【執筆者:編集部 今冨るみ子】
自力で視力回復した人を知恵袋で調べたところ、「した」回答もあれば「しない」という口コミもあり意見がわかれていました。
視力低下の種類によっては自力での回復もあるようですが、それでもめちゃくちゃ視力が上がるわけではないようです。
視力低下の原因を知れば、「一瞬で視力を上げる方法」「1日で視力が良くなる方法」などがないこともわかります。
そこでこの記事では、視力回復する場合とそのトレーニング方法を紹介します。
視力回復した人のこと
- 知恵袋の回答
- 視力は回復するのか
- 視力低下の種類
- 自力で視力を上げる方法
最近になって急に目が悪くなってきたと感じる人にも、ぜひ読んでほしい内容です。
目次
視力回復した人を知恵袋で調査 | 「した・しない」の回答あり
視力回復した人がいるのか知恵袋で調べたところ、「した」「しなかった」のどちらの口コミもありました。
- トレーニングをして回復した
- 遠くを見ることで回復した
- 緑を見てたら回復した
- 眼鏡をかけないと回復した
- 眼科で目薬をもらって回復した
- パソコン作業をやめたら回復した
- 眼鏡やコンタクトレンズで矯正するしかない
- 病院に行って1度は回復したが元に戻った
明らかな病気以外での視力が悪くなる理由の1つに、網膜にピントが合わない状態の屈折異常がありますが、一度進行するとそのままになるので簡単に自力で回復するのは難しいといわれます。
近視 | ・眼球が長い ・水晶体や角膜の 屈折力が強い ・近くのものははっきり見える ・遠くのものはぼやける |
---|---|
遠視 | ・眼球が短い ・遠くのものがはっきり 見えるわけではない ・ピント調節が必要なため 目が疲れやすい |
乱視 | ・角膜や水晶体の縦方向と 横方向の屈折力に差がある ・ゆがみを感じる ・二重に見える |
視力低下の1つに老眼がありますが、これは水晶体が硬くなりピントが合いにくくなる生理現象なので、治すのは不可能なようです。
屈折異常の場合、裸眼の状態で眼が良くなるには手術しかないといわれています。
手術以外に回復しないことが多い | 一瞬で視力を上げる方法はない
屈折異常が原因の近視・遠視・乱視は、自力で治すことはできずトレーニングやツボ押しなども効果ないといわれています。
眼球が長く伸びていることが多い強度の近視や、中学生や高校生など成長過程で起こった場合、手術以外での視力回復はできないようです。
大人になってからの長時間のパソコンやスマホの使用などで起こる近視は、早めに眼科に行って点眼治療を行うことで軽くなることがあるといいます。
眼鏡やコンタクトレンズで視力を矯正するのではなく、裸眼で過ごせるようになりたい場合は、「レーシック」「ICL手術」があります。
レーシック手術 | ・レーザーで角膜の厚みを調節 ・屈折を矯正 ・角膜を調整したらもとに戻せない ・コンタクトレンズを付けられない人に おすすめ |
---|---|
ICL手術 | ・眼の中にレンズを挿入 ・レンズを取り出すことも可能 ・屈折異常が大きい人に向いている |
どちらも視力回復に即効性がありますが、術後のリスクもあるといわれています。
屈折異常が自力で治らないといわれる一方で、視力回復したという人がいるのはなぜでしょうか。
自力で回復する例も | めちゃくちゃ視力が上がるわけではない
前からではなく最近になって視力が悪くなったと感じる場合は、屈折異常以外が原因で一時的なものだった可能性があり、回復したと書いている人はこの状態だったのかもしれません。
- 眼精疲労…眼が疲れてかすむ
- 仮性近視…近くにピントが合ったままになり遠くがぼやける
- 眼疾患…糖尿病網膜症・アレルギー性結膜炎・ぶどう膜炎など
仮性近視とは、長時間のスマホや読書で近くを見ると、一時的にピントがそこに固定されたままになりしばらく戻らなくなることです。
現代人は仕事で1日中パソコンを使ったりゲームをしたりするので、仮性近視の状態のことが多いようですが、そのつど対策をすれば視力は回復するようです。
まだ屈折異常や老化していない状態なら、視力回復する方法があるようです。
1日で視力が良くなる方法はない | 気長なトレーニングが大切
仮性近視や眼精疲労など、目のピントが近くに合った状態で固定されてしまう前の一時的なものなら、トレーニングで解消できます。
