2020年東京オリンピックまであと2年を切り、テレビや雑誌など多くのメディアが盛り上がりを見せています。
多くの外国人が日本を訪れることになるため、英語を勉強しようという方も多いですよね。
そしてもうひとつ気にしておきたいのが「フリーWi-Fi」について。自分が海外に行った時、一番気になる事柄です。
先日も外国の方に「サイゼリヤでは無料でWi-Fiが使えますか?」という質問をされました。
確かに、スタバやドトールなどはフリーWi-Fiが使える印象が強いですが、ファミレスで無料でWi-Fiが使えるところはあるのでしょうか?
知っていて損はない知識! さっそく詳しく調べてみます。
- 今すぐ知りたい!サイゼリヤは無料でWi-Fiが使えるの?
- サイゼリヤ以外のファミレスで無料Wi-Fiを使いたいならココしかない!
- 制限無しで無料!公衆無線LAN「Japan Connected-free Wi-Fi」とは?
- コレだけはやってはいけない!無料Wi-Fiに隠された危険性とは?
- 万が一に備えて!スマホに絶対に入れておきたいセキュリティ対策アプリとは?
無料でWi-Fiを使いたい人が増えるということは、それを利用した犯罪も増加するということ。
無料Wi-Fiに潜む危険性も一緒に確認してみましょう。
目次
今すぐ知りたい!サイゼリヤは無料でWi-Fiが使えるの?
そもそも「Wi-Fiって何?」と聞かれてしっかりと答えられますか?
現代ではスマホやPCで当たり前のように使えてしまうため、じつはよく分からないで使っているという方も多くなっています。
まずは、今さら人に聞けない基本を確認しておきましょう。
Wi-Fiとは何かをおさらい
Wi-Fiとは、「Wi-Fi Alliance」という無線LAN製品の普及を広げるための団体に認証された、無線LANの認定規格のひとつです。
無線LANとは、ケーブルがなくてもインターネットに接続できるシステムのこと。
よく無線LANとWi-Fiの違いが分からないという質問を目にしますが、「Wi-Fiは無線LANのなかのひとつの規格」ということです。
しかし現在では、無線LAN=Wi-Fiと思っていても問題ないという認識が広がっているようなので、一緒だと思っていても大丈夫そうですね。
では、フリーWi-Fiとか無料Wi-Fiとはどういうことでしょうか?
これは、公共施設や観光施設、コンビニ、飲食店、さらには駅構内などに、誰でも無料でWi-Fiが使えるようになっている場所が設けてある状態です。
Wi-Fiスポットやホットスポットと呼ばれ、さまざまな団体や企業が集客や国際化のため提供しているサービスです。
サイゼリヤではWi-Fiが使える?
とても便利な無料のWi-Fiですが、冒頭の質問のようにサイゼリヤでは使えるのでしょうか?
ズバリ、一部だけ使えます!
どういうことかと言うと、じつはサイゼリヤ自体が提供している無料のWi-Fiはありません。
使えるのは、サイゼリヤに設置されている、各キャリアの公衆無線LANサービスということになります。
フラット型パケット定額サービスプランに加入している方やシンプルスタイル専用パケット定額サービスに申し込んでいる方は、ソフトバンクWi-Fiが無料で使えるようになっています。
サイゼリヤでsoftbank Wi-Fiが使えるのは、現状では「南越谷駅前通り店」のみとなっています。
auピタットプランやauフラットプラン20/30、LTEフラットを契約している方はau Wi-Fiが無料で使えるようになっています。
現状では「ATC O’s北棟3F サイゼリヤ前」と「OCAT B1F サイゼリヤ前」に設置されているので、それらのサイゼリヤでau Wi-Fiが使える可能性が高いと言えます。
現状では、docomo Wi-Fiが設置されているサイゼリヤはありません。
ほかにも、サイゼリヤの店舗の近くにフリーWi-Fiスポットがあれば、座る席によっては無料で利用できる場合があります。
サイゼリヤ以外のファミレスで無料Wi-Fiを使いたいならココしかない!
