数年前、長年使っていたエアコンを買い替えた筆者の実家。
ちなみに、これまでのエアコンは、何と筆者が小学生くらいの頃から使っていた、かなりの年季モノでした!
(↓ちなみにコレです。今時無いですよね、こんなの・・)
ようやく買い替えた新しいエアコンは、かなり奮発したらしく、何やら母もちょっぴり得意気。
「最近のエアコンは勝手にお掃除してくれるんだって!
10年間は、お手入れ不要なんだって!」
「へぇぇ~~!スゴイね~!」
買った当時、そんな話をしていたのでしたが…
数年経った今冬、暖房の効きが悪くなってきたので、知り合いの業者さんに聞いてみると、
「フィルターの掃除や、エアコンのクリーニングをしてください」
と、言われたのだそうで・・
「10年間、お手入れ不要じゃなかったの??
奮発して高いの買ったのに~~~!!」
仕方なくクリーニングをしたら、効きも回復したらしいのですが、何やら納得いかない様子の母。
確かにCMとかでも、「お手入れ不要!」とかやってますもんね。
筆者もお金があれば、次はそういうのが欲しいと思っていたのでしたが、実際はどうなのでしょうか?
ということで、本記事では、
お掃除不要エアコンは本当に「お手入れ不要」なのか??
ということについて、調べてみることにしました。
目次
お掃除不要は間違い?「自動掃除」の本当の意味
実は以前、不動産屋で働いていたことのある筆者。
その時お世話になっていた、エアコンの掃除等にも詳しい、ハウスクリーニング業者さんに、自動お掃除機能つきエアコンについて聞いてみたのですが…
その答えは、
「エアコンクリーニングが不要な機種なんて無いですよ!」
と、言うではありませんか!!
・自動お掃除機能でキレイなるのは、あくまでも「フィルター」だけ
自動でお掃除してくれるからといって掃除を怠っていると、内部はこのように汚れてしまうのです。
ですので、自動お掃除機能付きのエアコンでも、
こまめなお手入れと、年1回はエアコンのクリーニング等はした方が良いでしょう。
お掃除不要エアコンは、動作音が気になる場合も
実家がエアコンを買い替えて数日後。
実家へ行った筆者は、エアコンを止めた後、結構な異音に気付きました。
「ちょっと!何か変な音してるけど…??」
と、聞くと、中の機械が自動でフィルターを掃除している音なのだそうで。
母の寝室はリビングから近く、ちょっとした物音でも起きてしまう母は夜とか気になったりしないのだろうかと、ちょっと心配になったりしたのでしたが…
(ちなみに、お休みタイマーで運転停止した時は、お掃除しないので音は気にならないようでした)
調べると、やはり掃除の運転音が気になり、お掃除機能をオフにされている方も少なくないようです。
一度オフにしてしまうと、つい付け忘れてしまい、気が付いたら、フィルターにホコリがびっしり!
何てこともあるので、気を付けてくださいね。
気になる方は、お掃除の時間をタイマーなどで設定したりもできるそうなので、利用すると良いでしょう。
そもそもエアコンに「お掃除不要機能」は必要か?
これはなかなか難しい問題です。
確かに「必要無い!」という意見が多いのは否めませんが、「結構イイよ!」という方がいるのも事実です。
自動掃除機能があっても、結局汚れててクリーニングをしたという、(しかも自動お掃除機能つきエアコンは洗浄が難しく、料金は普通の機種より割高です!)
筆者の実家のような方も多いようですが、
ワンシーズン、お掃除ロボに任せっきりでもキレイだった!
という知り合いも中にはいたりして…
↓ ↓ ↓
この違いは、使用頻度や設置場所などの使用環境によるものだと思われるので、それらの条件によっては、自動運転も便利かもしれません。
エアコンメーカーが推奨しているフィルターの清掃の頻度は、2週間に1度だそうなので、その手間等々も含め、購入を検討すると良いでしょう。
エアコン選びでお掃除不要やその他色々な機能、耐久性、何が一番大事?
結局、エアコンを選ぶ際、自動お掃除機能は付いてない方が良いの?
