【執筆者:編集部 鳥越菜生】
鏡の顔と写真の顔どっちが本物かと疑問に感じる人は多いですが、いつも見ている鏡の顔は、他人から見た顔と左右が逆になっているはずです。
一方写真に写った自分の顔が何となく変に感じたり妙に伸びたり歪んだりしていて、「私はこんな顔じゃない!」と思うこともありますよね。
そこでこの記事では、鏡の自分と写真の自分どっちが本物かの疑問にお応えするため、以下の項目について詳しく解説します。
鏡の顔と写真の顔のこと
- 鏡に映る自分は本物ではないのか
- 鏡とカメラの特性と見え方の違い
- 写真と鏡ではどっちが本当の顔か
- 他人から見た自分の顔を知る方法
鏡とカメラどっちが正しいかについて、現象や原因を調べて紹介しますので、写真写りが気になっている人もぜひ参考にしてください。
目次
鏡の顔と写真の顔どっちが本物かを検証 | 本当の顔の定義
鏡と写真の顔はどちらも本物の自分ではありますが、鏡とカメラの特性や脳のはたらきによって、大きく違って見える場合が多いです。
鏡 | 写真 |
---|---|
・左右が反転している ・自分で微調整する (角度・表情など) ・反射光が当たる (レフ板効果) ・鏡面の凸凹で歪む ・脳機能により 補正・補完されている |
・左右反転無し ・レンズの特性に影響される (中央以外が歪む・伸びる) ・瞬間の静止画像になる |
鏡の顔と写真の顔どっちが本物かの疑問を解決するため、鏡やカメラを通すと見え方にどんな影響があるかを知っておきましょう。
鏡に映る自分は本物だけど他人からみた自分とは違う
鏡に映った自分も間違いなく本物ですが、左右が反転して目や鼻などが全て逆に並び、他人からみた自分とは少し違う雰囲気で見えています。
しかし自分は鏡に映る顔を普段から見慣れており、通常全く違和感なく、むしろ安心して見ていられるのです。
また鏡を見るとき、人にはついより良く見えるようにしたいという意識がはたらき、角度を調節したり顔の一部を引き締めたり目を大きく開いたりしています。
さらに鏡面がレフ板のように光を反射するため、顔色が明るく見えて小じわが目立たないなど、肌をきれいに見せる効果も期待できるのです。
以上のことから、鏡で見る顔と実際の顔は多少なりとも違っているかもしれません。
そのうえ人は鏡を覗くとき脳機能の特性によって、自分の顔を実際よりも良いイメージでとらえ都合よく見ている可能性もあります。
見慣れた自分の顔には愛着も感じているので、シミやしわなど見たくないものは気にしなくて済むように、スルーされているかもしれません。
しかし鏡の顔は実際の見た目とは左右逆ではあっても、肌・髪や部分的な状態を見たい場合はそのまま映せるので生活には必要不可欠なものです。
メイク中に細部が見えやすく女優気分になれると人気の、ライト付きミラーもおすすめですよ。
鏡に映る顔とカメラで写す顔の見え方が違う理由を確認し、どっちが正しいかについても考えてみましょう。
鏡とカメラどっちが正しいかは左右の見え方がポイント
写真に写った顔は左右反転してないので、他人から見えているのと同じ状態で一瞬の見え方を記録したものと言えます。
しかし人が直に目で見る姿を「本当の顔」と考えると、レンズを通すとはいえ客観的な見え方を写し出すカメラの方が、鏡より正しいと言えます。
そのほか他人が撮る場合はいつシャッターが押されるかわからず、動いている途中だったり気が抜けていたりして、不本意な顔になる場合も考えられますよね。
カメラと鏡・脳機能の影響をふまえて、鏡と写真の顔はどっちが本当かの答えを導き出しましょう。
鏡の自分と写真の自分どっちが本物かの答え
鏡の自分も写真の自分も間違いなく本物がうつっていますが、相手から見た自分の顔に近い像なのは左右反転の無い写真の方です。
人の顔は生まれたときから左右対称ではなく、ほおづえや噛み癖などの生活習慣によりさらにアンバランスさが強まっている場合があります。
絵の構図や何かのデザインを考えるときなどにも、左右を逆にしたり位置をずらしたりするだけで受ける印象が変わる場合が多いですよね。
同様に左右反転している鏡の自分は、他人が見ているのとは違う感じになっていると考えられるのです。