たまたま入ったファミレスに、無料で使えるWi-Fiがあったとなるとラッキーと思うだけ。
ですが、ちょっとした打ち合わせや調べ物が多い学生がレポートをまとめる時にファミレスを使いたい場合には、Wi-Fiがあるかどうかはかなり重要になりますよね。
サイゼリヤ以外に、無料でWi-Fiが使えるファミレスがないか調べてみました。
無料でWi-Fiが使えるファミレス
ガストやバーミヤン、ジョナサンなどのすかいらーくグループの店舗では、無料で使えるWi-Fiがあります。
1日3回まで、1回あたり60分までという制限があり、FacebookやTwitter、Yahoo!JAPANなどのIDとパスワードでログインするか、メールアドレスを登録すれば使用することができます。
このくらいの設定なら、数分で簡単にできるのでとても有り難いですよね。
ほかにも、デニーズでは、セブン&アイホールディングスが提供している7spotを利用することができます。
セブンイレブンに近づくと表れるあの無料のWi-Fiと同じもので、利用したことがある方は多いのではないでしょうか?
7spotを利用するには事前に会員登録が必要で、1日3回まで、1回あたり60分までという制限があります。
さらに、セブンイレブンアプリから7spotに接続すると無制限で使用できるため、たいへんおすすめですよ。
制限無しで無料!公衆無線LAN「Japan Connected-free Wi-Fi」とは?
ファミレス以外でも、無料でWi-Fiを使用したい場面はたくさんあります。
例えば、公園でゆっくりしている時や観光地で探し物をしている時など、ささっとネットが使えたらとっても便利ですよね。
そんな時に確認したいのが「公衆無線LAN」サービスです。
Japan Connected-free Wi-Fiってなに?
公衆無線LANとは、各団体や企業などが提供している無料のWi-Fiサービスで、何かしらの公衆無線LANが設置されている近くなら無料でこのWi-Fiを使用できる可能性があります。
なかでも公衆無線LANで有名なのが「Japan Connected-free Wi-Fi」というWi-Fiサービス。
これは、NTTが提供しているもので、まさにオリンピックなど国際的なイベント時に役立つ、外国人旅行者向けのWi-Fiサービスとなっています。
とはいえ、もちろん私たち日本人でも使用可能です!
なんと、Japan Connected-free Wi-Fiは日本全国にスポットが17万箇所もあり、現在も対応場所が増えていてどんどん拡大しています。
最初に登録が必要ですが、時間や回数の制限なく使用でき、使い方もアプリからWi-Fiスポットを検索して接続するだけと簡単!
こんな便利なサービスがどんどん増えているのですから、使わない手はありませんよね。
アプリをDLしておけば、いざという時に便利! 詳しくはこちらからご確認ください。
コレだけはやってはいけない!無料Wi-Fiに隠された危険性とは?
無料のWi-Fiを使うと、自分のパケットを消費しないため速度制限などを気にする必要がありません。
そのため、外出先ではスマホを使うのを控えていた方たちもどんどん無料で使うことができるのです。
しかし、「こんなに便利だと裏があるんじゃないの?」と思ってしまいますよね。
疑い深い私も、便利だ便利だと言われれば言われるほど危険な気がして使いにくくなってしまうため、デメリットがないか調べてみましたよ。
無料のWi-Fiの危険性
現在、公衆無線LANはどんどん増えていて、街中でWi-Fiを探すと何十個も回線が表示されることも珍しくありません。
そんな時、どれに繋いでも無料だとどの回線に繋げばいいか迷ってしまいます。
危険な回線を見分ける方法はあるのでしょうか?
