仕事が遅くなってご飯を作る気力がない…。そんなときに、デニーズのようなファミレスはとても便利ですよね!
ですが、夜遅くにデニーズに行こうとしたときに、「深夜料金って何時からかかるんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?
恥ずかしながら、私は最近までデニーズに深夜料金があることすら知らなかったのですが…。
久し振りに会った友人との話が盛り上がって、「お店をかえてデニーズにでも行こうか!」と提案したときの話です。
「でもさ、確かこの時間帯だと深夜料金がかかるよね?」と返されたんです。結局、このときはこれでお開きに。
それからこのことが気になって、いろいろと調べていくうちに、タイミングを見計らえば、深夜料金は回避できるということが分かりました!
そこで今回は、
- デニーズで深夜料金がかかる時間帯と深夜料金はいくらか
- なぜ深夜料金がかかるのか
- ファミレスでの深夜料金は違法じゃないのか
- 深夜のデニーズで寝たり勉強したりしてもOKか
- 深夜のデニーズに未成年は入店できるのか
などをお伝えしていきたいと思います。デニーズなどのファミレスを、うまく活用していくための参考になれば幸いです。
目次
デニーズで深夜料金になる時間帯は何時から?なぜ深夜料金が必要なの?
飲食店が深夜でも利用できるのは便利ですが、やはり気になるのは料金ですよね。いったい何時から深夜料金が適用されて、いくらかかるのでしょう?
深夜料金は何時からいくらかかる?
デニーズで深夜料金になる時間帯は、夜23時~翌朝5時までです。
そして気になる料金ですが、ドリンクやデザートなどのメニューも含めた食事代の10%が、深夜料金として会計時に加算されます。
なので、本来の会計が1,000円だとすると、深夜の時間帯は1,100円になるということですね!
一人で食べるときにはあまり気にならないかもしれませんが、大勢の場合は結構なお値段になってしまいそうです…。
ちなみにデニーズだけでなく、サイゼリヤなど多くのファミレスで深夜料金は採用されていますが、ジョイフルにはありません。
直接店員からの説明がないので、深夜料金について知らない方も多いのですが(私も含めて)、実はメニューにはきちんと記載されています。
どうして深夜料金が必要なの?
さて、利用者にとってはあまりうれしくない深夜料金ですが、なぜ深夜の時間帯は料金が加算されてしまうのでしょうか?
その理由は、大きくわけて2つあります。
1.店員の深夜残業手当がかかるため
アルバイトなどの求人を見れば分かりますが、深夜の時間帯は時給が高いです。ほとんどの店が、通常の25%増の給料にしています。
時給が高くなるということは、必然的に人件費が高くなるので、「その分を深夜の利用者に支払ってもらおう!」ということなんです。
2.店内の電気代などの補填するため
もう一つが電気代などの光熱費。深夜は、昼間などに比べて利用者が少ないですよね。
にもかかわらず、店内は忙しい時間帯と同じように明るくし、夏や冬であれば、冷暖房を効かせなければなりません。
「いっそのこと、思い切って深夜は営業しなければいいのでは?」と思ってしまいますが…。
そう簡単に営業時間を変えられないので、深夜の利用者に補填してもらおうということなんですね。
利用者にとっては、同じメニューなのに深夜料金が上乗せされるのは、損をしている気分になります。
ですが、店側の経済的な事情を考慮すると、深夜料金がかかってしまうのも仕方がないかもしれません。
次の章では、注文する時のタイミングで深夜料金がかかるというお話をさせていただきます。
デニーズでは注文時のタイミングで深夜料金がかかるって本当なの?
ところで、23時から深夜料金がかかるとお話ししましたが、ここで注意したいことがあるんです!
23時に入店すればギリギリセーフ?
デニーズの深夜料金は23時~翌朝5時までですが、ここで注意してほしいのが、23時までに入店すればOKというわけではないということです。
深夜料金をまぬがれたいために、23時ギリギリに駆け込んで、「ふ~、間に合った!セーフ。」ではありません!
デニーズでは、入店時間ではなく注文の時間を基準に、深夜料金を加算しているということを覚えておきましょう。
つまり、23時以前に注文した分は通常料金で、23時以降に注文した分は10%割り増しになります。
たとえば22時から食事を始めて、23時以降にデザートなどを追加注文したとします。この場合、23時以降に追加で注文した分は、加算対象になってしまうということです。
デニーズ以外のファミレスはどうなの?
ちなみに、ガストなどのすかいらーくグループのファミレスや、サイゼリヤでは深夜料金の時間帯は夜22時~翌朝5時までです。
そして、デニーズと同様に注文した時間を基準に、深夜料金を加算しています。
しかし、一つだけデニーズと違う点があります。それは、1回目の注文を22時前にしていれば、追加注文が22時を過ぎても深夜料金が加算されないということです。
要は、店内に入って最初の注文を早め(22時前)に済ませれば、追加の注文は時間をおいても大丈夫ということですね。
少しややこしく感じるかもしれませんが、お店に入る時間ではなく、注文した時間が基準になるということを頭に入れておいてくださいね!
