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食材・料理のQ&A

卯の花の日持ちは何日?冷凍保存や冷蔵庫での保存期間を徹底解説

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料理・食材
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卯の花 日持ち

【執筆者:編集部 対島敬】

卯の花(おからの煮物)はあまり日持ちせず、保存状態が悪いと臭いや味に異変が起きて食べられなくなります。

安全に消費するためには正しい冷蔵・冷凍保存方法を守って、保存期間内に早めに食べ切ることが大切です。

この記事では賞味期限切れでも食べられるかや、冷蔵・冷凍保存期間の目安などを紹介します。

この記事を読むとわかる!
卯の花のこと

 

  • 賞味期限・消費期限の目安
  • 食べられない状態の特徴
  • 保存方法別の保存期間目安
  • 日持ちする作り置きの冷凍方法

冷蔵庫に眠っていた卯の花がまだ大丈夫か気になる人や、作り置きを日持ちさせる方法が知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

   

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卯の花は日持ちする?賞味期限・消費期限目安も

卯の花 賞味期限
手作りした卯の花は常温では傷みやすく、数時間〜1日程度しか日持ちしません。

卯の花の賞味期限・消費期限目安
手作り
開封後の市販品
お早めに(数時間~1日程度)
未開封の
市販品
(一例)
常温保存可 製造日から1年7ヶ月ほど
(商品記載の日付までが推奨)
要冷蔵 製造日から2ヶ月ほど
(商品記載の日付までが推奨)
要冷凍 製造日から3~6ヶ月ほど
(商品記載の日付までが推奨)

市販品のチルド商品や冷凍食品は製造過程でしっかりと殺菌・密閉されているため、長期間の賞味期限が設けられています。

調べてみると製造日から冷蔵で2ヶ月ほど、冷凍で3〜6ヶ月ほど日持ちする商品が販売されているようです。

中には、常温保存可能で1年半以上も賞味期限がある真空パウチ商品もありました。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
災害時の非常食としてストックするのもよさそうですね。

卯の花の賞味期限や消費期限が切れてしまった場合は、それぞれに定められた期限の意味をおさえておくと食べられるかの参考にできます。

賞味期限切れになったら?消費期限切れは危ない?

賞味期限切れになった卯の花は、適切に保存された未開封のものなら食べられる可能性があります。

賞味期限とは美味しく食べられる期限のことで、風味が落ちている場合はありますが期限切れになってもただちに腐るわけではありません。(※1)

食べる前に、臭いや味・状態に異常がないかの確認も大切です。

一方、消費期限が切れた場合は食べずに処分するようにしましょう。

消費期限があらわしているのは安全に食べられる期限で、スーパーの惣菜やお弁当など傷みやすい商品に記載されています。

ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部
梅雨や夏場など、季節によっては消費期限より早く傷んでしまうこともあります。

卯の花に腐った時の特徴があらわれていたら、もったいないですが食べずに処分した方が安心です。

卯の花は腐るとどうなる?食べられない時の特徴

卯の花が腐ると、見た目や臭い・味に異変が起きて食べられなくなります。

卯の花が腐った時の特徴
見た目
変色
・カビの発生
臭い
匂い
におい
・すっぱい臭い
・腐敗臭

食感
触感など
・すっぱい味
・苦味
・ぬめりや粘り

卯の花があまり日持ちしない大きな原因は、主な食材である生おからに腐敗菌が好む栄養と水分が豊富に含まれているからです。

腐敗菌は、菌にとって快適な栄養・水分・温度が3つ揃った時に爆発的に増殖します。(※2)

腐敗菌にとって快適な温度(20〜40℃)で卯の花をエサに増殖を繰り返すと、同時に発生する代謝物により味や臭いが不快なものに変わって食べられません。

しかし菌の中には増殖しても食品の味や臭いが変わらず、そのまま食べると食中毒を引き起こすものもあります。

2019年に大阪の特別養護老人ホームで卯の花の炒り煮を食べた28人に吐き気や嘔吐の症状があらわれました。原料のおからから、セレウス菌が産出する毒素のセレウリドが検出され食中毒と判明しています。

セレウス菌が原因かはわかりませんが、中には傷んだ卯の花を食べて入院してしまった人もいるようです。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部

