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食材・料理のQ&A

馬刺しは腐るとどうなる?臭い・変色の見分け方や解凍後の日持ち

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料理・食材
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馬刺し 腐る

【執筆者:編集部 坪田八重】

馬刺しが腐ると腐敗臭がしたりぬめりを感じたりする変化が起こります。

馬刺しは空気に触れると変色しやすい特徴があるため、腐った場合との見分け方を知ってくと安心です。

この記事を読むとわかる!
馬刺しのこと

 

  • 馬刺しが腐るとどうなる?
  • 食中毒の危険性は?
  • 新鮮でも起こる変色の原因と食べられないときの見分け方
  • 馬刺しの保存方法別の日持ち目安

解凍後、余った馬刺しを食べて味が悪く臭いと感じたときは、保存方法を間違えていた可能性があります。

変色を見かけて不安になった方はもちろん、馬刺しを食べ慣れていない方もぜひ参考にしてみて下さい♪

   

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馬刺しが腐るとどうなる?変色や臭いの見分け方

馬刺し 腐る

馬刺しが腐ると変色したり、臭いがおかしくなったりします。

触るとぬめりがあるものも腐っている可能性が高く、食べられません。

馬刺しが食べられるかどうかの見分け方
食べられない 食べられる場合がある
見た目
変色
緑がかった変色 ・鮮やかなピンク色
・黒っぽい変色
・脂肪が黄色
匂い
臭い
におい
明らかな腐敗臭

食感
触感など
・糸を引くほどの
ぬめり
・触ると崩れるほど
柔らかい

生で食べる馬刺しは加熱による殺菌ができないため、異変があるものを食べた場合の食中毒のリスクが高いです。(※1)

食中毒で重い症状が出て死亡する例もあるので、十分注意しましょう。

馬は豚や牛などと比べて体温が高く、食中毒の原因となる微生物が繁殖しにくいため生で食べることができます。ただし馬刺しとして食べられるのは、生食用の基準を満たしたものに限られます。(※2)

また異変がなくても、冷凍していない馬刺しは寄生虫による食中毒を引き起こす場合がありますよ。

冷蔵の馬刺しは食中毒に注意!

馬にはサルコシスティス・フェアリーという寄生虫が寄生している場合があり、体内に入るとまれに嘔吐や下痢などの食中毒症状が現れます。(※3)

サルコシスティス・フェアリーによる食中毒はー20℃で48時間以上冷凍すると予防できます。

症状は軽い場合が多く収まるのも早いと言われていますが、心配な方は次のような冷凍の馬刺しを選んで購入しましょう。

馬刺しが緑色に変色した場合は微生物による着色の可能性が高いですが、黒っぽい変色は酸化が原因で食べられる場合もあります。

解凍後に色が悪いのは酸化の影響

馬刺しは空気に触れると酸化が進み、風味が落ちたり臭みが出たりします。

酸化すると画像のように黒っぽく変色したり、逆に鮮やかな赤みが出たりしますよ。

馬肉には酸化の原因となる鉄分が豊富に含まれていて、牛肉や鶏肉と比べて酸化が進みやすいです。(※4)

鮮度が高くても短時間で変色する場合もあるので、食べられるかどうかは変色以外の異変と合わせて確認しましょう。

また酸化による変色以外では、脂が黄色っぽい場合も食べられる可能性が高いです。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
子馬を出産した馬を加工した場合に、脂が黄色っぽくなると言われていますよ。

馬刺しを腐らせず美味しく食べるためにも、日持ちの目安と保存方法を確認しておきましょう!

 

馬刺しが腐るのを防ぐ保存方法と日持ち期間目安

馬刺し 日持ち

馬刺しは生肉なので常温保存できません。

腐るのを防ぐためには冷蔵や冷凍など、商品に記載されている方法で正しく保存しましょう。

馬刺しの状況別・賞味期限目安
未開封 開封後
常温 NG!
冷蔵 数日以内 なるべく早めに
冷凍 数ヶ月~1年ほど 再冷凍はNG!

冷蔵の馬刺しの場合、未開封でも賞味期限が数日ほどとあまり日持ちしません。

また馬肉には微生物のエサとなるタンパク質が多く含まれているため、開封後は腐りやすくなり日持ちがさらに悪くなります。

そのため長期間保存したいのであれば、賞味期限が比較的長い冷凍の馬刺しを選んで購入しましょう。

賞味期限は美味しさが保たれる期限のことです。そのため正しく保存されていれば数日ほど賞味期限切れしていても食べられる場合があります。いっぽう消費期限は安全に食べられる期間なので、1日でも過ぎたものは食べられません。(※5)

冷凍の馬刺しはブロック状で販売されている場合もありますが、余ったときは保存方法が変わる点に注意が必要です。

馬刺しが余ったら冷凍できる?食べ残しの保存の注意点

馬刺しを再冷凍して解凍すると味が落ちるため、余ったものを冷凍保存することは避けてください。

余った場合はラップで隙間なく包んで空気に触れないようにし、冷蔵保存するのがベターです。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
可能ならチルド室を利用すると保存性が高まりますよ。

食中毒を避けるために翌日には食べきり、それ以降は腐った様子がなくても火を通すようにしてください。

ただし余った馬刺しを正しく保存しても、酸化が進んだりドリップが出たりして味が悪くなります。

美味しく食べるにはできるだけ余らせないことが大切なので、基本的には一度に食べきれるサイズで購入しましょう。

 

結論 | 馬刺しは正しく保存して腐るのを防ぎ早めに食べきろう!

馬刺しのまとめ
  • 馬刺しが腐るとぬめりや腐敗臭が出て食べられない
  • 冷蔵の場合は寄生虫による食中毒の危険がある
  • 酸化しやすい馬肉は鮮度が高い場合にも変色する場合がある
  • 開封後は日持ちが悪くなるので早く食べきる必要がある
  • 解凍後は再冷凍すると味が悪くなるので冷蔵保存すると良い

生肉を食べる馬刺しが腐ると食中毒のリスクが高まるため、ぬめりや腐敗臭を感じたものは決して口にしないよう注意しましょう。

ただし変色が酸化によるもので、馬刺しが新鮮な場合は食べられる可能性が高いです。

長期間保存したいときは冷凍の馬刺しを選ぶようにし、できるだけ余らせずに食べきるようにしてくださいね。

 

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