先日、手作りマドレーヌを友達にプレゼントした時に「いつまで食べられるの?」と聞かれましたがどれくらい日持ちするのかわからなかったので、「う~ん…とにかく早めに食べてね!」とあいまいに答えておきました。
マドレーヌはどのくらい日持ちするのか日数の目安を知っておけば、今度は正確に伝えられますよね。
そこで、今回は手作りや市販のマドレーヌの日持ち・賞味期限について調べてみることにしました。
- 手作りや市販のマドレーヌの日持ちはどれくらいか
- 賞味期限切れのマドレーヌは食べれるのか
- マドレーヌは腐るとどうなるのか
- マドレーヌの正しい保存方法とは?冷凍もできるのか
市販のマドレーヌもよく購入するのですが、あっという間に食べてしまうので賞味期限を気にしておらず、「賞味期限切れになっても、冷蔵庫に入れてあったなら大丈夫じゃない?」という程度の認識しかありません。
そう考えると「果たして冷凍はできるのかな?」などという新たな疑問も湧いてきましたので、こちらも調査しました。
この記事を読んでいただけると、美味しいマドレーヌを最後まで無駄なく食べ切る方法がわかるので、ぜひ参考にしてくださいね!
目次
手作りマドレーヌの日持ち期間|常温・冷蔵・冷凍による違いも解説!
マドレーヌといえば、ホットケーキミックスを使えばとっても簡単にお家で作れる手作りお菓子の王道ですよね。
調子に乗って作り過ぎてしまっても、手作りお菓子のマドレーヌは市販品と違って賞味期限が全くわからないので、安全に食べられる期間の目安を知っておくことが大切です。
ここでは手作りマドレーヌの日持ちについて紹介します。
手作りマドレーヌが安全に食べられる期間は保存方法で変わる
手作りマドレーヌの日持ち期間は保存状態によって変わります。
常温、冷蔵、冷凍保存の場合でどれくらい変わるのか確認してみましょう。
常温保存
常温で保存しても1〜2日なら問題なく食べられます。
焼いた当日、ほどよく冷めた頃に食べる人が多いのではないかと思いますが、少し余った場合は室温でそのまま保存し、翌日また食べる人もいますよね。
外側のサクサク感が好きな人は常温保存がおすすめです。
冷蔵保存
冷蔵庫で保存すると賞味期限を3〜4日に伸ばせます。
しっとりした食感を味わいたいのであれば、冷蔵して2〜3日置くと良いでしょう。
冷たい場所で生地を寝かせると、しっとり柔らかになります。
冷凍保存
冷凍保存すると賞味期限を約1ヶ月に伸ばせますが、美味しく食べるには2週間ほどで食べきる方がベターです。
以上のように、手作りのマドレーヌの日持ちがわかりました。
マドレーヌの正しい保存方法については後ほど詳しく紹介していますので参考にしてくださいね!
では、市販品のマドレーヌの日持ちはどうなのでしょうか?
各有名店ごとに調査しましたので、次章で紹介します!
市販品マドレーヌの賞味期限はどのくらい?お店ごとに徹底調査!
マドレーヌはいろんなお店で販売されている洋菓子の定番ですが、購入するお店によって設定される賞味期限が違いますよね。
そこで、市販されている人気店のマドレーヌの賞味期限を調査してみました!
店名・ブランド | 賞味期限 | 引用元 |
エシレ | 3日 | 販売サイトより |
さわた | 冷凍1ヶ月、解凍後2週間 | 公式サイトより |
しろたえ | 冷暗所14日間 | 販売サイトより |
日新堂 | 1ヶ月程度 | 情報サイトより |
ボンヌママン | 2ヶ月 | 情報サイトより |
ラウンドテーブル | 1週間 | 公式サイトより |
マドレーヌラパン | 2週間 | 公式サイトより |
ヴィタメール | 42日 | 公式サイトより |
アンリ・シャルパンティエ | 14~21日 | 公式サイトより |
オードリー | 2週間 | 販売サイトより |
モロゾフ | 60日 | 公式サイトより |
馬車道十番館 | 21日間 | 販売サイトより |
コージーコーナー | 90日 | 販売サイトより |
創業大正11年、三島由紀夫が愛したマドレーヌを販売する日新堂は昭和30年から変わらない味を提供しています。
フランス・パリのスーパーで販売されるボンヌママンのマドレーヌや自然な材料だけを使用したマドレーヌラパンのマドレーヌなど、いろいろなマドレーヌがあるのですね!