食中毒のリスクを考えると常温で長時間放置した場合は、食べずに処分した方が安心できますね♪

傷みやすい卯の花を安全に食べるためには、正しい保存方法を守り保存期間内に消費することが大切です。

 

あまり日持ちしない卯の花の保存方法と保存期間

卯の花 保存期間

卯の花はあまり日持ちしないので常温保存はNGですが、冷蔵保存なら2〜3日ほど、冷凍保存では2週間ほど保存できます。

卯の花の保存方法と保存期間目安
保存方法 保存期間目安
常温 不可
冷蔵 保存容器に密閉 2〜3日程度
冷凍 保存袋に密閉 2週間程度

前述の通り、栄養と水分が豊富な卯の花を腐りにくくするためには、保存時の温度管理が重要です。

多くの菌は10℃以下になると増殖する速さが落ち、−15℃以下では休眠状態になるので、冷蔵や冷凍での保存は日持ちさせるのに適しています。

2〜3日で食べ切れる量であれば、冷蔵保存がおすすめです。

あわせて調理時に腐りにくくする工夫をすると日持ちするので、ぜひ試してみてくださいね。

長持ちする作り方のコツと冷蔵庫での保存方法

卯の花を生おからで作る場合は、はじめにから炒りすると腐りにくくなると考えられます。

加熱することで、生おからの水分と付着している菌をあらかじめ減らせるからです。

中心部まで75℃以上で1分間加熱すると、多くの細菌はほぼ死滅するといわれています。(※3)

消費期限や賞味期限が切れそうな生おからで作った場合は、作り方に関わらず早めに消費するようにしてください。

乾燥おからやおからパウダーも生おからに比べると水分量が抑えられるので、同様に腐りにくくなる可能性があります。

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ヨセミテ編集部・笑顔
ヨセミテ
編集部

パサつきが気になるかもしれませんが、日持ちを優先させる場合は、仕上げでしっかり煮汁を飛ばすことも忘れないようにしましょう♪

完成した卯の花は、以下の手順で冷蔵保存してください。

正しい冷蔵保存方法
  1. 金属トレイの上に広げて素早く冷ます
  2. 1回で食べ切れる量に小分けする
  3. 清潔な密閉容器に入れて冷蔵庫で保存

容器に移す時や取りだす時にも、清潔なスプーンや箸を使い雑菌が混ざらないようにしましょう。

作り置き用にたくさん作りたい時は、2週間ほど日持ちする冷凍保存が便利です。

風味が落ちにくい解凍方法も知っておくと、美味しく食べ切れます。

作り置きは冷凍できる!正しい冷凍保存と解凍方法

作り置きしたら、以下の方法で冷凍すると2週間ほど保存できます。

正しい冷凍保存方法
  1. 金属バットの上に広げて素早く冷ます
  2. 1回で食べ切れる量に小分けする
  3. 薄い板状にして空気を抜きながらラップで包む
  4. 清潔な密閉保存袋に入れる
  5. 金属バットの上に置き冷凍庫で保存

保存用袋に入れた後は金属バットの上に乗せて急速冷凍するのが、風味を落ちにくくするコツです。

一度解凍すると再冷凍はできないので、1回で使いきれる量を小分けしておきましょう。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部

量にもよりますが食べる約3~4時間前に冷蔵庫へ移動させ、時間をかけて解凍するとあまり風味を落とさずに食べられる状態に戻せます。

また、生おからが余ってしまった時やすぐに作らない場合も冷凍保存が可能です。

1度に調理する量に分けてから同様の方法で保存すると2週間ほど日持ちするので、状況にあわせて利用してみてくださいね。

 

結論 | 卯の花はあまり日持ちしない!早めに食べるか冷凍保存しよう

卯の花のまとめ
  • 常温保存はNG!
  • 腐ると味や臭いに異変が起こる
  • 冷蔵保存期間は2〜3日程度
  • 冷凍保存なら約2週間日持ちする
  • 作り置きする時は水気を飛ばす

卯の花は常温保存ができないため、早めに食べ切るか正しく冷蔵・冷凍保存をすることが大切です。

味や臭いに異変が起きた場合や常温で長時間放置した卯の花は、食中毒のリスクもあるため速やかに処分してください。

調理時に生おからや煮汁の水気を飛ばして作り置きしたら、冷凍保存を上手に活用して美味しく食べ切りましょう。

 

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