通販などで買い物をした料金を振込用紙で支払う場合、郵便局や銀行、コンビニなどでお支払いできますよね。
振込手数料が無料ならあまり気にしませんが、振込手数料が別途発生する場合は、できるだけ安い方法で支払いたいものです。
コンビニにはATMも設置されており、振込用紙がなくても支払える場合もありますが、コンビニATMの振込手数料はどのくらいかかるのか気になるところ。
そこで今回はコンビニの振込手数料など、以下の項目を徹底調査しました!
- 振込用紙で支払う場合の振込手数料
- ATMから銀行振込する場合の振込手数料
- ネットバンクの振込手数料・コンビニATM手数料を比較
- コンビニATM手数料を安くする方法
- ATM手数料が発生する理由
コンビニはお買い物だけでなく、いろんなお支払が簡単にできてとても便利ですよね。
振込用紙があればバーコードをピッと読み取ってもらうだけで支払いできるし、ATMも簡単に利用できます。
今回は、セブンイレブンやローソン、ファミマ(ファミリーマート)などのコンビニに設置されているATMの特徴や、ゆうちょ銀行など利用できる金融機関の比較なども一覧で紹介します。
この記事を最後まで読んでいただければ、コンビニを利用するならどんな支払方法が一番お得で利便性が良いのか一目瞭然なので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
振込用紙の手数料はどこが安い?コンビニと郵便局・銀行を比較
振込用紙でお支払いする方法としては、コンビニ以外に郵便局や銀行がありますが、振込用紙の種類によっては手数料がかからない場合があります。
赤色の振込用紙は、お金を受け取る側が振込手数料を負担するため、あなたがお支払いする際には振込手数料は発生しません。
青色の振込用紙は、お金を支払う側が振込手数料を負担するため、支払い金額とは別に振込手数料をお支払いする必要があります(一部、手数料不要の場合もあります)。
あなたがお支払いしようとしている振込用紙が青色の場合は、基本的には振込手数料が発生するため、以下の表をご確認ください。
コンビニ | 1万円未満 64円 1万円以上5万円未満 108円 5万円以上 324円 |
郵便局(ゆうちょ銀行) | 5万円未満 ATM 80円、窓口 130円 5万円以上 ATM 290円、窓口 340円 |
銀行 | 3万円未満 ATM 108円、窓口 324円~648円 3万円以上 ATM 324円、窓口 540円~864円 |
このように、振込用紙でお支払する場合で1万円未満なら、コンビニの振込手数料が一番安いことがわかります。
1万円以上のお支払いについては、郵便局のATMが一番安いので注意しましょう。
振込用紙で支払いをする場合のポイント
1万円未満ならコンビニ、1万円以上なら郵便局のATMがお得だと覚えておくと良いですね。
次章では、振込用紙が手元にない場合に便利な、コンビニATMから振込を行う場合の振込手数料について調べた結果を紹介します。
コンビニATMから銀行振込する場合にかかる手数料
振込用紙が手元にない場合は、コンビニATMでキャッシュカードを使って相手の指定する銀行口座へ振込することもできます。
ここで注意したいのは、以下の3つです。
- コンビニATMから現金では銀行振込できない
- コンビニATMからキャッシュカードで振込できる銀行は限られている
- コンビニによって対応している銀行が違う
ほとんどの金融機関はコンビニATMで引き出しや預け入れできるようになっていますが、キャッシュカードで銀行振込できる金融機関はまだ限られています。
セブンイレブン、ローソン、ファミリーマートに設置されているATMで、キャッシュカードを使って銀行振込できる金融機関は以下の通りです(2019年2月現在)。
- 三菱UFJ銀行
- 埼玉りそな銀行
- 群馬銀行
- 八十二銀行
- りそな銀行
- 愛知銀行
- 千葉銀行
- 福井銀行
この他にも対応している金融機関はコンビニによって異なるので、まずはあなたが所有している金融機関のキャッシュカードで銀行振込できるのかを確認しましょう。
コンビニATMから銀行振込すると振込手数料とATM使用料がかかる!
