金融機関といえば、大手銀行を利用している人が多いですが、「農協」を利用している方もいますよね。
我家は、お付き合いで農協の口座を作ったのですが、普段はあまり利用していません。
なので先日、主人にお金をおろしてきてと頼まれたときは、「窓口やATMは何時までだろう?」「ATMの場所もよくわからないし、コンビニでおろせないかな」と考えてしまいました。それほど、あまりなじみがないんです…。
農協というと、なんとなく営業時間が短いイメージがありますし、ATMや窓口もあまり見かけないですよね。ですから、できればどこにでもあって遅くまでやっている、コンビニで利用できたらいいなと考えたわけです。
そこで、今回は農協の窓口やATMの営業時間のほか、以下の内容を調べてお伝えします!
- 今すぐ知りたい!農協の窓口やATMの営業時間は?
- 農協の手数料無料のATM!営業時間は?コンビニでも利用できる?
- 意外と知らない!農協で口座開設するメリットと手順を徹底解説
- そもそも農協ってどのような仕事をしているの?
- こんなとこにも農協が!釜山チャガルチ店に行ってみた!
突如お金が必要になることもありますし、土日・祝日に引き出さなければならないこともあるので、金融機関の営業時間というのはとても重要ですよね。
いざというときに困らないためにも、今回の内容を参考にしてみて下さい!
目次
今すぐ知りたい!農協の窓口やATMの営業時間は?
まずは、農協の窓口やATMの営業時間を確認していきましょう。
農協の金融窓口の営業時間は?
農協の金融窓口の営業時間は、平日の午前8時頃~午後3時までとなっています。始まりが”午前8時頃~”とあいまいな表現をしましたが、ざっと調べたところ、午前8時~、午前9時~、午前10時~など、店舗によって差があるんです。
そのため、利用したい店舗の営業時間を、事前に確認することをおすすめします。
■JAバンクの休業日はいつ?
JAバンクは、土日・祝日に関しては基本的にはお休みです。年末年始は、毎年12月31日~1月3日まではお休みになります。
ゴールデンウィークやお盆は、とくに告知がない場合、平日は営業しています。
ですが、こちらも地域や店舗によって違ってくる場合がありますので、その都度、確認していただいたほうが確実でしょう。
ちなみに、JAバンクは1月3日のみ、全国で同時にメンテナンス作業を行います。ですから、1月3日だけは窓口もATMも確実に休みということだけは覚えておいて下さいね!
ATMの営業時間は?
ATMの営業時間も調べてみたところ、こちらも地域によって営業時間が全く異なります。
例えば…
北海道では、午前8時45分から営業しているところもあれば、午前10時からというところもあります。
また、役所に入っているATMは、土日・祝日は、やっていないところが多いようです。
今すぐ近くの店舗の営業時間を確認したい場合は?
「今すぐに営業時間を確認したい!」という場合は、JAバンクのホームページの「店舗・ATM検索」から検索して、確認することをおすすめします。
私が住んでいる地域は結構田舎なのですが、金融機関の窓口やATMの営業時間が、街とは全然違う場合が多いんですよね。
なので、とくにお住まいの地域が中心部から離れている場合は、営業時間を確認したほうが無難です。
【参照URL:https://map.jabank.org/】
ところで、利用する場所は地元のみとは限りませんよね。JAバンクのATMを出先で利用したい場合、コンビニなどでも利用できるのか?その際には、手数料はどれくらいかかるのか?が気になるところです。
これについては、次項で詳しく見ていきます!
農協の手数料無料のATM!コンビニでも利用できる?
農協のATMでの手数料は無料ですが、農協が提携しているコンビニでも、手数料無料という場合が多いです。
具体的な提携先などを、こちらで紹介していきます。
■提携金融機関や提携コンビニでの利用手数料一覧
JAバンクのATMは、入出金や残高照会をする際の手数料は無料です。ただし、JAバンク以外のATM(提携金融機関や提携コンビニなど)を利用する場合は、営業曜日以外や営業時間外には、手数料が発生することがあります。
具体的に、どの金融機関やコンビニと提携をしているのか、そして利用手数料や営業時間などを一覧にしてみましたので、参考にしてみてください!
