【執筆者:管理栄養士 早矢仕知恵】
スキッピーは体に悪いものではありませんが、毎日たくさん食べてしまうとカロリーの摂りすぎで太る可能性があります。
あまり甘くないからと食べ過ぎるのはよくありません。
原材料であるピーナッツの栄養や商品の特徴を知って、適量を上手に利用しましょう。
スキッピーのこと
- 食べ過ぎが体に悪い理由
- トランス脂肪酸は含まれているか
- 含まれるカロリーと栄養
- 商品の種類に合った食べ方
ピーナッツのコクがしっかり味わえて甘すぎないスキッピーは、無添加で保存料も未使用、さまざまな料理にも利用出来る魅力いっぱいの商品です。
商品の種類の違いに合ったメニューも紹介するので、最後まで美味しく食べ切って下さいね。
目次
スキッピーの食べ過ぎは体に悪い|太る可能性もある
スキッピーは食べ過ぎるとカロリーの摂りすぎで、体重増加や下痢を起こすなどの体に悪い影響がある可能性が考えられます。
体重増加 生活習慣病 |
カロリーの摂りすぎ |
---|---|
下痢 | 脂質や食物繊維の摂りすぎ |
アレルギー | 体質による (ピーナッツアレルギーの人は危険) |
トランス脂肪酸 | ほぼ問題ない |
スキッピーの原材料であるピーナッツは脂質や食物繊維を含んでいます。
適量であれば便の通りを良くしてくれますが、食べ過ぎると消化不良で下痢を起こす可能性があるので注意しましょう。
ピーナッツバターなので、トランス脂肪酸を心配する人もいるかもしれませんが、英字表記のパッケージでの1回使用分の含有量は0gになっています。
トランス脂肪酸は健康にほぼ問題のない量
スキッピーはアメリカ由来の商品で、1回使用分のトランス脂肪酸量は0gと英字表記のパッケージに記載されています。
トランス脂肪酸(※1)
脂質を作る成分の一種で、過剰に摂取すると心疾患になる可能性が高まるといわれています。
日本人のほとんどは健康に問題のない摂取量と報告されていますが、脂質の摂りすぎには注意し、バランスの良い食事を心がけましょう。
食事からの摂取量が多いと問題になっているアメリカでは、商品にトランス脂肪酸の含有量の表示が義務づけられています。(※2)
おはようございます🌿
今朝はトランス脂肪酸の話。アメリカは健康に悪いとして「トランス脂肪酸」の食品添加の使用を、2018年6月から原則禁止としています。サッポロ1番にもわざわざtrans fat 0gの表示が🍜 #アメリカ生活 pic.twitter.com/QwsOA3A9PU
— C子 (@C_ko) February 23, 2022
スキッピーには植物油が含まれているので、1瓶にトランス脂肪酸がまったく入っていないとは言い切れませんが、適量の使用であれば健康にほぼ問題のない量といえます。
たくさん食べた場合、健康上心配なのはカロリーの摂取量です。
食べ過ぎに注意|甘くないピーナッツバターでもカロリーは高い
スキッピーの原材料であるピーナッツは脂質の多い高カロリーの食材です。
たくさん食べてしまうとカロリーを摂りすぎる可能性が高いので、食べ過ぎには注意しましょう。
カロリー | 190kcal |
---|---|
脂質 | 16g |
コレステロール | 0㎎ |
炭水化物 | 6g |
食物繊維 | 2g |
砂糖 | 3g |
たんぱく質 | 7g |
砂糖(糖類)は糖質の一部です。
1回の使用量32gは、食パン5枚切り1枚(200kcal程度)と同じくらいのカロリーです。
食パン5枚切り1枚に塗って食べると390kcalなので、2枚食べた計算とほぼ同じになりますね。
スキッピー+ブルーベリージャムのトーストはめちゃめちゃ美味いってこと思い出してしまった、カロリー地獄(ニコッ)
— moemiki (@moemiki_) May 1, 2020
食事バランスを考えて利用しましょう。
スキッピーにはコレステロールは含まれていない、食物繊維が摂取出来るなど、適量の利用は体に良いメリットもたくさんあります。
甘くないスキッピーの原材料と健康に嬉しい栄養
あまり甘くないピーナッツバターであるスキッピーには砂糖も含まれていますが、主な原材料はピーナッツです。
ピーナッツの脂質には、体に良い効果の期待出来る不飽和脂肪酸が多く含まれています。
不飽和脂肪酸(※3)
体内で合成できない必須脂肪酸の一種で、植物や魚の油に多く含まれています。
動脈硬化や血栓を防ぐ作用など、さまざまな健康に良い効果が期待出来ます。
不飽和脂肪酸 (オレイン酸・リノール酸) |
悪玉コレステロールを抑制 |
---|---|
食物繊維 | 腸の調子を整える |
ビタミンE | 活性酸素の働きを抑える |
ビタミンB群 | さまざまな代謝を助ける |
ミネラル類 | 体の機能を保つ |
スキッピーのカロリーは高いですが無添加で保存料は使用していない、コレステロールは含まれていないなど、体に嬉しいメリットの多い食品です。
1日の食事バランスと適量を考えて上手に利用しましょう。
栄養価に違いはあまりありませんが、スーパーチャンクにはピーナッツの粒がそのまま入っています。
パンに塗って食べるだけでなく、商品の違いを活かして毎日の料理にも利用出来ますよ。
毎日の食事にも利用出来る|水色と青色の違いを活かした食べ方
スキッピーは無糖ではありませんが、甘すぎずピーナッツのコクを味わえる商品なので、さまざまな料理の調味料や隠し味にも利用できます。
ピーナッツバターで簡単!豆乳担々麺 by sachi825
市販の担々麺のタレに少量加えるだけでもコクがアップします♪
母の味♪冷やしうどん(ピーナッツタレ) by mielle
豚しゃぶや棒棒鶏のタレにも使えそうです。
ポン酢を加えて冷やし中華やグリーンサラダにかけるのもオススメ
超簡単!ほうれん草ピーナッツと白だし和え by かっちゃん杉
お浸しやサラダに合えると、食感とナッツの香ばしい風味が野菜にプラスされますよ♪
柿のピーナッツバター的和え、きなこまぶし by E吉☆
和菓子のような風味を楽しめます。柿を余らせている人はぜひ試してみましょう。
クリーミータイプは食材や調味料に馴染むので漬けダレや隠し味に活用できそうです。
ピーナッツの食感を楽しめるスーパーチャンクタイプと合わせて、お好みでアレンジして下さいね。
同時にこの記事も読まれています
結論|スキッピーの食べ過ぎは良くないが体に悪い商品ではない
- 食べ過ぎは体に悪い場合もある
- トランス脂肪酸はほぼ含まれない
- 高カロリーの食品
- 適量であれば体に良いピーナッツの栄養が摂取出来る
- さまざまな料理に活用できる
スキッピーは無添加で保存料は未使用のピーナッツバターです。
高カロリーの商品なので食べる量には注意が必要ですが、適量であれば不飽和脂肪酸や食物繊維など、健康に嬉しいピーナッツの栄養を摂取出来ます。
あまり甘くないので、さまざまな料理にも活用出来ますよ。
パンに塗るのが飽きた人はぜひ試して下さいね。