PR
スポンサーリンク
食材・料理のQ&A

みかんが腐るとどうなる?色・味などの見分け方と腐りやすい原因

スポンサーリンク
料理・食材
スポンサーリンク

【監修者:管理栄養士 辻智子】

みかんが腐ると、皮がドロドロになる・カビが生える・臭いがおかしいなどの変化がありますが、傷み始めているだけで食べても問題ない場合もあります。

みかんは大量に購入することも多いため、最後のほうには柔らかい状態になったりなど、食べられるか判断に悩むこともあるのではないでしょうか。

みかん 腐る

また皮だけでなく中身まで色が変わっていたり、味がおかしい場合は食べるべきではありませんが、異常がある部分だけ取り除けば食べてもいいのか、疑問に思うこともありますよね。

そこで今回はみかんが腐るとどうなるか、見分け方など以下の項目を解説していきます。

なるべくみかんを無駄にしないためにも、傷む原因と日持ちする保存方法もお伝えしますよ。

単にそのまま食べるだけでなく、飽きずにたくさん食べられるアレンジレシピもご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

記事監修者・管理栄養士・辻智子先生記事監修・辻智子先生
管理栄養士・栄養士
管理栄養士/ 大学の管理栄養士養成課程を修了後、病院・福祉施設で12年間実務経験を積む。「食は治療の一環」美味しく食べることが健やかな体を作るという考えを提案。ダイエットでも、極端に食べる量を減らすような画一的な減量ではなく、食べる量、動く量、体型を総合的に捉え各人に見合う個別の栄養指導を心掛けている。現在は、特定保健指導、記事監修を中心に活動中。空手道有段者。

   

スポンサーリンク

みかんが腐るとどうなる?色・味などの見分け方と食べる基準

みかんが腐ると色や皮の状態などの見た目や味、臭いなどに変化がでてきます。

腐った状態を見分けるためにも、基準として新鮮なみかんの状態を確認しておきましょう。

新鮮で甘いみかんの特徴
  • 皮がツヤツヤしていてハリがある
  • ヘタが黄色
  • サイズは3S~S
  • 色が濃いオレンジ色
  • 形はなるべく平ら
    ※色や形は品種によって違いあり

みかんのヘタは新鮮なものから、「緑~黄色~茶色」と変化していきます。

みかん 腐る 基準

食べ頃でかつ鮮度が良いのは黄色いヘタのみかんなので、皮がツヤツヤしているかも確認して選んでみてくださいね。

管理栄養士 辻智子
管理栄養士
辻智子
また、なるべく甘いものがいいなら「小さめ・濃いオレンジ色・平ら」のみかんを選ぶようにしましょう。

一方、腐ったみかんはどのような状態になるのか、見分け方を詳しくご紹介していきます。

腐って食べられないみかんは皮・色・臭い・味で確認しよう!

みかんが腐ると皮がドロドロになったり、白や緑色のカビが生えたり、苦い味がしたりします。

腐ったみかんの特徴を以下にまとめました。

腐ったみかんの見分け方
  • 皮がドロドロしている
  • 白や緑色のカビが生える
  • カビや腐敗の臭いがする
  • 食べると苦い
  • 皮や中身が黒く変色している

新鮮なみかんの皮はハリがあってツヤツヤしていますが、腐ったみかんは潰れていたり皮の表面がぶよぶよしたりしています。

そのほかわかりやすいのは、ふわふわした白や緑色のカビが生えている場合です。

ここまでカビが生えていると、もう食べられないとはっきりわかりますね。

カビの胞子は周囲にも移るため、周りのみかんが腐っていることも多く、要注意です。

カビ胞子のほかにも、腐ったみかんからは「エチレンガス」という果物を成長させるガスが大量に排出されます。成長促進ということは腐るのも早くなるため、これもまた周囲のみかんが腐る原因の一つです。(※1)

ただし皮表面や中身に目立った異常がなくても、中身にまでカビが進行していることもあるようです。

このように、カビが生えたみかんは苦い・変な味がするという口コミを多く発見しました。

カビているみかんは目に見えて腐っている部分だけでなく、全体にカビ菌が充満しているため、諦めて廃棄してくださいね。

そのほか、カビ臭いものや変色しているみかんも食べないようにしましょう。

ここまで黒くなくても、中身が変色しているみかんは食べられないので注意してください。

みかんに限らず、腐った食べ物には食中毒菌が繁殖していることが多く、下痢や吐き気などの健康被害を引き起こす可能性があります。(※2)

腐ったみかんを食べると、こちらの投稿のようにお腹を壊すこともあるので気を付けましょう!

