血圧が上70下40は危険？知恵袋回答集｜低血圧はどこまで大丈夫？

【執筆者：編集部 今冨るみ子】

血圧が上70下40の人を知恵袋で調べたところ、元気なこともあれば何か症状が出ていることもあり、低血圧がどこまで大丈夫かはそれぞれのようです。

血圧の下が低い50以下の40台だからといって、全てが病気というわけではありません。

そこでこの記事では、低血圧の症状や原因、立ちくらみの予防などについて紹介します。

立ちくらみやめまいが気になっている人にも読んでほしい内容です。

血圧が上70下40の口コミを知恵袋で調査 | 低血圧はどこまで大丈夫

血圧が「上70下40」の人を知恵袋で調べたところ、元気な人もいれば身体の調子が悪い場合もあり、どこまで大丈夫かは不調があるかどうかによります。

さっき血圧計ったら上が70で下が40だったんですけど、めっちゃ元気なんですけど大丈夫なんですかね？笑

引用元：Yahoo!知恵袋

元気なときもあれば調子が悪い場合もあり、血圧が低いとどうなるかは人それぞれのようです。

女子高生です。
昔から血圧が低く上70 下40が多いです。
これって結構低血圧ですか？
立ちくらみなどは酷いです

引用元：Yahoo!知恵袋

どこからが低血圧かというはっきりした定義はありませんが、一般的な数値は上の血圧が100mHg以下のことをいいます。（※1）

しかし、血圧が低いこと自体は病気ではなく、心配なのは身体に不調がある場合です。

低血圧の症状と原因 | あてはまるかチェックしよう

低血圧だと全身に血液が十分に行きわたらず、細胞が必要な分の酸素・栄養を受け取ったり老廃物を排出できくなったりするため、さまざまな症状が現れることがあります。

低血圧症は一般に男性より女性に多いといわれますが、エストロゲンという女性ホルモンが血圧を下げる効果を持っているからです。

また、低血圧は若い人がなるイメージですが、起立性低血圧と食事性低血圧症は高齢者に多いようです。

低血圧症にはつぎの4つがあり、本態性低血圧の場合は自覚症状がないなら、とくに心配ないといわれています。

低血圧症の分類

分類	症状と原因
本態性低血圧症 （一次性低血圧）	・原因はわからない ・血圧が慢性的に低い ・一般的に遺伝による ・低血圧の多くがこの種類
症候性低血圧症 （二次性低血圧）	・体質とは別のものが原因 ・心臓疾患 ・内分泌系器官疾患 ・自律神経失調症 ・末期がん ・薬の副作用 ・胃腸疾患による栄養不良 ・けがによる大出血
起立性低血圧症	・急に立ち上がる ・長時間立つ ・めまいと立ちくらみ ・自律神経による血圧の 調整がうまく働かない
食事性低血圧症 （食後低血圧）	・食事のときの胃腸への 血流増加が原因 ・倦怠感、眠気 ・立ちくらみ、失神 ・胃もたれ、吐き気

起立性低血圧の急に立ち上がったときの立ちくらみは、下半身に血液がたまっていたため心臓に送り出す分が少なくなり血圧低下を引き起こします。

おはようございます☺️
昨日、朝礼時に立ちくらみがして、しばらく仕事場で休んで早退しました💦
うちの近くのクリニックに受診したら、起立性低血圧でした😭　薬が欠品してたので　今　取りに行きました😅
ちなみに2週間分でした。低血圧も怖いです。皆さん、気を付けて下さい。

— あんず (@bm4791) July 11, 2023

食事性低血圧症の症状が出たら、急いで動かずにゆっくりと姿勢を変えるようにしましょう。

こんにちは🌞

友人と浴衣でランチを楽しんで来ました♪
今日は傘柄でした。
丁寧で美しくて気持ち良かったです🍴
また行きたい😋

店出て数分後、めまいがして危なかった！
熱中症か食事性低血圧か分からないけどしばらくしたら治ったので帰りました。
あー怖かった…
食後はゆっくりしないとな☕️🫖 pic.twitter.com/mq5ZF56Ybj

