いまや、PCにスマホ、はたまたゲーム機器まで、さまざまなデバイスを一人で複数所有する時代です。
そんな中、「各デバイスごとにEメールアドレスが必要だけど、作り方がわからない…」こんなお悩みはありませんか?
実は、病気のため早期退職をして、自宅で療養中の父がいるのですが、できるだけ安静にしていなければならず。
やることがなくて、つまらなそうな日々を過ごしていましたが、いつの間にかインターネットに楽しみを見いだしたもよう…。
それからというもの、父から「PCでもメール使いたいんだけど?」「スマホでは見れないんだろ?」など、質問攻めです。
せっかくなので、初心者でも簡単に分かるEメールアドレスの作成方法をまとめてみることにしました。
- Eメールアドレス作成!パソコンの場合は?
- スマホの場合は契約時に作成。でも注意が必要
- 便利なGmailやYahoo!メールの作成方法と注意点
- 家庭用ゲーム機からもフリーメールアドレスが作れる!
こちらの5つのポイントにそってご紹介していきます。
「今さら聞けないから…」とメールを使わずにいた方も、初歩的なことからひとつずつお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
目次
Eメールアドレス作成方法を丁寧にお教えします!
そもそもEメールアドレスとは、電子メールアドレスのことですが、
- 電話でいえば、「電話番号」
- 手紙でいえば、「住所」
にあたります。
ですから、あなた専用のEメールアドレスを作成すれば、メールを送受信できるようになるということです。
それは分かるけど、「自分専用のEメールアドレスを作成するためにはどうしたらいいの?」というところですよね。
まずは、Eメールアドレスは、どんな機器から作成できるのかをご紹介します。
Eメールアドレスの作成手段は?
Eメールアドレスを取得する方法には、大きく分けて5つあります。
1.パソコン
パソコンの場合は、自分が契約しているインターネットプロバイダからもらえる「Eメールアドレス」を使用できます。
インターネットを利用するには、
- ADSL回線や光回線など、どの回線を使うか
- インターネットを利用するためのプロバイダはどこにするか
などを決めなければなりません。
インターネットを始めるには、まずは「プロバイダ」と呼ばれる接続事業者との契約が必要になります。
2.スマホ
スマホを契約すると、アドレスが作成できます。
三大キャリアであれば
「×××@docomo.ne.jp」
「×××@softbank.ne.jp」
「×××@ezweb.ne.jp」
のような形式になります。
おそらく、スマホを持っている方なら、すでにEメールアドレスを持っていて、一番使うアドレスになっているかと思います。
3.フリーメールアドレス
「Gmail」や「Yahoo!メール」といった、フリーメールサービスでもアドレスを作成できます。
アドレスは、それぞれ
「×××@gmail.com」
「×××@yahoo.co.jp」
のような形式になり、無料で作れます。
Gmailのアドレスを取得する際にはGoogleアカウントの取得が必須となります。でも、いざアカウントを取得しようとしたらば「電話番号」の確認を求められたり、「確認コード」が届かなかったりでアタフタしている方はこちらの記事も是非、参考にして下さいね♪
Googleに電話番号の確認を求められた!どうしたらいいの?
Googleアカウントの確認コードとは?届かないときの対処法2つ
4.家庭用ゲーム機
これは私も驚きましたが、家庭用ゲーム機を通じてアドレスを作り、登録することができます!
ゲームのアカウントを作成するときに、メールアドレスが必要になるんですね。ちなみに、SONYの「PS Vita」や「PS4」などから作成できます。
5.自分で作る
そのほか、自分でメールサーバーを設置して、アドレスを登録する方法もありますが、一般的には、上記の1~4のいずれかの方法で作成することになるかと思います。
基本的な用語を解説
Eメールアドレスについての知識を深めるために、覚えておきたい基本用語があります。
メールアドレスは「xxxx3@△△△」のように表示されますが、
「××××3」 | アカウント | 個人を識別する名前 |
「@」 | アットマーク | |
「△△△」 | ドメイン | インターネット上の所属先住所を示すもの |
という組み合わせで構成されています。赤字の用語だけは、ぜひとも押さえておきましょう。
アドレス作成時の基本的な注意点とは?
Eメールアドレスを作成するときには、注意したいことがいくつかあります。
さっそく、アドレス作成時の基本的な注意点をみていきましょう。
アカウント名
アカウント名を単純に人の名前のみ、生年月日を入れたものなどにすることはNGです。
個人が特定されやすくなってしまい、迷惑メールが送られてくる可能性が高くなるからです。
また、個人情報の漏洩にもつながるので、個人を特定されやすいものは避けるようにしましょう。
理想的なアカウント名の作り方とは?
個人にまつわるアカウント名がNGとなると、どのように作ればよいのでしょう?
