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食材・料理のQ&A

塩麹は体に悪い?デメリット・危険性や身体への悪影響を徹底検証

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料理・食材
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塩麹 体に悪い

【執筆者:管理栄養士 市沢淳美】

塩麹が体に悪いと言われる理由は、食べ過ぎると塩分の過剰摂取によって高血圧になるおそれがあるからです。

添加物や発がん性などのデメリット・危険性・身体への悪影響も噂されていますが、塩麹は適量だと料理をおいしくしたり、健康に良い影響を与えたりメリットがたくさんあります。

この記事では、塩麹を上手に活用するために以下の項目について紹介します。

この記事を読むとわかる!
塩麹 のこと

 

  • 体に悪いと言われる理由
  • 食べ過ぎによる健康への影響
  • 悪影響が出ない食べ方
  • 体に良い栄養成分とメリット

塩麹は甘みがあるから太るのではないかと心配な人や、おすすめの市販品を知りたい人も、ぜひ参考にしてくださいね!

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塩麹は食べ過ぎると体に悪い|塩分の過剰摂取で高血圧の危険性

塩麹 デメリット
塩麹を食べ過ぎると体に悪いと言われるのは、塩分の過剰摂取で高血圧になりやすく、健康へ悪影響をおよぼす可能性があるからです。

他にも発がん性の心配や、市販品では健康へのメリットがないなど、マイナスなイメージを持っている人もいます。

塩麹が体に悪いと言われる原因やデメリット
高血圧 塩分の過剰摂取
※適量なら問題ない
発がん性 麹菌がカビの一種である
※問題ない
市販品や加熱すると
意味がない
・発酵がとまっている
・麹菌や酵素が加熱に弱い
※生きた菌でなくてもメリットあり

塩麹は塩の代用としても使える調味料であるため、塩分の過剰摂取とならないように注意しましょう。

食べ過ぎは塩分の過剰摂取になり健康へ悪影響

塩麹を食べ過ぎると塩分の過剰摂取により高血圧になる危険性が高まり、体に悪い影響が出るおそれがあります。

健康な人の塩分摂取量は男性7.5g未満・女性6.5g未満が目標とされていますが、多くの人が平均して2g程度多く摂取している傾向にあるため、減塩を心掛ける必要があります。(※1)

塩麹の塩分量目安
  • 塩分濃度は12%前後であることが多い
  • 塩分濃度12%の場合、大さじ1で塩分量は約2.4g
ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
塩麹だけで考えると、大さじ3杯でおおよそ1日分の塩分摂取量に相当します。

また、塩麴のうま味を作り出す麹菌はカビの一種です。

カビの中には発がん性物質を作り出すものもありますが、麹菌とは異なる種類であるため発がん性の心配はありません

麹菌にはうま味を作り出すだけでなく、体に良い働きも期待されますが、市販品は意味がないとの噂もあります。

市販品は意味がないと言われる理由

市販の塩麹は意味がないと言われるのは、発酵をとめた状態で販売されている商品があるからです。

酒精の添加や加熱処理をして発酵をとめることで、袋の膨張を防いで味や見た目の品質を保持する効果があります。

酒精の添加や加熱処理による菌への影響
  • 酒精の添加:菌は生きているが活動をストップさせ発酵をとめる
  • 加熱処理:菌が死ぬことで発酵をとめる

加工の仕方により、発酵はとまっていても菌が生きている商品もあります

また、生きた菌でなくても腸内細菌のエサになるため、腸内環境へ良い影響を与えると考えられています。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
加熱をしても体に良いメリットを得られるので、色々な料理に安心して活用できますね。ただし、塩に比べると焦げやすいので、料理の最後に加えるといいですよ。肉や魚を漬け込んだ場合は、ぬぐってから加熱し、最後にぬぐった分を加えると焦げにくいです。

酒精はアルコールであるため、気になる人はこの商品のように酒精を添加していない塩麹を選ぶか、加熱でアルコールを飛ばしてから食べましょう。

市販品でも体に良い働きは期待できますが、塩麹の食べ過ぎにより体に悪い影響が出ないように、気をつけるべきポイントを確認しておきましょう。

体に悪影響が出にくい塩麹の使い方

塩麹を食べて体に悪い影響が出るおそれのある塩分の過剰摂取を防ぐには、適量を心掛けることがポイントです。

濃い味付けにならないように気を付け、塩の代用として使用する場合は、塩の2倍を目安にしましょう。

塩の代用として塩麹を使用する目安

塩の2倍を目安にする(例:塩が小さじ1の場合、塩麹は小さじ2)

これを目安に使用すると、含まれる塩分量は塩よりも少ないですが同じくらいの味の濃さを感じられるため、減塩にもつながります

塩麹は適量の使用で他にもメリットがたくさんあるので、減塩につながる理由と一緒に見てみましょう。

塩麹は適量なら体に良い|料理をおいしくする効果も

塩麹 体に良い

塩麹には腸内環境に良いとされる酵素やオリゴ糖、ダイエットや美肌に欠かせない代謝をサポートするビタミンB群が含まれます。(※2)

しかし、医薬品のように、病気に対する効果・効能が期待できるものではないため、健康維持のひとつとして取り入れると良いでしょう。

塩麹に含まれる嬉しい成分と特徴
酵素 ・消化を助ける
・うま味UP
・食材を柔らかくする
オリゴ糖 善玉菌のエサとなり腸の調子を整える
ビタミンB群 代謝をサポートする

塩麹は麹菌や酵素の力で食材の成分が分解されることにより、消化を助けるだけでなく、食材のうま味を引き出したり、柔らかくしたりします。

これによって料理がおいしくなり、少ない塩分でも満足できる仕上がりになります。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
ただし、加熱処理をした塩麹には肉を柔らかくする効果は期待できないため、手作りの塩麹か、非加熱の市販品を使用しましょう。

こちらの生塩麹は加熱処理しておらず、お肉を柔らかくする酵素が残っています。

とろみや粒感が使いづらいと感じる人は、液体タイプがおすすめです。

酵素は塩麹が作られる発酵の段階で、オリゴ糖やビタミンB群など体に良い成分も作り出します。

栄養価UP・腸内環境改善で太るどころか健康的に

塩麹には糖分が含まれることから太る心配をする人もいますが、適量の使用であれば塩麹の糖分によって太ることはありません。

それどころか、酵素やオリゴ糖による腸内環境への良い影響や、ビタミンB群の摂取によって栄養バランスが整うことにより、健康的へと近づきます。

ビタミンB群は代謝をサポートするため、ダイエットや美肌にも嬉しい働きを期待できますよ。(※3)

結論|塩麹は体に悪いどころか適量ならメリットばかり

塩麹 のまとめ
    • 食べ過ぎると塩分の過剰摂取で高血圧のおそれ
    • 適量なら体に悪いどころか健康へのメリットが多い
  • 肉を柔らかくしたいなら手作りか非加熱の商品を使用する
  • 適量の使用であれば太る心配なし
  • 栄養価UP・腸内環境改善に役立つ

塩麹は食べ過ぎると塩分の過剰摂取で高血圧のおそれがありますが、適量であれば体に良いメリットがたくさんあります。

塩の代用として料理に入れると、うま味がアップして少ない塩分でもおいしく感じられるため減塩にもつながりますよ。

市販品でも手作りと同等のメリットが得られる商品も多いので、日々の料理や健康管理に取り入れてみてくださいね!

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