【執筆者:編集部 新山あさひ】
「かまぼこに使われている添加物や塩分は体に悪いんじゃないか」と不安に思う人もいるかもしれませんが、食べ過ぎなければ健康への悪影響は心配ありません。
適量を守ればダイエットや健康維持に嬉しい栄養がたくさん含まれているので、デメリットも理解しながら上手に付き合いたいですね。
そこでこの記事では、かまぼこを含めた練り物について知っておきたい以下の項目を紹介します。
かまぼこのこと
- 体に悪いと言われる理由
- 添加物の安全性
- 塩分・糖質による体への影響
- 健康への効果が期待できる栄養素
毎日の食生活にかまぼこを取り入れたいと考えている人は、ぜひ参考にしてみてください!
目次
かまぼこが体に悪いと言われる理由|食べ過ぎには要注意
かまぼこが体に悪いと言われる理由は数種類の添加物が使われてるほか、塩分や糖質が多く含まれているためです。
添加物 | 安全性に問題はない |
---|---|
高血圧 | 塩分の摂り過ぎ ※適量を守れば問題なし |
太る 生活習慣病 |
糖質を摂り過ぎは心配ない |
アレルギー | ・小麦・大豆・卵が含まれる場合あり ・エビ・カニに要注意 |
アレルギー体質の人の場合、表示されているアレルギー物質以外にも原材料の魚が食べたエビやカニに反応して症状が出る可能性があるので、食べるのをやめておいた方が安心です。
まずは健康への悪影響が気になる添加物の安全性を確認しましょう。
練り物に使われている添加物の安全性
かまぼこにはさまざまな添加物が使われていますが、体への悪影響は心配しすぎなくて大丈夫です。
加工デンプン | ・弾力の補強 ・原料のデンプンに化学的な加工 ・使用を認められているのは11種類 |
---|---|
調味料 | ・うま味成分 ・L-グルタミン酸ナトリウムなど |
pH調整剤 | 品質保持 |
炭酸カルシウム | 歯ごたえを出す |
ソルビット (ソルビトール) |
・保存料 ・微生物の繁殖を防ぐ |
着色料 | ・赤く着色する ・コチニール色素、食用タールなど |
使用できる食品添加物は国が安全性を認めた成分であり、体に害がないように使用量も厳しく制限されています。(※1)
また安全性が確認できないとして国によっては使用を制限している添加物もありますが、日本では検討の上、健康への影響はないとされています。
- 加工でんぷん:EUでは11種類中2種類が幼児向け食品への使用禁止
- 着色料(食用タール):がんやアレルギーの可能性があり、アメリカで使用禁止
添加物に限らず、どんな食べ物も過剰に摂取すれば体に悪影響を与える可能性があるので、摂り過ぎに注意しましょう。
どうしても気になる場合は、こちらのように保存料を使っていない商品もあります。
添加物のほかにも体への悪影響が心配される理由として、塩分や糖分の過剰摂取があります。
食べる量に注意すれば塩分や糖質の過剰摂取は心配ない
かまぼこには塩分や糖質が含まれていますが、適量であれば健康への悪影響は心配ありません。
カロリー (kcal) |
炭水化物 (g) |
タンパク質 (g) |
塩分 (g) |
|
---|---|---|---|---|
1本(120g) | 112 | 11.6 | 14.4 | 3.0 |
2切れ(26g) | 24 | 2.6 | 3.2 | 0.6 |
かまぼこを1本丸々食べると、それだけで1日の摂取目安のうち半分の塩分を摂っています。
塩分の摂り過ぎを防ぐためには、一食で食べる量を2~3切れ程度にとどめておきましょう。
健康に悪い影響を防ぐために気を付けたいポイントを確認しておきましょう。
安心して食べるために気を付けたいポイント
かまぼこは商品選びや調理方法に気を付ければ、体に悪い影響を避けられます。
添加物 | 無添加の商品を選ぶ |
---|---|
塩分 | ・減塩の商品を選ぶ ・調味料は最小限にする ・湯通しする |
糖質 | グルテンフリーや 糖質カットされた商品を選ぶ |
アレルギー | アレルゲンフリーの商品を選ぶ |
また塩分が気になる人は調味料の使い過ぎに注意して、醤油を使わずそのまま食べたり、だしの風味を生かして調理したり、工夫次第で塩分の摂り過ぎを防げます。
かまぼこはデメリットばかりでなく、上手に付き合えば体に嬉しいメリットがたくさんあります。
かまぼこに含まれる体に良い成分|ダイエットや健康維持にも
かまぼこは低カロリー・低脂肪で高タンパクなので、ダイエットやスポーツをする人の栄養補給に最適です。
タンパク質 | 筋肉を作る材料 |
---|---|
カルシウム | 骨や歯を作る材料 |
カリウム | 余分な塩分を体から排出する |
かまぼこには体を作る材料となるタンパク質やカルシウムが豊富に含まれているので、成長期の子供や健康維持を目指すお年寄りも積極的に取りたい食材です。
練り物についてはこちらの記事でも詳しく紹介しているので、参考にしてみてください。
同時にこの記事も読まれています
かまぼこの栄養は、他の食材と合わせて食べるとより効率的に体に取り入れられますよ。
メリットを活かしたおすすめレシピ
栄養バランスが偏りがちな人も、普段の食事にかまぼこを追加するだけで手軽に栄養を摂れます。
おはようございます。
朝🍴
・納豆ご飯🍚
・わかめと玉ねぎのお味噌汁
・みかん🍊
・チーズかまぼこ#ダイエット #食事改善 #食事記録#おうちごはん #お腹ぺこりん部 pic.twitter.com/0HDIweu2MV— 🖤ゆう🖤 (@recosyoku) October 17, 2019
また、かまぼこと一緒にビタミンB6を多く含むアボカドや納豆を食べると、タンパク質を吸収率をあげる効果が期待できるのでおすすめです。
カマボコとアボカドのわさびゴママヨあえ
ワサビやゴマを使っているので、少ない調味料でも風味豊かに仕上がります。
かまぼこは上手に付き合えばメリットがたくさんあるので、毎日の食卓にも取り入れてみてください!
結論|かまぼこは適量を守れば体に悪い影響はない
- 国の基準を満たした添加物を使用
- 食べ過ぎなければ塩分や糖質による悪影響は心配ない
- 適量は一食で2~3切れ程度
- 商品選びで健康への気になる影響は避けられる
- タンパク質やカルシウムが豊富で手軽に食べられる
かまぼこが体に悪いと言われる理由はさまざまですが、どれも食べ過ぎなければ健康への影響はありません。
一度にたくさん食べると塩分の摂りすぎになるので、切り分けて一食で2~3枚食べる程度にしましょう。
魚の豊富なタンパク質を手軽に摂れる便利な食材なので、調理方法を工夫しながら毎日の食生活に取り入れてみてくださいね!