ただ、「急に目が良くなった」という即効性はなく、眼の筋肉を鍛えたり緊張をほぐしたりすることで視力の回復を期待するものなので、気長に行いましょう。
- 遠近トレーニング
- まばたき
- 眼球を動かす
- ガボール・アイ
- ツボ
ものを見るには、水晶体を調節してピントを合わせる毛様体筋と、眼球を支え動かす外眼筋の2つの筋肉の働きが重要です。
いつでも気軽にできるトレーニングから始めてみましょう。
遠近トレーニング | 遠くと近くを交互に見る
遠近トレーニングは、遠くのものと近くのものを交互に見る方法で、長時間の「パソコン作業・手芸や工作・字を書く仕事」の人におすすめの体操です。
- 遠くの目標物を決める
- 顔の前に手を伸ばし親指を立てる
- 片目で親指を10秒見る
- 遠くの目標物を10秒見る
- これを10回繰り返す
- 反対の目も同様
遠くと近くを交互に見るのを繰り返すことで、ピントを合わせるときに働く毛様体筋のストレッチになります。
毎日遠視トレーニングしてるから音ゲーマーなのに視力だけはめちゃくちゃ良い
— うぃるちゃ (@p0rcelain___) October 25, 2023
ふだんからしているまばたきを意識的にすることも目のためにはいいようです。
まばたきでストレッチやマッサージ効果
意識的にまばたきをすることによって、外眼筋のストレッチや眼球全体のマッサージ効果が期待できます。
- 左右交互に10~20回リズミカルにウインクする
- スピードを速め10~20回左右交互にウインクする
- ギュッと強めに10~20回左右交互にウインクする
- 両方の眼を同時にギュッと閉じてパット開くを3回
眼の周りの筋肉がほぐれ、適度な刺激で眼がスッキリとしてきます。
慣れてきたら少しきついと感じる眼球の運動を取り入れるといいですね。
眼球をぐるぐる動かし血行を良く
近くのものを一点集中で見ていると、眼の筋肉が硬くなり必要な栄養や酸素が行き届かなくなりますが、眼球をぐるぐる動かすことで見えやすくなります。
- 大きな円をかくように両方の眼を回転
(1周にゆっくりと10秒かける気持ちが悪い人は眼を閉じてもいい) - 右周り・左周りに2、3周
- より目にして5秒キープ
眼球をぐるぐる動かすのが苦手な場合は、1点を見てずらしていく方法のほうがいいですね。
- 顔をまっすぐ前をむき、眼だけ上を見て1秒キープ
- 「斜め右上→右横→斜め右下→下→斜め左下→左横→斜め左上→上」の順に1秒ずつ見てキープ
脳を活性化させることで視力が良くなる方法も話題です。
ガボール・アイで脳の映像処理能力をアップ
ガボール・アイとはガボール・パッチというしま模様を使ったトレーニングで、脳の映像処理能力を上げることで視覚野に作用するもので、視力そのものが回復するわけではありません。
しかし、眼の働きをよくするわけではないので、自力で治らないとされる近視・遠視・老眼にも効果があるとされています。
視力をなんとかしたいとガボール・アイをしだしたよ。ズボラにピッタリ🤣なんか良い。 pic.twitter.com/xtvvIg9W4t
— 貝田 和 (@kazue63621225) February 11, 2023
やり方は「同じしま模様を探すこと」を毎日3~10分間続けます。
目的は正解を探すことではなく、画像を見ようと脳を活性化させることです。
このようなトレーニングと併用して行うとさらに効果アップなものがあります。
ツボは視力回復トレーニングと併用して
ツボ押しは眼につながる血行を良くするので、ほかのトレーニングと併用してするといいでしょう。
こちらの動画は、疲れ目に効くツボの押し方を詳しく説明してあります。
目についてのトラブルはこちらの記事が参考になります。
同時にこの記事も読まれています
結論 | 視力回復した人はいるが自力では難しいことがほとんど
- ほとんどは自力で回復しない
- 仮性近視なら回復する可能性あり
- 視力回復のトレーニングは眼の筋肉を鍛えるもの
- 脳の映像処理能力を上げると視力はよくなる可能性
- 自己判断せず早めに眼科を受診
自力で視力回復した人もいますが、ほとんどの場合は手術以外で良くなることはないようです。
まだ屈折異常になっていない状態なら、回復のためのトレーニングで眼の筋肉を鍛えたりほぐしたりすることで視力を上げることが期待できます。
どちらにしても、自己判断はせず早めに眼科を受診することをおすすめします。