【執筆者:編集部 宇野山萌】
女性の一人カラオケは危ない目に合う可能性があるので、自覚して注意する方がいいでしょう。
防音で防犯カメラもない個室内は、誰かに入ってこられて助けを求めても気付かれにくいからです。
「でも気楽にヒトカラを楽しみたい!」「じっくり練習したい」と思う人もいるはずなので、どんな危険が考えられて回避するにはどうすればいいかや、中学生・高校生が注意すべき点をまとめて解説します。
一人カラオケは危ないのか
- どのような危険が潜んでいるのか
- 危ない目に合った体験談
- 事件に合わないための対処法
- 一人で行きたいけれど恥ずかしい場合の対処法
怖い目に合わないための対策に加え、一人カラオケに挑戦したいけれど恥ずかしいときの対処法も紹介します。
まずはリスクを把握しましょう。
目次
女性の一人カラオケは危ないことがある
カラオケは誰でもドアを開けられる個室なので、店内に危ない人やお酒に酔った人がいると嫌な思いや怖い経験をする可能性があります。
起こりうる危険 | 理由 |
---|---|
覗かれる | ドアに透明部分があるため |
室内に入ってこられる | ・誰でも入れる作り ・入られると助けを呼びにくい |
深夜の方がリスク高 | お酒に酔った人が増える |
防犯や顧客の快適さのための部屋の作りが、リスクを招いている側面もあります。
覗かれる可能性がある⇒女性一人とバレる
カラオケ店の個室ドアには次のような理由から透明の部分があることが多く、結果として廊下から覗かれるリスクが発生します。
- 顧客に快適に過ごしてもらうため、個室内に防犯カメラがない
- 防犯のため廊下の巡回で室内が確認できるようにしている
※個室内の防犯カメラ有無は店舗により異なります。
覗かれると女性一人だとわかるので、しつこいからかいやナンパにつながるかもしれません。
ただし覗かれたと感じても、トイレやドリンクを取りに行った人が自分の部屋を探して中を確認しただけの場合もあります。
執拗に覗かれる場合以外は、あまり過敏にならなくてもいいかもしれませんが、ドアを開けられると危険です。
防音の密室なので入ってこられると危険
カラオケの個室は防音なので知らない人に急に侵入された場合、助けを求めても周りに気付かれにくいです。
ドアには透明の部分がありますが、室内の照明を暗めにしていると外から中の様子がわかりにくいとも考えられます。
侵入者にドアを背に立たれると逃げることも困難になるので、相手が悪ければ非常に危険です。
特にアルコールが入ると気が大きくなる人もいるので注意しましょう。
お酒に酔った人が増える深夜はリスクが増す
一般論として、金曜日や休日の夜はお酒を飲んで酔っ払い、普段はしないような大胆な行動や迷惑行為に及ぶ人が増える可能性があります。
一人カラオケに懸念されるリスクを紹介しましたが、実際に体験した人がいるのかどうかや、危険を避けるために店舗側でおこなっている対策についても確認しましょう。
一人カラオケで危ない目に合った具体例|高校生が守るべきルール
好きな歌を好きなだけ楽しめるはずの一人カラオケですが、危険な目に出くわすケースもあるようです。
やはり覗かれることは多いようですね。
ヒトカラしてたら、覗かれた
Σ(゚д゚;)怖いんだがー!— 如月そら (@Ksora_novel) November 6, 2020
覗かれるにとどまらず、部屋を間違えたふりをした人に入ってこられて怖い思いをした人もいるようです。
寝る前にツイートしたカラオケ乱入の件、一人カラオケ怖いけど勇気を出して行ってみた知り合いが、わざと部屋間違えたふりして部屋入ってくる系おじさんに運悪く遭遇してしまい非常に怖い思いをしたらしいので、沸々と怒りが沸いてる…(そのおじさんに対して)
— 唐揚🐧覚醒とDLC絶望の未来編をよろしく🐰2023年3月末まで (@pen_gim) September 8, 2022
また、女性が被害に合う事件があったという声もあります。
豊島区のカラオケ強姦事件って恐ろしいな…
声優さんは一人カラオケで台本読みするとか聞くしほんと気をつけて欲しい— いなりー (@fcomplex) May 14, 2019
真意の程はわかりませんが、可能性は十分考えられるので注意しなければなりません。
