【監修者:野菜ソムリエプロ みつはしさなこ】
【執筆者:同上】
昆布締めは、冷蔵庫で2〜3日以内、冷凍保存なら約1ヶ月日持ちできます。
昆布締めはふつうの刺身より日持ちすると言われますが、味が馴染んだら早めに食べるか、冷凍したほうがいいでしょう。
昆布締めのこと
- どのくらい日持ちする?
- 冷凍保存はできる?
- 賞味期限ギリギリになったら?
- 残った昆布の再利用方法は?
この記事では、なぜ昆布締めがふつうの刺身より日持ちするのか、賞味期限ギリギリでも食べられるのかを解説しています。
食べ切れないときの昆布締めのアレンジや、残った昆布の再利用も覚えておくと、いくつもの食べ方を楽しめるようになるので、最後まで読んでみてくださいね!
みつはしさなこ先生
野菜ソムリエプロ
みつはし先生の公式ブログ・Twitter・Instagram
目次
昆布締めの日持ちはどのくらい?冷凍はできる?
昆布締めは、冷蔵庫で2〜3日以内、冷凍庫で2〜3週間日持ちします。
冷蔵 | 2〜3日以内 |
---|---|
冷凍 | 2〜3週間 |
昆布締めは普通の刺身よりもやや日持ちすると言われますが、加熱していないため、食べる際にはにおいや粘り気がないかよく確認してください。
保存期間は冷蔵で2〜3日
昆布締めは、冷蔵保存で2〜3日以内で食べ切るようにしましょう。
昆布締めとは、乾燥昆布で魚の水分を抜き保存性を高める方法ですが、生魚なので何日も放置せず、早めに食べ切るようにしたいですね。
日持ちさせたいときは冷凍保存
すぐに食べない場合は、冷凍庫に保存し2〜3週間以内に食べ切るようにしましょう。
冷凍保存の手順については、こちらを参考にしてください。
賞味期限ギリギリの昆布締めは大丈夫?
期限ギリギリになった昆布締めは、ぬめりや腐敗したにおいがないかを確認し、火を通して早めに食べ切るようにしましょう。
乾燥していた昆布も、刺身の水分を吸って腐りやすくなっているので、さらに何回使えるわけではありません。
加熱した昆布締めの美味しい食べ方や、残った昆布の再利用方法は、こちらで紹介しています。
刺身が食べられるかの見分け方については、こちらの記事も参考にしてくださいね。
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昆布締めの保存方法と美味しく食べるための注意点
昆布締めは空気に触れないようラップで密閉し、冷蔵庫か冷凍庫で保存します。
冷凍した昆布締めを解凍するときは、氷水に浸けて解凍すると短時間で解凍できますよ。
冷蔵庫 | ラップで密閉する |
---|---|
冷凍庫 | ・ラップで密閉したら早めに冷凍する ・食べるときは氷水で解凍する |
美味しくいただくには、保存方法だけでなく新鮮な魚を使うのも重要なので、扱い方の注意点を参考にしてくださいね。
昆布締めの冷凍・解凍方法
昆布締めを冷凍させるときは、昆布に締めたままラップで密閉し、冷凍庫に保存しましょう。
冷凍・解凍するときは、次のポイントを意識すると美味しくいただけますよ。
- 刺身が重ならないよう薄く平らに並べる
- 解凍時はポリ袋などに入れて、氷水に浸けて解凍する
刺身を薄く平らに並べることで、凍結までのスピードが早まり冷凍前に近い状態で保存できます。
同様に、解凍時は氷水に浸けて短時間で解凍すると品質がキープされるので、試してみてくださいね。
刺身は鮮度と温度管理に注意
刺身に使われる生魚は、食中毒の原因となる細菌が潜んでいることがあります。
昆布締めも新鮮な刺身を使い、なるべく低温で管理・保存するようにしましょう。
- 腸炎ビブリオ(生魚全般)(※1)
- ヒスタミン(ぶりなどの赤身魚)(※2)
腸炎ビブリオやヒスタミンは、冷蔵庫温度(4℃以下)で増殖しにくくなります。(※3)
生魚はできるだけ常温に置かず、調理のタイミングと食べるとき以外は冷蔵庫に保存して、早めに食べ切るようにしてくださいね。
昆布締めの作り方と残った昆布の美味しい食べ方
昆布締めは、刺身を乾燥昆布で挟み、冷蔵庫で寝かせて作ります。
- 刺身の両面に軽く塩を振る
- 昆布の上に刺身を乗せる
- 上から昆布を重ねて、刺身を挟む
- ラップで包み、冷蔵で保存する(4〜5時間)
刺身の種類や厚さにもよりますが、ラップで包んでから4、5時間程度で刺身に昆布のうま味が移ります。
刺身は鯛や金目鯛などの白身魚が定番ですが、脂の乗ったぶりや甘味のあるエビを使うと、違った味わいを楽しめますよ!
さらに鮮度が落ち始めたときのアレンジ方法や、残った昆布のリメイクレシピも紹介しているので、最後まで読んでみてくださいね。
動画でわかる鯛の昆布締めの作り方
先ほどの昆布締めの作り方は、こちらの動画(2分15秒)で分かりやすく解説しています。
※ 動画では、最後に昆布を巻いた状態で締めていますが、作りやすい方法で構いません。
昆布締め用の昆布を使うと、大きくて巻きやすいですよ!
ヒラメも美味しく!古い昆布締めはお茶漬けに
鮮度が落ち始めてしまった昆布締めは、お茶漬けにすると身も出汁も美味しくいただけます。
昆布締めが食べ切れなかったときなどに、試してみてくださいね。
昨日はヒラメの刺身、今日はヒラメの昆布締め。
幸せすぎる〜😊
そして締めはヒラメの昆布締め、海苔、わさびに梅昆布茶をかけた贅沢茶漬け😄 pic.twitter.com/TPPFLSXtBa— 協和漁業協同組合(KGK)組合長 (@KGK62098637) March 23, 2019
熱々のお茶漬け汁をかけることで、臭みや菌を抑えられ、美味しく食べられますよ!
残った昆布は煮付けやチップスに
昆布締めで残った昆布は、佃煮や昆布チップスにするとムダなく使い切れます。
だし昆布で 自家製お昆布の佃煮 by marimo2020
作りおきおかずにもピッタリです♪
チップスなら、おやつやおつまみにもいいですね!
昆布締め作って余った昆布を小さく切って、ごま油でパリパリになるまで焼いて少し塩かけたら美味しかった。 pic.twitter.com/rdUNBgR9il
— Kudo Shoko (@kudoshoko) December 28, 2020
結論|昆布締めは早く食べるか冷凍で日持ちさせる
- 冷蔵保存で2〜3日以内が目安
- 冷凍は2〜3週間以内に食べ切る
- 刺身は新鮮なものを使う
- 鮮度が落ち始めたら加熱する
- 残った昆布はアレンジできる
昆布締めは加熱をしていないため、冷蔵保存で2〜3日以内を目安に食べ切りましょう。
すぐに食べない場合は、早めに冷凍保存すれば2〜3週間日持ちします。
昆布締めはお茶漬けでいただいたり、残った昆布を佃煮やチップスにアレンジしたりと、いくつも食べ方があるので、楽しんでくださいね。