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生活のQ&A

車をぶつけたかも?不安な場合は傷なしでも警察に連絡するべき?

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車 ぶつけたかも 不安

【執筆者:編集部 鳥越菜生】

車をぶつけたかもと不安になって仕方ないときは、警察に連絡して相談する方法があります。

もし本当に車を擦ったりぶつけたりしていたら、悩んで黙ってる間に被害者が警察に届け出て当て逃げ扱いになるかもしれません。

しかし音がしなかったり傷が確認できなかったりする場合は、事故として報告すべきか悩みますよね。

そこでこの記事では、車をぶつけた・擦ったかもと不安なときに慌てず対処できるように、ぜひ知っておきたい以下の項目について解説します。

この記事を読むとわかる!
車をぶつけたかもしれないときのこと
  • あてた感じがしたときの対処法
  • 音なし・傷なしならどうすべき?
  • そのまま走り去ったらどうなるか
  • 後でぶつけたことに気づいた場合の対応の仕方

車を運転しているととっさに判断しなければならない場面が多いので、「もしかして当たったかも」と思ったときの対応手順を心得ておきましょう。

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車をぶつけたかもと不安なときは警察に相談しよう

車 擦ったかも 不安

車をぶつけたかもしれないと不安になったらまず停車して相手や現場・傷の状況を確認し、あてた可能性があるなら警察に連絡しましょう。

車をぶつけたかもしれないときの対処手順

①近くに停車し車・相手・周囲の状況を確認
②必要な場合は安全確保の救護措置を取る
③被害者がいる場合は謝罪して協力を依頼
④被害状況を確認
⑤警察に連絡→実況見分→事故証明書作成
⑥任意保険会社に連絡・相談
⑦被害の補償

車を運転していると狭い駐車場や路上でのすれ違いの際に、擦ったかも・ぶつけたかもとヒヤッとする瞬間があります。

車が本当にあたっていた場合、そのまま去ると当て逃げになるので、正しい対応の仕方を確認しましょう。

音なしでも擦ったかもと思ったらすぐに確認

運転中に車をぶつけたかもと思ったらすぐに止まり、傷ができてないか、自分の車だけでなくあたった方の状態を確認することが大切です。

明らかにぶつかったと思われる音が聞こえなかった場合でも、あたったような気がするなら、念のため確認しましょう。

どんなに軽くても車をぶつけたら交通事故になるので、速やかに警察に連絡するよう道路交通法で義務づけられています。

(交通事故の場合の措置)
第七十二条 交通事故があつたときは、当該交通事故に係る車両等の運転者その他の乗務員(以下この節において「運転者等」という。)は、直ちに車両等の運転を停止して、負傷者を救護し、道路における危険を防止する等必要な措置を講じなければならない。この場合において、当該車両等の運転者(運転者が死亡し、又は負傷したためやむを得ないときは、その他の乗務員。以下次項において同じ。)は、警察官が現場にいるときは当該警察官に、警察官が現場にいないときは直ちに最寄りの警察署(派出所又は駐在所を含む。以下次項において同じ。)の警察官に当該交通事故が発生した日時及び場所、当該交通事故における死傷者の数及び負傷者の負傷の程度並びに損壊した物及びその損壊の程度、当該交通事故に係る車両等の積載物並びに当該交通事故について講じた措置を報告しなければならない。

引用元:道路交通法

相手や目撃者からの証言がある場合はもちろん、確認してへこみ・傷ありならあたった可能性が高いので、その場で警察に連絡しましょう。

車にはっきりとわかる傷やあたった形跡がなくても、やはりぶつけた気がして不安が強いなら、警察に事情を話して相談してみると良いですよ。

傷なしでもぶつかった気がするなら警察に電話で相談してみる

車をぶつけたかもと思って不安なときは、傷なしの場合でも警察に電話して相談しておく方法があります。

本来は車がぶつかっていないなら、報告する義務はありません。

ドアパンチでは軽くあたるとわかりにくい場合もありますが、よく調べるとへこみや傷ができていることがあります。

一見車に傷ができていなくてもあたっている場合もあるので、自分で判断できないなら警察に電話で現状を話し、どうすべきかアドバイスをもらいましょう。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
人のケガのない物損事故の場合、警察に報告しても違反点数が加算されたり罰金を取られる心配もないので、落ち着いて連絡してください。

また自分ではぶつけたかもと思ったけれど、相手が行ってしまった・車中に相手がいない場合もありますよね。

事故を報告していれば、もし実際にあたっていて後日被害者が警察に届け出たときに連絡があるので、損害の補償を進める流れになります。

報告していれば罪には問われませんが、車をぶつけた自覚がありながら連絡もしないで逃げた場合は「当て逃げ」という交通違反になるのです。(※1)