ところで、焼き菓子は賞味期限が長いタイプが多いのが特徴ですが、たくさんいただいた時や自分で多めに焼いた時に、一気に食べきれないこともあります。
気がついたら賞味期限切れであったり、食べても良いものか躊躇することも。。。
そこで、次章では、マドレーヌが賞味期限切れになったときの日持ちを説明します。
マドレーヌが賞味期限切れに!食べられる or 腐っているかの見分け方
市販品のマドレーヌは一つ一つ梱包されているものが多いため、あまり腐るというような印象はないのですが、やはり賞味期限が切れていたら気になりますよね。
でも、「賞味期限切れでも腐るほど劣化していなければ、ちょっとくらい味が落ちていても大丈夫」と我が家では食べていましたが、本当に大丈夫なのか心配です…。
賞味期限の正しい意味や、賞味期限切れ後の日持ちについてまとめました。
マドレーヌに設定される賞味期限とは?
賞味期限とは「美味しく食べられる期限」で、「安全に食べられる期限」を示す消費期限とは異なるものですが、どちらも未開封で記載されている保存方法を守った場合の期限として表示されています。
賞味期限切れの途端にすぐさま食べられなくなるわけではありませんが、具体的にどれくらい日持ちするのでしょうか?
消費者庁のホームページには、まだ品質が劣化しているとは限らないので、すぐに捨てるのではなく見た目や臭いを元に判断することを述べています。
安全係数の具体的な数字を調べると、日本食品分析センターのホームページで、下記のように書かれていました。
*日本食品分析センターは、賞味期限を決める3つの試験(理化学試験・微生物試験・官能検査)を実施している機関です。
つまり、各ブランドのマドレーヌの賞味期限を1.2~1.5倍すると、試験をパスした安全に食べられる実際の日持ち期間がわかりますね!
早速上述した、市販のブランドのマドレーヌの実際の日持ちを計算してみましょう。
賞味期限切れのマドレーヌはいつまで食べられるのかがわかる計算方法
商品に記載されている賞味期限の1.2~1.5倍の数値をかければ良いのですが、実際にはお店によってどの数値が採用されているかわかりません。
この記事では安全のために1.2倍で計算しますね。
店名・ブランド | 賞味期限 | 賞味期限切れ後の日持ち |
エシレ | 3日 | 1日 |
さわた | 解凍後2週間 | 2〜3日 |
しろたえ | 14日間 | 2〜3日 |
日新堂 | 1ヶ月程度 | 6日 |
ボンヌママン | 2ヶ月 | 12日 |
ラウンドテーブル | 1週間 | 1~2日 |
マドレーヌラパン | 2週間 | 2〜3日 |
ヴィタメール | 42日 | 8日 |
アンリ・シャルパンティエ | 14~21日 | 3〜4日 |
オードリー | 2週間 | 2〜3日 |
モロゾフ | 60日 | 12日 |
馬車道十番館 | 21日間 | 4日 |
コージーコーナー | 90日 | 18日 |
上記の表の日持ちは、あくまで目安の日数です。
開封後は雑菌がつくことも多く、空気に触れますので酸化も進みます。
マドレーヌが腐った状態を次に説明しますので、最終的に食べるかどうかの判断の指針にしてください。
マドレーヌは腐るとどうなるの?傷んだ時の見分け方
あまりにも賞味期限が切れてしまっていたり、手作りなどのマドレーヌで食べて良いかどうか不安なことはありますよね。
この場合、見た目、臭い、味などの五感を使って自己判断します。
腐ったマドレーヌの特徴は以下の通利です。
- 色が変わってカビが生えている
- ヌメヌメと糸を引いている
- 異臭がする
- 変な味がする
賞味期限切れになっても、大丈夫そうなら食べてしまう人は多いようですが、その場合は自己責任です。
少しでも異変を感じたら、勿体無いなどと思わずに食べるのをやめましょう。
でも、捨てるのは本当に勿体無いですので、腐らせないように、正しく保存する方法も知っておきたいですね。
次章では、マドレーヌの正しい保存方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
マドレーヌの正しい保存方法!冷蔵や冷凍するときの注意点は?