それにしても、「やっぱり深夜料金なんて納得できないし、違法にあたるのでは?」という意見もあるかもしれませんね。次章で確認しましょう。
納得できない!ファミレスでの深夜料金は違法じゃないの?
ここまでで深夜料金は仕方がないということは、お分かりいただけたかと思います。
とは言え、給料日前で金欠の方にとっては、やすやすと納得できるシステムではありませんよね。
深夜料金を取ることは違法じゃない?
「割増料金を取るなんて、知らなかった!これって違法じゃないの?」
こんなふうに怒りたくなる気持ちも分かりますが、結論から言うと、深夜料金は違法ではないんです。
労働基準法第37条には、「深夜働く店員には、25%以上の深夜労働手当を支給する必要がある」との記載があります。
そのため、店側は深夜料金を取ることで、人件費を補填しているのです。深夜料金に関しては、そのお店が独断で設定することができ、これは違法ではありません。
もし、違法になる事例があるとすれば、深夜料金がかかる旨をどこにも記載していない場合です。
この場合は100%違法なので、店側が加算した料金は支払う必要はありません。
ですが、デニーズなどのファミレスは、一応きちんとメニューに記載しているので、今のところ違法ではないということです。(メニューに小さく書かれているので、気がつかない人もいるかもしれませんが…笑)
深夜料金に関する不満の声も多数
実際、深夜料金が加算されることを知らなかった人たちの声もたくさん挙げられています。
などなど、散々な言われようですね…。
ですが、デニーズのメニューにも明記されているので、深夜料金は違法にはあたらないんですね。
ところで深夜料金を納得したうえで、深夜のデニーズで寝たり勉強したりするのはOKなのでしょうか?
深夜のデニーズで寝ることはできる?勉強はしてもいいの?
ほとんどのファミレスは深夜まで営業していて、深夜料金がかかるとはいえ比較的安く済みます。
ですから、夜遅くまで勉強したい方にとっては、とても便利な場所ですよね!
では、深夜のデニーズでは仮眠を取ったり、勉強をしたりすることはできるのでしょうか?
当然と言えば当然ですが、ファミレスは食事をするための場所です。なので、カフェのように「勉強してもいいよ!」というオープンな雰囲気ではありません。
かと言って、勉強や仮眠が禁止されているわけでもありません。
とくに深夜の時間帯で、人が少なければ注意はされないかもしれませんが、その際は何か一品は注文しましょう。
ただし店舗によっては、仮眠を取ったり勉強をしていると、店員に注意をされたり退店を命じられたりすることもあるようです。
さらに、仮眠をとっている間に、置き引きなどの犯罪に遭っても、すべて自己責任になります。
こういう理由から、ファミレスで仮眠をとったりすることは、できるだけ控えたほうがいいでしょう。
ところで勉強といえば、未成年者は深夜のデニーズに入店できるのか、次章でみていきましょう。
知っておこう!深夜のデニーズに未成年は入店できるのか?
地域の条例で既に定められている場合もありますが、デニーズでは、深夜0時以降は18歳未満の未成年は入店できません。
ちなみに、デニーズ以外の多くのファミレスでは、22時以降の未成年の入店を制限しています。
見た目が18歳前後だと、入店の際に身分証の提示を求められることがあるので、虚偽の申告はできないと思っておいたほうがいいでしょう。
例外として、保護者が同伴している場合は入店ができることが多いようです。
もし深夜にデニーズに行く用事がある場合は、保護者同伴であれば問題ありません。ただし成人といっても、同伴者が保護者以外の場合は、入店が難しくなるので要注意です。
まとめ
ここまでで、デニーズの深夜料金などについてお伝えしていきましたが、最後に今までの重要ポイントをまとめていきたいと思います。
- ファミレスで深夜料金をとられるのはもはや常識
- 深夜料金のかかる時間帯やタイミングはファミレスによって若干違う
- 深夜料金の記載があるなら違法ではない
- 深夜のデニーズに未成年者だけでは入店できない
- 深夜のデニーズで仮眠や勉強をするのはできるだけ控えよう
深夜料金がかかってしまうことは、店側の事情もあり仕方がないことがわかりました。
ちなみに、マクドナルドなどのファーストフードのお店や、牛丼チェーン店などは深夜料金はかかりません。居酒屋は、ファミレスと同様に深夜料金がかかるところもあるようです。
どの店が深夜料金がかかるのかを把握しておいて、TPOに合わせて上手に利用していくとよいかもしれません。
気軽に長居がしやすいデニーズなどのファミレスの場合、注文するタイミングを見計らえば、深夜料金を極力抑えられます。
深夜のデニーズを利用する際は、ぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。