車を擦った・ぶつけたと思うとショックが大きいですが、通報せず黙っていた場合は、被害者側からの届出後に捜査・逮捕される可能性があります。

こちらも悩んだと思いますが、ぶつかったかもと不安のまま過ごすより、念のため警察に届け出ている方が無難な場合が多いです。

こちらのように自分でもはっきりぶつけたとわかっている場合は、たとえ傷がなくても警察に報告しなければなりません。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
「車をバックさせるときにぶつけたら傷なしだった」という口コミはSNSでも多いです。速度がゆっくりでバンパーが樹脂製の場合が多いことも一因ですね。

当たったような気がしていて「やっぱり!」と後でわかった場合も、当て逃げの重い厳罰を科されないよう対処しましょう。

後で気づいたときの対応の仕方 | 当て逃げの定義や対処法

車 擦った 後で 気づいた

車がぶつかったかもしれないと思いながらもそのまま運転し、後でよく見たときに傷やへこみに気づいた場合は、なるべく早く警察に事故を報告しましょう。

物損事故を起こし報告義務を怠って放置すると当て逃げになるため、警察に被害届が出されると捜査され、逮捕される可能性が高いです。

車をぶつけたと後で気づいた場合の対応手順

①心当たりのある場所・日時を確認
②ドライブレコーダーがあれば録画で確認
③警察に連絡し申告する

当て逃げ犯と呼ばれないためにも、車をぶつけたときや後で気づいた場合の、正しい対応の仕方を確認しておきましょう。

車をぶつけた自覚があるのに現場を立ち去ると当て逃げになる

車両をぶつけたとわかっているのに必要な対応を取らず立ち去ると当て逃げとされ、見つかると違反点数の加算による免停と罰金に処せられます。

当て逃げの罰則と処分
報告義務違反 3ヶ月以下の懲役
または5万円以下の罰金
危険防止等
措置義務違反
1年以下の懲役
または10万円以下の罰金
違反点数の加算 免許の停止・取消処分
※参照元:点数制度とは | 埼玉県警察

報告義務違反は道路交通法119条、危険防止等措置義務違反は117条で罰則が規定されています。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
もし物損だけでなく乗車中の人にケガがあった場合は人身事故を起こして逃げたことになり、ひき逃げになってしまうことも知っておきましょう。

当て逃げがばれると警察から連絡が来るまでは1週間ほどの可能性もありますが、忘れた頃に呼び出される場合もあるので要注意です。

しかし一瞬車をぶつけたかもと思っても、ぶつかった音や傷なしでまさか本当にあたっていたとはわからなかったという場合もあるかもしれません。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
あてた自覚がない場合は当て逃げに該当しないと判断されることが多く、個別に事情も違うので、不安・不服なときは弁護士に相談しましょう。

運転中の様子を常時録画してくれるドラレコを付けていると、後から状況を確認するのにも便利です。

逮捕されたり前科がついたりするのは避けたいので、車をあてた・擦ったことに後で気づいた場合も、自分から警察に連絡する方が良いです。

後日でも自分から申告すれば減刑の可能性大

当て逃げしたかもと不安なら後日でも自ら警察に申告すると悪質性が無いと判断され、不起訴処分になり単なる物損事故で済む可能性が高いです。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
そもそも被害者側が届け出ていなければ、当て逃げになりません。その後被害者が届け出た場合に、物損事故としての手続きや補償の話に入ります。

警察担当者の対応によって異なるようですが、事故があったかどうかや被害届が出ているかの問い合わせもできるようです。

緊急でない場合の警察への相談は、#9110番か最寄りの警察署に電話しましょう。(※2)
ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
本当にあてたかわからないのに事故と報告するのは抵抗があるという人は、先に事故や被害の有無を確かめると良いですね。

しかし逆に被害者側が、当て逃げされたと後で気づいた、という場合もあるので注意してください。

当て逃げの傷修理に任意保険を使うには事故証明書が必要なので、後になって警察に届け出たとき事故が発覚する場合もあります。

ぶつかったかも・当て逃げしてしまったかもと思ったら、後日でも傷なしでも警察に相談する方が、加害者側にも良い結果になりそうですね。

結論 | 車をぶつけたかはっきりしないときも警察に相談できる

車をぶつけたかもしれないときのまとめ
  • すぐ停車させて車や現場を確認することが大切
  • 傷があればすぐ警察に事故を報告
  • 音なし・傷なしでも不安なら警察に相談してみる
  • 後で確信した場合は早めに自分から警察に申告
  • 当て逃げになっても自分から申告すれば減刑の可能性大

車を擦ったかもと不安になったら止まって状況を確認する必要がありますが、事故を確信してない場合は通り過ぎてしまうかもしれません。

しかしわずかにでも本当にぶつかっていたら、警察に届出をせずに黙ってると当て逃げになり、厳しく処罰される可能性もあります。

どちらかわからなくて不安が強くあててない自信がないなら、警察に連絡して相談・申告しておきましょう。

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