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生活のQ&A

上階の騒音への仕返しでモスキートやスピーカーの事例|解決策は

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上階 騒音 仕返し モスキート

【執筆者:編集部 杉田このみ】

上階からのうるさい騒音に対して、モスキート音で仕返しするのはおすすめできません

迷惑していると気づいてもらうために仕返し専用スピーカーで反撃したり天井を叩いたりすると、逆に相手から苦情を言われ加害者になる可能性があるからです。

騒音は法律で規制できず、当事者間だと話がこじれる場合があるため、第三者を交えて解決すると良いでしょう。

解決が難しい騒音の対応について調べたことを次のようにまとめます。

この記事を読むとわかる!
上の階がうるさいときの対応
  • 上階の騒音への仕返しにモスキート音を使うと解決するのか
  • 仕返し専用スピーカーで反撃は効果があるのか
  • 生活音を規制する法律はあるのか
  • 騒音に悩まされたときの対処方法

アパートやマンションの上の階がうるさいから対処法が知りたい人や、どこに相談したら良いかわからない人はぜひ参考にしてくださいね。

   

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上階からの騒音にモスキート音で仕返ししても解決しない

騒音の 仕返し 専用スピーカー

ひどい騒音が続くとイライラしますが、天井をドンドンしたり、相手にばれないようにとモスキート音で仕返ししたりしても、根本的に解決できないのでおすすめできません。

モスキート音とは

高くキーンと聞こえる音で不快に感じる人が多く、公園の夜間防犯にも活用されています。
高い音は年齢とともに聞き取りづらくなります。
●20代:16000Hz
●40代:14000Hz
●60代:10000Hz

1・2回の騒音であればその場限りで済むこともありますが、回数が重なるにつれて不快な思いが蓄積し、我慢の限界に達すると次のような行動にでます。

我慢の限界に達したときの行動例(※1)
  • 相手に直接苦情を言う
  • 役所・警察に相談する
  • 自治会・管理会社に相談する
  • 防音工事もしくは引越しをする

耐え難いと感じても何もせずに我慢する人が多いのも事実です。

仕返しに天井をドンドンするのは効果があるのか、気になる人はこちらの記事をチェックしてみてくださいね。

海外でも騒音問題は同様に起こっており、反撃専用のスピーカーが販売されるほどです。

反撃専用スピーカーで報復すると逆に加害者になる可能性も

仕返し用のスピーカーがネット上で販売されていますが、騒音がエスカレートしたり逆に自分が悪くなったりする場合があるためおすすめしません。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
実際にスピーカーの被害に合っている人が、警察に連絡しているという意見もありましたよ。

スピーカーを使って故意に嫌がらせをして身体へ悪影響を及ぼしたと明らかな場合、傷害罪が適用される可能性も十分に考えられます。

騒音の人体への影響は計り知れない

個人で騒音の感じ方は異なりますが、ある人にとっては気にならなくても別の人には騒音に感じられ、心理的な影響が起こる場合もあります。

騒音による身体への影響(※2)
心理的影響 ・気分がイライラする
・休息、睡眠の妨害
・思考力の低下
生理機能への影響 ・交感神経緊張
・心血管系への影響
・唾液、胃液の減少
聴覚への影響 ・音響外傷
・急性音響性難聴
・騒音性難聴

よほどの大音量でない限り生理機能や聴覚への影響はないと思われますが、暴行と認められれば刑法上の罪になる可能性があります。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
 騒音により相手が頭痛や睡眠障害に悩まされた場合、傷害罪が適用され有罪判決が下った事例もありますよ。

大きなトラブルにならないように仕返ししないほうが良いですが、マンションのトラブルでは騒音に関するものが一番多いのが現状です。

 

マンションの隣人トラブルでは生活音の相談が一番多い

上の階 足音 うるさい 仕返し

平成30年に行われたマンションの居住者間マナーをめぐるトラブルの調査では、生活音に関するものが最も多いという結果が出ています。(※3)

居住者間のマナーをめぐるトラブル
生活音 38%
違法駐車・違法駐輪 28.1%
ペット飼育 18.1%
共有部分への私物の放置 15.1%
バルコニーの使用方法 12.9%
専有部分のリフォーム 4.3%
※重複回答あり
ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
同じ音でも人によって聞こえ方が変わりますよね。

