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食材・料理のQ&A

片栗粉は体に悪い?食べ過ぎるとどうなる?健康への影響や注意点

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料理・食材
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片栗粉 体に悪い

【執筆者:編集部 新山あさひ】

片栗粉は糖質を多く含んでいて、食べ過ぎると太る心配があるため体に悪いと言われています。

ほかにも食べ方によっては健康に悪影響を与える場合がありますが、ポイントをきちんと抑えてデメリットを避ければ体に良い食材です。

そこでこの記事では、片栗粉について知っておきたい以下の項目を紹介します。

この記事を読むとわかる!
片栗粉のこと

 

  • 体に悪いと言われる理由
  • ダイエットや糖質制限への影響
  • 消化不良を避けるための注意点
  • 毎日の食事に活かしたいメリット

ダイエット中で糖質が気になる人や、メリットを活かした調理法を知りたい人は参考にしてみてください。

   

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片栗粉が体に悪いと言われる理由|食べ過ぎはNG

片栗粉 食べ過ぎ

片栗粉が体に悪いと言われているのは、食べ方に気を付けないと太る原因になったりおなかの調子が悪くなったりする可能性があるためです。

片栗粉が体に悪いと言われる原因
太る
生活習慣病
糖質 糖質量多い
※食べ過ぎなければ問題ない
血糖値上昇 GI値59~69(中程度)
※糖尿病の人は相談する
グルテン 含まれていない
消化不良 非加熱は腹痛・下痢の可能性
※少量なら影響ない
片栗粉は何からできているの?

かつての片栗粉は「カタクリ」という植物の球根からとれるでんぷんを使っていましたが、高価で手に入りにくくなったため現在では馬鈴薯(ジャガイモ)を材料として使っている商品が多いです。

片栗粉の原材料であるジャガイモのでんぷんは、成分のほとんどが炭水化物なので健康への影響が心配ですが、気にしすぎなくても大丈夫な理由があります。

太る心配はほぼなし|ダイエットや糖質制限への影響

「片栗粉を食べると太らないのかな」と、ダイエットへの影響を心配する人もいるようですが気にしすぎる必要はありません。

片栗粉の栄養成分
※日本食品標準成分表2020年版(八訂)(※1)
100g 大さじ1(9g)
カロリー 338kcal 30kcal
炭水化物(糖質) 81.6g 7.3g
タンパク質 0.1g 0g

片栗粉は糖質量が多いものの、主食として大量に食べることはあまりない食材です。

とろみづけや揚げ物の衣であれば、使う量は大さじ1杯程度と少ないので糖質による健康への影響はほとんどありません。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
チヂミやわらび餅などは、片栗粉を使う量が多くなります。食べ過ぎは糖質の過剰摂取につながるので気を付けてくださいね。

少量なら大丈夫とはいえ、糖質が多く血糖値の上がりやすさを表すGI値も中程度なので、糖質制限をしている人や血糖値が気になる人は避けた方がいいでしょう。(※2)

片栗粉の代わりに使うなら、食物繊維が豊富なサイリウムがおすすめですよ。

糖質とともに気になるグルテンは、片栗粉には含まれていません。

グルテンの成分は含まれていない|小麦粉の代用にも

片栗粉はグルテンが含まれていない、グルテンフリーの食材です。

グルテンとは、小麦粉や大麦に含まれているたんぱく質の一種です。(※3)

片栗粉の成分を確認すると、グルテンを作り出すもととなるタンパク質はほぼ含まれていません。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
グルテンの摂取を避けたい自己免疫疾患の「セリアック病」や「グルテン過敏症」の人にとっては、小麦粉の代用品として活用できる食材です。

ただし小麦粉に比べて片栗粉は糖質量が多いので、糖質の摂り過ぎにならないように食べる量には気を付けましょう。

グルテンを避けたい人は片栗粉のほかにも、米粉を代用品として使えますよ。

食べ過ぎはおなかを壊すこともあるので、注意するポイントを知っておきましょう。

食べ方によっては消化不良を起こす可能性

片栗粉は生のまま食べると消化不良を起こすことがあります。

この人のように十分に加熱していない片栗粉をたくさん食べると、腹痛や下痢の原因になります。

でんぷんは加熱する前の状態では消化酵素が入り込めない構造をしているため、体内でうまく消化できずに便として排出されます。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部

少量ならそのまま食べてもおなかを壊す心配はほぼありません。大福のまわりについている片栗粉くらいなら食べても問題ないでしょう。

そのままでは消化に悪い片栗粉ですが、加熱すれば消化吸収がよく、おなかに優しい食べ物です。

 

片栗粉の活用法|体に良い食べ方のポイント

片栗粉 体に良い

片栗粉を上手に活用すれば、食事を食べやすくしたり食べ過ぎを抑えたりするのを助けます。

片栗粉を活用するメリット
とろみづけ ・保温効果
・のどごしがよくなる
・調味料を減らせる
つなぎ ・満腹感を得やすい

片栗粉にはカルシウムや鉄などのミネラルが含まれていますが、その量はごく微量です。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
栄養を取るというよりも、他の食材をサポートする役割だと考えた方がよさそうですね。

料理にとろみをつければ味が絡みやすくなり、少ない調味料で味付けできるので減塩につながったり、満腹感が得られやすくなったりして食べ過ぎ防止につながります。

また片栗粉は消化が速くて胃腸に負担をかけにくいので、体調がすぐれないときの食事にもぴったりです。

体の中から健康に!とろみを活かしたおなかにやさしいレシピ

片栗粉のとろみを活かして、弱った体に優しいくず湯を手軽に作れます。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部

くず湯の材料は本来「葛」という植物の根を粉末にした「葛粉」を使いますが、片栗粉でも代用できます。

片栗粉でつくるくず湯

片栗粉でくず湯☆あったか葛湯で風邪予防

しょうがやはちみつ、柚子などを足すアレンジもおいしいですよ。

温かい水分がおなかにとどまってくれるので、体をじんわりと温めてくれます。

片栗粉のメリットを活用して、毎日の食事に取り入れてみてくださいね。

 

結論|片栗粉は体に悪い食べ物ではないが食べ過ぎには要注意

片栗粉のまとめ
  • 成分のほとんどが炭水化物(糖質)なので食べ過ぎは太る
  • 大さじ1杯程度なら糖質の過剰摂取にはならない
  • グルテンは含まれていない
  • 加熱せずに大量に食べると下痢や腹痛の可能性
  • とろみづけで食べ過ぎを防止

片栗粉が体に悪いと言われるのは、食べ過ぎによって太ったりや消化不良を起こしたりするためですが、どちらも少量食べるだけなら健康への悪影響はありません。

しっかり加熱すれば消化しやすく、胃腸に優しいので体に良い食材です。

うまく取り入れれば食べ過ぎ防止にも役立つ食材なので、上手に活用してみてください。

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