【執筆者:編集部 佐々木なるみ】
黒にんにくにカビが生えていれば、健康被害を引き起こす可能性があるので食べずに捨てましょう。
しかし、酸っぱい、柔らかい、苦い場合はカビが原因で腐っているのではなく、作り方や黒にんにくを作る前のにんにくの状態が影響しただけなので、食べても問題ない場合が多いです。
一方、ぶよぶよしていて柔らかすぎる黒にんにくは危険です。
間違えて口にしないように、食べられる状態と食べられない状態の見分け方を紹介します。
黒にんにくのこと
- カビかどうかの見分け方
- 酸っぱい・苦い・柔らかい状態は食べられるのか
- 腐るとどうなる
- 正しい保存方法
賞味期限切れであっても食べられる可能性が高いので、今回紹介する日持ちする保存方法もぜひ参考にしてみてください。
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目次
黒にんにくにカビ?食べられるかどうかの見分け方
黒にんにくを正しく保存していないと、白や黒、緑色などのカビが生える可能性があります。
目に見えるカビに加えて、明らかな異臭も確認したら食べずに捨てましょう。
状態 | 原因 | |
---|---|---|
食べられる | 実が黒い | 黒にんにくの特徴 |
皮が茶色 | ||
食べられない | 白、黒、緑色のカビ | カビ |
明らかな異臭 |
黒にんにくはその名の通り、にんにくよりも色が黒いのが特徴です。
腐っているわけではないので安心してください。
また、臭いや味に違和感を感じたら、作り方をもう一度見直して工夫する必要があるかもしれません。
酸っぱい・苦い・柔らかい状態でも食べられるかも
酸っぱい、苦い、柔らかいと感じたら、作り方に問題があった、またはにんにくの乾燥期間が足りなかった可能性があります。
まず作り方ですが、黒にんにくは自宅でも簡単に作れます。
熟成期間が長すぎると酸っぱくなり、加熱温度が高すぎると苦くて固い黒にんにくができあがります。
作り方を失敗しただけなので、味や臭いが気にならないようであれば食べられます。
- 酸味
- 苦い
- 柔らかい
- 固い
特に炊飯器で作ると加熱温度や時間が上手く調節できないため、専用の黒にんにく発酵機を使うと便利ですよ。
また、収穫したにんにくの乾燥が足りないと、水分量の多い柔らかい黒にんにくができあがります。
にんにくの収穫は通年行われるわけではないので、黒にんにくを作るまでの保存期間の違いによって多少の味や食感の変化は生じます。
空気中の水分を取り込んでべちゃべちゃした黒にんにくも食べられますが、そのまま放置しているとカビの原因になり食べられなくなります。
ぶよぶよ・柔らかすぎは危険?黒にんにくが腐るとどうなる
黒にんにくにカビが生えると、臭いや見た目にも変化が現れます。
見た目 変色 |
白、黒、緑色のカビ |
---|---|
臭い 匂い におい |
明らかな異臭 |
味 食感 触感など |
・柔らかすぎる ・ぶよぶよ |
カビにはさまざまな色がありますが、どれも摂取すると体に害を及ぼすカビ毒を産生する危険性があります。
カビ毒とは
目に見えるカビと違って、生えているかどうか肉眼で確認できず、さらに熱に強い特性を持ちます。(※2)
カビ毒は100℃の温度で加熱しても死滅しないといわれているため、カビ毒が産生したらほぼ対処のしようがありません。(※1)
また、カビが発生しやすい条件として、水分含有量が挙げられます。
黒にんにくの水分量が上がると、それだけカビの発生リスクは高まるので、保存方法にも注意が必要です。
今週降り続いてる雨で、
作って、干していた黒にんにくが
全てカビてしまった…😣おはようございます…😭😭 pic.twitter.com/27tmEacnry
— 最終童貞を見つめる無職のババア (@a_Joker_z) August 15, 2021
黒にんにくにカビが生えないように、できるだけ日持ちする保存方法を守りましょう。
黒にんにくにカビが生えるを防ぐ保存方法|常温・冷蔵庫・冷凍
黒にんにくにカビが生えないように保存するためには、湿気に注意しましょう。
常温 | ・高温多湿を避ける ・新聞紙に包んで保存 ・ザルやカゴの上において通気性をよくする |
---|---|
冷蔵 | ・新聞紙に包んで保存 ・密閉すると蒸れる可能性がある ・保存容器の蓋を少し開けた状態で保存 |
冷凍 | ・バラバラにして保存容器に入れる ・皮付きのままでも可能 |
常温保存、冷蔵庫保存の場合、密閉するとかえってカビの発生リスクを高めます。
特に黒にんにくの底からカビが生えやすいので、通気性を良くして保存しましょう。
1つカゴを持っていれば、いろいろな食べ物の保存に役に立ちますよ。
黒にんにくについてさらに詳しく知りたい人は、こちらを参考にしてみてください。
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黒にんにくは、保存法をきちんと守っていれば腐りにくい食べ物です。
比較的日持ち期間が長いので、賞味期限切れであっても食べられるかもしれません。
賞味期限切れでも食べられる?冷凍黒にんにくの食べ方も紹介
市販品黒にんにくの多くは、賞味期限が設定されています。
賞味期限:保存方法を守った上で、
品質が変わらず美味しく食べられる期間
消費期限:保存方法を守った上で、
安全に食べられる期間
賞味期限は安全確保のために、さまざまな検査で導き出された最大日持ち期間に安全係数(1以下)をかけて算出し、品質保持できる期間よりも短く設定されています。
そのため、多少期限を過ぎても品質に問題なければ食べられる可能性があります。
また、冷凍した黒にんにくは冷凍庫から取り出してすぐでも、少し常温に戻してからでも、どちらでも美味しく食べられます。
常温・冷蔵庫保存した場合と食感が異なるので、保存方法を変えて食感を楽しんでみるといいかもしれません。
保存期間に関わらず、保存方法をきちんと守って美味しく食べ切ってくださいね。
結論|黒にんにくが酸っぱい・苦い・柔らかいのは食べられる
- 白、黒、緑色のカビが生えていれば食べずに処分する
- 酸っぱいのは熟成期間が長いから
- 苦いのは加熱温度が高すぎるから
- 柔らかいのは収穫したにんにくの乾燥が足りないから
- 湿気を避けて新聞紙に包んで保存すると日持ちする
黒にんにくが酸っぱい・苦い・柔らかい場合は、腐っているわけでないので食べられます。
しかし、カビが生えていたり柔らかすぎてぶよぶよしたりしている場合は、食べずに捨てましょう。
黒にんにくの水分含有量が上がると一気にカビの発生リスクが高まるので、保存方法に気をつけてください。