【三菱UFJ銀行】
■可能な取引内容
・出金、残高照会
■手数料無料の利用日時
・平日 8:45~18:00
■手数料(108円)が発生する利用日時
・土曜日 9:00~14:00
・平日や土曜日の営業時間外、日曜祝日
【セブン銀行】
■可能な取引内容
・入出金、残高照会
■手数料無料の利用日時
・平日 8:45~18:00
・土曜日 9:00~14:00
■手数料(108円)が発生する利用日時
・平日や土曜日の営業時間外、日曜祝日
【インターネットATM】(ファミマ、スリーエフなどに設置)
*「インターネットATM」のマークがついているATMのみ以下の手数料となります。
■可能な取引内容
・入出金、残高照会
■手数料無料の利用日時
・平日 8:45~18:00
・土曜日 9:00~14:00
■手数料(108円)が発生する利用日時
・平日や土曜日の営業時間外、日曜祝日
【ローソンATM】
*「ローソンATMマーク」がついているATMのみ以下の手数料となります。
■可能な取引内容
・入出金、残高照会
■手数料無料の利用日時
・平日 8:45~18:00
・土曜日 9:00~14:00
■手数料(108円)が発生する利用日時
・平日や土曜日の営業時間外、日曜祝日
【JFマリンバンク】
■可能な取引内容
・出金、残高照会
■手数料無料の利用日時
・平日 8:45~18:00
・土曜日 9:00~14:00
・平日や土曜日の営業時間外、日曜祝日
【その他(MICS提携)】
■可能な取引内容
・出金
■手数料(108円)が発生する利用日時
・平日 8:45~18:00
■手数料(216円)が発生する利用日時
・土曜日 9:00~14:00
・平日や土曜日の営業時間外、日曜祝日
こうして見ると、提携先でも結構無料で利用できるところが多いですね!ただし、金融機関によっては上記の手数料と異なる場合があるので、確認してみてくださいね。
■上記以外のATMでは手数料が発生するの?
上記以外のATMで、必ずしも手数料が発生するというわけではありません。そのほかのATMでも、手数料が無料となる場合もあります。
なので、その都度、ATM設置場所の掲示などで確認することをおすすめします。
ところで、JAバンクを利用できるATMは意外に多く、便利に利用できそうですよね。でも多くの方は、まだまだ大手の金融機関や、なじみのあるゆうちょ銀行などを利用する機会が多いかと思います。
また、農協で口座を開設できるのは、農家の方だけだと勘違いしている人もいるかもしれませんね。
次項では、意外に知られていない農協での口座開設におけるメリットやデメリットなどをご紹介していきます。
意外に知らない!農協で口座開設するメリットと手順を徹底解説
「農協」と聞くと、自分とは縁がないと思ってはいませんか?でも実は、JAバンクで口座を開設できるのは、なにも農家の方だけではないんです。
こちらでは、JAバンクで口座を開設するメリットとデメリットの紹介や、口座の開設手順などをお伝えしていきます。
JAバンクで口座を開設するととってもお得♪
ではまずは、農協で口座を開設した際のさまざまなメリットを確認してみましょう。
【メリットその1:全国に約7,800店舗展開している!】
全国的に店舗を展開しているので店舗数が多く、最寄りでもJAバンクを見つけられます。
ちなみに、私は市の中心部から約2時間くらい離れている田舎に住んでいますが、一歩手前の区内(約30分程度で行ける距離)にJAバンクがあります。
こんな田舎にも、JAバンクがあるのは驚きですね!