自分では問題ないと思っても、相手には不快な音と捉えられる場合もあるので、騒音トラブルをすべて防ぐのは難しいのです。

生活の音は避けられない|各個人で騒音防止に配慮が必要

人間らしい暮らしをする中では生活音をなくせませんが、各個人が少しの配慮をするだけで騒音と言われるほどの音を出さずに過ごせます。

一般的に『騒音』と言われる音の大きさは、住宅地の昼間が55デシベル、夜間で45デシベル以下が基準とされています。(※4)

音の大きさの単位:デシベル(dB)

ある特定の基準に対する大きさを表す単位。
基準レベルを0dBとし、その基準値に対してどれくらいの大きさかを表現したもの
▷0dB:人間の聴力限界
▷20dB:小さな寝息
▷40dB:図書館内
▷60dB:普通の会話
▷80dB:電車内

生活音とその大きさ、苦情を予防する配慮の方法についてまとめました。

生活音の種類と大きさ・配慮方法
種類 音の大きさ
(デシベル)
配慮方法
家庭用
機器
洗濯機 64~72 ・防振マットを使う
・時間帯に配慮
掃除機 60~76 時間帯に配慮
エアコン 41~59 位置や向きに注意
住宅設備
・構造
給排水音
(風呂等)
57~75 時間帯に配慮
ヒート
ポンプ
給湯器
38~46 夜の稼働時間が多い
ため配置に注意
音響機器 テレビ
目覚まし
時計
57~72 ・適正な音量に設定
・配置を配慮する
楽器類 80~90 ・本格的な防音対策
・吸音性能に注意
その他 ペットの
鳴き声
90~100 ・飼育場所に注意
・習性を知っておく
話し声
(日常)
50~61 ・近所に配慮する
・窓閉めて話す
子供の
足音
50~66 ・マットを敷く
・歩き方に注意

集合住宅やマンションで生活する場合、近隣に住民が暮らしていると意識しながら、できる限り生活音に注意が重要です。

騒音計を使うと自分が出している音が迷惑になっていないかを知るのにも良いですね。

上の住民からの騒音がひどい場合、誰に相談したら良いのでしょうか。

騒音に法的規制はないが困ったら管理会社や専門家へ相談しよう

生活騒音は日常生活に制限を加えるため法的規制はありません

当事者間で話すと感情的になりやすいため、第三者を挟むと大きなトラブルになりにくくなります。

騒音に悩んだときの対処法
  • 映像や音声で証拠をとっておく
  • 管理会社・組合に相談する
  • 裁判外紛争解決手続(ADR)に相談する
  • 役所・警察・弁護士に相談する
  • 防音工事・引っ越しを検討する

裁判以外でトラブル解決を図れる『裁判外紛争解決手続(ADR)』という方法もあるので、解決できずに困っている人は利用を検討してくださいね。

裁判外紛争解決手続(ADR)とは(※5)

公正中立な第三者が当事者の間に入り、双方から話を聞きながら解決に向けた支援をし解決を図る手続のこと。

【手続の流れ】
①利用したい人がADRに申し立てをする
②申請が受理されたらADR手続の開始について相手に連絡
③相手が合意したら選任された第三者(調停人・あっせん人)が間に入り話し合いを行う
④双方が合意すればADR手続は終了

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
 相談するときには感情的にならず、落ち着いて話すだけでも親身になって対応してくれるはずですよ。

騒音問題の解決は難しいですが、お互いに思いやりを持った対応ができると良いですね。

 

結論|上階の騒音はモスキート音で仕返しせず第三者を交えて相談

上の階がうるさいときの対応 のまとめ
  • 騒音に仕返しをしても解決しない
  • 反撃専用スピーカーを使うと加害者になる可能性もある
  • 人によって騒音の感じ方は違う
  • 生活音は避けられないから各個人で騒音防止に配慮が必要
  • 騒音に法的規則はないから第三者を交えて話し合う

アパートやマンションの上の住人がうるさい場合でも仕返しをしたり、怒鳴り込んだりするのは話がこじれる可能性があるのでおすすめできません。

生活する上で音が出るのは避けられないうえに、人によって音の聞こえ方・感じ方が異なるため住人全員が思いやりを持つのが重要です。

どうしても困った場合は、第三者を含めて話すとトラブルが大きくなるのを防げますよ。

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