理想的なのは、「愛称+自分以外の人の誕生年」など、英数字を組み合わせて構成すれば、迷惑メールの確率も下がります。
パスワード
複数のEメールアドレスを作る場合は、それぞれ別のパスワードを考えましょう。
すべて同じパスワードだと、ひとつハッキングされたら、芋づる式にすべてのメールアドレスの情報が、漏洩してしまう恐れがあります。
また、当たり前のことですが、パスワードは絶対に人に教えないようにしましょう。
そのためには、スマホやパソコン内のメモアプリで残したりせず、自分だけに分かる場所に紙で保管しておくことをオススメします。
ここまでで、Eメールアドレスはどんな機器から作れるのか、そして、Eメールアドレスを作成する時の注意点も分かったと思います。
では、実際どうやって自分のEメールアドレスを手に入れるのか、次章で動画を交えて紹介しますね。
Eメールアドレス作成!パソコンの場合は?
はじめに、身近にあるパソコンからEメールアドレスを作成する方法を紹介します。
まずはインターネットプロバイダを選ぼう!
パソコンからインターネットを閲覧するためには、インターネットプロバイダと契約する必要があります。そこで、まずはプロバイダを選ぶことから始めましょう。
無事に契約を済ませると、Eメールアドレスが作れますが、以下の2つのパターンが一般的です。
- 新規でアカウントが作れる場合
- 初期のEメールアドレスが割り当てられる場合
この場合は、あとで自分の好きなアカウントに変更できます
この方法で作成したEメールアドレスは、プロバイダを変更しない限りは使用できます。ですが、違うプロバイダに変えると使えなくなるという欠点もあります。
もしも賃貸に住んでいて、引っ越す可能性があるという方は、プロバイダのEメールアドレスは除外したほうがいいかもしれません。
Apple社の製品は?
Apple社の製品(MacintoshやiPhone)を使用している場合は、「icloud.com」というApple社独自のメールアカウントを作成できます。
5ギガバイトまでなら、無料で使えるオンラインストレージがついてきたり、アプリの「App Store」や「iTunes Store」なども利用できるようになって便利ですよ!
作成方法ですが、以下の動画で詳しく解説してくれています。
AppleIDによるicloudメール(@icloud.com)の作成方法
スマホの場合は契約時に作成。でも注意が必要
スマホで作成できるEメールアドレスは、おそらく「契約時に設定してもらった」という方が多いかと思います。
そのときに、ぜひ注意したいことがありますので、確認していきましょう。
スマホでアドレスを作った場合はここに注意!
キャリアを変更すると、今まで使っていたEメールアドレスは使えなくなります。
たとえば、docomoからauに契約を変えた場合。今まで使用していた、「×××@docomo.ne.jp」は使えなくなり、「×××@ezweb.ne.jp」という新しいEメールアドレスを作成することになります。
これは、いま普及している格安スマホも同じです。
ここで注意したいのは、元のアドレスで登録したサイトなどがある場合は、事前にEメールアドレスの変更を済ませておくことです。
忘れてしまうと、「ログインできなくなった」という事態になりかねません。
キャリアを変えるときには、この点に十分注意しましょう。
スマホのメールアドレスの基礎知識をチェック!
スマホのアドレス作成時の注意点をお伝えしましたが、そもそも、「スマホのメールアドレスに関してよくわからない…」という人もいるかもしれませんね。
そこで、基礎知識に関しても確認しておきしょう!
スマホのメールアドレスについて
スマホを契約した時に作れるメールアドレス(以降、キャリアメールアドレス)は、以下のようにキャリアごとにドメインが異なります。
au | @ezweb.ne.jp (2018年4月からは@au.comも利用可能に) |
docomo | @docomo.ne.jp |
Softbank | @softbank.ne.jp (iPhoneの場合は@i.softbank.jp) |
契約時はどうなっているの?
契約時の初期メールアドレスは、アカウントが英数字の複雑な組み合わせになっています。
そのまま使う人もいますが、周りの人に自分だと認識してもらいにくいというデメリットもあります。
変更する場合は、各キャリアのホームページに、メールアカウントの変更方法が記載されていますので、参考にしてみてください。
au | iphoneの場合 | Androidの場合 |
docomo | docomoの場合 |
Softbank | @softbank.ne.jpの場合 | i.softbank.jpの場合 |
便利なGmailやYahoo!メールの作成方法と注意点
Eメールアドレスを追加で作成したいなら、一番先におすすめなのが、GmailやYahoo!メールなどのフリーメールアドレスです。
初めて利用する方でもよく分かるように、こちらで詳しく説明していきたいと思います!
フリーメールアドレスの基礎知識
フリーメールアドレスの作成方法の前に、まずはフリーメールアドレスの基礎知識について解説します。
フリーメールアドレスとは?
