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食材・料理のQ&A

煮豆の賞味期限や日持ちはどのくらい?長持ちする保存方法も解説

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料理・食材
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煮豆 賞味期限

【執筆者:編集部 高田ゆみ】

市販の煮豆は賞味期限が比較的長くて日持ちしそうですよね。

でも、開封後は賞味期限の日付に関わらず早めに食べきることが推奨されています。

手作りの場合も同様で、思っていたよりも早く傷んでしまうかもしれませんが、保存方法さえ気をつけていれば長持ちさせることも可能です。

そこでこの記事では、煮豆の品質をできるだけ落とさず安全に食べきるために知っておきたい以下の項目を紹介します。

この記事を読むとわかる!
煮物のこと

 

  • 手作り・市販品の保存期間
  • あまり日持ちしない理由
  • 賞味期限切れの見分け方
  • 長持ちさせる保存方法

たくさん作った煮豆を食べ切れそうもなくて困っている人や、賞味期限切れで食べられるか判断できない人はぜひ参考にしてみてください。

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煮豆の賞味期限はいつまで大丈夫?手作りと市販品は?

煮豆 日持ち

市販品の煮豆は賞味期限の日付までに食べることが推奨されていますが、賞味期限切れでもすぐに傷んでしまうわけではないです。

ただし、開封後は賞味期限の日付に関わらず早めに食べることが推奨されています。

手作りの煮豆も同様で、作り方や保存方法によって一概にいえないため、早めに食べきるようにしましょう。

煮豆の賞味期限目安
手作り お早めに(3~4日程度)
市販品 未開封 製造日から1~2ヶ月後
(パッケージ記載の日付までが推奨)
開封後 お早めに(5日程度)

手作りや、開封後の市販品が思っていたほどあまり日持ちしないのは、傷みやすい性質があるからです。

煮豆は保存期間が短い?日持ちしにくい理由

市販品の煮豆は商品によって設定される賞味期限は異なりますが、製造日から1~2ヶ月後の日付で設定される商品が多いです。

だいずDAYS「スーパー発芽黒豆」の賞味期限は製造から90日で設定され、開封後は冷蔵保存してお早めに食べることを推奨しています。

フジッコ「おまめさん 北海道黒豆」の賞味期限は約2ヶ月で設定されており、開封後は冷蔵保存して5日以内に食べるように記載されています。

未開封なら比較的長い賞味期限でも開封後の保存期間が短い理由の一つは、豆にタンパク質が多く含まれているからです。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
黒豆には金時豆(いんげん豆)よりもタンパク質が多く含まれています。砂糖を使う甘露煮でも油断すると傷みやすいので、こちらを参考にして正しく保存しましょう!

食品に含まれるタンパク質を、微生物がアミノ酸⇒アンモニアに分解すると、見た目や臭いの異変が生じて食べられなくなってしまいます。(※1)

微生物が繁殖しやすい環境で保存していると、腐って食べられなくなる可能性があるので注意しなければいけません。

賞味期限切れでも大丈夫?食べられない状態の見分け方

市販品の煮豆は賞味期限切れ後すぐに腐るわけではありませんが、メーカーでは美味しく食べるためにも期限内に食べるように推奨しています。

ただし、賞味期限内でも正しく保存しておかないと以下のような状態になって食べられなくなります。

傷んで食べられない煮豆の特徴
見た目
変色
フワフワしたカビが生える
ネバネバする
臭い
匂い
におい
腐敗臭
酸っぱい

食感
触感など
酸っぱい

また、見た目や臭いに異変がなくても、下痢や嘔吐を引き起こす食中毒菌に汚染されているかもしれません。

常温保存していた茹でた小豆で作った餡(あん)にセレウス菌が増殖し、食中毒を引き起こした事例もあります。(※2)

ほかにも、「要冷蔵」「10℃以下で保存」などと記載されている真空パックを常温保存すると、食中毒菌が増殖するリスクも指摘されています。(※3)

このような食中毒は、常温保存が引き金になる可能性もあります。煮豆の正しい保存方法について改めて確認しておきましょう。

乾燥豆は収穫後2年くらいが賞味期限の目安ですが、もっと古くても食べられる場合があります。水に2日間くらい浸けてふやけたら問題ありませんが、とくに変わらない場合は処分しましょう。

煮豆の賞味期限をできるだけ延ばす保存方法

煮豆 保存方法

市販品の煮豆はパッケージに記載されている保存方法を守ることで賞味期限まで美味しく食べられますが、開封後は手作りと同様に冷蔵保存で3~5日程度しか日持ちしません。

煮豆の正しい保存方法と保存期間の目安
常温 未開封の市販品
(要冷蔵の指定がない場合)
賞味期限の日付まで
手作り・開封後の市販品 NG!
冷蔵 未開封の市販品
(要冷蔵の指定がある場合)
賞味期限の日付まで
手作り・市販品の開封後 3~5日程度
冷凍 1ヶ月程度
(市販メーカーは非推奨)

市販メーカーでは「解凍時に食感や風味が落ちる可能性がある」として冷凍保存を推奨していませんが、実際には冷凍して長持ちさせている人も多いです。

開封後は冷蔵庫が基本!冷凍保存もできる?

煮豆は思っていたほど日持ちしないため、冷蔵庫に保存してできるだけ早めに食べきることが大切です。

ヨセミテ編集部・メモ
ヨセミテ
編集部
「定期的に火入れをして温めたら1週間以上は日持ちする」と言う人もいますが、見た目や臭いの異変が生じにくく、加熱しても死滅しない食中毒菌の存在を考えると、おすすめできません。

冷蔵庫に保存しても食べきれないほどたくさんある場合は、冷凍保存を検討してみましょう。

煮豆の上手な冷凍保存方法

タッパーや冷凍保存袋へ少なめに入れて1時間ほど冷凍庫へ。少し凍ったらよく振ってさらに1時間冷凍してから、再度よく振ると豆同士がくっつかなくなります。

食べられる量を小分けして冷凍しておけば、解凍しても美味しく食べられますね!

アルミカップに少量ずつ入れて冷凍しておくと、お弁当に便利ですね。

ただし、冷凍保存をしても劣化するため、長くても1ヶ月くらいを目安に食べきるようにしてください。

食べ切れそうもない場合は、マフィンや蒸しパンなどのお菓子、かき揚げや炊き込みご飯などのリメイク料理に活用してみてください♪

結論 | 煮豆の賞味期限は意外と短いので冷凍がおすすめ

煮豆のまとめ
  • 市販品は未開封なら賞味期限の日付までが目安
  • 開封後・手作りは冷蔵庫で3~5日程度が目安
  • 常温保存で賞味期限切れは食べないほうがいい
  • セレウス菌が繁殖しても見た目や臭いでわからない
  • 日持ちさせるなら冷凍保存しよう

市販品の煮豆に設定される賞味期限は製造日から1~2ヶ月で比較的長いですが、開封後は手作りと同じで冷蔵保存で3~5日くらいを目安に食べきりましょう。

腐敗菌が好むタンパク質を多く含み、保存方法を間違えると傷みやすいので注意が必要です。

また、冷蔵と加熱を何度か繰り返しても、熱に強い食中毒菌が繁殖する可能性を考えると万全の対策とは言えません。

安心して長持ちさせたい場合は、小分けして冷凍保存にしましょう!

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