【執筆者:編集部 新山あさひ】
マンゴーが体に悪いと言われる原因は、食べ過ぎによる消化不良で下痢や腹痛を起こす可能性があるためです。
ほかにも食べ過ぎはさまざまな健康への影響がありますが、適量なら太る心配もなく豊富な栄養素を取り入れられる果物なので上手に付き合いたいですね。
そこでこの記事では、マンゴーについて知っておきたい以下の項目を紹介します。
マンゴーのこと
- 食べ過ぎはどんな悪影響があるか
- アレルギーの危険性
- 太る心配はあるのか
- 体に良いはたらきのある栄養素
1日にどれくらいまでなら食べても大丈夫か知りたい人や、冷凍マンゴーと生マンゴーは同じ栄養が摂れるのか気になっている人は参考にしてみてください!
目次
マンゴーの食べ過ぎは体に悪い影響がある
マンゴーが体に悪いと言われる原因は、食べ過ぎによって消化不良を起こすと胃腸に悪い影響を与える可能性があるからです。
消化不良 | 不溶性食物繊維の摂り過ぎ |
---|---|
アレルギー | 体質による |
太る 糖尿病 |
果糖の摂り過ぎ (ほぼ心配なし) |
ニキビ | 腸内環境の悪化による肌荒れ (ほぼ心配なし) |
マンゴーの過剰摂取は健康にどんな悪影響があるのか確認してみましょう。
消化不良の原因は食物繊維の摂り過ぎ|下痢や便秘になることも
マンゴーの食べ過ぎは、豊富な食物繊維によって消化不良を起こすおそれがあります。
水分を吸収して大腸の動きを活発にする不溶性食物繊維は、適量なら便通を良くしますが摂り過ぎは下痢や腹痛を起こす可能性があります。
また、便の量を増やすはたらきがあるので、増えすぎると逆に詰まって便秘になるので注意しましょう。
少量食べただけでも、体質によってはアレルギー反応を引き起こす場合があります。
少量でもアレルギーをおこす可能性
マンゴーは食べると口がピリピリしたり、喉がイガイガするといったアレルギー症状や、皮を剥いただけで手がかぶれるリスクがあります。
口腔アレルギー症候群・ ラテックスアレルギー |
・口内のピリピリ・イガイガ ・15分以内に発症 |
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マンゴー皮膚炎 | ・皮や実のマンゴールが原因 ・皮膚が赤くなる、かゆみ ・数分~2時間以内に発症 |
この方のように、今まで大丈夫だった人でもアレルギー症状は起こります。
お正月の悲劇。マンゴー好きな私が、フローズンマンゴーを食べていたら全身蕁麻疹が…。口は痛いし、喉はピリピリするし、痛痒いし、寝られない。アレルギーだと思った時には既に遅し。アナフィラキシーショックにならなかっただけマシか。子どももそうだけど、大人も突然のアレルギーにご注意を🚨
— ちーちゃん (@chi_botiboti) January 4, 2022
また寝不足や疲れ、女性は生理の前後などの要因が重なると症状が出やすくなるので注意が必要です。
また子供はまだ消化吸収能力が低く、アレルギーを起こしやすいので食べさせるなら2歳を過ぎてからにしましょう。
体に悪いと言われる理由の中でも、太るやニキビができるといった説は心配いりません。
ニキビや太る心配はほとんどない
マンゴーを食べると太る・ニキビができるなどの説は、気にしすぎなくても大丈夫です。
マンゴーの甘い果汁は食べると太りそうな気がしますが、カロリーは高くないので他の栄養とバランスよく摂ればダイエット中でも太る心配はありません。(※3)
またニキビができる原因について、「腸内環境の乱れによって肌が荒れてニキビの発生に繋がる」と心配されているようです。
食べ過ぎなければ肌荒れの心配はなく、むしろ美容にいい成分がたくさん含まれています。
健康にいいマンゴーの栄養素|冷凍マンゴーの美容効果は?
マンゴーには、抗酸化作用のあるポリフェノールやビタミンCが豊富に含まれています。(※4)
ただし、医薬品のように効果や効能を確実に期待できるものではありません。
ポリフェノール ビタミンA・C |
不要な活性酸素を取り除く |
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食物繊維 | 腸の調子を整える |
カリウム | 不要なナトリウムの排出 |
カリウムのはたらきについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
詳しくはこの記事をチェック!
生マンゴーが手に入りにくいときは、冷凍マンゴーがおすすめですよ。
急速冷凍したマンゴーは栄養価が損なわれにくいので、生マンゴーと比べても栄養は劣りません。
マンゴーの栄養を効果的に取り入れるために、上手に保存する方法を知っておきましょう。
ビタミンを効果的に摂れる!体に良い食べ方と保存方法
生マンゴーをすぐに食べきれないときは、冷蔵ではなく冷凍庫で保存しましょう。
食べるときは半解凍にして食べるほか、スムージーにして飲むのもおすすめです。
体にいいマンゴーの栄養を取り入れて、健康な体作りにぜひ生かしてくださいね!
結論|マンゴーは食べ過ぎなければ体に悪い食べ物ではない
- 食べる量は1日100g程度が適量
- 食べ過ぎると下痢や便秘を起こすおそれがある
- アレルギーの可能性があるので子供は2歳以上から
- 美容や健康に嬉しい成分が豊富
- 冷凍するとビタミンが減りにくい
マンゴーの食べ過ぎは下痢を起こしたり、ニキビができたりして体に悪い影響を与える場合があります。
しかし適量であれば美容や健康を助ける栄養成分が豊富に含まれている、体に嬉しい果物です。
食べる量は過剰摂取の悪影響を考慮して、1日100g程度にしましょう。
冷凍マンゴーなら栄養が落ちにくくいつでも手軽に使えるので、半解凍やスムージーにして毎日の食事に気軽に取り入れてみてください。