所有しているキャッシュカードで銀行振込できる場合は、ATMの画面案内に沿って簡単に手続きできます。
しかし、振込手数料が高くなるため、注意が必要です。
振込手数料は金融機関によって異なりますが、ここでは三菱UFJ銀行のキャッシュカードでセブンイレブンのATMから振込する場合を例にします。
手数料 | 3万円未満 | 3万円以上 |
ATM利用手数料 | 平日 8:45~18:00 : 108円 平日の上記時間帯以外、土日祝日 : 216円 |
|
振込手数料 | 三菱UFJ銀行、じぶん銀行あて : 108円 セブン銀行あて : 108円 他行あて : 270円 |
三菱UFJ銀行、じぶん銀行あて : 108円(法人・団体は216円) セブン銀行あて : 216円 他行あて : 432円 |
このように、通常掛かる銀行に対しての振込手数料に加え、コンビニATM利用手数料がかかってしまうので、所有している金融機関のATMを利用した方が手数料が安いです。
でも、自分が利用している銀行が近くにない場合はコンビニATMを利用したほうが良いので、臨機応変に使い分けることをおすすめします。
コンビニATMで銀行振込する場合のポイント
コンビニATMからの銀行振込は利用できない場合や手数料が高くなるので、緊急時以外は金融機関のATMを利用した方がお得です。
近くに金融機関の店舗がなくて、いつもコンビニATMを利用してしまうという方は、振込手数料が高くて損をしてしまうかもしれません。
振込手数料をお得にするなら、ネットバンクを上手に活用するのもおすすめです。
次章では、各ネットバンクの振込手数料と、コンビニATMを利用した場合の振込手数料について比較してみました。
ネットバンク徹底比較!振込手数料やコンビニATM手数料はどこが一番お得?
銀行で振込する場合、振込手数料が高い順に並べると以下のようになります。
- 窓口で振込
- 銀行のATMを使って現金で振込(コンビニATMは不可)
- 銀行またはコンビニのATMを使ってキャッシュカードで振込
- インターネットバンキングで振込
最も振込手数料が安く、手軽に手続きできるのがインターネットバンキング(ネットバンク)の大きな魅力で、ネットバンクを上手に活用する人が増えています。
ネットバンクとは、営業上必要最小限な店舗のみを有しインターネットの取引きを中心とする銀行でしたが、最近はメガバンクなどもインターネットバンキングを導入しています。
ネットバンクには、一定の条件を満たせばATM手数料や振込手数料が無料になる特典があるのです!
コンビニATMからの振込みはできませんが、WEBサイト、スマフォサイト、スマフォアプリ、モバイルサイト、テレフォンバンキングなどから振込できて、手数料も安いのが魅力!
そこで、主なネットバンクの振込手数料などを一覧で紹介します。※2019年2月現在の金額・()内は窓口の料金、★はネット専業銀行
ネットバンク | 同行への振込手数料 | 他行への振込手数料 |
新生銀行 | 無料(617円) | 月1~10回まで無料、無料回数以上は103~308円(617円) |
三井住友銀行 | 無料(216~540円) | 108~432円(648~864円) |
三菱UFJ銀行 | 無料(324~540円) | 216~324円(648~864円) |
りそな銀行 | 無料(540円) | 216円(864円) |
みずほ銀行 | 無料(216~540円) | 216~432円(648~864円) |
横浜銀行 | 無料(324~540円) | 月2回まで無料または216~432円(648~864円) |
スルガ銀行 | 無料(324~540円) | 216~432円(648~864円) |
肥後銀行 | 無料(324~540円) | 324~486円(648~864円) |
西日本シティ銀行 | 無料(324~540円) | 108~432円(648~864円) |
北洋銀行 | 108~216円(108~432円) | 324~486円(324~864円) |
ジャパンネット銀行 | 54円(648~1080円) | 172~270円(1296~1728円) |
楽天銀行★ | 無料 | 月0~3回無料、無料回数以上は103~258円 |
住信SBIネット銀行★ | 無料 | 月1~3回無料、無料回数以上は154円 |
ソニー銀行★ | 無料 | 月1~2回無料、無料回数以上は216円 |
じぶん銀行★ | 無料 | 月0~15回無料、無料回数以上は174~278円 |
このように、ネットバンクの振込手数料は各金融期間でバラバラですが、窓口でお支払する場合と比較してみるとかなりお得なことがわかりますね。
特に、他行あての振込手数料はネットバンクならかなりお得になるので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
また、ネットバンクはコンビニATMで預入れや引き出しを行う際のATM利用手数料もお得なのが魅力です。
こちらも合わせて比較してみました。
ネットバンク | セブンイレブン | ローソン | ファミマ |
新生銀行 | 無料~108円 | ||
三井住友銀行 | 108~216円 | ||
三菱UFJ銀行 | 108~216円 | ||
りそな銀行 | 108~216円 | 無料~108円 | |
みずほ銀行 | 108~216円 | ||
横浜銀行 | 無料~216円 | ||
スルガ銀行 | 無料~216円 | ||
肥後銀行 | 108~216円 | ||
西日本シティ銀行 | 108~216円 | ||
北洋銀行 | 108~216円 | ||
ジャパンネット銀行 | 月1回無料、2回目以降0~162円 | ||
楽天銀行★ | 0~216円 | 0~270円 | |
住信SBIネット銀行★ | 預入れ無料・引き出しは月2~15回無料、以降は108円 | ||
ソニー銀行★ | 預入れ無料・引き出しは月4回無料、以降は108円 | ||
じぶん銀行★ | 預入れ0~108円、引き出しは108円または月3~11回無料 |
このように、コンビニATM手数料も異なるので、それぞれの使い勝手に応じて利用を検討したいですね!
