【執筆:ヨセミテ編集部】
缶コーヒーは体に悪いものではありませんが、種類によって飲み過ぎると糖質やカフェインの過剰摂取に陥りやすいので注意が必要です。
また食品添加物の危険性についても正しく整理しましょう。
健康面のメリット・デメリットや、おすすめしたい毎日の適量を紹介していきます。
缶コーヒー のこと
- 飲み過ぎによる健康影響は
- 平均的な糖質量
- カフェインの1日上限量
- 適量はどのくらいか
上手に活用すれば健康面のメリットも大きいですよ♪
コーヒーが好きで頻繁に飲む人はぜひ最後まで読んでみてくださいね。
目次
缶コーヒーの飲み過ぎによるデメリット|糖質やカフェインに注意
微糖や加糖のコーヒーであれば、知らず知らずの内に糖質を過剰摂取しているおそれがあります。
糖質の摂り過ぎ | 肥満や生活習慣病のリスクを高める |
---|---|
カフェインの 摂り過ぎ |
中枢神経を刺激して 健康被害を起こす可能性がある |
食品添加物の不安 | 通常量であれば問題はない |
またカフェインについてはコーヒー以外の飲料にも含まれる為、1日の上限量をオーバーしている人もいるかもしれません。
飲み過ぎによる影響について、まずは糖質から押さえていきましょう。
糖質の摂り過ぎは体に悪い影響が
無糖の糖質やカロリーは、ほぼ0(ゼロ)です。
エネルギー (kcal) |
炭水化物 (g) |
|
---|---|---|
ボスレインボー マウンテンブレンド |
35 | 6.8 |
ボス贅沢微糖 | 20 | 3.5 |
ジョージア エメラルドマウンテンブレンド |
35 | 6.9 |
ジョージア グラン微糖 | 22 | 3.3 |
一方、缶コーヒー1缶(約170g)において上記の例で計算すると、糖質はブレンドタイプで約12g、微糖タイプで約5gとなります。
カフェオレのような甘く飲みやすいものは、平均的に1缶(170g)12~18g程度の糖質量で、比例してカロリーもやや高めです。
ジュースやほかの清涼飲料水と比較すると糖質量はやや控えめではあるものの、1日に何本も飲む人は過剰摂取に注意しましょう。
糖質の摂り過ぎによる健康影響は(※1)
糖質は体や脳のエネルギー源となる栄養素ですが、摂り過ぎると余剰分が中性脂肪に作り変えられ、肥満や糖尿病をはじめとする生活習慣病のリスクを高めることが懸念されています。
糖質量を抑えたい人は、微糖や無糖の選択がベターです。
ただ「無糖だから」と安心して飲み続けていると、今度はカフェインの摂り過ぎが心配です。
カフェインの摂り過ぎにも注意
カフェインには交感神経を刺激する働きがあるので、頭をスッキリさせたい、眠気を覚ましたい、というときに有効です。
ですが、健常者のカフェイン上限量は400mg/日であり、摂り過ぎると中枢神経の刺激により心拍数の増加、不眠症、下痢、気持ち悪くなる等の健康影響を及ぼすことが分かっています。(※2)
商品によってもさまざまですが、缶コーヒー1缶(約170g)には、約100~120mgのカフェイン量が含まれます。
加えて、コーヒー以外にも含まれている点に注意すべきでしょう。
含まれるカフェイン量(100ml当たり)
- エナジードリンク:32~300mg
- 紅茶:約30mg
- 烏龍茶:約20mg
- コカ・コーラ:約10mg
日常的に上記の飲み物を飲む人は、既に依存度が高まっている可能性があります。
マジでエナジードリンク習慣はやめたほうがいい😇😇
カフェイン中毒になって、
エナジードリンク飲まないと頭痛くなる…
みたいな身体になっちゃうし砂糖入っていすぎるので普通に太る
— てん@LINE作りました (@yakin_sleep) November 14, 2022
カフェインはほどほどに摂るよう心掛けましょう。