誰でも無料で取得できるメールサービスを、フリーメールアドレスといいます。
フリーメールアドレスはたくさんありますが、なかでもおすすめなのは以下の二つです。
- Gmail(@gmail.com)
- Yahoo!メール(@yahoo.co.jp)
Gmailのアドレスを取得する際にはGoogleアカウントの取得が必須となります。でも、いざアカウントを取得しようとしたらば「電話番号」の確認を求められたり、「確認コード」が届かなかったりでアタフタしている方はこちらの記事も是非、参考にして下さいね♪
Googleに電話番号の確認を求められた!どうしたらいいの?
Googleアカウントの確認コードとは?届かないときの対処法2つ
スマホを使用している場合…
フリーメールのアプリをダウンロードすれば、スマホでも送受信ができます。
プロバイダーのメールサービスのように、契約更新時にEメールアドレスが変わるような心配はありません。
なので、周囲に「メールアドレスを変えました」などと、通知する手間も不要です。無料なのに、最も便利で簡単といえますね!
アドレスを使い分けられる?
フリーのアドレスは複数作れるので、用途に応じて使い分けも可能です。
また、簡単にアドレスの削除ができるのもポイントです。
フリーメールアドレスを作る手順
「じゃあさっそくフリーメールアドレスを作ろう!」と思った方は、まずは以下の動画をチェックしてみてください!
作成手順をわかりやすく解説してくれているので、迷うことなく作成できると思います。
パソコンからのGmailの作成方法
スマホからのGmailの作成方法
パソコンからのYahoo!メールの作成方法
フリーメールアドレスを作成する場合の注意点とは?
フリーメールは、誰でも簡単に取得できるメリットがあります。その反面、相手先の迷惑メールフォルダに自動的に入ってしまう可能性が高くなります。
確実にメールを届けたい場合は…
最初に送信するときに、フリーメールで送ることを伝えて、迷惑メールフォルダに入らないように手続きをしてもらいましょう。
また、金融機関のサービスに登録するときには、フリーメールでは受け付けてくれない場合があります。
そんなときには、パソコンのメールアドレスやスマホのキャリアメールアドレスを利用するなどして、使い分けるようにしましょう。
仕事関係で使うEメールアドレスと、プライベートで使うEメールアドレスを分けておくだけでも快適になりますよ。
家庭用ゲーム機からもフリーメールアドレスが作れる!
ゲームをやる方にとくにおすすめしたいのが、家庭用ゲーム機でアドレスを作成する方法です。
もし、家庭にゲーム機がある場合は、メールアドレスを取得できるかもしれません。ぜひチェックしてみましょう!
対象となるゲーム機は?
すべての家庭用ゲーム機で、メールアドレスが作成できるわけではありません!
対象となるゲーム機は、SONYの「PS Vita」や「PS4」など、プレイステーションネットワークを利用する機器です。
これらのゲーム機は、Eメールアドレス(「@gmail.com」「@yahoo.co.jp」など、HTMLメールが受信可能なもの)が、あらかじめ必要です。
どうやって取得するの?
PS4などのゲーム機からインターネットを使って、フリーメールアドレスを取得する方法は、以下の動画が参考になります!
家庭用のゲーム機を持っていて、頻繁に使うようであれば、メールアドレスを作成してみてもいいかもしれませんね!
PS4からのGmailの作成方法
まとめ
最後にもう一度、おさらいをしておきましょう!
- メールアドレスの取得方法は、パソコン契約時、スマホ契約時、フリーメールアドレス、ゲーム機、個人でメールサーバーを設置の5つ
- アドレスのアカウント名は、個人を特定されないようにする
- 複数アドレスを作る場合、パスワードはそれぞれ別のものにする
- インターネットプロバイダと契約することで、Eメールアドレスが作れる
- スマホでメールアドレスを取得する場合は、キャリア契約時に取得可能
- スマホはキャリアを変更すると、アドレスは使えなくなるので注意
- フリーメールアドレスを取得した場合、相手にあらかじめ受信可能な状態にしておいてもらおう
- PS VitaやPS4などの家庭用ゲーム機からもアドレスは作成可能
Eメールアドレスを作成する方法にも、いろいろなパターンがあることがわかりました。用途によって、使い分けられるのでとても便利ですね!
ただし、複数のEメールアドレスを持つようになると、必ずといっていいほど問題になるのが「ID」や「パスワード」忘れ。
この二つは、必ず紙に書いて保管しておきましょう。スマホを使う方なら、パスワード管理専用のアプリもあるので上手に利用したいですね。
おすすめのアプリは、
1Password | App Store | Google Play |
パスワードマネージャー | Google Play |
Password 3 Lite | App Store |
などです。
父はさっそくGmailを使いはじめたようで、LINEで送ればいいような「おはよう」などのメールまで送ってきます(笑)。
「Eメールアドレスを作成する」と聞くと、はじめは難しそうで構えてしまうかもしれませんね。でも、私の父でもできたので大丈夫です!
きちんと理解して注意点を守れば、今までより便利で快適な生活が送れますので、ぜひ試してみてくださいね。