県外に住んでいる友達の結婚式に急きょ欠席することになったため、結婚祝いを現金書留で送ることにしました。
3日後に迫った結婚式に間に合うようにしたいので、現金書留はどのくらいの日数で配達されるのかなどを慌てて調べて、何とか無事に送れました!
今回初めて現金書留を利用したのでわからないことがたくさんありましたが、きっとまた利用する機会があると思うので備忘録としてまとめたのがこちらです。
- 現金書留が配達されるまでの日数
- 現金書留は土日祝日でも配達されるのか
- 現金書留以外の配達番号を追跡できるサービスで現金を送れない理由
- 現金書留を受け取りできなかった場合
郵便局を利用する機会があっても、現金書留は普段使わないシステムだし、よく分からないですよね。
でも、現金書留の専用封筒はのし袋も入る大きさなので、お祝いで現金を贈りたい時にはとても便利なサービスです。
現金を送る時のために知っておきたい内容を詳しく調査したので、ぜひあなたも疑問を解消して使いこなしてくださいね!
目次
現金書留の受け取りまでの日数の目安は?
現金書留を送ってから受け取りできるまでの日数は、普通郵便を送った時の日数が目安になります。
現金書留は、普通郵便の「お金を送る時」というオプションサービスにあたるため、基本的に配達日数は普通郵便と同じになるのです。
離島などの一部地域を除いて、同一県内なら翌日、県外ならほとんどは午前中の受付なら翌日、午後の受付なら翌々日に配達されるのが目安といったところでしょう。
例えば、東京都内なら翌日中、東京→大阪、東京→福岡など県外に発送した場合は翌日または翌々日には配達されます。
配達日数以外に知っておきたい、現金書留の特徴を確認しておきましょう!
現金書留はポストに投函できない!
現金書留は郵便局の窓口のみの受付で、ポストへの投函はできません。
ポストへ投函した手紙は収集されるまでの時間もかかりますが、直接窓口へ持って行くので、午前中の受付なのか午後の受付なのかは自分でも分かりますよね。
このことからも、配達日の予想は立てやすいかと思います。
ただし現金書留を送る側の人にとっては、窓口を利用できるか否かという点で土日祝日が影響してきます。
平日は仕事で無理!土日も開いてる郵便局はないの?
現金書留は、原則として郵便局の窓口のみの受付です。
でも会社勤めの人にとって、平日の昼間にわざわざ郵便局に行くのはわりと難しいですよね。
そんな平日が忙しい人には、ゆうゆう窓口サービスがおすすめです。
ゆうゆう窓口なら土日祝日でも開いていて、なおかつ機能としては基本的には郵便局と同じなので現金書留も送ることができます。
こちらのサイトでは土日祝日や夜間に営業しているゆうゆう窓口を検索できるので、ご都合に合わせて利用できる場所はどこか探してみてください。
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現金書留は土日祝日も配達可能!
現金書留が普通郵便とちょっと違うのは、土日祝日も配達してくれることでしょう。
普通の手紙だったら「日曜日は配達が無いから…」と心配になってしまいますが、そこも気にしなくていいんです。
現金書留は配達日数も意外と早く、土日祝日も配達してくれる便利なサービスですよね。
※現金書留の料金
現金書留は、普通郵便の基本料金に430円を加算すると利用できます。
受付時に申し出ない限りは、損害賠償額が1万円になります。
1万円以上の現金を送る場合は、必ず損害要償額を申し出ることをおすすめします。
損害要償額が5,000円ごとに現金書留の料金は+10円加算されます。
普通郵便は定形郵便物なら25gまでは82円、50gまでは92円です。
ご祝儀袋などに現金を入れて送る場合で、定形郵便物のサイズに収まらない場合は定形外郵便物になり、120円(50gまで)になる場合もあります。
現金書留を送る際に必要な現金封筒も、定形郵便物用と定形外郵便物用の2種類用意されており、どちらも21円です。
現金書留を利用する場合は、郵便物の基本料金と現金封筒の代金を合わせた103円~141円の範囲内と、現金書留のオプション料金430円を加算した533円~571円の範囲が最低料金になります。
一般的なご祝儀袋なら定形郵便物に入りますが、水引などで装飾された厚みのあるご祝儀袋は定形外郵便物になる可能性があることを覚えておきましょう。
「とにかく早く届いて欲しい」「この日に確実に届くようにして欲しい」という時に便利なオプションサービスも用意しているので確認してみましょう!