写真の顔と鏡の顔が違いすぎて病んでる。鏡はまだマシだけど、写真になるとめちゃくちゃ気持ち悪い私になる
— りんて (@niji_yamiaka) July 27, 2022
結局鏡の中の顔面が一番盛れてるので鏡の顔にしてくださいお願いします
— あらた2号 (@AraTanosubdesu) March 12, 2021
鏡に映る顔になりたいと思う人もいますが、人からどう見えるかを知りたいなら、左右反転の無い写真の方を参考にしましょう。
他人が見ている自分の本当の顔を知りたいと思ったとき、いつでも手軽に写真を撮ってチェックできる方法を覚えておきましょう。
他人から見た自分の顔を知る方法 | セルフ撮影機能を活用
自分の顔が人からどう見えているかを一人で簡単にチェックしたいときは、カメラのセルフタイマー機能での撮影やスマホの自撮りがおすすめです。
- スマホのインカメラ機能で自撮りする
- セルフタイマー機能を使って自分を撮影
- 人に撮ってもらった写真を見る
ただしレンズを通すので、できるだけ影響のないようあらかじめ設定を確認しておきましょう。
スマホなら自撮りで簡単 | 左右反転には気を付けて
スマホの場合はインカメラを使い、左右反転しないよう設定して自撮りすれば、他人から見た本当の顔を簡単に見られます。
①カメラ機能の「設定」
⇒「前面カメラを左右反転」をオフ(切)にする
②写真アプリを開く
⇒インカメラに切り替えて自撮りする
③保存された写真を開いてチェックする
ほとんどのスマホは背面に付いているアウトカメラとは別に、画面の前方を写すインカメラを搭載しています。
スマホのインカメラで撮影する際プレビュー画面に映っているのは、鏡と同じように左右反転した姿です。
iphoneでは設定で「前面カメラを左右反転」が切ってあれば、左右反転に無い写真が保存されています。
機種によって設定方法が違うので、保存された写真を開いたら左右の向きを確認し、反転があれば「編集」の「左右反転(ミラー)機能」で戻しましょう。
あらためて写真でじっくりチェックしてみると、他人から見た自分の顔に歪みや異変があることに気づく場合があります。
顔の歪みや異変に気づいたらケアや生活習慣を見直そう
写真や鏡で観察中に自分の顔の歪みや異変に気づいたら、メイクや肌ケアはもちろん、生活習慣を見直すチャンスにしましょう。
例えばいつも同じ側の手でほおづえをついたり片側だけで噛んだりする癖があると、顔の歪みだけでなく首・肩こりの原因にもなるので要注意です。
顔の歪みが気になる場合は整体院や整骨院などで相談できるようですが、自分で少しずつマッサージする方法を実践している人もいます。
肌の状態や顔色が悪く疲れた感じが強いときは、毎日の睡眠や食事の内容を見直してみると良いですね。
食事バランスの改善と便秘予防のためにも、まずは野菜を1品足すように心がけると良いかもしれません。(※2)
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見た目の向上や美容のためだけでなく健康チェックにもなるので、定期的に鏡と写真でじっくりと自分の顔を見てみると良いですね。
結論 | 鏡の顔も本物だけど他人からみた自分とは違う場合が多い
- 鏡に映る自分は本物が左右反転して見えている
- 鏡を覗くと自分に都合よく見えている可能性あり
- 写真は左右反転が無く他人から見た自分に近い姿が撮れる
- 鏡とカメラどっちが正しいかは目的により判断
- 人からどう見えているかのチェックは写真を活用
鏡の顔と写真の顔どっちが本物かを考えるとどちらも自分に違いないですが、鏡の自分はちょっとひいき目に見えている可能性があります。
写真で見る顔は鏡と違って左右反転もなく他人から見た自分に近いので、本当の顔を知りたいときはスマホの自撮りでチェックしてみると良いですね。
鏡の自分と写真の自分どっちが本物かは、人が見ている姿を知るには写真という答えになります。
とはいえ両方のメリットをうまく活用すれば美容と健康の維持・増進にも役立つので、この機会に自分の顔のいろいろな見え方を観察してみてください。