【メリットその2:手数料無料のATMが多い!】
前項でお伝えした通り、ほかの銀行よりも手数料無料で利用できるATMが多いです。
突然お金が必要になったとしても、全国チェーンで展開しているコンビニで出金できるので便利ですね。
【メリットその3:さまざまなサービスが充実している!】
通常の金融機関と同様に、ローンやキャッシュとクレジットが一体型になったカードの発行などのサービスが充実しています。
【メリットその4:ごくまれに高金利のキャンペーンがある!】
けた外れの…というわけではありませんが、ごくまれに高金利の定期預金(JAバンクでは定期貯金)のキャンペーンが行われています。
【メリットその5:JAバンク同士であれば振込手数料が無料になる!】
これは窓口以外でのお話ですが…。JAバンクの口座同士では、振込手数料が無料になっています。
家族みんなでJAバンクの口座を持っているという場合は、仕送りなどの際にも便利ですね。
JAバンクのここが残念…
JAバンクの口座開設におけるメリットをお伝えしてきましたが、実際はよい面だけとは限らないのが現実です。
そこで、次にJAバンクでの口座開設に関するデメリットを見ていきましょう。
【デメリットその1:もろもろの手続きは口座開設をした店舗でしかできない】
口座を開設したあとに、住所変更や新しい通帳への切り替えなどの手続きは、口座を開設した店舗でしかできません。
【デメリットその2:JAバンクをフル活用するのであれば出資金が必要】
そもそも、JAバンクとは「JA」という農家のための協同組合の組織の一部です。そのため、サービスによっては、組合員優遇だったり組合員専用だったりすることも…。
同等のサービスを受けたいのであれば、出資金を払って准組合員になる必要があります。准組合員といっても、受けられるサービスは組合員の人たちと変わりありません。
ただし、出資金を出して准組合員になることに関しては、完全にデメリットかというとそうではないんです。というのも、JAの准組合員になるために出した出資金に対し、年に一度出資配当金が支給されるからです。
また、出資金は解約時に、約1年~1年半くらいの時間を要しますが、払い戻しが可能となっていますよ。
いままでお伝えした情報を見て、口座の開設を考えたい!という場合は、次に紹介する「口座開設の流れ」を参考にして下さいね。
JAバンクで口座を開設するにはどうすればいいの?
JAバンクのメリット・デメリットが分かったところで、次は口座開設の仕方を紹介します。
JAバンクでの口座開設の手段には「来店型」と「インターネット申し込み」があります。それぞれの方法を詳しく見ていきましょう。
■来店型の場合
お近くのJAバンクの店舗で、口座開設の手続きができます。
流れとしては…
1.店舗へ行く
2.必要書類に必要事項を記入し、署名と捺印をする
3.その場で通帳を発行してもらって受け取り、キャッシュカードは後日届くのを待つ
これだけです!持ち物は、印鑑、本人確認書類(免許証など顔写真があるもの)です。
一つ注意したいことは、JAバンクの口座開設においては、保険証だけでは本人確認ができないため、ほかの書類などの提示を求められることです。
一度で手続きを済ませるためにも、事前に用意してから出向きましょう。
■インターネットで申し込む場合
インターネットに接続できる環境があれば、申し込みができます。申し込みの流れは、以下の通りです。
1.JAバンクのホームページで「口座を開く」を選択する
2.さらに「インターネットで口座開設」を選択し、下の「今すぐお申込み」を選ぶ
3.手順に沿って必要事項を入力する
4.後日、書類などが送られてくるので、必要事項を記入し必要書類を揃えて、返送する
5.JAバンク側で受付が完了したら、通帳やキャッシュカードが送られてくる
JAバンクで口座開設を考えている場合は、上記の内容を参考にしてみてくださいね!
ところで、誰でも農協で口座開設ができるとお話ししましたが、農協ではそもそもどういう仕事をしているのかご存じでしょうか?
先ほどちらっと「農家のための協同組合の組織」とお伝えしましたが、次項ではこれに関して、もう少し具体的な説明を交えてご紹介したいと思います。
そもそも農協ってどのような仕事をしているの?
ざっくりいってしまうと…
「農協は農業を営んでいる方々が、安心して生活していけるようにさまざまなサービスを提供し、日本の農業を充実させるための組織」です。
ちなみに、「農協」というのは「農業協同組合」の略称です。でも、これだけでは具体的なサービス内容などはわかりませんよね?
