【執筆者:編集部 芦川真理】
コーヒーフレッシュ(ポーションミルク)が賞味期限切れした場合、未開封で保存方法を守っていれば使える可能性があります。
しかし未開封・開封後どちらの場合でも保存状態が悪ければ、賞味期限切れ前でも使えない状態になるため注意が必要です。
この記事では、コーヒーフレッシュを安全に美味しく使うための、以下の項目を紹介します。
コーヒーフレッシュのこと
- 市販品の賞味期限目安
- 賞味期限切れ後使用できるか
- 使用できない状態の見分け方
- 正しい保存法と定番以外の使い道
腐る心配や、飲み物に入れる以外に使い道はないのか気になる人にも、参考になる記事ですのでぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
コーヒーフレッシュの賞味期限切れは腐る?日持ち期間の目安
コーヒーフレッシュは、腐る可能性が低いため賞味期限切れでも使用できる場合がありますが、商品によって設定される賞味期限が異なるため、いつまで使用できるか明言できません。
販売されているコーヒーフレッシュは、メーカーにより差はありますが、およそ100~140日と長持ちする商品です。
スジャータめいらく 「スジャータP」 |
100日 |
---|---|
味の素AGF 「マリームポーション」 |
139日 |
メロディアン 「メロディアンミニ」 |
140日 |
キーコーヒー 「クリーミーポーション」 |
140日 |
乳脂肪分5%、20%など、乳製品の割合が多いコーヒーフレッシュは多少期限が短い商品もありますが、同じように比較的傷みにくい商品に表示される賞味期限が設定されています。
そのため、未開封で保存方法を守っていれば、期限切れをしても使用できる可能性が高いです。
賞味期限切れ後3ヶ月は使用できるか目安の調べ方
賞味期限切れ後3ヶ月経ったコーヒーフレッシュが使用できるかは、設定されている賞味期限によって期限切れ後の日持ち目安は異なるため、どの商品も3ヶ月は大丈夫とは言えません。
しかし、コーヒーフレッシュは、日持ちする商品に設定する賞味期限が表示されているため、期限切れ後使用できる可能性は高いです。
消費期限:安全に食べられる期限
消費期限とはちがい、賞味期限はメーカーが検査で算出した期限より余裕をもって設定されているのが特徴です。
前述した表で紹介した、スジャータPの賞味期限は100日です。
メロディアンミニなら、賞味期限は140日です。
賞味期限が異なる二つの商品を例に、賞味期限切れ後どのくらい使用できるかの目安を計算してみました。
スジャータP | メロディアンミニ | |
---|---|---|
賞味期限日数 | 100日 | 140日 |
検査で算出した期限 (推測) |
125日 | 175日 |
期限切れ後 使用できる日数 |
25日 | 35日 |
賞味期限日数÷安全係数(0,8)=検査で算出した期限(推測)
また、賞味期限以内でも保存状態が悪いと、固まったり分離したりして使用できない場合もあります。
食中毒の危険性は低め|中身が固まる・分離したら傷んだ状態
コーヒーフレッシュは正しく保存していれば、腐ったり食中毒菌が増えたりするような危険な状態になりにくい商品です。
腐敗や食中毒の原因となる微生物やウィルスが侵入しないように、衛生管理が徹底された中で製造されているためです。
しかし、保存状態が悪いと賞味期限以内であっても、中身が固まったり分離したり使用できない状態になります。
分離:冷凍した・冷蔵庫の冷気があたるところに入れた
コーヒーフレッシュを楽しむためにも、使用される場面の多いコーヒーの日持ちもぜひ確認してみてください。
同時にこの記事も読まれています
固まる・分離状態を防ぐためにも、コーヒーフレッシュを正しく保存する方法を知っておきましょう。
コーヒーフレッシュは冷凍保存可能?正しい保存方法と使い道
コーヒーフレッシュは、基本常温保存がおすすめです。
常温 | 未開封・開封後ともに推奨 (高温多湿・直射日光を避ける) |
---|---|
冷蔵 | 可能 (冷えすぎる場所を避ける) |
冷凍 | NG |
ただし、メーカーによって異なる場合もあるため、必ずパッケージに記載された保存方法を確認してください。
冷凍すると、中のクリームが分離してしまい元に戻らないため避けてください。
冷蔵・常温保存どちらの場合も保存方法に気を配らないと、使用できない状態になるため注意が必要です。
長期保存に大切な冷蔵庫・常温保存での注意点
コーヒーフレッシュは、保存方法を間違えると容器の中身が蒸発したり、分離したりして使用できない状態になります。
冷蔵庫の中でも、冷気が直接あたるところや、設定温度が0℃に近い場所に保管すると、冷凍したときのように分離して使えない状態になります。
パーシャル室(およそ-3~-1℃):生の肉や魚の保存向け
チルド室(およそ0~2℃):チーズや練り物など加工食品向け
また、冷蔵・常温保存どちらの場合も注意したいのは蒸発です。
外袋を開封後、コーヒーフレッシュの入った容器から少しずつ水分が蒸発するため、保管するときは外袋の口を閉じて保存する必要があります。
賞味期限以内なのに中のクリームが固まっているときは、密閉して保存できなかった証拠です。
外袋で保存が不安だと感じたら、さらにジッパー付きの密閉袋に入れるとより保存効果を高められますので活用してみてください。
コーヒーフレッシュは飲み物に入れるのが定番ですが、アレンジ次第でさまざまな使い方ができますよ。
賞味期限切れを防ぐためにコーヒーミルク以外に活用する方法
賞味期限切れを防ぐためには、コーヒーや紅茶など飲み物に入れる以外の使用方法を覚えておきましょう。
砂糖のような甘みを加えたコーヒーフレッシュが多いため、味付けとしてトーストにかけて食べるのもおすすめですよ。
コーヒーフレッシュトースト
材料
トースト:1枚
バターorマーガリン:適量
コーヒーフレッシュ:お好みの量
- トーストしたパンにバター(マーガリン)を塗る
- コーヒーフレッシュをかけてできあがり
コーヒーフレッシュは、植物油と水を混ぜたものに白く着色して香料を加えたものです。
見た目は牛乳や生クリームのようですが、成分がちがうため調理に使うときはトッピングに使ってみましょう。
- コーヒーゼリーにかける
- 黒豆にかける
- カレー・シチューなどのトッピング
- カットしたフルーツにかける
シチューやスープなど料理の仕上げにコーヒーフレッシュをかけるだけで、手の込んだ料理のような見た目にできます。
賞味期限切れ間近で消費したいとき、ぜひ参考にしてみてください。
結論|賞味期限切れ間近のコーヒーフレッシュはトッピングに活用
- 賞味期限は長い商品が多い
- 未開封で正しく保存していれば期限切れ後使える場合あり
- 保存方法を間違えると固まる・分離を起こしてしまう
- 密閉して常温保存がおすすめ
- 料理のトッピングに活用可能
市販のコーヒーフレッシュの賞味期限は、100~140日程に設定されているものが多いようです。
賞味期限切れ後の使用はおすすめできませんが、期限切れ後どのくらい使用できるか目安を知ることは可能です。
冷蔵庫の中でも、設定温度が低いところや直接冷気があたる場所でも分離をしてしまうため注意しましょう。
賞味期限切れを防ぐためにも、飲み物に入れる以外にも活用して美味しいうちに使い切ってくださいね。