と、思ってしまいそうですが、一概には言えません。
要は何を重要視するかという、選ぶ人のニーズにによって異なるかと思います。
自動フィルター掃除機能
フィルターの掃除の手間が省ける。こまめに掃除したくない方や、
一年中、頻繁にエアコンを使う方には良いかも。
(内部の掃除は、定期的にしなければなりません)
自動清掃されたホコリを、屋外へ排出するものと、ダストボックスに溜めておくものとあり、メンテナンスも異なるので、注意が必要です。
その他色々な機能
除菌機能
プラズマ除菌、除菌イオンなど、各メーカーによって異なりますが、
実際に実感したり比較することは難しいので、気持ち程度で選びましょう。
加湿機能
給水なしに、部屋の湿度をあげてくれる機能。
外が乾燥している場合は、機能もかなり落ちてしまうので、補助的な機能と考えた方が良いですね。
他にも、エアコンの気流が工夫されたタイプや床の温度も測定してくれる機能など、より快適にする機能も色々とあるので、必要に応じて検討すると良いでしょう。
ですが、耐久性を重視して選びたい場合は、シンプルな機種の方が壊れにくく、メンテナンスもしやすいので、おすすめです。
自分でフィルター掃除をするときのポイントは?
さて、自動フィルター掃除機能付きのエアコンでも、掃除はした方が良いと前記しましたが、自分でフィルター掃除をする際、どのようなことに気を付けたら良いのでしょうか。
フィルター掃除のポイント
- まずは外す前に掃除機をかける。
パネル部分などのホコリを吸っておくと、フィルターを外した時にホコリが落ちてくるのを防いでくれます。 - 外す時はゆっくり丁寧に
破損しないように気を付けて! - 外側からそっと掃除機をかける
内側から吸うと、ホコリがフィルターに目詰まりしてしまいます。 - 月に1回はお風呂場で水洗いして日陰干しする
掃除機で吸うだけでは取れないホコリを取りましょう。 - 洗剤は台所の中性洗剤を水で薄めた物を使う
柔らかいスポンジやブラシで優しく洗いましょう。
フィルター掃除のメリット
- エアコン臭の除去
- エアコンが吸い込んだホコリやダニ、カビの胞子の拡散を防ぐ
- 作動音を静かにする
- 節電
エアコンが吸い取ったホコリなどの汚れと、内部の水分が結合し、臭いが発生するので、掃除することにより、臭いを除去するだけでなく、拡散も防ぎます。
また、フィルターが目詰まりしていると冷暖房効率が下がるため、掃除は節電にも繋がります。
水洗いして更に干すのは、正直結構面倒だと思うのですが、快適に使用でき、更に効率を上げて省エネにも繋がるので、筆者も出来るだけこまめに続けていけたらと思います。(月1はちょっと面倒かもですが・・←)
お掃除機能付きエアコンクリーニングの掃除方法と構造の説明
まとめ
色々と書かせて頂いてきましたが、
最後に、お掃除不要エアコンについてのまとめを。
自動お掃除機能付きエアコンのメリット・デメリット
- 自動お掃除機能付きエアコンでも掃除は必要!
エアコンクリーニングが不要な機種なんてありません。 - 自動お掃除機能付きエアコンは、動作音が気になることも多い。
気になる場合は、お掃除機能をオフにしたり、お掃除の時間をタイマーなどで設定したりしましょう - 自動お掃除機能付きエアコンでも、使用頻度や設置場所などの使用環境により、汚れ具合は異なる。
- 自動掃除機能付きエアコンは洗浄が難しく、クリーニング代も通常の機種より割高。
- 耐久性を重視して選ぶ際は、シンプルな機種の方が壊れにくく、メンテナンスもしやすいのでおすすめ。
- 使用感や省エネの為にも、こまめにフィルター掃除をしましょう。以上です。
…と、ここまで書いてくると、やはり掃除不要機能はあまり必要ないかな~と、筆者個人的にもそう思いました。
ちなみに、耐久性という面で言うと、三菱製のエアコンは純国産で故障が少なく、他のエアコンと比べて寿命が長いと言われているのですが、実際はどうなのか、気になるところです。
それにしても、本当の意味でのお掃除不要エアコンが早く出来たらいいのに・・
と思うグータラ筆者。
いや、それはかなり難しそうだと分かったので、お掃除を自動にするのではなく、誰でももっと簡単に内部クリーニングが出来るようになってくれたらいいのに・・
と思う筆者なのでありました。。