「当日消印有効って何時までに出せば大丈夫なの?」
先日久しぶりにバスに乗ったら、20歳前後の学生らしき女性3人が大学の課題について話していました。
どうやら、1人の子は、課題を郵送しなければいけないのにバイトを入れすぎていて、期限ギリギリの提出になりそうとのこと。
お節介心から「当日の消印がついていればOKだから、当日で大丈夫!」と教えてあげようと思ったものの、本当に当日なら何時でもいいのか?と疑問が湧き上がりました。
例えば、0時になる前にポストに投函したとしても、回収されるのは次の日ですよね。それでも投函した日の消印になるの?
実はよく分かっていなかったことが判明したため、以下のポイントに絞って正確な情報を確認しておこうと思います。
・ポストに投函する場合、何時までなら当日の消印?
・郵便局の窓口で渡す場合、何時までなら当日の消印?
・百貨店やショッピングビルに入ってる郵便局の営業時間は?
・ホテル、コンビニで投函したらタイムアウトの可能性大!
ギリギリにならないよう余裕を持って出せれば一番いいのですが、どうしても遅れてしまうことはありますよね。
いざその時になって、時間がないなか調べるのはたいへんなので、この機会にしっかり調べておきますよ!
目次
当日消印有効とは?どこに何時までに出せばいいの?
そもそもメールやLINEでのやりとりが主流の今、若い人のなかには消印が何なのか知らない人もいるかもしれません。
消印とは、郵便で届くハガキや封書の切手の部分に押されている日付の入ったスタンプのこと。届いた日付ではなく、出した日付になっています。
当日消印有効って?
「当日消印有効」とは、押してある消印(スタンプ)が決められた日までのものならOKですよという意味なのです。
例えば懸賞などで、「応募締切:10月31日(当日消印有効)」と書かれていた場合、10月31日までの消印が押されていれば11月1日に届いたとしても受け付けてもらえます。
しかし、同じ11月1日に届いたとしても、11月1日の消印だったら受け付けてもらえません。
ポストから投函する場合と直接集配所に持ち込む場合でも違うようですので、詳しく見てみましょう。
当日消印有効に間に合わせたい!何時までにポストに投函すれば大丈夫?
まず、ポストに投函した場合、当日消印を押してもらえるのは何時までなのでしょうか?
何時までにポスト投函したら当日消印を押してもらえるの?
その日の消印を押してもらえるのは、ポストに書いてある最終収集時間前に投函されている郵便のみになります。
例えば、最終収集時間が17時のポストだった場合、16時30分に投函した郵便は当日回収され当日の消印が押されますが、17時30分に投函した郵便は次の日に回収されるので、次の日の消印が押されます。
ポストに投函した時間が0時前であるかどうかは関係ないのですね。
日曜が消印有効日だった場合は要注意!
当日消印有効に指定されている日が日曜だった場合は、とくに注意が必要です。
ポストの集荷は、平日と比べると日曜は集荷回数が少なくなっていることが多いため、平日と同じ時間が最終収集時間だと思って投函すると、当日消印には間に合わなくなってしまうのです。
休日は午前中に収集が済んでしまう場合が多いので、覚えておきましょう。
郵便局の窓口は、何時までに出せば当日消印を押してくれる!?
次に、直接郵便局に持ち込んで消印を押してもらう場合についてです。
何時までに郵便局に持ち込んだら当日消印を押してもらえるの?
当日消印を押してもらうには、郵便局に直接郵便を持ち込んで窓口で消印を押してもらう方法もあります。
その場合は、郵便局の受付時間内に窓口に行く必要があります。
郵便窓口が平日は夕方4時までというところも多いので、持ち込みで当日消印を押してもらおうと思っている場合は、事前に受付時間を調べておく必要があります。(参考:郵便局の営業時間)
土日祝日は営業をしていない郵便局が多いので、平日以外に持ち込みを考えている場合は、事前に確認しておきましょう。
大きい郵便局の場合、土日祝日でも時間を制限して営業しているところが多いです。(参考:土日祝日に営業している郵便局)
「ゆうゆう窓口」があるところなら、平日はもちろん、土曜日も夜8時まで営業している場合が多く、なかには夜中0時まで営業しているところもあります。(参考:土日祝日に営業しているゆうゆう窓口がある郵便局)
また、24時間営業の郵便局もいくつかありますので、どうしても当日に…という場合のために、チェックしておきましょう。(参考:24時間営業の郵便局)
油断は禁物!百貨店やショッピングモール内の郵便局は意外と営業時間が短い!
大きな百貨店やショッピングモールって、たいてい郵便局が入っていますよね。
でも、「近所にショッピングモールがあるから、郵便局には困らない」と思っていると、意外な落とし穴にはまってしまうかもしれません!
百貨店やショッピングモール内の郵便局
百貨店やショッピングモール内の郵便局が、百貨店やショッピングモールの営業形態と同じとは限りません。
ショッピングモールの営業時間内だからやっていると思い込んでいると、郵便局だけは閉っている、なんてことも!
百貨店やショッピングモールの営業時間でなく、郵便局自体の営業時間を、くれぐれも確認しておきましょう。
ホテル、コンビニで投函したらタイムアウトの可能性大
郵便物を出す方法として、ホテルのフロントやコンビニ内の簡易ポストなどもあります。
ホテルのフロントに郵便物をお願いする場合
注意したいのは、ホテルのフロントは、あくまでも郵便物を預かるだけで、そこで消印を押すわけではないということ。
そのため、自分では当日に出したつもりでも、回収されるのが次の日になって間に合わなかったということもあり得るのです。
ホテルのフロントを利用して当日消印を押してもらいたい場合、当日に収集にくるのか、事前に確認しておきましょうね。
また、ホテル内に郵便局が併設されているところもありますが、こちらも、ホテルの営業時間とは違う可能性があるので、必ず営業時間をチェックしておきましょう。
コンビニ内の簡易ポストを利用する場合
コンビニのレジ前にある簡易ポストを利用する場合、コンビニ自体は24時間営業でも、郵便の収集時間は決まっています。
通常のポストと同じで、最終収集時間が過ぎている場合には、いくら当日に投函したとしても次の日の消印がついてしまうので注意が必要です。
ポストに投函する前に、コンビニの定員さんに次の収集時間を確認するようにしましょう。
まとめ
普通に生活していて、当日消印を気にすることってあまりないですよね。
でも、急にその時はやってくるかもしれません・・・。
そうなった時に慌てて失敗しないよう、今回のポイントを確認してみましょう。
・ポストに投函する場合、最終収集時間内に投函する
・郵便局へ持ち込む場合、受付時間内に持ち込む
・どうしても間に合わない場合、「ゆうゆう窓口」が設置されている大きな郵便局に持ち込む
・平日と土日祝日ではポストの最終収集時間や郵便局の営業時間が変わるので要注意
・ホテルのフロントやコンビニ内のポストの場合、当日に収集されるかどうかを必ず確認する
学生の課題提出や、確定申告書など、その他大事な書類の送付には、「当日消印有効」と記されていることがよくあります。
全員が同じ条件で提出することになっている場合、「間に合いませんでした」では済まされませんよね。
できれば、前日までには出せるように余裕を持って準備することを心がけたいものです。