犯罪に巻き込まれないために、未成年のカラオケ利用には規制があることも知っておきましょう。
女子に限らず中学生や高校生は利用時間に制限がある
カラオケに限らず夜間営業している施設では、都道府県の青少年健全育成条例を元に未成年者が犯罪に巻き込まれないための自主規制が行われています。
- 16歳未満は午後6時までの利用
- 16歳以上18歳未満は午後10時までの利用
都道府県によって条例内容は異なるので、同じカラオケであっても店舗によってルールが違う場合があります。
中学生や高校生を守るために定められているルールです。
一人カラオケかどうかや性別に関わらず、カラオケを利用する際は規則にのっとり、自分の身を守ってくださいね。
グループでカラオケを楽しむとき、途中入室や退室で困った経験がある人はこちらの記事も参考にしてください。
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利用時間のほかにもできる対策があるので、確認して安全にカラオケを楽しみましょう♪
一人カラオケを安全に楽しむ方法|恥ずかしい場合の対処法も
一人カラオケを少しでも安心して楽しむためには、次のようなことに注意しましょう。
注意すべき点 | 具体的な対処法 |
---|---|
外への連絡手段を確保 | ・受話器のそばにいる ・スマホを手元に置く |
何かあれば大きな音を出す | ・壁を叩く ・防犯ブザーを持つ |
危険の少ない時間帯を選ぶ | 平日日中がいい |
ドア付近に設置されている受話器は重要な連絡手段です。
受話器の近くなら店員に連絡しやすい
カラオケの個室に設置されている受話器はあげるだけでフロントの店員につながるので、危険が及んだ時に手が届くと非常に役立ちます。
ただ残念ながらドア付近にあることが多いので、入ってきた人が入口に立ちはだかると連絡するのは困難かもしれません。
身の危険を感じたら家族や友人、警察への通報で身を守ってください。
電話で店員を呼べないなら、大きな物音を立てて周りに気付いてもらうのも一つの手です。
壁を叩く・物を投げるほか防犯ブザーを用意して自衛する
防音の個室でも、壁を強く叩くと振動で隣の部屋にいる人に異常を知らせられます。
ただし隣室に必ずほかの客がいるとは限らないので、少し離れたところにも気付いてもらえるような音を鳴らすことも考えましょう。
少し勇気がいるかもしれませんが、思い切ってグラスを投げて割ったり、予め防犯ブザーを用意したりするといいですね。
「防犯対策を万全にしても恥ずかしくて一人カラオケに挑戦できない」という人のための対策も紹介します。
初めてのヒトカラは勇気がない・恥ずかしいなら専門店も
「一人カラオケはちょっと恥ずかしい」「初めてだから勇気がない」という人は、場所や時間を選んで挑戦してみましょう。
- 知り合いに合わなさそうな場所を選ぶ
- 人の少ない時間帯を選ぶ
- 一人カラオケ専門店を利用する
知り合いを避けて家から遠い場所に行くか、比較的客の少ない平日日中を選ぶと少し恥ずかしさを少なくできるのではないでしょうか。
それでも不安な場合、一人カラオケ専門店を探してみるのもいいでしょう。
数はそれほど多くないですが、女性専用ルームがあったりオートロック機能が付いていたりする店舗もあり、恥ずかしさと怖さの両方を解消してくれますよ。
好きな曲を好きなだけ楽しめそうですね♪
結論|一人カラオケは危ない場合があるので場所や時間を選んで
- 透明部分から覗かれることがある
- 防音設備のため助けを求めても気付かれない可能性がある
- 未成年者を守るために利用時間には制限がある
- 受話器近くにいる・防犯ブザー準備などで自衛する
- 一人カラオケ専門店なら危険も恥ずかしさも解決する
一人カラオケが絶対危ないわけではありませんが、覗かれて不安を感じたり、個室に侵入されて怖い体験をする人は実際にいます。
人の多い時間帯を避ける、スマホや防犯ブザーを手が届く場所に置くなどの対策をして、安全を確保しましょう。
危険だけでなく、初めてで勇気が出ないというドキドキも解消できるヒトカラ専門店もあるので、近くにないか探してみるのもいいですね。
歌の練習にもストレス発散にももってこいの一人カラオケを安心安全に楽しめるように、自分に合う対処法を見つけてください。