そこで、さらに具体的に見ていきましょう。
【農協のお仕事その1:指導事業】
農家の経営や生産技術などに関する指導を行ったり、農家の方々の暮らしについてのアドバイスを行ったりしています。
【農協のお仕事その2:購買・販売事業】
農作業に必要な肥料や農薬、機械などの生産資材を安く仕入れたり、農家の方々の代わりに農産物を販売したりしています。
【農協のお仕事その3:共済事業】
病気や事故、天災や家事などに備えて、農家の方々からお金を集めて積み立てておきます。
【農協のお仕事その4:信用事業】
農家の方々が、農業器具などを購入する際にお金を貸し出したり、またはお金を預かったりしています。
私は田舎に住んでいるので、周りが農家など自営業をしているお家が多いんですよね。ママ友の中にも、そういう人が結構います。
その方たちの話を聞くと、「農業器具にはお金がかかるので、出ていくお金のほうが多いような気分になる」といっていました。しかし、それを支えてくれるのが「農協」なんですよね!
私が住んでいる場所にはJAバンクはありませんが、JAの事業所があります。その前を通ると、農家の方々が頻繁に出入りをしている姿をよく見かけます。それくらいに農家の方々にとっては、かけがえのない存在なんですね。
このような地域密着型の農協ですが…。実は海外にも存在することを知っていましたか!?
次項では「釜山チャガルチ店」についての詳細をお伝えしていきます。
こんなところにも農協が!釜山チャガルチ店に行ってみた!
農協といえば、日本だけだと思っている方が多いかもしれませんが、実は韓国の釜山にも存在しているんです!
では、さっそく釜山のチャガルチ店に関する詳しい情報を見ていきましょう!
■釜山チャガルチ店はどこにある?
農協チャガルチ店は、釜山広域市中区南浦洞6街1にあります。
ただし、”農協”といっても、こちらは農協が運営している「スーパー」で、「ハナロマート」といいます!
■営業時間は?
営業時間は7時~23時までと、朝早くから夜遅くまで開いています。
■お店はどんな感じ?
地元の方のみならず、日本人観光客もよく利用しています。確かに、地元のことをよく知らない日本人観光客にとっては、「農協」というだけで安心感がありますよね。
こちらは地域密着型のスーパーなので、安くて品揃えが多いことが魅力です。また、店員さんも親切で、おすすめ商品なんかもいろいろと教えてくれるんです。
さらにうれしいのが、クレジットカードが使えるということ!海外での旅行で、クレジットが使えるのはありがたいですよね。
1点注意したいのは、買い物袋を用意しておかなければ、袋の代金が別に必要になるので、事前に用意しておくとよいでしょう。
実はこのハナロマートで、お菓子や焼酎、韓国海苔など、お土産を調達する人も多いんですよ。あれもこれもと、つい大量に買い込んでしまいます…。
ホテルによっては、日本への配達サービスを行っているところもあるので、もし利用する機会があれば、先に配達の有無があるかどうかを、確認しておくと便利ですね。
以上、釜山にある農協スーパー「ハナロマート」チャガルチ店についての情報でした!
まとめ
最後に重要な部分をまとめてみました!
- 農協の窓口は、土日祝日、年末年始はお休み
- 農協のATMは地域によって開いている時間が異なるが、1月3日のみは全て休み
- 手数料無料のATMは「三菱UFJ」「セブン銀行」「インターネットATM」「ローソンATM」「JFマリンバンク」
- 一般人でもJAバンクに口座を開設することができる
- JAバンクの口座開設には、メリットもデメリットもある
- 口座開設の方法は、「来店型」と「インターネット申し込み」の2パターン
- 農協の仕事は、農家のサポートや支援を行い、日本の農業を充実させること
- 韓国には「農協ハナロマート チャガルチ店」というスーパーがある
農協の窓口やATMの営業時間には、店舗によって結構な差があります。
もし、今すぐ近くの窓口やATMを利用したい!!というのであれば、本文に記載したURLや提携コンビニ情報などを確認してくださいね。
ちなみに、参考までにですが…人口が少ない地域ほど、営業時間が長い傾向にあります。ここは私の憶測でしかないのですが、人口が少ない地域ほど農家を営んでいる人が多く、農協を利用する人も多いんだと思います。
反対に、人口が多いと農家も少ないので、農協を利用する人が少ないのでしょう。そのため、地域や人口によって農協の営業時間に大きな差が出てくるのだと思います。
ただ、農協は農家さんを守るための組織ではありますが、口座の開設は一般人でもできますし、さまざまなメリットもありましたよね。
お住まいの地域に農協があるのであれば、一度口座の開設を検討してみてはいかがでしょう。