市販品のマドレーヌは、パッケージに記載されている方法(常温保存や冷蔵10℃以下)などを守って保存しましょう。
手作りの場合は、まず粗熱を取って完全に冷めてから、しっかり丁寧にラップで1つずつ包みます。
この後は、常温保存や冷蔵・冷凍保存によって異なるので、それぞれの保存方法を確認しておきましょう。
常温保存
ラップした状態で、直射日光や高温多湿の場所は避けた状態で保存しましょう。
高温多湿がよほどひどい状態の場所でない限りは、たった1日でカビが生えたり傷んだりしないと考えられます。
しかし、翌日のマドレーヌは油分が酸化して味も損なわれる可能性があるため、梅雨時期や夏場は常温ではなく冷蔵保存がベターです。
冷蔵保存
冷蔵保存で生地をしっとりさせて食べたい場合は、ラップで包んたマドレーヌをさらに密封容器に入れて保存します。
食べる前には、最低30分程度常温に戻してから食べましょう。
中には、焼き立てのマドレーヌよりも冷蔵庫で2〜3日寝かせてしっとりさせてから食べる方が好きという人もいますが、マドレーヌを冷蔵庫で保存すると冷蔵庫臭がつく可能性が非常に高くなります。
そのため冷蔵保存に置いては、粗熱をしっかりとった後、1個ずつラップで包み、さらに密閉容器に入れて保存することがポイントとなります。
冷凍保存
冷凍保存するタイミングはマドレーヌをどのように食べたいか、好みによって違ってきます。
オーブンから出して20分後くらいの外がサクサクカリカリで、中はふっくらしっとりとした状態が好きな人はそのタイミングでの冷凍がおすすめ。
冷蔵庫で1〜2日寝かしたしっとりした状態のマドレーヌが好きであるならば、そのタイミングで冷凍しましょう。
1個ずつラップで包んでから、フリーザーバッグに入れて冷凍保存します。
食べる時は冷蔵庫に入れて解凍し、4~6時間経ったら食べ頃になります。
常温での自然解凍では一気に解凍が進むため、水っぽい食感になって味を損なう可能性が高まりますので注意が必要です。
解凍したマドレーヌを電子レンジやオーブントースターで温めれば、焼きたての味を再現できますよ。
ワンポイント
マドレーヌをたくさん焼いて余ってしまったら、余った量や季節に応じて、常温・冷蔵・冷凍のどの保存方法が適切かを考えて美味しく保存しましょう。
尚、マドレーヌの品質を保つために脱酸素剤やエタノール揮散などの鮮度保持剤を保存容器に入れておくと、劣化を防いだり、よりしっとりした食感を味わえます。
まとめ
マドレーヌの賞味期限についてご紹介したポイントをまとめます。
- 手作りマドレーヌは常温1〜2日、冷蔵3〜4日、冷凍約1カ月が目安
- 市販品の賞味期限はお店によって異なり3日〜90日が目安
- マドレーヌは多少賞味期限が過ぎても食べられる
- カビが生えていたり、糸を引いていたり、異臭や変な味がするときは食べない方が良い
- マドレーヌを保存する時は一つずつラップで包む
- 冷蔵あるいは冷凍するならさらに密封容器に入れる
マドレーヌは常温保存もできますが、しっとりした食感を楽しむのであれば冷蔵庫で保存したほうがよさそうですね。
保存する時は、粗熱をきちんととり、一つずつラップすることがポイントです。
冷蔵庫や冷凍庫の匂いがつくと食べる気も失せてしまいますので、ラップで包んだものを、さらにしっかり密封容器に入れると良いのですね。
正しい保存方法も分かったので、これからはマドレーヌを多く作っても安心できそうです。
皆さんも、マドレーヌを正しく保存して、無駄なく食べ切りましょう!