【監修者:野菜ソムリエプロ みつはしさなこ】
【執筆者:同上】
しめじは傷みやすいため、常温よりも冷蔵庫に保存したほうがいいでしょう。
ただし新鮮なしめじなら、常温でも一定期間はすぐに傷むことは少ないと考えられます。
しめじのこと
- 常温保存できる?
- 鮮度の見分け方は?
- 冷蔵庫での賞味期限は?
- 日持ちさせる保存方法は?
どこに保存するかを考えるときは、しめじの鮮度はどうか、いつ頃料理に使うかを考えると、常温でも大丈夫なのか、冷蔵庫に保存したほうがいいかを判断できるようになりますよ。
この記事では、しめじの鮮度の見分け方や、常温や冷蔵での保存期間、すぐに使い切れないときの日持ちのコツを紹介しています。
「手元にあるしめじが何日もちそうかな…」と心配な方は、要チェックです!
みつはしさなこ先生
野菜ソムリエプロ
みつはし先生の公式ブログ・Twitter・Instagram
目次
しめじの常温保存目安|鮮度の見分け方は?
しめじは、常温で1〜2日が保存目安です。
新鮮なしめじなら常温でもすぐには傷みませんが、そうでないしめじは常温保存には向かないので、下の表からしめじの鮮度を見極めましょう。
新鮮な状態 | 古くなった状態 | |
---|---|---|
見た目 変色 |
・傘が開いていない ・傘の色が黒い ・石づきが太い |
・傘が開いている ・傘の色が淡い ・石づきが細い |
味 食感 触感など |
・弾力がある | ・全体的に柔らかい |
古くなったしめじは、冷蔵庫に入れるかなるべく早く料理で使い切ってくださいね。
涼しければ常温保存できる
しめじは、温度の低い場所なら常温保存できます。
ただし長持ちはしないので、常温は1〜2日程度を目安にしてください。
それ以上は、冷蔵庫や冷凍庫での保存がおすすめです。
それぞれの保存手順や保存期間は、こちらを参考にしてくださいね。
新鮮かどうかの見分け方
新鮮なしめじは、傘が小ぶりで開きすぎない、傘の色が黒い、石づきが太くてしっかりとしているなどの特徴があります。
一方傘が開いている、傘の色が薄く変色している、全体的にふにゃっと柔らかくなっているものは冷蔵庫で保存し、腐る前に早く使い切りましょう。
粘り気が出ているもの、酸っぱい匂いが混じったものは、腐って食べられない状態です。
また腐っているようにみえて食べられるものもあります。
しめじ🍄空けてそんなに経たないうちに腐ったー(T . T) pic.twitter.com/ouO6c6Jceu
— yuyun 冬スノボ🏂夏スケボ🛹今は走る事が1番になってる人🏃♀️ (@yuyun777) February 2, 2018
このしめじの表面についた白いもやもやは気中菌糸と呼ばれる、きのこの細胞が伸びたものです。
日数の経ったきのこに見られやすい現象ですが、食べても問題ありません。
しめじの保存方法|日持ちさせるコツは?
しめじの保存目安は、冷蔵庫で約3日です。
しめじは冷蔵庫でもあまり長く保存はできないので、日持ちさせるなら冷凍保存するといいですよ!
保存方法 | 保存期間 | |
---|---|---|
冷蔵 | ・未開封のまま冷蔵庫に入れる ・使いかけはラップなどで密閉する |
約3日 |
冷凍 | 食べやすい大きさにほぐして ポリ袋に入れる |
約1ヶ月 |
詳しい冷凍手順と一緒に、冷凍に便利なおすすめグッズを紹介しているので、最後まで参考にしてくださいね。
冷蔵庫での賞味期限は約3日
しめじは、冷蔵庫で約3日が保存目安です。
未開封ならパックのまま冷蔵庫に入れても大丈夫ですが、開封後や使いかけは蒸れやすいため、ラップなどで密閉するといいですよ。
日持ちさせるなら冷凍保存
しめじは冷凍保存すれば約1ヶ月日持ちできます。
冷凍ストックなら凍ったまま調理に使えるので、すぐに使い切れないときはぜひ活用してくださいね!
- 石づきを切り落とし、食べやすい大きさにほぐす
- ポリ袋などに入れてしっかり空気を抜いて密閉し、冷凍する
- 使うときは凍ったまま鍋やフライパンに入れて調理でOK
#アイラップパラパラ説 を検証したく、ブナピーを冷凍へ。
今日グラタンのために出してみると…
おぉ~😲❗
すぐにパラパラッとほぐれたよ✨
アイラップすげ~‼️ pic.twitter.com/Gp3P8HyahS— 💋みち👍🎁🍓🐴🖌️ (@710Zero) September 30, 2019
ポリ袋を使うと、凍ったぶなしめじやブナピーを袋の上から揉みほぐしやすくなりますよ!
店頭で探すときは、この赤いパッケージを目印にしてくださいね。
また、冷凍した食品を良い状態で日持ちさせるには、衛生管理も大切です。
冷凍庫の温度(−18℃)では、基本的に菌や微生物が繁殖することはありません。
ただし、冷凍前の食品や調理道具が清潔でないと、付着した微生物が解凍後にふたたび活動してしまうので、食品や調理道具、手指は清潔な状態で冷凍させてくださいね。(※1)
ほかのきのこの保存については、こちらの記事で紹介しています。
中には干すと栄養価がアップするきのこもあるので、ぜひチェックしてくださいね!
詳しくはこの記事をチェック!
結論|しめじは常温より冷蔵庫か冷凍保存しよう
- 常温はあまり日持ちしない
- 鮮度が落ちていたら常温はNG
- すぐに食べないときは冷蔵保存
- 冷凍保存なら日持ちする
- 日持ちには衛生管理も大切
しめじは常温ではあまり日持ちしませんが、新鮮な状態ならすぐに傷むことは少ないので、鮮度と使うタイミングを見極めて判断しましょう。
鮮度が落ち始めたものやすぐに使わない場合は、冷蔵庫や冷凍保存がおすすめです。
記事を参考に、しめじを美味しく楽しんでくださいね。