無料で使える公衆無線LAN(Wi-Fiスポット)の中には、通信が暗号化されていないものが混じっていることがあります。
そうしたWi-Fiを知らずに利用すると、不正アクセスなどで情報を盗まれたりして、なりすましなのど被害にあってしまう危険があります。
そうした危険性を回避するために、公衆無線LANを使う前に最低でも以下のことを確認しておきましょう。
- 通信が暗号化されている回線かどうか
- URLの最初がhttpsになっているか
- ファイル共有はしない
- セキュリティ対策ソフトを入れているか
公共の無料Wi-Fiは、簡単に使えて便利な反面、危険な回線も混じっているというデメリットを頭に入れておきましょう。
今すぐ確認しておきたい設定
「そんな危険なものだと思わずに、今まで何度も無料Wi-Fiを使ってしまった」と慌てている方もいるでしょう。
そんな時は、まずWi-Fiの設定を確認しておきましょう。
Wi-Fiへの自動接続がオンになっている場合は、勝手によく分からないWi-Fiに繋がらないよう解除しておいたほうがいいでしょう。
また、これまで繋げたことのあるWi-Fiのアクセスポイント情報が「保存済みネットワーク」に残っている場合は削除しておきましょう。
さらに、これから公共の無料Wi-Fiを使う場合は、次項で詳しく説明するセキュリティ対策アプリを入れてからにすることをおすすめします。
万が一に備えて!スマホに絶対に入れておきたいセキュリティ対策アプリとは?
難しいことはよく分からないという方でも、セキュリティ対策は必須です。
PCにソフトを入れているという方は多くても、スマホは何もしていないという方が多いのが現状。
スマホユーザーのセキュリティ対策意識は決して高くないのです。
セキュリティ対策アプリって?
WindowsのPCを使用していると、セキュリティ対策ソフトを入れておくのが当たり前という認識の方が多いかと思いますが、MacintoshのPCを使っている方は意外と入れていない方が多いものです。
これは、昔はWindowsのシェアが圧倒的だったため、少数派のMacintoshを狙うウイルスは少ないと噂されていたことが原因と言われています。
その流れで「自分はAndroidじゃなくてiPhoneだから大丈夫」などと思い込んでしまっていませんか?
この考えはとても危険で、メーカーがどこであれセキュリティ対策は絶対に必要なのです。
むしろ今は、PCよりもスマホを利用する方が増えているので、スマホへのセキュリティ対策はマスト。とくに、最低でもWi-Fiに対するセキュリティ対策アプリだけは入れておきましょう。
スマホにセキュリティ対策アプリを入れておくだけで、万が一暗号化されていないフリーWi-Fiに接続したとしても通信を暗号化してくれるため、情報を取られることはありません。
この対策をしてあるかどうかで、スマホの危険性はかなり違ってきます。
おすすめは、以下の2つ。
無料のWi-Fiを利用する場合、通信を暗号化し保護するスマホ・タブレット向け有料アプリです。Wi-Fi環境に侵入した攻撃者による通信内容の盗み見や個人情報の漏えいを防ぎ、大切な情報やプライバシーを守ります。Android版とiOS版に分かれていて、無料体験もあります。
フリー Wi-Fiを仮想プライベートネットワーク(VPN)に変えて暗号化するので、より安全な環境でインターネット通信を楽しむことができます。ノートンセキュリティソフトと同時購入での割引や、60日間の返金保証があります。
また、docomo、au、softbankなど各キャリアが独自に提供するセキュリティ対策アプリもあり、価格も抑えられます。
どのアプリを選ぶにせよ、無料Wi-Fiを利用することがある方は、必ず入れておいたほうがいいと言えるでしょう。
まとめ
スマホが当たり前になり、世界中で無料のフリーWi-Fiスポットが増えている現在。
便利だと喜んでいるだけでなく、自分で見分ける目を養うこと、万が一に備えて対策しておくことが必須になっていると実感しました。
それでは、今回のポイントをおさらいしてみましょう。
- サイゼリヤでは一部無料Wi-Fiが使える店舗がある
- Japan Connected-free Wi-Fiなどの公共無線LANを利用すると便利
- 今後はますますフリーWi-Fiスポットが増えていく
- 便利になっていく反面、危険性も高まる
- スマホユーザーはセキュリティ対策意識が低い
- 街中で勝手にフリーWi-Fiに自動接続しないように設定する
- セキュリティ対策アプリを入れて対策する
便利なことが増えれば危険も増える、そんなイタチごっこが起こってしまいます。
「自分だけは大丈夫」などと思わずに、しっかり対策して便利なサービスを使っていこうと思います。