子どものお小遣いって、どのくらいが適当なのでしょうか?
小さなうちからお金を持たせすぎるのは良くないって聞くし…。
かといって、周りよりも少なすぎたら可哀相な気もするし…。
そもそも子どもたちって、あげたお金の使い道はどうしているのでしょう?
気になったので、ネットで検索、検索~。
で、どうだったかというと…
えっ!?大学生にもお小遣いをあげるケースってあるのですか?
それは仕送りっていう意味なのかな?それとも好きに使うお金!?
という、私にとって驚きの事実が出てまいりました。
他にも、学年ごとにどのぐらいの金額をあげているのか?気になったので、この際お小遣いについて色々と調べてみることにしました。
世間の皆さんは、お小遣いをあげるとき、どのような工夫をしているのでしょうか。
また子どもの年代別に、お小遣いの平均や使い道も違ってきますよね。
今後どのようなペースでお小遣いをあげていったらいいのか、あなたも一緒に考えてみませんか?
目次
小学生のお小遣いの平均と使い道は?
小学生になったらお小遣いをあげ始めようかなぁ…とぼんやり考えてはいても、何年生からスタートしよう?金額は?と具体的なところは迷ってしまいますよね。
みんな、どれぐらいの金額であげているの?
ということで、平均額の他に、みんなが一番チョイスしている金額を「一般的な金額」として見てみましょう。
一般的な金額としては、
・小学校3~4年生:500円
・小学校5~6年生:1,000円
が目安のようです。
お小遣いの平均額は、
・小学校3~4年生:812円
・小学校5~6年生:1,122円
でした。
お小遣いの平均値が一般的な金額より多めになるのは、極端に多い子がいるからでしょうか。
使い道は、漫画の本や雑誌、ファッション誌(女の子)、お菓子などの嗜好品みたいです。
他にもトレーディングカード(トレカ)を集めている子、ファンシー雑貨や文具を集める女の子など、好きな物を集めるのに使う子もいるようでした。
お年玉から手元に残す金額があると、お小遣いと合わせてゲームを買うこともできるようですね。
中学生、高校生のお小遣いの平均と使い道は?
中学生になると、
一般的な金額は2,000円
平均額は2,305円
テストの成績によって増額したり、ご褒美としてお小遣いをあげるケースが多いようです。
高校生は金額がぐっと上がります。
一般的な金額が5,000円
平均額は5,300円
あげている金額は5,000~10,000円と幅広い金額ですが、高額のお小遣いには携帯電話代を含んでいる場合が多かったです。
子どもの携帯電話料金は、親にとって頭の痛い問題です。
上記のように、お小遣いに含んでしまうのは良いアイデアですね。基本料金を超過したらお小遣いが減る。となれば当然、金額には気をつけて使うことでしょう。
自分で管理させれば、金銭感覚を養うことも出来て一石二鳥。
私も見習おうかなと思いました。
高校生になると自分でアルバイトしてお金を稼げるようにもなりますが、勉強に専念して欲しいと願う親も多く、思ったよりもお小遣いの額が多かったと思います。
大学生のお小遣い(仕送り)の平均と使い道は?
もっとビックリしたのは、大学生のお小遣い!
一人暮らしの学生に仕送りも含めて・・・というのは納得、というよりも思っていたよりも少ない印象でした。
まだまだ経済の上昇は生活に反映出来ていないのですね。確かに、学費だけでも大変ですが・・・
アルバイトなし アルバイトあり
1年生 21,300円 42,600円
2年生 23,000円 43,900円
3年生 24,700円 45,200円
4年生 26,300円 46,400円
アルバイトなし アルバイトあり
1年生 32,600円 40,400円
2年生 33,500円 45,100円
3年生 34,500円 49,700円
4年生 35,400円 54,300円
それにしても、実家暮らしの方が小遣いが多いのはなぜ?
