【執筆者:編集部 芦川真理】
賞味期限が設定されている市販のなめたけ(なめ茸)は未開封であれば長持ちする商品です。
しかし開封後のなめたけや手作り品は日持ちしないため、正しく保存した上で早めに食べる必要があります。
この記事では、市販品と手作りのなめたけを美味しく安全に食べるために以下の項目について紹介します。
なめたけのこと
- 市販品の賞味期限と手作りの日持ち目安について
- 賞味期限切れは食べられるのか
- 腐ったときの状態
- 正しい保存方法と冷凍について
なめたけの正しい保存方法や手作り品は冷凍できるのか知りたい人にも役立つ内容なのでぜひ参考にしてみてください。
目次
なめたけ(なめ茸)の賞味期限|開封後や手作りの日持ち期間は?
市販品のなめたけの賞味期限は、未開封なら半年から1年半程のものが多く比較的長持ちする商品です。
市販品 | 未開封 | 製造日から半年~1年半程度 (パッケージ記載の日付までが推奨) |
---|---|---|
開封後 | 期限にかかわらず早めに食べる | |
手作り | 早めに食べる (冷蔵で3~4日、冷凍で2~3週間程度) |
ただし、メーカーによって期限が異なるため、必ず商品に記載された期限を確認しましょう。
開封後は賞味期限にかかわらず早めに食べる必要があります。
手作りしたなめたけの場合は、どのような衛生環境の中で作ったのか作った人により異なるため、なるべく早めに食べ切りましょう。
また手作り品の冷凍保存についてはこちらで詳しく紹介しています。
賞味期限が設定された市販品のなめたけの場合、条件次第で賞味期限切れをしても食べられる可能性があります。
市販の瓶詰は未開封なら賞味期限切れでも食べられる場合あり
賞味期限が設定されている市販品のなめたけは、期限切れ後でも食べられる場合があります。
賞味期限は、メーカーが試験をおこなって算出した期限よりさらに短く設定するように決められています。
メーカーが算出した日持ち期間に1未満の安全係数(0.8)をかけ算したものが賞味期限として設定
そのため、賞味期限切れ後すぐに食べられないような、危険な状態にはなりにくいと考えられます。
ただし、未開封で記載された保存方法をしっかり守った場合のみに限る上に、期限切れ後は風味もどんどん落ちています。
なめたけを販売しているメーカーも期限切れ後の商品を食べるよう推奨していないため、もし口にする場合は自己責任の上で食べる必要があるため注意してくださいね。
市販品は瓶タイプだけではなく、取り扱いしやすいパウチタイプもあるのでぜひ試してみてください。
賞味期限が設定されているなめたけですが、開封後あまり日持ちしないため腐ったりカビが発生したりする場合があります。
腐るとどうなる?酸っぱいにおい・カビが発生する可能性も
開封後の市販のなめたけや手作り品は、早めに食べないと腐って酸っぱいにおいがしたりカビが発生したりします。
開封したものや手作りしたなめたけは、空気中の雑菌に触れる機会が増えます。
さらに腐敗の原因となる微生物の増殖に必要な栄養や水分がそろった環境なので、とても傷みやすい食品です。
なめたけはもともとドロッとした食品なので、腐っている状態を判断するには酸っぱいにおいのような異臭や、変色があるか確認しましょう。
たとえば、白いふわふわとしたカビだけではなく、このように赤いカビが発生することもあるようです。
カビたなめたけ初めて見た・・・:(´◦ω◦`):明太ソース追加したのかと思ってた・・・ pic.twitter.com/3a63d71PQ9
— しゃけ@戦国炎舞 (@si_b_a) September 10, 2016
えのきやきのこ類の生食の危険性について、こちらの記事でも紹介しているので安全のためにもぜひ確認してみてください。
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なめたけを腐らせる前に美味しく食べるためにも、市販品と手作りの正しい保存方法も覚えておきましょう。
なめたけの保存方法|手作り品の保存期間について
市販品のなめたけは未開封なら常温保存できますが、開封後は必ず冷蔵庫で保存してください。
市販品 (瓶タイプ) |
未開封 | 直射日光を避けて常温保存 |
---|---|---|
開封後 | ・ふたを閉めて冷蔵保存 ・賞味期限にかかわらず 早めに食べきる |
|
手作り | ・ふた付きの清潔な容器に 入れて冷蔵保存 ・早めに食べきる |
メーカーによって保存方法が異なる場合もあるため、必ずパッケージに記載されたとおりに保存しましょう。
開封後のなめたけも手作り品も、傷みを防ぐために清潔な箸やスプーンを使って取り出すのがおすすめです。
手作りしたなめたけは基本冷蔵保存をしてなるべく早めに食べるのを推奨しますが、小分けにして冷凍保存すれば冷蔵より多少日持ちさせられます。
手作り品を日持ちさせる冷凍保存方法とレシピ
手作りなめたけは冷凍可能です。
加熱調理済みの手作りなめたけの場合は、解凍後大幅に食感が変わったり味が落ちたりする心配がありません。
大量になめたけを作って3~4日程度で食べきれないときは、冷蔵用と冷凍用に取り分けて保存するのがおすすめです。
自家製なめたけ🍄どっさり作りました🥰小分け冷凍して朝食用🍚 pic.twitter.com/4ss9s86w3F
— micue☆北海道 (@mikumiku1535) January 27, 2021
小分けにする量が少なければラップに分けたあと、密閉袋に入れて冷凍可能です。
しかし量が多いとラップから漏れてしまうため、このような冷凍可能な密閉容器を活用してみてください。
冷凍したなめたけは2~3週間を目安に食べきるようにしてくださいね。
えのき茸1袋(およそ200g)すべて使ってなめたけを作ると、思っているよりたっぷり出来上がるため、ぜひ冷凍保存を上手に活用して食べ切ってくださいね。
結論|なめたけの賞味期限は長め|手作りなら冷凍可能
- 市販品は未開封なら長持ちする
- 正しく保存していれば期限切れ後食べられる場合あり
- 腐ると見た目や臭いに異変が出る
- 市販品は書かれた保存方法を守る
- 手作りは冷凍保存可能
市販品のなめたけの賞味期限は、未開封なら常温でも半年から1年半程度と長めに設定されています。
しかし開封後は日持ちしづらく、冷蔵保存をしてもカビが発生する場合があるため早めに食べる必要があります。
手作りしたなめたけも同様に日持ちしないため、たくさん作ったときは冷凍保存を活用して、美味しいうちに食べ切ってくださいね。