管理栄養士 辻智子
管理栄養士
辻智子
食中毒症状が起こった場合は、水分をよく摂り安静に過ごしてください。下痢や嘔吐が続く場合は、病院の受診をおすすめします。(※3)

このように明らかに腐った特徴があれば判断しやすいですが、傷んでいるように見えても腐るまではいかず食べられるみかんもあります。

黒い点や白い粉は大丈夫?食べられるみかんの特徴

みかんの外皮に黒や白の点々がついている、または皮が柔らかいだけなどの場合は、腐っているわけではないので食べられます。

黒い点々はカンキツ黒点病

みかんの外皮に付いている黒い点々は「カンキツ黒点病」という病気のせいではありますが、人体に害を及ぼすものではないため、食べても問題ありません。(※4)

むしろ無農薬のみかんに発生しやすいので、オーガニックが気になる人は積極的に選びたいところです。

皮を剥けば問題なく食べられますよ。

白い粉や点々はカルシウム剤かワックス

黒ではなく白い斑点や粉状に見えるものは、みかんの鮮度を保つためのカルシウム剤か乾燥を防ぐためのワックス剤です。

みかん 腐る 白い

いずれも収穫したみかんを日持ちさせるためのものですが、口に入っても人体に問題がないため、安心してくださいね。(※5)

管理栄養士 辻智子
管理栄養士
辻智子
白い粉や点々が気になる場合は水で洗い流すか、布で拭き取りましょう。

皮が柔らかい・ぶかぶか・空洞化している

皮にハリがなく柔らかいもの、皮と中身の間に空洞があるみかんは、中身が乾燥して鮮度は落ちていますが食べられます。

また、腐ったみかんの周りにあったみかんは、水で洗い流したりティッシュで拭いてみて異変がなければ食べても大丈夫です。

管理栄養士 辻智子
管理栄養士
辻智子
これらのように傷み始めているみかんは、腐る前になるべく早く食べてくださいね。

そのまま食べるのは美味しくないという場合は、のちほど紹介するアレンジレシピを参考にしてみてください!

このようにみかんが傷むのをなるべく避けるためにも、腐りやすい理由長持ちする保存方法を確認しておきましょう。

 

みかんが腐りやすい原因とは?日持ち期間の目安と保存のコツ

みかんはなぜ腐るのが早いかというと、デコポンなどほかの柑橘類と比べて皮が薄く、高温や湿度に弱いからです。

みかん 腐る 原因

カビは水分や養分をエサに繁殖するので、皮が薄いみかんに傷がついていたり、みかん同士の重みで皮が破れたりすると、その水分をもとにしてカビが繁殖しやすいと考えられます。

管理栄養士 辻智子
管理栄養士
辻智子
カビの胞子やエチレンガスの影響で、1つ腐ると一気に腐りやすいのも傷む原因の一つです。

また適温は5~10℃なので、これ以上の気温で保存していると腐りやすくなりますよ。

適切に保存した場合の賞味期限目安は以下の通りです。

みかんの日持ち期間

常温保存:2~4週間

冷蔵保存:2~4週間

冷凍保存:1~3ヶ月

これはあくまでも目安であり、上記の目安期間よりも早くに腐ることも多いので、正しい保存方法を確認しておきましょう!

みかんは常温保存が基本!冷蔵や冷蔵するときのコツは?

みかんは高温に弱い果物ですが、冷やし過ぎると乾燥して鮮度が落ちるので、風通しが良い日陰など涼しい常温で保存するのがベストです。

管理栄養士 辻智子
管理栄養士
辻智子
冬場だとベランダや玄関、廊下など暖房が効いていない場所で保存すると良いでしょう。

常温保存するときは、カゴなど風通しの良いもので保管すると良いのですが、段ボールなどの箱でも日持ちする保存方法もあるので、確認しておきましょう。

段ボールでのみかんの保存方法
  • 手順①
    箱からすべてのみかんを取り出し、カビているもの・傷がついているもの・皮が柔らかいものを取り除く
  • 手順②
    段ボールの底に新聞紙をひき、ヘタが下になるようにみかんを並べる
  • 手順③
    並べたみかんの上に再度新聞紙をひいてから、同じようにみかんを並べる。ふたは開けたままにしておく

