【執筆者:管理栄養士 市沢淳美】
マック(マクドナルド)は、食べ過ぎると高カロリー・高塩分により、体に悪い影響をもたらす可能性があります。
添加物の危険性を不安に思う人もいますが、必要以上に使用していないことや、安全性への配慮を知っておくと、不安も軽減されるのではないでしょうか。
健康への心配を理由に食べてはいけないという説もありますが、食べる頻度やメニューの組み合わせを工夫すると問題ありません。
この記事では、マックを安心して食べるために以下の項目について紹介します。
マック のこと
- 体に悪いとされる理由
- 添加物の安全性について
- 食べ過ぎによる健康への影響
- 太るのを防ぐメニューの選び方
糖質や脂質が気になるけどマックを楽しみたい人も、ぜひ参考にしてくださいね!
目次
マック(マクドナルド)が体に悪いと言われる理由
マックが「体に悪い」「やばい」と言われる理由は、食品添加物や高カロリー・高塩分による健康への影響が挙げられます。
脂質が多い高カロリーの商品を食べ過ぎると太る可能性が高く、栄養バランスも偏って生活習慣病につながるおそれがあります。
食品添加物 | 健康への影響 ※基本的には問題ない |
---|---|
太る(肥満) | 高カロリー商品の食べ過ぎ |
生活習慣病 | ・栄養バランスの偏り ・塩分の摂り過ぎ |
食品添加物は悪者にされがちですが、安全でおいしい商品のために必要最低限で使用されています。
偏った情報だけに左右されず、上手く付き合っていくと良いでしょう。
添加物は必要最低限のみ|危険性は少ない
マックでは必要最低限の食品添加物を国の基準をもとに使用しているため、安全性に問題はありません。
また、ビーフパティには保存料や防腐剤を使用しておらず、徹底した温度や衛生管理によって品質が保たれています。
腐らないという噂もありますが、他の食品と同様に保存状態や時間によって腐ります。
食品添加物に加えて、フライドポテトの揚げ油によるトランス脂肪酸を不安に感じる人もいます。
マックの商品に含まれるトランス脂肪酸は天然由来ではありますが、2007年より減らす取り組みが行われており、こちらも適量であれば毎日食べても問題ないとされています。
食品添加物やトランス脂肪酸よりも、食べ過ぎによるカロリー・塩分過多の方が健康へ悪影響をおよぼしやすいので注意しましょう。
食べ過ぎるとカロリー・塩分過多になりやすい
マックはどれも安全なメニューですが、脂質を多く含む商品が多いためカロリーオーバーしやすく、食べ過ぎると太る可能性が大きいです。
また、濃い味付けによる塩分の摂り過ぎや、野菜不足による栄養バランスの偏りも、続けていると生活習慣病につながるおそれがあります。
手頃な価格でおいしいマックですが、食べ過ぎて体に悪い影響が出ないように、気をつけるべきポイントを確認しておきましょう。
食べてはいけない説の真相|健康への影響は頻度と組み合わせ次第
マックを食べて体に悪い影響が出るのを防ぐには、利用頻度とメニューの組み合わせに気をつけることがポイントです。
食品添加物 | 基本的に問題ない |
---|---|
太る(肥満) | ・月に数回なら好きなメニューOK ・頻繁ならカロリー・脂質・塩分に 気を付ける |
生活習慣病 |
食べてはいけない説の真相は、頻繁にカロリー・脂質・塩分が多い商品を食べてはいけないということです。
マックをまったく食べてはいけないという解釈は嘘になります。
普段の食事で栄養バランスに不安がある人は、ビタミンやミネラルを補える青汁を取り入れるといいですよ。
青汁は低糖質な商品が多いので、糖質を気にする人も安心して飲めます。
マックを頻繁に利用する人や、太るからと控えていた人は、体に悪い影響を与えにくいメニューの選び方を覚えておきましょう。
マックで太るのを防ぐメニューの選び方
マックを頻繁に利用する人は、脂質・塩分があまり多くない商品、野菜が摂れる商品を選ぶと栄養バランスが整って太りにくく、体に悪い影響も与えにくいと言えます。
糖質を気にする人は、ポテトとジュースを控えると過剰摂取を防ぐことができます。
ハンバーガー | ・ハンバーガー ・チーズバーガー ・フィレオフィッシュ ・エッグマックマフィン ・ベーコンエッグマックサンド |
---|---|
サイド | ・えだまめコーン ・サラダ+玉ねぎドレッシング |
ドリンク | ・コーヒー ・紅茶 ・お茶類 |
コーヒーやお茶類が苦手な人は、野菜ジュースか100%ジュースを選びましょう。
糖質は多めになりますが、脂質・塩分は抑えつつビタミン・ミネラルを補えます。
カスタマイズ注文をすると、他のメニューでも脂質や塩分を抑えて楽しめますよ!
カスタマイズ注文でも脂質や塩分を調節可能
マックでは、カスタマイズ注文でソースやマヨネーズを抜いてもらえるので、様々なメニューで脂質や塩分を減らすことも可能です。
- マヨネーズ(モバイルオーダー不可)
- ポテトの塩(モバイルオーダー不可)
- ケチャップ
- マスタード
- ソース類
特に気にしている成分に応じて、脂質ならマヨネーズ、塩分ならその他の調味料のいずれかを抜いて注文してみましょう。
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結論|マックは食べ過ぎなければ体に悪いわけではない
- 添加物は必要最低限の使用で安全性もしっかり考慮されている
- カロリー・塩分の摂り過ぎは太りやすく生活習慣病のリスク
- 月に数回なら好きなメニューを食べて問題ない
- 頻繁に食べるなら脂質・塩分少なめのバーガーとサラダのセット
- 糖質を気にする人はポテトとジュースを控える
マックには高カロリー・高塩分のメニューが多く、食べ過ぎると体に悪い影響をもたらす可能性があります。
添加物は必要最低限で、国が安全性を考慮して定めた基準をもとに使用されているため、過度に心配する必要はありません。
おいしい食事は心の栄養にもなるため、月に数回食べる程度であれば、好きなメニューを選んで楽しみましょう。
頻繁に利用していて健康が気になる人は、糖質・脂質・塩分・野菜を意識したセットにすると栄養バランスを大きく崩すことなく食べられますよ♪