下宿代や生活費にお金がかからないからなのでしょうか?ちょっとビックリな結果でした。
そういえば、実家暮らしの私の弟ももらっていたような…。
毎月決まった額ではなかったけれど、研究室が多忙過ぎてアルバイトもできない状況を見かね、たま~に友だちと遠出をする時の旅費と、月々の携帯電話代を親が支払ってあげていた気がします。私はアルバイトをしていたので、自分の稼ぎ次第の生活でしたけれど。
お小遣いで金銭感覚を学ばせよう
学校でお金の大切さを教えてもらっても、実際にお金を使う場面があるのは、やはり家庭です。親の言う事を素直に聞けるうちに、きちんとお金の大切さを教えておきましょう。
お小遣いを活用すると、どんなメリットがあるのでしょうか?
そのメリットはこの3つ。
《お金の管理》
《物の価値》
《子どもの自立》
お小遣いはお金の大切さや物の価値を子どもに教えられる良い機会です。
実際に自分がお小遣いをあげる時には、どんなことに気をつければいいのでしょうか?
お小遣いをあげる時の3つのコツ
~お小遣いをあげる時の3つのコツ~
①お小遣いの額を決める
②お小遣い帳をつける(+親も一緒に!)
③欲しい物のリストを作る
①お小遣いの額を決める
毎月のお小遣いを一定額にすれば、子どもが自分でペースを掴むこともできるし、お小遣い帳をつけていく中でもわかりやすいと思います。
金額については、一般的な金額をご参考に!
②お小遣い帳をつける
親がアドバイスをして、子どもがきちんとお小遣い帳をつけられるようにしてあげましょう。
子どもが何に、どれだけお金を使ったかを一緒に振り返ることで、買ってはいけない物がなかったかなど、親もチェックしておくことができて安心ですね。
一緒に見ていくことで、お金の使い方、使い道をきちんと教えてあげる良い機会です。子どもとお金についてちゃんと話し合うきっかけにしましょう。
この時に注意したいのが、「貯めること」を強要しすぎないことです。
お金は大切だから、使うな!と言い過ぎては、子どもも楽しみがなくなってしまいます。「あればあるだけ使う」はもちろんいけないのですが、どれだけ満足して使えているかが大切なんだと思います。
ここで教えたいことは「どう使うか」であって「貯めることが目標」ではないのです。
「③欲しい物のリストをつくる」では、計画的にお金を使う練習をします。なぜ、それが欲しいのかきちんと説明できるようにしましょう。衝動買いや無駄遣いをなくし、我慢することも勉強できます。
ここで先程の「どう使うか」が重要になってきます。
欲しい物という目標に向かって貯めることは大切なことです。あれもこれも欲しがるなと制限するのではなく、頑張って貯めて欲しい物を買うというポジティブな教え方の方が、子どもも頑張ってくれそうですよね!
値上げ交渉は本人にさせる
学年が上がってきたら、お小遣いの値上げ交渉は子ども自身にさせましょう。
年齢とともに自動的に昇給していくのでは、お小遣いはもらえて当たり前という感覚が強まってしまいかねません。
親からお小遣いの値上げを言うのではなく、
なぜ値上げが必要なのかを本人に説明してもらいます。
これは反抗期になる子どもとの会話の、良いきっかけにもなります。
そして親は大人の対応をしましょうね。子どもがきちんと話をしているときに、頭から反対意見を言ってしまうと、せっかくの好機が台無しになってしまいます。
(…はい、気をつけます!(笑))
渡し方にコツが!お金の大切さを教えよう
初めが肝心って、よく言いますよね。
これも同じで、お小遣いを渡し始める時には「家庭のルール」を作っておきましょう。
「家庭のルール」を守れなかった時にはお小遣いをカットとか、手伝いをしたら「臨時ボーナス」が出るとか、「アメとムチ」を上手に使いこなして、子どもがお小遣いを管理することに一生懸命になれるといいですね。
手伝いにお金をあげるなんて・・・というご意見もあるでしょうが、働いたご褒美はあげても害はないと思いますし、将来働いてお金を稼ぐ良い練習だと思ってみてはどうでしょうか。
お小遣いが「無償でもらえるプレゼント♡」という感覚になってしまっては、子どものためにもなりませんしね。
結果的に「お金は大切な物」と言う事が子どもに伝われば、お小遣い作戦大成功です!!
年齢ごとに教えられることってあると思うので、お小遣いという制度だけではなく、生活の中の色んな場面で「お金の大切さ」を教えていけたらいいですね。