【執筆者:編集部 鳥越菜生】
1000円カットで失敗したと言う人は多く、SNS上にも悔しい・悲しい気持ちが投稿され、中には画像付きの場合もあります。
しかしカットのみに絞り1人当たりの接客を短時間にした1000円カットは、安さと早さから支持する人も多く、女性客も増えているようです。
とはいえ通常の理・美容院とはシステムが異なるので、上手に活用するためには準備や頼み方に工夫が必要かもしれません。
そこでこの記事では1000円カットを失敗なく利用するために覚えておきたい、以下の項目について詳しく解説します。
1000円カットのこと
- 失敗しやすいという噂は本当か
- 失敗する原因や男女別の体験談
- サービスの仕組みや安さの秘密
- 失敗しないための頼み方や上手に活用するコツ
写真を見せるのはOKかも含め、1000円カットのシステムやマナーも紹介するので、これから挑戦してみたい人もぜひ参考にしてください。
目次
1000円カットの特徴と失敗する原因 | 画像もチェック
1000円カットは1人当たりの時間が短く設定され回転を速くする仕組みのため、注文時に希望を十分に伝えにくいことが失敗するときの一因と考えられます。
メリット |
---|
・料金が安い ・10~15分の短時間で済む ・予約が要らない(思い立ったらいつでも行ける) |
デメリット |
・カット以外はシャンプーも頼めない場合が多い ・予約できない(待ち時間が長い場合もある) ・担当者の指名ができない ・髪型の相談やカウンセリングはしてもらえない |
1000円カットの料金が安いのは、髪をカットする理・美容師さんが手をかける時間をギリギリまで短くし、券売機を置くなど費用を抑えているからです。(※1)
数年前から1000円カットを利用してますが
ドライヤーではなく吸引される点と、ベルトコンベアのように対応するシステムなので、心のなかで
ファクトリー
と呼んでますいつも凄く満足してます
— サム太郎 (@wakore_azab) June 29, 2023
こちらのように各担当が流れ作業で効率良く回し、切った髪を吸い込む吸引器を使って仕上げるお店も多いようです。
1000円カットも高くなったな… pic.twitter.com/Y97kU4Vs6g
— カリ~🍛🌸🎀すずはら家🔔 Next→沼津JRコラボ (@h916_kibiexp31) July 6, 2023
店によっては1200円・1500円(税抜)の場合もありますが、時間は1回につき10~15分としているところが多いようです。
通常の理容院や美容院ではカット前後にシャンプーがセットで、カット後は髪を乾かしてブローやスタイリングをして終了となるので、1時間以上はかかります。
しかし1000円カットはカットのみで、シャンプーも付いていない場合がほとんどです。
限られた時間の中で全てを済ませなければならないため、ゆっくりと髪型を相談したり悩んだりしている時間は取れません。
1000円カットを上手に活用するためにも、失敗したらどんな仕上がりになるのか、投稿された画像を参考にして確認してみましょう。
長さが不ぞろい・切りすぎは男女ともに失敗になる
1000円カット後の失敗談では、長さがそろわず素人がセルフカットをしたように見えたり、切りすぎて妙に短くなったりといった口コミが男女ともに多いです。
- 毛先の長さがまちまちで明らかにそろっていない
- 左右の長さの違いが激しい
- 自分の依頼より短くなりすぎている
- 切りすぎて大きく髪型が変わった
- 希望の仕上がりとイメージが違いすぎる
SNSを覗いてみると、確かに「1000円カットで失敗された」という声は多くありました。
街の1000円カットで
前髪を切ってもらったら
見てお分かりのように
激しく失敗した。
1000円カットを私は一生恨む(笑) pic.twitter.com/XxAcUxbSp3— ㍿のんちゃん(公式) (@nonchaaan1215) February 27, 2021
こちらの女性のように、前髪や裾などの毛先がバラバラになったり、ざんぎり状態になったりという失敗談も寄せられていました。
1000円カットチャレンジ、失敗!w pic.twitter.com/VRggdsTecu
— パスタ大佐 (@Pasutataisa1024) February 22, 2021
こちらは裾のラインが斜めになっていて、横方向から見ても大胆なカットに思えます。
1000円カット失敗ニキ面白すぎる pic.twitter.com/e9LHh3zQeb
— ふぶき (@fbk_ss) June 5, 2022
こちらの髪型はメンズに人気のツーブロックのようですが、オーダーよりも切りすぎなのかもしれません。
ほかにも髪が伸びて重くなった部分をすいてもらったら、すだれ状態になったり短くなりすぎたりしたという口コミもありました。
そのほか依頼した長さの倍以上も短く切られたり、すっかり髪型が変わってしまったりという声もありました。
そのため失敗しがちだと決めつけられている一方で、お気に入りの店舗もあって不満なく長年利用しているという人もいます。
じゃ~~ん‼ バッサリ髪切ったよ✂もう、ヘアカットは20年以上1000円カットのQBハウスでお値段以上👊 今は消費税も寝あがったので1350円になっちゃったけど、これで十分DEATH‼ 今日は、診療は大幅に縮小して、11階のオープンに向けて、引っ越しやその準備で忙しいのDEATH‼ pic.twitter.com/qY3stU8nAS
— 吉野敏明(よしりん) (@yoshirin100) July 8, 2023
1000円カットだから失敗するわけではなさそうなので、メリットやあえて選ばれている理由についてもご紹介します。
1000円カットが支持される理由 | 女性にも人気
