【執筆者:編集部 福山理沙】
唐揚げが腐ると、アルコールのような臭いがしたり、ネバネバしたりするなど、臭いや見た目で判断できます。
夏の暑い時期は特に注意が必要で、唐揚げが入っている弁当は常温保存すると危険です。
そこで、唐揚げを美味しく安全に食べるために、次の項目をまとめました。
唐揚げのこと
- 腐ると臭いや味はどうなる
- 特に常温保存には注意が必要
- 賞味期限の目安はどれくらいか
- 正しい保存方法とは
この記事では、腐ったりカビが生えたりしたからあげを食べる危険性や、美味しく冷凍するためのちょっとしたコツについても解説します。
唐揚げは加熱不足にも注意が必要で、加熱不足だとどんな悪影響があるかについても触れています。
「唐揚げの正しい保存方法がわからない」「保存した唐揚げはいつまでに食べればいいの?」と疑問に思っている方も参考にしてください。
目次
唐揚げは腐るとどうなる?弁当のネバネバや臭いは大丈夫?
唐揚げが腐ると、臭いや味に異変があったり、ネバネバしたりすることがあります。
見た目 変色 |
カビが生える |
---|---|
臭い 匂い におい |
・アルコールのような臭い ・甘ったるいような臭い ・明らかに変な臭い |
味 食感 触感など |
・明らかにおかしい味がする ・ネバネバしている |
明らかに見た目やにおいに異変があって調理後に保存状態が悪い場合、微生物が繁殖して腐敗が進んでいると考えられます。
また、唐揚げに白いふわふわや黒いものが付着している場合はカビの可能性が高く、こちらの口コミのような状態になります。
あがさに1週間放置された上に
食べられずに捨てられたカビの生えた
唐揚げたち。 pic.twitter.com/9aEhPgPSE7— うちのたけちゃん (@takeo3939) November 8, 2013
腐敗やカビが生えている食品を食べると食中毒の原因になります。
唐揚げの常温放置は食中毒の原因になることも
保存状態が悪く微生物の繁殖が進んだりカビが生えたりした唐揚げを食べると、食中毒の原因になることがあります。
食中毒になると、下痢や腹痛、発熱、吐き気などの症状が起きる可能性があり、最悪の場合命に関わることもあります。
こちらの口コミでは、夏に常温保存した唐揚げを翌日食べた際にお腹を下したようです。
Σ(´∀`;)oh..お大事になんだぜ…!
私も昨年夏に一晩常温放置された唐揚げ食べたら土の味した事あったけどよ…翌日軽く下すだけで済みましたわ!
一口ならセフセフ。— リリンMk-Ⅱ (@Mk66261409) May 1, 2021
特に暑い時期は、唐揚げの保存に関して十分な注意が必要です。
食中毒の原因菌は、5~45℃程度の温度で増殖します。(※1)
唐揚げを揚げる前に、生揚げ防止として常温に30分程度放置しておく方もいるかもしれませんが、夏は食中毒の危険性が高まるので常温に放置する際は気をつけましょう。
同様に、鶏肉を調味液に漬け込みしておくときも、夏は時間を短縮したり冷蔵庫に入れたりするなどの工夫が必要です。
鶏肉に関しては、腐敗やカビ以外にも気を付けなければいけない点があります。
唐揚げは腐っていなくても加熱不足に要注意!
見た目や臭いに問題がなくても、加熱不足の場合は食中毒を引き起こすカンピロバクターには注意が必要です。
カンピロバクターに感染すると、下痢や腹痛、発熱、悪心などの症状が発生します。(※2)
唐揚げを美味しく安全に食べるには、賞味期限の目安を把握して、適切に保存することが大切です。
唐揚げの賞味期限の目安|常温保存で食べられる期間
唐揚げの賞味期限は、商品によって異なります。
常温 | 当日中 |
---|---|
冷蔵 | 約3日 |
冷凍 | 約2週間 |
常温保存の賞味期限の目安は当日中としていますが、唐揚げ専門店では、夏だと2~3時間しかもたないと説明しています。
腐敗やカビは高温多湿の環境で進みやすいので、すぐに食べない場合は常温に放置せず、冷蔵庫で保管するのがいいかもしれません。
また、冷凍保存する場合は揚げたあとを想定していますが、揚げる前の場合は下味を漬けてから冷凍するのがおすすめです。
こちらの記事でも唐揚げの賞味期限の目安を解説しています。
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賞味期限の目安がわかったら、唐揚げを美味しく保存するコツについても触れておきます。
唐揚げを美味しく冷凍する場合の正しい保存方法
唐揚げを美味しく冷凍するための調理の工夫や保存方法、解凍時のコツを紹介します。
調理時 | 下味にマヨネーズを入れる |
---|---|
調理後 | よく冷ましてから冷凍する 食べる分に分けてラップをして保存袋に入れる |
解凍時 | オーブントースターで温める |
マヨネーズを入れると油分が肉をコーティングし水分が蒸発しにくくなるので、美味しく仕上がります。
また、唐揚げが熱いうちに冷凍してしまうと、しなっとした食感になってしまうので、完全に冷めてから冷凍しましょう。
なるべく空気に触れないようにするためには、ラップにくるんだあと、密閉できる袋に入れるのがおすすめです。
結論 | 唐揚げは腐る前に適切に保存して美味しく安全に食べよう
- 臭いや味、見た目に異変がある場合は食べると危険
- 夏の暑い時期は特に注意が必要
- 加熱不足にも要注意
- 賞味期限の目安を守って保存する
- 冷凍する場合は空気にふれないように密閉する
唐揚げが腐るとアルコールのような臭いや、味に異変があることがあります。
特に夏の暑い時期に常温に放置すると、場合によっては数時間で腐敗が進むこともあります。
また、加熱不十分によるカンピロバクターにも注意が必要です。
異変がある唐揚げを食べると食中毒の危険性やカビ毒による悪影響を及ぼす可能性があるので、賞味期限や正しい保存方法を守って、美味しく安全に食べましょう。