【執筆者:編集部 今冨るみ子】
航空券の他人名義はバレるのかどうかは、国内線であれ国際線であれそもそも禁止されています。
バレないと思って他人名義の航空券で乗ると罰則も厳しいです。
そこでこの記事では、航空券の名前と違う人が乗るとどうなるのかや、名義変更できるケースについて紹介します。
航空券の他人名義はバレるのかのこと
- 他人名義の航空券が禁止の理由
- 名義変更できる航空会社
- 名前間違いは対応するのか
- バレたときの罰則
名前を1文字間違った、結婚して姓が変わったという人にも読んでほしい内容です。
目次
航空券の他人名義はバレるかどうかの前にそもそも禁止されている
航空券の他人名義はバレるかどうかの前に、そもそも券面に記載されている人以外への譲渡が禁止されています。
航空券は旅客本人のみが使用できるものとし、第三者に譲渡することはできません。
飛行機の航空券は家族であっても、搭乗名以外の人に譲ることができませんし、乗れるのは本人のみです。
かんたんに名義変更ができればいいのですが、ほとんどの航空会社はできないのが現状です。
名義変更はできない | 早めに予約を取り直す
予定が変更になり飛行機に搭乗できなくなったら別の人に譲渡したい気持ちはわかりますが、多くの航空会社は搭乗者変更を受けつけていません。
航空券の名義を変更する場合は、いったんキャンセルして払い戻し、新たに搭乗する人の名前で予約を取りなおす必要があります。
そのため、取り消し前と同じ席を予約できなかったり、主要な路線の場合はキャンセル待ちの人のほうが優先され予約が確定することがあるようです。
名前を変更するぐらいしてくれてもいいのにと思ってしまいますが、このような理由で変更できないといわれています。
- 本人が搭乗すべきという原則のため
- 航空会社が搭乗者名簿を作っている
- 転売防止のため
- 安全に運航するため
- 搭乗するはずではない人が乗るリスクを減らすため
一番の理由は、万が一飛行機事故が起こったときに、搭乗者の名前が違う人だったり偽名だったりしたら、身元の特定に時間がかかるからです。
国内線では1社だけ搭乗者変更ができる航空会社があるようです。
国内線ではジェットスターのみ名義変更できる
各航空会社の航空券は基本的に名義変更ができないのですが、ジェットスターは手数料を払えば可能になっています。
航空券の名義変更
規定の変更手数料をお支払いいただくことにより、コンタクトセンター/ライブチャットにて、名義の変更が可能です。
引用元:ジェットスター
名義変更はできますが、航空券の名前の人以外は乗れないのは、ほかの航空会社と同じです。
搭乗者変更は早めに行ったほうがいいようですね。
ジェットスター名義変更(親→自分)を出発日前日に行ったせいで変更手数料2万かかることになってしまった、ほんまに自分の先送りADHD精神が辛い、ガチ萎え
— 天茶 (@sakekureman) June 14, 2022
うっかり名前のスペルを1文字間違えることもありますよね。
名前間違いは対応している航空会社も
名前のスペルを間違えて予約してしまったときは、国際線はパスポートとの照会が行われるので、1文字でもちがうと搭乗できません。
ANAやJALは搭乗者変更のときと同じように、一旦キャンセルして予約しなおす必要があるようです。
スペル間違いを直すのにかなり高額ですが、キャンセルして予約をしなおすよりは助かりますね。
航空券の名前のスペルミスを直すのに6,000円も掛かってしまった😭😭
— Hiro@EARTH🌏🔚 (@Hiro_ENDer) March 18, 2021
どちらにしても国際線はパスポートの名前と1文字でも違えば搭乗できないので、早めに対処したほうがよさそうです。
そのときクレジットカードを確認されることもあるので、搭乗券・パスポートと同じ名前にしておくことをおすすめします。
スキミング防止のパスポートケースに保管しておくと便利です。
また、新婚旅行で海外に行く場合、パスポートが旧姓のままなら航空券もそのままで取るようにしましょう。
他人名義の航空券を買うのはいいのでしょうか。
他人の予約や購入はOK | 申込者は名前に気をつけて
子どもや親などの代わりに他人の航空券を買うことはできます。
また、代わりに予約したら、必ず予約番号や確認番号を搭乗者に伝えておきましょう。
国内線は身分証明書の提示もないのでバレないと思いがちですが、デメリットのほうが大きいです。
他人名義の航空券がバレないと思って違う人が乗るとこうなる
性別も年齢も同じだから大丈夫と思って搭乗して本人でないことが発覚したら、つぎのような罰則を受けます。
- 搭乗を拒否される
- 悪質な場合は空港警察を呼ばれる
- 本人と譲った人に違約金が発生する
- 事故が起こった場合、賠償金が支払われない
- 今後飛行機に乗れなくなる
バレるとそのときだけでなく、今後飛行機に乗れなくなるおそれもあるので注意です。
搭乗拒否や違約金の発生
他人名義の航空券で飛行機に乗ろうとしたことが搭乗前に発覚したら、搭乗を拒否されチケットは没収されもちろん乗れません。
搭乗後に発覚した場合、航空券の名義人に対して正規料金の2倍の金額が請求されることもあります。
実際に他人名義の航空券での搭乗がバレた人もいるようです。
搭乗口前なう(´ω`)
呼び出し放送で搭乗口まで呼ばれたお客さん、なんと他人名義のの航空券で乗ったことが発覚して、新規の普通運賃を購入してもらうか否かでグラホさん大苦戦。 pic.twitter.com/4ZPmczZ7EQ— おっひい🐯 (@JA88XJ) March 9, 2019
他人名義の航空券で乗った人も譲った側も、不正行為は航空会社に記録されるので、今後飛行機への搭乗ができなくなる可能性もあります。
万が一の事故のときは保障が受けられません。
事故のときの賠償は対象外
他人名義の航空券で乗った飛行機が事故を起こした場合、保障が受けられない可能性が高いです。
飛行機事故の保険は、あくまで航空券の名義人との契約なので、他人名義で乗って損害を受けても航空会社に賠償の責任はありません。
他人名義の航空券は転売もできません。
転売はしようとしてもできない
予約していた飛行機に乗れなくなったらといって、もちろん金券ショップやフリマアプリなどで転売もできません。
名義変更できない理由と同じで、「搭乗券は本人名義でないと乗れない」「事故のとき身元がわからない」などがあるからです。
しかし、オークションには他人名義の航空券が出品されていたようなので、絶対に買わないように注意が必要です。
オークションにスカイマークの航空券が出品されていますが、他人名義の航空券では搭乗できません 買わないようにお気をつけください
— すかい たろう (@sky09875) December 30, 2011
乗れなくなったら早めにキャンセルして払い戻すほうが安全ですし、不正搭乗はデメリットしかありませんね。
他人名義のチケットの転売についての記事も参考にしてください。
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結論 | 航空券の他人名義はバレると罰則が厳しい | 正式な手続きを
- ほとんどの航空会社ではキャンセルして予約し直す
- ジェットスターは名義変更できる
- 国際線は航空券とパスポートが一致していないとダメ
- 他人の航空券の予約・購入はOK
- バレたらデメリットが大きすぎる
他人名義の航空券で搭乗するのが禁止されているのは、安全に運航したり事故が起こったときの身元確認をしたりするためです。
もし他人名義の航空券で乗ったことがバレるとデメリットのほうが大きいので、めんどうですが早めに航空会社に従って手続きを行うようにしましょう。