現金書留の配達日数を短縮・指定できる便利なサービス
現金書留をとにかく早く配達してもらいたい時や、受け取りする側の都合に合わせて配達日を指定したい時などに便利なオプションサービスが用意されています。
配達日数を短縮でき、配達日も指定できるので、目的に応じて検討してみましょう。
現金書留を速達で送る
なるべく早く送って現金書留を送ってあげたい場合は、速達にすることもできます。
普通郵便のオプションとして「現金書留+速達」をつけるパターンですね。
速達にした場合、午前中の受付なら大抵は翌日の午前中に届くと思います。
午後の受付で送付した郵便物が翌日の午前中に届くか、翌日の午後に届くかは地域によりますので、窓口受付の時に問い合わせてみましょう。
現金書留の料金(※)に280円(250gまで)を加算すると速達にできます。
配達日・配達時間指定で送る
現金書留を受け取る人の都合に合わせて現金書留を送りたい場合に便利なのが、配達日指定・配達時間指定のオプションサービスです。
配達日指定は、平日を指定した場合は+31円、日曜や休日を指定した場合は+210円を加算すると利用できます。
配達日指定を利用する際には、郵便物に用意している配達日指定シールにご希望の日付を記載してください。
配達日指定は時間まで指定できないため、配達時間まで指定したい場合は+330円を加算すると利用可能です。
配達時間帯指定を利用する場合は、専用ラベルに記載する必要があるので窓口でお問い合わせください。
現金書留以外のオプションサービスを利用すると、都合の良い受け取り方ができることがわかりましたね。
でも、あまりオプションを利用すると料金が高くなってしまいます。
現金書留以外にも番号追跡できるサービスが提供されており、現金書留よりも安く利用できるのですが、現金を入れて送ってはいけません。
なぜ現金は現金書留でしか送れないのかについても調べてみました。
現金書留以外の番号追跡できるサービスでは現金を送れない理由
郵便局では現金書留以外の簡易書留、特定記録郵便、レターパック、ゆうパックなどには追跡番号が付いており、配達状況を確認できるようになっています。
番号追跡で配達確認できるので、オプション料金が高い現金書留以外のサービスで送れないものかと考える方も多いですが、現金は現金書留でしか送れません。
自由に郵便で現金を送れると犯罪に悪用されかねないため、未然に防ぐ目的で現金書留でしか送れない決まりになっています。
現金書留は安全に現金を送るために、他のオプションよりも高めの料金設定になっています。
現金書留のオプション料金が高い理由
現金書留のオプション料金は430円ですが、その他の番号追跡できるサービスの料金設定は以下のようになっています。
- 簡易書留:+310円
- 特定記録郵便:+160円
- レターパック:360円または510円
このうち、現金書留と同様に損害賠償対象になるのは簡易書留だけですが、簡易書留に現金を入れていた場合は損害賠償対象になりません。
現金書留は、大事な現金が郵送中に紛失した場合などにも補償されるサービスなので、必ず現金を送る場合は現金書留を利用しましょう!
ゆうパックやヤマト運輸などの宅配便でも現金を送れない!
仕送りするためにたくさん食品を詰めて、一緒に現金を入れて送りたいと考える方も多いですが、ゆうパックやヤマト運輸などの宅配便と一緒に現金を入れてはいけません!
