【執筆者:管理栄養士 浦川彩子】
手作りマカロンの日持ちは短く、冷蔵の保存期間は2~3日程度です。
常温保存は賞味期限がさらに短くなるのでおすすめしません。
すぐに食べきれない場合は冷凍保存すると、保存期間を延ばせますよ。
手間暇かけて作ったマカロンをおいしく食べきるために知っておきたい以下の項目について紹介します。
手作りマカロンのこと
- 保存方法別の日持ち目安
- 常温保存できない理由
- 賞味期限切れ状態の見分け方
- 保存期間を延ばす冷蔵・冷凍方法
プレゼント用に持ち歩きする際のポイントを知りたい人、うまく焼けなかった場合のアレンジ方法を知りたい人にも役立つ情報をまとめたので、参考にしてくださいね♪
目次
手作りマカロンの日持ちはいつまで?
手作りマカロンの日持ちは短く、冷蔵庫で1~3日を目安に食べきりましょう。
常温 | 数時間 | |
---|---|---|
冷蔵 | 1~3日程度 | |
冷凍 | 1ヶ月程度 |
常温保存は賞味期限が短くおすすめしません。
夏場は特に注意!常温保存は劣化の原因
手作りマカロンの常温保存は劣化のスピードが速まります。
特に、間に挟むクリームに生クリームやクリームチーズを使用した場合は取り扱いに注意が必要です。
10℃以下で保存して翌日までに食べきりましょう。(※1)
バタークリームの場合も室温が高いと溶けて劣化の原因になるので、常温保存は避けましょう。
では、マカロンが劣化して賞味期限切れ状態になると、どのように変化するのでしょうか。
消費期限・賞味期限切れ状態の見分け方
手作りマカロンが消費期限・賞味期限切れ状態で腐るとカビが生える、刺激臭がするなどの異変が生じます。
見た目 変色 |
・カビが生えている ・クリームがドロドロ ・クリームが分離している |
---|---|
臭い 匂い におい |
アンモニアのような刺激臭 |
味 食感 触感など |
酸味や苦味など作り立てと 明らかに味が違う |
カビが生えた場合は、その部分を取り除けば大丈夫とは言えません。
目に見えないだけで、実は胞子などで汚染されている可能性があるからです。(※2)
さらに、カビの中には人体に有害なカビ毒を産生する種類もあります。(※3)
時間をかけて作ったのに食べきる前に腐らせてしまった、なんてことがないように、正しく保存して賞味期限を延ばしましょうね!
手作りマカロンの正しい冷蔵・冷凍保存方法
手作りマカロンは1つずつラップに包んで保存しましょう。
常温 | NG |
---|---|
冷蔵 | 1.1つずつラップに包む 2.タッパーや冷凍用保存袋に入れて保存 |
冷凍 |
お皿やタッパーにそのまま入れて保存すると、乾燥や臭い移りの原因になるので避けましょうね。
手作りの場合は常温保存できませんが、ケーキ屋さんなどの市販品には常温保存で賞味期限が長いものもあります。
数日で食べきれない場合は冷凍保存がおすすめですよ。
生地のみ保存も可能!冷凍で保存期間を延ばす
冷凍すると1ヶ月程度の日持ちが可能になります。
生クリームが使い切れずに余った場合は、こちらの記事に保存方法が載っているので参考にしてくださいね。
詳しくはこの記事をチェック!
解凍する際は、冷蔵庫でゆっくりと自然解凍するのがおすすめです。
電子レンジで解凍すると急な温度上昇により結露が発生し、水っぽくなるので避けましょう。
もしマカロンの生地がうまく焼けなかったなら、アレンジすればおいしく食べられますよ!
- 失敗マカロン捨てないで!クッキー by invitro
サクサクとした食感に、つい手が止まらなくなりそうですね! - ラスク
低温(120~130℃)のオーブンでじっくり焼くだけ簡単です!砕いてチョコと混ぜてもおいしいですよ♪
上手に焼けたマカロンをプレゼントする際は、少し工夫が必要です。
持ち歩きの際に注意するポイント
プレゼントなどで持ち歩きに時間がかかる場合は、保冷剤を使用し温度が上がらないようにしましょう。
- 冷蔵保存で1~2日以内に食べてほしいことを伝える
- 保冷剤で冷やしながら持ち歩く
- クリームは渡す当日に詰める
- 間に挟むクリームをバタークリームにする
渡すときに日持ちしないことを伝えて、なるべく早めに食べてもらいましょう。
間に挟むクリームは生クリームを使用した場合よりも、バタークリームの方が傷みにくいのでおすすめです。
ポイントを守って、プレゼントしたマカロンを安全に食べきってもらいましょうね!
結論|手作りマカロンの常温保存はNG!冷凍で日持ちさせよう
- 冷蔵で1~3日、冷凍保存で1ヶ月程度の日持ち
- 常温保存すると保存期間が短くなるので不向き
- 生クリームなどを使用した場合の取り扱いは特に注意
- 賞味期限切れで腐るとカビや刺激臭など異変が生じる
- 解凍する際は冷蔵庫で自然解凍
手作りマカロンを保存する際は1つずつラップに包んでからタッパーや保存袋で密閉して保存しましょう。
焼いた生地のみでも、クリームを挟んだ状態でも方法は同じです。
日持ちさせたい場合は冷凍保存で、数日で食べきれる場合は冷蔵庫で保存して、最後までおいしく食べきりましょうね。