1000円カットはわずか10分ほどの短時間で仕上がるため、手早く済ませたい人をはじめ、スタッフとの会話が苦手な人にも重宝されています。
また普段は理容院・美容院を利用している人にも、次回までの期間を延ばすために、毛先カットやボリューム調整などでの活用が人気です。
息子、2回目の1000円カット。
学校では美容院へ行く子が多いらしく1000円カットは失敗すると話題があったらしい。
美容院が良さげだけど話すのは苦手な息子は美容院に行くのは不安がある。
カット上手で早いし私も息子も不満なし。
「美容院…あっ!1000円カット。」
息子の言い直しが真面目〜笑— n06rik02 (@n06rik02) January 15, 2022
1000円カットのお店では、カット以外のできる限りのサービスを省きスピーディーに作業を完了するため、会話も控えられています。
混み具合や予約状況にもよりますが、作業をしながらでも、退屈しないように話しかけてくれる店員さんもいます。
しかし応答を苦痛に感じる人も案外多く、会話をする暇もないくらいの短時間で終わる1000円カットは気が楽だ、という人もいるのです。
今まで高い美容室で派手に失敗された事が何度かあって、技術は金額関係なくない?ってなってからはもう1000円カット一択です。
幸運にも?1000円カットで失敗された事なく毎回満足できてるし。
高級車でもマダムでもないけど(笑)
1000円カット、最高!— にゃあ (@nya_kon01020102) July 5, 2022
こちらのように1000円カットではなく、高額料金の美容院でひどい失敗をされたという人もいます。
確かに通常の理容院や美容院であっても、本人が思っていたのと違う結果になれば、失敗だと感じますよね。
店ごとの事情や理・美容師さんの技術・経験値なども異なるので、一概に1000円カットだから失敗しやすいとは判断できません。
それどころか1000円カットのお店には、長年居たほかの理容院や美容院を事情により辞めた、ベテランさんが働いている場合も多いそうなのです。
そんなベテランさんに当たり、神技を目にして感動の口コミを寄せている人もいました。
1000円カットで失敗なく、なるべく希望に近い仕上がりになるためのコツをおさえましょう。
1000円カットで失敗しない注文のコツ | 写真を見せるのもOK
1000円カットを失敗しないためには、あらかじめ前髪・横・後ろ(裾)・全体を何cmカットするのか決めておき、切りすぎを避けるため控えめな頼み方にしましょう。
- 来店前にどこをどれくらい切るか決めておく
- 希望の髪型や長さに近い写真を見せる
- 具体的な数値で切りたい長さを指定する
- 切りすぎを防ぐため数値は控えめに伝える
- 伸びた部分の髪を軽くしたい場合は
カットではなくすいてもらう方法もあり
お気に入りの髪型があれば、注文時に用意しておいた写真を見せる方法がイメージを伝えるのには良いようです。
例えば女性に人気のボブはショートにするだけでなく、段の入れ方や前上がり・前下がりと表現されるスタイルの違いもあるので、希望を細かく伝える必要があります。
カットがうまくいってこのくらいの長さや髪型が良いなと思ったら、スマホで写真を撮って残しておくのがおすすめです。
例えばこの頃男性に人気のスキンフェードカットは、できない場合が多いようです。
次の動画の説明がわかりやすいので、理由が気になる人はぜひご覧ください。
1000円カットは、前髪や裾の毛先だけそろえたい・トップを軽くしてほしい、といった頼み方をする場合は失敗が少ないようです。
出かける予定もないし結果的に1000円カットで良いかな…と🤔
家に近いとこあるかなぁ~と検索してたら出てきた5年前の記事にあった1000円カットで失敗の少ない頼み方
「2cm切って全体的に軽くして下さい」
2cmぐらいだと取り返しが聞くし、すいてもらって見た目の変化は少ないけど頭が軽く😲— リーニ店長🛵🍕 (@muttsulini1202) August 10, 2021
毛先をそろえる程度にしたいとき、2~3cmと言うと5cmも切られてしまったという人もいるので、1~2cmと言う方が良いかもしれませんね。
髪の毛が伸びてくると全体的に重たく見えるので、理容院や美容院の合間に1000円カットを挟む場合は、すくだけにしておく方法もあります。
また店を選ぶ際は、スタイリストさんが理容師・美容師のどちらの免許を持っているのかが違ってくるため、理容院系か美容院系かを見極めることも大切です。
理容師さんと美容師さんでは得意な髪型・カット法や慣れも違うので、仕上がりの良し悪しも左右されます。
髪型やカットについて研究してみると、自分に似合うスタイルが見つかり、注文するときにも役立つかもしれませんね。
こちらのヘアケア情報も、ぜひ併せて参考にしてください。
同時にこの記事も読まれています
結論 | 1000円カットに行くときは頼み方を工夫しよう
- 安くて早いのは経営の方針やシステムの工夫による
- 失敗を防いで上手に利用するには頼み方にも注意
- 短時間で的確に依頼するため前もって注文を決めておく
- 写真を見せる方法はイメージを伝えるのにおすすめ
- 注文は具体的な数値で部位別に切る長さを伝える
1000円カットへ行くと失敗すると言われることが多いですが、そうとは限りません。
確かにSNSで投稿された画像を見ると、男女とも長さがそろっていなかったり短かくなりすぎたりしていて、悲しい気持ちもわかります。
しかし失敗するのは頼み方も一因と考えられ、料金が安いからといって技術が低いとは限らず、ベテランのスタイリストさんに出会えることもあるのです。
安くて早く済ませられるという魅力から好んで選ぶ人は多く、女性にもお気に入りの店に長く通う常連さんもいます。
独特なシステムを心得たうえで上手に活用できるように、失敗しないための注文のコツをぜひ参考にしてください。