郵便法で定められている禁止事項に触れる部分なので、必ず現金書留を利用してください。
黙って送ってしまえばわからないから問題ないと思われるかもしれませんが、万が一荷物が紛失した時にも一切補償はされませんし、最悪の場合は書類送検などの措置が取られる場合もあるのでご注意ください。
いろいろ準備して現金書留を送ったのに、タイミングが悪くて受け取れなかったというケースも考えられます。
現金書留が配達されても受け取れなかった場合にはどうなるのか確認してみました。
現金書留を送ってもらったのに、受け取れない!
現金書留は受け取る側の人が留守だった場合、郵便受箱にイン!なんてことにはなりません。
中身がお金と分かっているものですから、行方不明になるなんてまずありませんよ。
それでも「現金書留が行方不明になっているのでは…?」と不安になってしまった時には、追跡サービスで調べればすぐわかります。
その上でもしも紛失があったとしても、現金書留は損害賠償の対象となります。
ただし、期限切れの古銭など、品目によっては補償の対象にならないものもありますけどね。
しっかり管理されていて本人に直接届ける書留は、本人が留守だった場合はどうなるのでしょうか?
また留守する間に届かないか気になる時の対策も併せてご紹介します。
配達時に留守だった!受け取れなかったらどうなる?
受け取る方が留守だった場合は、再配達をしてもらえます。
当日19時までに連絡すれば、当日中の再配達が可能です。
また不在で持ち戻った書留も、新たに配達時間帯の指定をして再配達してもらうことができます。
すぐに受け取ってしまいたい場合は、どこの郵便局にあるかが分かっていれば、直接受け取りに行くこともできます。
もし配達日時指定をしていたとしても、書留が郵便局にある状態の日時であれば取りに行ってしまってOKです。
追跡サービスを利用しよう
郵便局で現金書留の受付を終えたら、その後の配達状況を【追跡サービス】を使って知ることができます。
現金書留の最大のメリットは、荷物の追跡システムがきちんと完備されていることです。
ひとつひとつの荷物にはそれぞれ認証コードがつけられており、それを辿ることで万一の場合でもどこで紛失したかが分かるようになっているわけです。
詳しい配達状況がわかれば、待っている側としても目安があって助かりますよね。
書留の受領証に記載されている引受番号を入力すれば、配達状況がわかるようになっています。
まとめ
それでは最後に、現金書留の配達日数などに関する内容を整理してみますね。
- 現金書留の配達日数は普通郵便と同じで1~2日くらい
- 土日祝日も配達してくれる
- 現金書留の受付は郵便局の窓口のみでポスト投函不可
- ゆうゆう窓口なら土日祝日でも受付可能
- オプションで速達や配達日指定なども可能
- 現金は現金書留以外で送ってはいけない
- 受取時に留守だった場合は再配達も可能
- 現金書留は番号追跡で配達状況がわかる
現金書留は現金を郵送する時に役立つ、日本郵便が提供するサービスです。
普通郵便のオプションと考えれば、「なんだ、そんなに難しくないんだな」と思えてきますよね。
私は「こんなに便利なら、もっと早くから利用してみればよかった~」って思っちゃいました。
個人的には封筒サイズがのし袋も入るというところが大きなポイントだと思います。
お祝いの現金が白い封筒で入っていたら、味気ないというか…生々しいような感じでお祝いっぽくならないですもんね。
遠く離れて暮らしているお子さんの就職祝いに現金を送ってあげたいお母さんや、甥っ子・姪っ子に入学祝いを送ってあげたい方など、現金を郵送しようと考える方は意外と多くいると思います。
真心を込めて贈ったお祝いが、きちんと届けられるって嬉しいですよね。
また、お悔やみの気持ちとともに香典を送りたいということもあるかもしれません。
この記事が、そんな大切な人へ贈りたい気持ちがあるという方のお役に立てたら嬉しいです。