極端な例ですが、缶コーヒーのみで400mgの範囲内に止めるには3~4本程度が目安と言えますね。
妊娠とカフェインの関係
妊婦がカフェインを摂り過ぎると、生まれてくる子どもが低体重になりやすい報告があります。基準は国によってさまざまですが英国食品基準庁(FSA)では200mg/日に抑えるよう注意喚起がされています。
またコーヒーによっては食品添加物が使われるものがありますが、この点は正しく整理すれば過敏になる必要はないでしょう。
食品添加物や甘味料の危険性は
無糖(ブラック)のコーヒーにはあまり含まれていませんが、カフェオレや微糖タイプでは香料や乳化剤など、添加物が使われています。
「添加物=体に悪い」というイメージを持たれがちですが、添加物は食品安全委員会の厳しい管理のもと「毎日摂取しつづけても影響がない量」を基準として使用され、安全性は約束されています。(※3)
備考 | |
---|---|
乳化剤 (カゼインNa) |
コーヒーとミルクが 混ざり合った状態を安定させる |
香料 | 天然と合成の2種類あるが 一括表記される |
人口甘味料 (アセスルファムK スクラロースなど) |
砂糖と比べて少量で甘味を 感じられる |
ただ人工甘味料は腸内で吸収されない為、摂り過ぎると下痢や腸内環境の悪化を引き起こす可能性があるとも言われています。
詳しくはこちらの記事が役に立ちますよ。
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国の基準をクリアしているものであり、いずれも通常量であれば問題はありませんが、少しでも添加物を避けたい気持ちがある人は成分表示をよく確認してくださいね。
そんな人にも添加物不使用が比較的多い無糖の選択がおすすめです。
コーヒーには健康面のメリットもある為、以上の点を注意しつつ上手に取り入れましょう。
缶コーヒーのメリットや毎日飲む場合の適量は
缶コーヒーは糖分やカフェインを考慮して、3本程度を目安にすることをおすすめします。
甘味のあるコーヒーであれば、3本より控えめにすることが望ましいでしょう。
毎日の 健康維持に |
クロロゲン酸(ポリフェノール)が含まれ 体の酸化・脂肪蓄積・認知症の予防が 期待できると言われている |
---|---|
リラックス 効果 |
リラックスしたときに発生する脳波(α波) が確認され科学的にも効果があると判明 |
メリットも大きいので、糖質量をセーブしながら上手に活用したいものですね。
無糖や微糖で糖質を抑えて水分補給も
健康を意識した上で取り入れるなら、糖質を抑えられるようなるべくクリーミーなものは避け、無糖や微糖としましょう。
またカフェインには利尿作用がある為、こまめな水分補給(お水やお茶)も大切です。
カフェインを抑えたい人はカフェインレスを選択肢に入れても良いですね。
ボトルタイプですが、無印良品ではカフェインレスの取り扱いがあります。
無印のカフェインレスコーヒー(ボトル)思ったよりおいしいな〜
妊娠中に出会いたかった🥲 pic.twitter.com/k2HMUduh3p— りーちゃん🍄2y (@Lily86435322) June 27, 2022
特に妊娠中の人はカフェインレスを上手に活用して、リラックスタイムを大切にしてくださいね♪
結論|缶コーヒーは3本程度を目安とし砂糖の量にも注意
- 種類によって糖質が多く含まれる
- 無糖であってもカフェインの摂り過ぎには注意
- 妊婦のカフェイン摂取も控えめに
- クロロゲン酸による
- 1日3本程度を目安として
ちょっと一息つきたいときに飲みやすい缶コーヒーですが、飲み過ぎは糖質やカフェインの摂り過ぎに注意しましょう。
添加物は安全性が約束されているものですが、気にしている人は無糖(ブラック)を候補に入れつつ適度な距離感で付き合っていきたいものですね。