのまま流しても大丈夫です。 さらに酸性の洗剤の捨て方の注意点として、塩素系のものと混ぜて捨てないことが重要です。 塩素系は漂白剤などが挙げられますが、混ぜると有毒なガスが発生するので危険なためです。 パッケージに「混ぜるな危険」とあったら、注意しましょう。 余談ですが、酸性洗剤とアルカリ性洗剤を一緒に使うと中和されて効果がなくなります。 じゃあ捨てる時も混ぜれば・・・と思うかもしれませんが、それぞれが刺激が強いことは変わりないので捨てる時はいろいろ混ぜて捨てないのがよいでしょうね。洗剤の成分の見分け方はこちらの記事を参考にしてください
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野菜を洗剤で洗うのは大丈夫?成分表示をみることも大切だよ!
中身の液体の捨て方はわかりましたが、残った容器はどのように捨てればよいのでしょうか。
可燃ゴミorプラスチックゴミ?洗剤を捨てた後の空容器の捨て方は?
洗剤のプラスチックの空容器の捨て方は自治体によって違います。 プラスチックゴミで捨てるところもあれば、可燃ゴミで捨てるところもあります。 例えば横浜市では「プラマーク」がついているプラスチック製の容器や包装は、プラスチックゴミで出すように指定されています。 洗剤やシャンプーなどが入っているプラスチック製のボトル類や、詰替え用の容器がその対象になります。 横浜市のホームページにはプラスチックゴミの出し方が紹介されています。
プラスチックゴミの出し方(横浜市の例)
プラスチックゴミは再商品化や燃料としてリサイクルされるので、作業しやすいように出す必要があります。
地域によっては詰め替え容器は可燃ゴミのところもありますが、環境への配慮で近年ではプラスチックゴミの分別の意識が高まっているので住んでいる自治体がどうなのか確認してみましょう。
プラスチック容器もきちんと回収してもらえば、ゴミではなく大事な資源になるのですね!
一人ひとりの心がけがとても大事だと思いますので、私もしっかり分別してリサイクルに貢献できるようにします。
使わない洗剤は捨ててしまえばすっきりしますが、捨ててしまうのはもったいない気もするので、必要になった時に使えるならとっておきたいものです。
洗剤に消費期限があるなら長い期間とっておくのは良くないかもしれないと思ったので、洗剤の消費期限についても調査しました!
- 中身を残さずにゆすいで出す
- 洗えない物は中身を使い切って出す
- かさばるものはハサミなどで小さく切って出す
- プラスチック製容器や包装以外のものは入れない
- 中身がわかる透明か半透明の袋に入れて出す
どこにも消費期限が書いてない!古い洗剤は使っても大丈夫なの?
洗剤は「家庭用品品質表示法」によると、消費期限を表示する義務がありません。 そのため基本的に洗剤には消費期限はないのですが、あまり古いと洗浄力が落ちたり溶けにくくなったりと品質が低下する可能性があります。 また肌の弱い人は古くなった洗剤で湿疹やかぶれを起こすこともあります。洗剤の保存はいつまで?
消費期限がないので明確な期日はないですが、保存の目安を挙げておきます。- 容器やボトルに入った未開封の洗剤の保存は製造から3年
- 詰替え用の保存は製造から1年
- 開封済みのものは1年以内に使い切る
- 高温多湿や直射日光を避けて保管する
知って得する!洗剤を洗濯や捨てる以外で活用できる効果的な方法とは?
使わない洗剤を捨てる以外の活用方法としては- 発展途上国や貧困地域、災害の避難所などに寄付をする
- リサイクルショップで買い取ってもらう
- フリーマーケットで売る
- 掃除に使う
油は台所に捨ててもいいの?油と洗剤が混ざると大変な事に!
洗剤と油は、一緒に混ぜると酸性石けんという物質に変わります。 ヘドロ状のヌルヌルした状態になり、それが排水管の内側にべったりくっつくことで排水口を塞いでしまいます。 結果として排水口が詰まってしまうので、不要な油は絶対に排水口に流してはいけないのです。 他にも油を排水口に流すことは環境面などにも悪影響があります。- 油が分解されずに川や海に流れ込むと水中の酸素を消費し生態系に影響を及ぼす
- 下水管が詰まり悪臭や火災の原因になる
- 下水処理施設の機能低下の原因になる
油の正しい捨て方とは?
排水口を詰まらせてしまってからでは掃除がとても大変になるので、油は正しい方法で処分しましょう。
- 廃油処理剤で固めて燃えるゴミに捨てる
- 新聞紙やいらない布に染み込ませ牛乳パックなどの紙製の容器に入れ燃えるゴミに捨てる
まとめ
使わない洗剤の捨て方などについての内容をもう一度おさらいしておきます。- 固形洗剤は燃えるゴミとして捨ててもOK
- 液体洗剤は水で薄めながらキッチン、お風呂、トイレなどに流して捨てても問題ない
- 混ぜるな危険と表示のある洗剤は単独で捨てる
- 一度に全部ではなく何日かに分けて捨てる方がよい
- 容器は水で洗ってプラスチックゴミとして捨てる
- 洗剤は未使用で3年、開封後は1年以内に使い切る
- 洗剤は捨てる以外に寄付やリサイクルショップに売ることができる
- 柔軟剤は拭き掃除に使うことができる
- 油と洗剤を一緒に捨てると排水口が詰まる原因になる
- 油は排水口に流さず正しい処理方法が必要
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