コンビニATMの手数料を抑えるのにネットバンクは有効!
コンビニATMは手軽に利用できて便利ですが、数百円でも利用手数料や振込手数料がかかってしまうのが難点です。
できるだけ手数料を抑えるためにも、ネットバンクに口座開設しておくと何かと便利です。
ネットバンクは同行間の振込み手数料が無料の場合が多いですし、他行宛の振込み手数料も安いです。
そのため、振込み先の銀行は複数あると思いますが、一番利用する銀行のネットバンク口座を持っていると、振込手数料を節約できるのでぜひ参考にしてください。
コンビニATMは手数料無料で利用できる金融機関と、手数料がかかる金融機関がありますが、この違いは何か気になったので調べてみました。
コンビニは儲けなし⁉︎ ATM振込手数料のからくり
コンビニATMは利便性の良さから利用者も多いため、ATM手数料が発生するほどコンビニが儲かるのではないかと考える方も多いのではないでしょうか。
確かに、コンビニでは設置場所の賃貸料収入等は受け取っていますし、1件いくらという歩合が入ってくる場合もあるそうです。
しかし、電気代等はコンビニが負担しており、収入的にはほとんど儲けはないといわれています。
お店の一番の目的は、利用者が来店し、買物してくれることによる売上増なのです。
基本的に店員さんはATM故障等のトラブルはもちろん、操作方法についても手伝ったりできないことがほとんどです。
コンビニにとっては、あくまでもATM設置はサービスでしており、説明や手伝いのサービスまでは請け負っていないのと、個人情報などのトラブルも避けるためなのです。
昔、某コンビニでバイト経験のある私も、ATMのことについてお客様に聞かれたら、「インターフォンを使ってください」と答えるよう言われておりました。
ATMのトラブル等々は、備え付けのインターフォンで聞く、というのが一般的なようですね。
セブン銀行はATM手数料収益がすごい!
ATMを設置しているコンビニの各店舗はあまり儲けがないと説明しましたが、ATMの設置会社はしっかり収益を得ています。
特に、セブンイレブンにATMを設置しているセブン銀行は、ATMの利用手数料で大きな収益を得ています。
ATMを利用する人がATM手数料を支払っていなくても、提携金融機関からは利用手数料を得ており、高収益化に成功しています。
利用者にとっては、利用手数料も安くて24時間いつでも利用できるコンビニATMはとても便利な存在なので、上手に活用したいですね。
まとめ
コンビニの振込手数料について調べた結果は以下の通りです。
振込用紙の場合
- 1万円未満の支払い:振込手数料が安いのはコンビニ
- 1万円以上の支払い:振込手数料が安いのは郵便局のATM
コンビニATMから銀行振込する場合
- 利用できる金融機関は限られる
- 振込手数料は108~432円が多い
- ATM利用手数料が別途かかる(108~216円くらい)
- 振込手数料とATM利用手数料が両方かかるので高い
ネットバンクの場合
- 振込手数料が安い(無料~486円くらい)
- ATM利用手数料も安い(無料~216円くらい)
- ネットバンク口座を持っていると何かと便利
振込用紙の場合、コンビニでは1万円未満の振込手数料がお得になることを覚えておくと便利ですね!
個々の利用状況によっても違うので一概には言えませんが、やはりATM手数料も割安なネットバンクへ入金し、ネットで振込みするのが一番お得なのではないでしょうか。
ちなみに、私が個人的におすすめするネットバンクは、新生銀行です。
今後も、日々進化(変化?)していくネットバンクから目が離せません。
上手に利用して、手数料を節約していけたらイイですね♪