— めるへん (@PVbeqjkNvwh7FCP) August 3, 2023

低血圧は高血圧より緊急に病院に行かなければならないという意識が少ないようです。

血圧の上は高いのに下が低い50以下40台は注意が必要なことも

低血圧は高血圧に比べると病院に行くべきか迷うところですが、背景に病気が隠れていることもあるので、上記のような症状が続いているときは受診することも考えましょう。

症候性低血圧症が背景にあり、 冷や汗・顔面蒼白・呼吸不全などが見られる場合はすぐに病院を受診しなければなりません

また、「上の血圧が高く下だけ低すぎる」場合は、収縮期高血圧と呼ばれる高血圧の1つで動脈硬化のおそれがあるので注意が必要です。

病気が原因でないものは別として、ふだんの生活で少しでも立ちくらみやめまいなどの症状がでないようにしたいですね。

上70下40の人が血圧を上げる方法

明らかな病気が原因でない場合は、生活習慣を整えることで低血圧を少しでも改善できます。

低血圧の人は急に立ち上がるのは気をつけたほうがいいようです。

立ち上がるときはゆっくりと

とくに起立性低血圧の人はゆっくり立ち上がるようにして、立ちくらみやめまいがしたらすぐに楽な姿勢になるようにしましょう。

起立性低血圧のところでも触れましたが、いきなり立ち上がると急に血圧が下がりすぎて立ちくらみやめまいが起きることがあり危険です。

なんやろ、体調不良なのかはたまた寝てないからなのか立った瞬間崩れ落ちそうになるくらいの立ちくらみ？目眩？がする。

え、私もうそろそろ命日？www

まぁ、生きてるから大丈夫やろ！！
行ける行ける！！

— ちょこ🍫🚬 (@_choco0127) November 14, 2023

意外にも低血圧と食べ方には関係があります。

低血圧の人が食べてはいけないものはとくにないが摂り方に工夫を

低血圧のなかでも食後低血圧と起立性低血圧の人は食事方法に気をつけることで、症状が軽減したり予防できたりします。

食後に低血圧が起こる主な原因は、消化器系へ血液が集中した後に自律神経がうまく機能せず血圧が下がることなので、それを防ぐ食べ方が大切です。

低血圧の症状をやわらげる食べ方

行動	理由
糖質の多いものを控える （とくに朝食）	食後の低血圧は 朝に起こりやすい
たんぱく質 ミネラル ビタミン	・筋肉をつける ・代謝アップ
食物繊維を積極的に	糖の消化吸収をおだやかにし 食後低血圧に効果的
1回の食事量を少なくして 食事の回数を増やす （大食いしない）	胃に血液が集中して 心臓に戻りにくく なるのを防ぐ
アルコールを控える	飲酒は血圧を下げる
水分を摂る	血液量を増やし 血圧を上げる
食後にカフェインを摂る	交感神経を刺激し 血液の循環を良くする
食後はゆっくり過ごす	食後に急に動き出すと 腹部に集まった血液が 脳に行き届かない

起立性低血圧の症状は食後にもよく出ることから、炭水化物を多く含むものはなるべく控えたほうがいいようです。

炭水化物を多く摂りインスリンが分泌されると、血流増加・血管拡張が起こりますが、自律神経の働きがうまく行っていない状態では低血圧になりやすいです。

また、食後にカフェインの入ったお茶やコーヒーを飲むと、交感神経が刺激され血液の循環がよくなり血圧をあげるといわれています。

血圧を上げるには筋肉をつけることも大切です。

筋肉をつける運動は大事 | 即効性があるのでおすすめ

足の筋肉は血液を心臓に戻すために必要なもので、低下すると血圧が下がる原因にもなるので、ジョギングやウォーキングなどの適度な運動が必要です。

また、低血圧の人は手足の末端部の血液が心臓に戻りにくいので、指をグーパーさせる運動もおすすめです。

こちらの動画には、手軽な足の筋肉と指のグーパーさせる運動のやり方が説明されているので参考になります。

血圧が下がりすぎた時の対処法としてほかにも、「早寝早起き」「熱いお風呂に入る」などがあります。

低血圧についてはこちらの記事もおすすめです。

結論 | 血圧が上70下40でも問題ないことが多い | 症状があれば病院へ

血圧が上70下40でも元気なら問題はなく、低血圧のほとんどは原因がわからないタイプのものです。

別の病気が隠れていることもあるので、症状が出たら病院を受診することをおすすめします。

また、起立性や食事性低血圧の人は、食事や行動の仕方を工夫して少しでも症状が出るのを予防できるといいですね。