まずは周囲のみかんまで腐るのを防ぐため、カビているものや傷み始めているみかんを取り除きましょう。

みかんを一度取り出したときに、消毒用エタノールなどのアルコールで拭いておくと雑菌を予防する効果があるため、より腐りにくくなります。

湿気が溜まりやすい段ボールには新聞紙をひくと除湿効果になり、ヘタを下にすることでみかんにかかる圧力を減らせます。

みかん 箱 腐る

箱下の方がより圧力がかかるため、なるべく下のみかんから食べるようにするのも良いでしょう。

涼しい場所がない・気温が高い夏などの場合は、冷蔵庫の野菜室に保存してください。

冷蔵庫での保存方法

乾燥でしぼむのを防ぐために1個ずつペーパータオルで包み、何個かまとめてポリ袋にいれて野菜室で保存。

この方法で数週間なら問題なく保存できますが、もっと長く保存したい場合は、冷凍みかんにするのもおすすめです。

果物に含まれる果糖は冷やすと甘みが強くなり、温めると弱くなる性質があります。

そのため、冷凍みかんは常温のものより甘く感じられます。

冷凍みかんの作り方
  • 手順①
    水洗いして水気を切る
  • 手順②
    冷凍庫の金属トレーにラップを引き、みかんを置いて凍らせる
  • 手順③
    凍ったみかんを冷水にくぐらせ、再度凍らせる
  • 手順④
    しっかり凍ったら冷凍保存袋にいれて保管

一度凍ったあとに再度水をつけて凍らせることで氷の膜ができ、乾燥を防いでくれますよ。

凍る直前くらいの、なるべく冷たい水に浸けるのがポイントです!

皮を剥いたみかんはきれいに筋を取り、一個・もしくは一房ずつラップに包んで冷凍しましょう。ジップロックなどに入れても冷凍できますが、重ならないよう注意してください。

ちなみに冷凍みかんは通販でも購入できるので、「いつでも美味しいみかんが食べたい」「デザート作りに利用したい」という場合はぜひ利用してみてくださいね。

みかんを冷凍すると3ヶ月程度は持ちますが、傷んで腐る直前のみかんはすぐに食べることをおすすめします。

そこで大量に傷んだみかんがあっても、美味しく食べられるアレンジレシピをご紹介していきますね!

 

みかんが腐る前に!腐りかけでも美味しく食べる方法

傷んだみかんでも食べられますが、ジャムやゼリーにアレンジするとより美味しくなります。

簡単なアレンジレシピをご紹介していきますね。

大量に消費できる!簡単みかんジャムレシピ

傷んだみかんがたくさんあるなら、まとめてみかんジャムにするのがおすすめです。

傷んでいる皮は入れずに、実だけのみかんジャムを作りましょう。

剥いたみかん 日持ち

参考レシピ

 

皮を入れるとマーマレードになりますが、傷みかけのみかんを使うなら皮は入れない方がおすすめです。

大量に消費したいなら、皮を剥いたみかんをミキサーにかけてジュースにするのも美味しいですよ。

果汁をゼリーにするという方法もあります!

みかんから作る濃厚ゼリー

手作りのみかんゼリーは缶詰を使うことが多いですが、みかんから作ることもできます。

みかん 保存

参考レシピ

 

みかんの下にババロアを入れ、2層のゼリーにするのもおすすめです。

傷みかけているものでも美味しく食べられるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

結論|みかんは傷みやすいので腐る前に早く食べきろう

みかんは腐るとドロドロになったりカビが生えたり、異臭がしたりしますが、皮に黒や白の点々が付いている場合や皮が柔らかい程度であれば食べられます。

保存する場合は、なるべく涼しく直射日光が当たらない常温がベストですが、冷蔵庫の野菜室でも保存できます。

温度や湿度、乾燥に注意して保存すると比較的日持ちしますが、長期保存したい場合は冷凍するのもおすすめです。

また傷んだみかんはジャムやゼリーにすると、美味しく消費できるのでぜひ試してみてくださいね。

 

▲目次へ戻る

 

タイトルとURLをコピーしました